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膣縮小手術の効果とは?保険適用になる?施術方法や注意点も解説

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

膣縮小手術は、女性の健康や生活の質を向上させる効果がありますが、保険が適用されるか気になる方も多いのではないでしょうか。

この手術は、膣の内側を引き締めることで、性的満足度や自信を高められます。しかし、施術方法や注意点を理解しておくことが重要です。

この記事では、膣縮小手術の効果や施術方法、注意点について詳しく解説します。膣縮小手術について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

膣のゆるみは加齢や出産が影響してる?原因を理解しよう

まずは、膣がゆるむ原因を理解していきましょう。膣のゆるみは、加齢や出産が関係しています。

 

加齢や出産による筋力低下

膣のゆるみは、出産や加齢による筋力の低下が主な原因です。加齢は、骨盤底筋の強度と弾力性が減少し、エストロゲンの減少にも関与します。

特に閉経後は膣の萎縮が起こりやすくなります。また、出産時には膣と骨盤底筋に大きな力がかかり、筋肉組織の損傷が生じることがあるでしょう。

しかし、出産が必ずしもゆるみを引き起こすわけではなく、適切なケアとリハビリテーションが行われれば改善可能です。

 

運動不足

運動不足も膣のゆるみを引き起こす要因です。特に、座ったままの仕事や長時間の立ち仕事は骨盤底筋群を弱める可能性があります。

正常な骨盤底筋群は、尿道や肛門などの器官を支えますが、運動不足により機能が低下すると、膣のゆるみが発生する恐れがあります。

定期的なエクササイズや膣トレ、ケーゲル体操などの骨盤底筋を鍛える方法は、膣のゆるみを改善し予防するのに効果が期待できるでしょう。

 

姿勢の悪さ

姿勢の悪さも膣のゆるみに関係します。特に、長時間座り続ける職業の方や高いヒールをよく履く方は要注意です。

姿勢の悪さは筋肉のバランスを乱し、膣のゆるみを引き起こす可能性があります。特に高いヒールは骨盤の位置を変え、骨盤底筋群の機能低下につながるでしょう。

適切な姿勢や靴の選択は重要であり、日常生活での小さな変化が長期的な健康に大きな影響を与えます。

 

肥満体型

肥満体型も膣のゆるみの原因のひとつです。骨盤底筋群は体の重要な部位を支える役割を果たしており、体重過多の場合は特に注意が必要です。

肥満は体への直接的な負荷だけでなく、炎症を引き起こし、筋肉の機能低下につながる可能性があります。

筋肉のバランスが崩れると膣のゆるみが生じる恐れがあります。膣のゆるみを予防するためには、健康的な体重の維持が重要です。

バランスが取れた食事と適度な運動で体重を管理すれば骨盤底筋群の健康を保つことができ、膣のゆるみを予防できます。

 

膣のゆるみ改善には「膣縮小」がおすすめ!

一度ゆるんだ膣を改善するなら、膣縮小の手術がおすすめです。ここでは、当院で提供している膣縮小手術について詳しく紹介していきます。

 

長期間の効果を期待できる|膣縮小手術

治療内容・料金

膣縮小手術は、膣の粘膜を一部切除し、筋肉を引き寄せて縫合する手術です。これにより内側の壁が縮み、膣内が狭くなります。また、広がった膣の入り口を狭める治療も可能です。

当院では手術275,000円(税込)、無痛麻酔33,000円(税込)で提供しております。治療を受けると、長期間の効果が期待できるでしょう。

 

副作用やリスク 

膣縮小手術にはいくつかの副作用やリスクがあります。術後には出血・化膿・熱感・腫れ・痒みなどが出ることがありますが、通常は1〜2週間で落ち着きます。

また、より自然な状態になるまでには1カ月程度かかります。内出血により赤紫色になる場合もありますが、1〜2週間で消えるでしょう。

手術部位の痛みも個人差がありますが、数日から1週間で軽減します。手術後の傷跡は陰部に線状のものが多少残りますが、ほとんど目立ちません。

 

切開せずに受けられる|膣縮小注射(高分子ヒアルロン酸)

治療内容・料金 

膣縮小注射(高分子ヒアルロン酸)は、膣内の粘膜を盛り上げることで膣内を狭くする治療法です。

加齢や出産による膣のゆるみを改善する目的で、ヒアルロン酸を膣の粘膜下に注入します。この治療は切開を伴わずに行われるため、ダウンタイムが短く、日常生活への制限が少ないのが特徴です。料金は10ccで110,000円(税込)で提供しております。

 

副作用やリスク 

施術後には、腫れ、内出血による赤紫色の変化、および創部の痛みが起こることがあるでしょう。

腫れや内出血は通常、1~2週間で落ち着きますが、個人差があります。また、痛みも個人差がありますが、数日から1週間で軽減します。

施術後の傷跡は陰部に残りますが、ほとんど目立ちません。その他の副作用として、出血、化膿、熱感、腫れ、痒みがありますので、治療を受ける際にはこれらのリスクを考慮する必要があります。

 

膣縮小のメリットや特徴を紹介!

ここでは、膣縮小のメリットや特徴を紹介します。膣縮小には、尿もれの改善や感染症のリスク軽減など、さまざまなメリットがあります。詳しく見ていきましょう。

 

①尿もれの改善を期待できる

膣縮小手術は、膣のゆるみが改善されることで、尿もれの問題を解消する効果が期待できるでしょう。

加齢や出産による膣のゆるみは、尿もれや残尿感を引き起こすことがありますが、膣縮小手術によって膣が引き締まることで、尿道を支える骨盤底筋が強化され、尿もれの改善が見込まれます。

このため、日常生活や運動時などにおける尿もれの心配が減り、生活の質が向上することが期待できるでしょう。また、不快感や残尿感も軽減され、快適な生活を送れるようになります。

 

②膣の中に雑菌が入り込む感染症のリスクを軽減できる

膣縮小手術は、膣のゆるみが改善されることで、膣内に雑菌が入り込む感染症のリスクを軽減する効果も期待できます。

膣のゆるみは、通気性が悪化しやすく、雑菌や細菌が繁殖しやすい環境をつくり出す可能性があります。

膣縮小手術によって膣が引き締まると、膣内の環境が改善され、雑菌が入り込むリスクを軽減できるでしょう。これにより、膣内の感染症の発症リスクが低減し、膣内の健康維持につながります。

 

③パートナーとの性行為に積極的になれる

出産や妊娠後、パートナーから膣のゆるみを指摘されたり、性行為が心地よくないと感じたりする女性は多くいます。

しかし、膣のゆるみはトレーニングや保存療法では元の状態に戻りにくいとされています。膣縮小手術は、膣のサイズを小さくするだけでなく、ヒダ形成も可能です。

これにより、男性器をよりしっかり刺激でき、性行為に積極的になれるといった効果があります。実際に、膣の締まりが改善されたことで自信を持てるようになったり、パートナーから感謝されたりするケースもあります。

この手術は、パートナーと自身の性生活を向上させる一助となるでしょう。

 

膣縮小のデメリットや注意点

膣縮小はメリットだけでなく、デメリットもあります。注意点を事前にしっかりと把握し、予想外の事態を防ぎましょう。

 

①術後は日常生活に制限がかかる

膣縮小手術後は、日常生活に一定の制限がかかります。シャワーは手術の翌日から可能ですが、入浴は抜糸後からとなります。注入治療の場合は、手術後1週間後から、外科治療の場合は1カ月後から入浴が可能です。また、この期間には、激しい運動や性行為は避けましょう。

腫れや内出血の症状が残る場合もあるため、安静を保ち、医師の指示に従って経過を見守ることが重要です。手術後の経過管理と適切なケアを行うことで、よりスムーズな回復を促せます。

 

②出産によって再度膣がゆるくなる可能性がある

膣縮小手術を受けても妊娠や出産は可能ですが、経膣分娩を選択すると、手術で狭くした膣が再び広がる可能性があることに注意が必要です。

出産によって膣が再びゆるんでしまうことで、手術の効果が一時的なものになる可能性があります。

そのため、膣縮小手術を受ける際には、将来的な妊娠や出産の可能性を考慮し、医師とよく相談することが重要です。

 

③自由診療のため保険適用外になる

膣縮小手術は自由診療です。保険適用外であるため、治療費用は患者さまが負担する必要があります。

そのため、膣縮小手術を受ける際には、医療費の負担や支払い方法について事前に医療機関と相談しましょう。

また、手術費用に加えて、手術後のフォローや可能なリスクについても考慮する必要があります。自由診療であるため、患者さまは十分な理解と計画を持って治療を検討することが重要です。

 

膣縮小の流れ

ここでは、膣縮小の流れを紹介します。どのような流れで施術が行われるか見ていきましょう。

 

カウンセリング

カウンセリングでは、まず医師が患者さまの悩みや状態を丁寧にヒアリングします。その後、膣の状態を確認し、適切な治療法を提案します。

患者さまは、治療内容や副作用について詳細な説明を受け、納得したら治療の日程を決定します。医師との信頼関係を築きながら、治療計画を進めていきましょう。

 

施術

施術当日は、まず患者さまの体調を確認し、麻酔を行います。麻酔が効いた後、手術が行われるため、手術中は痛みを感じることはありません。

高周波メスを使用して一部の膣壁を切除し、必要な部分を縫い縮めます。施術はおよそ1時間程度で完了し、その後は回復室で麻酔から覚めるまで安静に過ごします。

 

アフターケア

手術後は、定期的な経過観察のために1〜3回の通院が必要です。体に異常を感じた場合は、速やかに医師に連絡しましょう。医師の指示に従い、適切なケアを受けることで、手術後の安全性と成功率を高められます。

 

当クリニックの特徴を紹介!

当院でも膣縮小手術を提供しています。ここでは当クリニックの特徴を紹介するので、クリニックを探している方はぜひ参考にしてください。

 

日本形成外科学会専門医の資格を持った医師が施術を担当します

当クリニックでは、日本形成外科学会専門医の資格を持った医師が施術を担当します。この資格は、厳しい審査基準をクリアした医師に与えられ、形成外科の専門知識と技術を有することを証明しています。

安心して治療を受けられる医師を選ぶ基準として、日本形成外科学会専門医の存在は重要です。当院では、経験豊富な専門医が常に質の高い治療を提供することをお約束します。

 

痛みに弱い方でも受けやすいよう痛み対策に力を入れています

当クリニックでは、痛みに敏感な方でも安心して治療を受けられるよう、痛み対策に重点を置いています。

手術歴豊富な医師が丁寧に施術し、抜糸などの痛みを最小限に抑えることが可能です。自然な仕上がりが人気であり、患者さまの安心と満足を第一に考えています。

また、居眠り麻酔の対応も可能ですので、治療中の痛みや不安についてご相談ください。

 

リーズナブルな価格で施術を提供します

当クリニックでは、患者さまの負担を最小限に抑えるため、リーズナブルな価格設定を行っています。他のクリニックで高額な料金に不安を感じた方でも、当院では納得のいく価格で安心して治療を受けていただけるでしょう。

院長を含む専門的なチームが手術や治療にあたり、豊富な経験と技術で安全かつ確実な施術を提供しています。

また、患者さまのニーズに合わせて幅広い治療プランをご提案し、納得いくまで十分なカウンセリングを行います。

これらの取り組みにより、患者さまのコンプレックス解消や美容目標達成をサポートすることが可能です。価格の透明性と公正さを重視し、信頼関係を築きながら、患者さまが「理想の自分」を目指せるようお手伝いいたします。

 

まとめ:膣縮小のデリケートなお悩みも1人で抱え込まずご相談ください

膣縮小手術は膣のゆるみを改善し、女性特有の悩みを解決するためにおすすめの手術です。手術後は、膣の内側が狭くなり、性交時の摩擦感が減少し、性的な満足度が向上します。

しかし、ダウンタイムや出産による再発などのリスクも考慮しなければなりません。手術方法や注意点についても専門家のアドバイスを受けることが重要です。

膣縮小のデリケートなお悩みは1人で抱え込まず、フェアクリニックの専門医にご相談ください。

患者さまのプライバシーを尊重し、安心して相談できる環境を提供しています。お気軽にカウンセリングをご予約ください。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
婦人科形成はどんな悩みにおすすめ?部位別の施術や症例写真を紹介

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