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男性の目の下のたるみの原因は?マッサージ法や後悔しない施術も紹介

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

目元がたるんでいると老けた印象になりやすい傾向があります。目の下のたるみに悩んでいる方は、女性だけでなく男性も増加しており、決して珍しいことではありません。

本記事では、男性の目の下のたるみの原因を解説していきます。セルフケアや美容医療による改善方法も紹介しているので、目の下のたるみに悩んでいる男性はぜひ最後までご覧ください。

 

男性の目の下のたるみの原因

目の下のたるみを改善するには、まずは原因を知ることが大切です。男性の目の下のたるみの主な原因としては、下記が挙げられます。

  • 加齢による筋力やハリの低下
  • 目の使いすぎ(眼精疲労)
  • 肌へのダメージ
  • 骨格や遺伝など先天性によるもの

目の下のたるみの原因について詳しく見ていきましょう。

 

加齢による筋力やハリの低下

加齢によって目の周りの筋肉が低下すると、目元の脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じます。他にも加齢によって眼球を支えている「ロックウッド靭帯」が少しずつゆるみ、眼球の位置が下がってしまいます。その結果、眼窩脂肪が前方に押し出されることで、たるみが生じるケースも少なくありません。

さらに男性は、女性に比べると眼窩脂肪が多く、目の下のたるみが目立ちやすいのも影響しています。目の下の筋肉や靭帯は鍛えにくいため、筋力トレーニングをしてもたるみを元に戻すことは難しいとされています。

 

目の使いすぎ(眼精疲労)

現代では、スマートフォンやパソコンなどの使用が欠かせないといった方も多いでしょう。スマートフォンなどを長時間使用していると、まばたきの回数が減少し、目の周りの筋肉の衰えにつながります。

さらに瞬きが減少することで、目元の血流が悪くなります。その結果、むくんだり腫れたりすることで、目の下のたるみにつながるケースも少なくありません。

眼精疲労をためないためにも、スマートフォンなどを長時間見るのは控え、ホットタオルなどで目をいたわりましょう。

 

肌へのダメージ

目をこすったり触ったりなどの摩擦や刺激を肌に与えると、皮膚がダメージを受けてしまいます。目元の皮膚は他の部分に比べると薄いため、摩擦などの刺激によってたるみが生じやすい傾向があります。

特に30代以降の方は、10代や20代に比べるとターンオーバーが遅いため、肌の修復力が弱まっています。ダメージを避けるためにも、できるだけ目元に触れないよう意識しましょう。

 

骨格や遺伝など先天性のもの

目の下のたるみは、骨格や遺伝など先天性要因による影響も考えられます。頬骨の位置が低いと目元の皮膚や脂肪が下がりやすく、たるみが生じやすい傾向があります。

他にも、親族の中に目袋が出ている方がいる場合も、眼窩脂肪が突出し若くてもたるみが生じてしまうケースも少なくありません。一般的に「たるみ」と聞くと、加齢によって生じるイメージがあるかもしれませんが、先天性要因が関係している場合は若くても症状が出る方も多くいます。

 

男性の目の下のたるみは自力で治すことはできる?

目の下のたるみに悩んでいる男性の中には、自力で治したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、自力で元の状態に戻すことは困難です。しかし、セルフケアやスキンケアによってたるみの予防・軽減を期待できます。

ここからは、目の下のたるみ予防・軽減におすすめなセルフケア方法を3つ紹介します。

 

紫外線対策やスキンケアなど日常のケアが大切

目元のたるみを防ぐために、紫外線対策やスキンケアなど日常のケアを徹底しましょう。紫外線は、皮膚の内側にある真皮層まで到達し、肌の弾力を構成しているコラーゲンやエラスチンなどの線維芽細胞(せんいがさいぼう)にダメージを与えるといわれています。

線維芽細胞にダメージが加わると、たるみだけでなくシワの原因にもなりかねません。さらに紫外線は、季節問わず1年中降り注いでいるため、夏だけでなく毎日紫外線対策を行うことが大切です。

日焼け止めを選ぶ際は、UVAとSPFに注目して選びましょう。UVAとSPFの数値や「+」が高いほど日焼け止め効果は期待できますが、肌への負担も大きくなるため、用途に合わせて使い分けることをおすすめします。

また肌の乾燥を防ぐために、保湿ケアも行いましょう。肌にハリを与えてくれるコラーゲンやエラスチンが配合されたものをチョイスするのがおすすめです。

 

クマ取りパッチやクリームは効果ある?

最近では、目の下のたるみ改善をうたっているクマ取りパッチやクリームなどが販売されています。手軽に使用できることから、気になっている方もいるでしょう。

基本的に市販のアイテムは、有効成分や濃度が規制されているため、目に見える効果が出ることはほとんどありません。ビタミンCやレチノール(ビタミンA)などが有効成分として配合されている商品もありますが、見た目でわかるほどの効果は期待できないと考えられます。

たるみ改善を目的とすると思うような効果は期待できないため、パッチやクリームはあくまで目元の乾燥を防ぐためのアイテムとして使用するのがおすすめです。

 

目の下のたるみを軽減できるセルフマッサージ方法

目の下のたるみを軽減したい方は、セルフマッサージがおすすめです。

これから紹介するマッサージ方法は、顔全体を対象としたリンパマッサージです。リンパの流れを促すことで、余計な老廃物や水分が排出されやすくなります。

【顔のリンパマッサージ】
1. 耳の後ろの部分「耳介後(じかいこう)」をゆっくりと押す
2. 両耳たぶを持って真横に引っ張る(5秒間キープ)
3. 耳の真ん中・上部分を持って引っ張る(5秒間キープ)
4. 耳たぶを上から下に向かってもむ
5. 耳の手前のフェイスラインを持ち上げるようにもむ
6. 首筋から鎖骨に向かってリンパを流す

マッサージをする際は、摩擦を起こさないように注意しましょう。首筋から鎖骨に向かってリンパを流す際は、摩擦を避けるためにオイルやクリームを使用するのがおすすめです。

 

男性の目の下のたるみを効果的になくすには下瞼脂肪除去がおすすめ

目の下のたるみを効果的に改善したい方は、美容クリニックで治療を受けるのがおすすめです。さまざまな治療方法がありますが、その中でも下瞼脂肪除去は、メスを使わず高い効果を期待できます。

 

メスを使わない下まぶたのたるみ取りの概要

下瞼脂肪除去は「メスを使わない下まぶたのたるみ取り」と呼ばれています。目の下のたるみとなっている部分の内側を数ミリ切開し、たるみの元となる脂肪を除去する施術方法です。脂肪だけでなく、余計な皮膚も除去できるのが特徴です。

施術中は、目薬の麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。当クリニックでは、両目253,000円(税込)で提供しています。自由診療となるため、健康保険は適用外になります。

術後、抜糸までの7日間は下まぶたに糸がついた状態になります。加えて腫れやむくみが生じるため、仕事や学校がある方は休暇を取得しておくのがおすすめです。

 

その他に男性の目の下のたるみの改善効果が期待できる施術

目の下のたるみ改善を期待できる施術は、下瞼脂肪除去以外にもさまざまなものがあります。多くのクリニックで受けられる施術方法は、下記が挙げられます。

  • ヒアルロン酸注入
  • 脂肪注入
  • レーザー治療

ここからは、目の下のたるみ改善が期待できる上記の施術について詳しく解説していきます。

 

ヒアルロン酸注入

目の下の膨らみとへこみの間にヒアルロン酸を注入し、フラットな状態に仕上げることで、たるみを目立ちにくくする施術です。一般的なヒアルロン酸の注入量は、片側につき0.3〜0.5㏄程度です。当クリニックでは、両目39,600円で提供しています。

注意点として、製剤を注入する際にチクッとした痛みが伴いますが、麻酔を使用することで軽減可能です。術後は、内出血が3〜4日ほど生じる可能性があります。基本的にはメイクで隠せる程度の症状のため、日常生活に支障はほとんどありません。

なお注入方法を誤ると「チンダル現象」を起こす可能性があり、かえってたるみが大きく見えてしまう可能性があります。チンダル現象を避けるためには、スキルの高い医師のもとで施術を受けることが大切です。

 

脂肪注入

ヒアルロン酸と同様に目の下のへこみに脂肪を注入することで、たるみの改善を目指す施術です。太ももやお腹などから自分自身の脂肪を採取し、目の下に注入します。自家組織を使用するため、アレルギーや拒否反応を起こしづらいのが特徴です。またヒアルロン酸注入よりも、長期間の効果を期待できます。

術後は、腫れや痛み、内出血などが1〜2週間程度伴います。注入した脂肪が一時的に硬くなる場合がありますが、時間経過とともに落ち着くため、様子を見ましょう。また脂肪を採取した部位は、筋肉痛のような痛みが生じる可能性があります。

 

男性が目の下のたるみを解消するメリット

目の下にたるみがあることで、老け顔や疲れた印象を与えてしまいます。しかし、美容医療を受けた経験がなく、施術に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。

ここからは、男性が目の下のたるみを解消するメリットを紹介します。メリットを知り、施術を前向きに検討しましょう。

 

若く見られる

目元のたるみは老けた印象を与えてしまいます。そのため、髪やファッションなどに気を使っていても、たるみによって実年齢よりも上に見られてしまうケースも少なくありません。

たるみを解消することによって、5〜10歳程度若見えするといわれています。「実年齢よりも老けて見られる」「若々しい印象を持たれたい」といった方は、美容医療の力で目の下のたるみ改善を検討してみてはいかがでしょうか。

 

健康的で良い印象を与えられる

疲れた印象を持たれる方は、目の下のたるみを改善するのがおすすめです。目の下にたるみが生じると、周辺の皮膚も引き下がってしまい、目の開きが悪くなったり目つきが変わってしまったりすることも少なくありません。

さらに接客業や営業職の方は、目の下のたるみによってマイナスな印象を持たれてしまう可能性もあります。

目の下のたるみを改善することで、健康的で良い印象を与えられます。フレッシュな印象になることで、対人関係や仕事にも良い影響が期待できるでしょう。

 

まとめ

目の下のたるみの原因は、加齢による筋力低下や眼精疲労などが挙げられます。中には遺伝や骨格が影響している可能性もあるため「なぜたるみが生じているのか?」といった原因を突き止めることが大切です。

また目の下のたるみを改善するには、美容クリニックで治療を受けるのがおすすめです。それに加えて、紫外線対策やスキンケアなどのセルフケアを組み合わせることで、より高い効果を期待できます。

目の下のたるみを美容医療の力で改善したいと考えている方は、当クリニックのカウンセリングにお越しください。1人ひとりの悩みに合った施術を提案いたします。

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