美容コラム

婦人科形成はどんな悩みにおすすめ?部位別の施術や症例写真を紹介

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

小陰唇の大きさやクリトリス包茎など、周囲に相談しづらい女性器の悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが、婦人科形成です。婦人科形成では女性にまつわる悩みを根本的に手術で解決できます。

本記事では、婦人科形成について詳しく解説します。詳しい治療方法や症例写真も紹介しているので、女性器に悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

 

「婦人科形成」ってどんな治療?

婦人科形成は、女性器の形や大きさなどの悩みを改善する治療です。デリケートな悩みのため、女性器にまつわる話題は周囲と共有しづらいものですが、多くの女性が何らかの悩みを抱えているといわれています。

例えば小陰唇が大きく、違和感や痛みが生じたり、膣の緩みがコンプレックスだったりと悩みはさまざまです。これらの悩みを解決し、生活の質を向上させるのが婦人科形成の目的です。

また「婦人科」と似ていますが、婦人科形成は女性器の悩みにフォーカスした治療を行います。一方で婦人科は、女性特有の「病気」に対して治療を行うため、混同しないよう理解しておきましょう。

 

女性器のよくある悩みは主に4つ

女性器によくある悩みはさまざまなものがありますが、主に4つに分けられます。それぞれ改善方法が異なるため、自分の悩みがどれに当てはまるかを確認しましょう。

 

小陰唇に関する悩み

小陰唇とは、女性器の大きな膨らみの内側にある薄いひだのような部分を指します。小陰唇の大きさは個人差があるものの、幅1〜1.5cm、長さ4〜5cmが平均サイズといわれています。大陰唇から少しはみ出る程度が目安です。

これらが大きくはみ出していたり、片方だけ肥大化していたりすることに悩みを抱えている人は多くいます。他にも小陰唇が黒ずんでいるのがコンプレックスで、パートナーとの性行為に積極的になれない人も少なくありません。

また小陰唇が大きいことによって、大陰唇との溝に汚れがたまりやすく、臭いが生じやすいといった悩みも見受けられます。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ビラビラが大きい悩みの原因は?小陰唇縮小術で理想に近付こう!
デリケートゾーンの臭いの原因は?セルフケアや手術で直す方法を解説

 

クリトリスに関する悩み

クリトリス(陰核)とは、女性器にある小さな突起部分を指します。クリトリスは、幼少期頃までは皮に覆われていますが、成長によってむけていくことがほとんどです。普段は皮で覆われており、性的興奮のときだけ皮がむける方もいるでしょう。

しかし、中にはクリトリス包茎で皮がむけない人もいます。クリトリス包茎は、デリケートゾーンの臭いの原因や不感症などさまざまなトラブルにつながりやすいことから、悩んでいる人も少なくありません。

またクリトリスにたまった垢を放置していると、クリトリスと包皮が癒着する可能性があります。将来的にパートナーとの関係に影響を及ぼす恐れもあるため、クリトリスに悩みを抱えている人は早めの改善がおすすめです。

 

大陰唇に関する悩み

大陰部は、太ももの付け根と小陰唇の間にある大きな膨らみを指します。脱毛などでIラインとも呼ばれる部分です。

基本的にふっくらとしている部分ですが、必要以上にふくらみがあることに悩みを抱えている人もいます。肥大していることによって、下着やナプキンと擦れて痛みが生じたり、摩擦によって黒ずみが生じたりすることもあるでしょう。

また小陰唇と同様に、左右差や形の歪さに悩みを抱えている人もおり、人によってさまざまです。

 

膣に関する悩み

膣とは、雌性生殖器の一部であり、子宮頸部へとつながる管状器官を指します。伸縮性があり、主に筋肉で構成されています。

膣に関する悩みとしては、主にゆるみや乾燥が挙げられます。お風呂やプールに入った際に膣内に水が入ってしまったり、パートナーに「膣がゆるい」と指摘されたりなどです。他にも膣のうるおいが減少し、痛みが生じるといった悩みもあります。

 

当院でできる婦人科形成①小陰唇縮小術

当院では、さまざまな婦人科形成を扱っています。1つ目は、小陰唇縮小術です。デリケートゾーンの中でも、小陰唇に関する悩みは多くの人が持っています。

 

小陰唇縮小術とは

小陰唇縮小術は、肥大した小陰唇を切除・縫合し、形やサイズを整える手術です。小陰唇の大きさだけでなく、黒ずみ部分を除去したり、左右差を整えたりできるため、小陰唇に関するさまざまな悩みの改善が期待できます。

切開を伴う手術のため、術後1〜2週間程度は腫れや内出血が生じます。また下腹部に鈍痛を感じる場合がありますが、数日〜1週間程度で軽減するため、過度に心配する必要はありません。自然な状態に回復するまでは、1カ月程度かかります。

シャワーは手術後翌日から、入浴は抜糸後(術後7日目)から可能です。性行為は、術後1カ月から行えます。このように、術後は日常生活に制限がかかることを理解しておきましょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
小陰唇縮小術とは│効果や施術の特徴と後悔しないためのポイント

 

小陰唇縮小術で解消できる女性器の悩み

小陰唇縮小術では、下記の悩みを解消できます。

  • 小陰唇の大きさや左右差
  • 小陰唇の部分的・または全体的な黒ずみ
  • 座った際の違和感や痛み
  • まっすぐ排尿しづらい

他にも小陰唇がサイズダウンすることで、汚れがたまりづらくなるといったメリットがあります。小陰唇と大陰唇の溝も洗浄しやすくなるため、清潔な状態を保ちやすくなるでしょう。

 

小陰唇縮小術の症例写真をチェック

施術名 小陰唇縮小術
施術方法 小陰唇を切除・縫合し、形や左右差を整える
料金 77,000円~(税込) ※保険適用外
術後の経過・痛み・腫れ・内出血 出血、化膿、熱感、腫れ、痒みなどが生じる可能性があります。

小陰唇縮小術を受けた方の症例写真です。手術を受ける前は、歪な形の小陰唇が左右非対称にはみ出しています。このように左右差やはみ出しは、見た目がコンプレックスになりやすい上に、性行為の際に巻き込まれて痛みが生じることも少なくありません。

手術を受けたことによって、小陰唇のはみ出しや左右差が解消されました。脚を閉じた状態でもはみ出しがなく、きれいな状態に仕上がっています。

 

当院でできる婦人科形成②クリトリス包皮切除

2つ目の婦人科形成は、クリトリス包皮除去です。クリトリス包茎は、パートナーに指摘されて初めて知る人もいるほど、自分では気づきづらい部分でもあります。臭いや痛み、感度が低いなどの悩みを抱えている場合は、クリトリス包茎で解決できるかもしれません。

 

クリトリス包皮切除とは

クリトリス包皮切除とは、クリトリスを包んでいる包皮という皮を切除する手術です。包皮がクリトリスを包んでいると癒着気味になり、性行為中に痛みを感じたり、快感を得にくくなったりします。包皮を切除することで、それらの改善が期待できます。

ダウンタイムは腫れや内出血が生じますが、1〜2週間ほどで落ち着きます。また下腹部に鈍痛を感じる場合がありますが、数日〜1週間程度で落ち着くため、過度に心配する必要はありません。

シャワーは手術後翌日から、入浴は抜糸後(術後7日目)から可能です。性行為は、術後1カ月から行えます。このように、日常生活に制限がかかることを理解しておきましょう。

 

クリトリス包皮切除で解消できる女性器の悩み

クリトリス包皮切除では、下記の悩みを解消できます。

  • クリトリスの大きさ
  • クリトリスの臭い
  • 性行為時の痛み
  • クリトリスに汚れがたまりやすい
  • 感度を良くしたい

包皮がクリトリスに癒着気味になってしまうと汚れを取るのが難しく、清潔な状態を保ちづらい傾向があります。クリトリス包皮切除を受けることによって、汚れを落としやすくなり、結果的に臭いの防止も期待できます。

 

当院でできる婦人科形成③大陰唇縮小

女性器にまつわる手術として小陰唇縮小術が有名ですが、当院では大陰唇縮小も扱っています。

 

大陰唇縮小とは

大陰唇縮小では、小陰唇の外側の皮膚(大陰唇)を切除します。ふくらみやたるみが切除されるため、大陰唇を小さくすることが可能です。

大陰唇のたるみやふくらみは、加齢とともに症状が進行します。また、体重の大幅な減少や老化によるしわやたるみの影響を受けやすい傾向があります。そのため、下着からはみ出したり、摩擦によって痛みが生じたりする方は、大陰唇縮小を受けるのがおすすめです。

 

大陰唇縮小で解消できる女性器の悩み

大陰唇縮小では、下記の悩みを改善できます。

  • 大陰唇の大きさ
  • 大陰唇の痛み
  • 大陰唇の黒ずみやしわ

他にも、大陰唇は女性器の中でも年齢が出やすい部分のため、若々しい女性器を取り戻したい方にもおすすめです。将来の介護を見据えて、見た目を整えたいといった理由で大陰唇縮小を受ける人もいます。

 

当院でできる婦人科形成④膣縮小

膣のゆるみや乾燥が気になる方は、膣縮小がおすすめです。切開をせずに改善できる方法もあるため、メスを入れることに抵抗がある方でも受けやすい施術といえます。

 

膣縮小とは

膣縮小は、膣縮小手術と膣縮小注射(高分子ヒアルロン酸)の2種類に分けられます。膣のゆるみを根本的に改善したい方は、膣縮小手術を検討しましょう。手軽にゆるみや乾燥を改善したい方は、膣縮小注射をおすすめします。

それぞれの手術について詳しく解説していきます。

 

膣縮小手術

膣縮小手術とは、膣の粘膜を一部切除し、筋肉を引き寄せて縫合する治療です。膣の内側が縮むため、膣内が狭まり、ゆるみの改善を期待できます。また内側だけでなく、広がった膣口を狭めることも可能です。

ダウンタイムは腫れや内出血が生じますが、1〜2週間ほどで落ち着きます。また下腹部に鈍痛を感じる場合がありますが、数日〜1週間程度で落ち着くため、過度に心配する必要はありません。

シャワーは翌日から、入浴は抜糸後(7日後)から行えます。性行為は術後1カ月まで制限があるため、ご注意ください。

 

膣縮小注射(高分子ヒアルロン酸)

膣縮小注射(高分子ヒアルロン酸)とは、広がった膣内に高分子ヒアルロン酸を注入し、腟内を狭める施術です。注入タイプの施術のため、ダウンタウンが短く、日常生活の制限がほとんどありません。できるだけ手軽に膣の締まりを改善したい方は、膣縮小注射がおすすめです。

 

膣縮小で解消できる女性器の悩み

膣縮小では、下記の悩みを解消できます。

  • 膣の入口が広い
  • 膣の締まりが弱い
  • お湯が膣内に入ってしまう
  • パートナーに膣のゆるみを指摘された

膣縮小は、外科的手術と注入タイプの2種類があるため、上記の悩みを自分に合った方法で改善できます。

 

婦人科形成で失敗しないポイントはクリニック選びにある

婦人科形成は切開を伴う手術も多く、医師のスキルによって仕上がりが左右されます。皮膚を切除しすぎてしまうと新たなトラブルにつながる恐れもあるため、スキルが高く、信頼できるクリニックで受けることが大切です。

施術の失敗を防ぐためにも、下記のポイントに注目してクリニックを選びましょう。

  • 実績があるか
  • 日本形成外科学会専門医か
  • 医師がカウンセリングをしてくれるか
  • 料金設定は明確か

実績や料金設定の明瞭さはもちろん、医師の資格も確認したい部分です。日本形成外科学会専門医の資格は、研修や試験など民間の資格に比べるとハードルが高い資格とされています。高いスキルや知識を持った医師のみが保有できる資格のため、クリニックを選ぶ際の参考にしましょう。

 

患者さまの目線に立った対話を大切に、当院は明瞭な料金設定で良質な治療を提供します

センシティブな悩みのため、他人に打ち明けづらいと不安を抱えている方もいるでしょう。当院では、患者さまの目線に立ち、対話を大切にカウンセリングを行っています。プライバシーに配慮した環境はもちろん、温かな雰囲気でカウンセリングや施術を進めていきますので、リラックスしてご相談ください。

また当院では、明瞭な料金設定を行っています。小陰唇縮小術77,000円〜といったように、一部のメニューにはモニター価格も設けているため、興味のある方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。カウンセリングの予約は、公式サイトやLINE、電話より受け付けております。

 

まとめ:女性器の悩みは部位ごとの婦人科形成で解消を目指せる

女性器の悩みは、部位ごとに改善方法が異なります。セルフケアで根本的な改善を目指すのは難しいため、美容クリニックの婦人科形成で改善しましょう。デリケートな問題のため、女性医師が在籍しているクリニックに足を運ぶことをおすすめします。

当院には、日本形成外科学会専門医の資格を持った女性医師が在籍しています。カウンセリングから施術までを医師が一貫して担当しているのも当院の特徴です。興味のある方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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