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ハム目とは?特徴や見分け方・原因・治し方を徹底解説

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

一重や二重など目にはさまざまな特徴があります。その中でも「ハム目」は特徴が強く、腫れぼったい、眠たそう、といった印象になりやすいことからコンプレックスを抱えている方が多い傾向にあります。

本記事ではハム目の原因や解決方法について紹介します。ハム目に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

目次

ハム目とはどんな状態?画像から捉える見分け方と特徴

ハム目とは二重ラインから下の皮膚がふっくらとし、上まつげに乗っているような形の目を指します。「食い込みが強い二重」や「ダウンタイム後のような腫れぼったい二重」のようなイメージというとわかりやすいかもしれません。

ハム目の多くが目を閉じていてもラインの段差が消えなかったり、二重ラインの食い込みが強すぎて二重がぷっくりしていたりするのが特徴です。

ハム目は医療用語ではなく患者さまによってつくられた言葉であり、明確な定義はないため、これといった症状があるわけではありません。

 

ハム目になってしまう原因4つ

ハム目は遠目からでも不自然に見えやすいため、ハム目になってしまうような行動はできるだけ避けたい方が多いのではないでしょうか。

まずはハム目になってしまう原因を理解しておきましょう。

 

原因①:元から二重の引き込みが弱い

二重の引き込みが弱いとハム目になってしまう傾向があります。きれいな二重にするためには目を開く筋肉と二重ラインが癒着している必要がありますが、癒着がしっかりしていないと引き込みが弱くなり、ハム目になってしまいます。

またまぶたを開く筋肉が弱い場合にも、ハム目になる恐れがあります。

 

原因②:元から体の組織(筋力・コラーゲン・脂肪)が多い

体の繊維組織が多いと、ハリや弾力がアップするといったメリットが挙げられますが、多すぎると目元がふっくらしすぎてしまい、ハム目になる恐れがあります。

また脂肪が多すぎる場合もハム目につながります。しかし脂肪がハム目の原因になるのは一番少ないといわれています。

 

原因③:皮膚のたるみがある

まぶたにたるみがある場合も原因として挙げられます。

まぶたの皮膚に摩擦や圧力が加わると、表面の組織が少しづつ広がっていきます。表面の面積が広がっているにもかかわらず、皮膚の内部組織の大きさは変わらないため、表面の皮膚だけ余ってしまいます。

その結果、余った皮膚が伸びてしまい、どんどん垂れ下がっていきます。まぶたが伸びることで余計なシワが入りやすくなり、不自然な二重になったり、奥二重になってしまったりするのです。

 

原因④:むくみが起きている

むくみが原因でハム目になる可能性も考えられます。

一重の方がむくむと、まぶたに線が入り二重になったように見えます。二重の方の場合は二重幅が広くなりハム目のような印象になることも。

むくみは塩分・アルコールの取りすぎや血行不良によって引き起こされるため、できるだけむくまないような生活を心がけましょう。

 

元からハム目じゃなく「整形後」になる人もいる

生まれつきの方もいますが、二重整形によってハム目になる人も存在します。二重整形でハム目になってしまう原因には、以下の5つが関わっている可能性があります。

  • 癒着
  • 筋肉
  • 線維組織
  • 皮膚のたるみ
  • 脂肪

この5つは二重幅を広くすればするほど悪化するため、二重整形を考えている方は二重幅を欲張らないよう注意が必要です。

 

整形直後のハム目は徐々に治ることが多い

整形直後のハム目は、施術による腫れやむくみが原因のことが多いため、ダウンタイムが落ち着くにつれてハム目の症状も回復することが多い傾向にあります。

埋没法は比較的ダウンタイムの期間が短く伝えられますが、体質や過ごし方によって左右するため、過度に心配せず安静に過ごすようにしましょう。

 

一方で整形に失敗してハム目になるケースも…

術後半年から1年程度が経過し、ダウンタイムが終了しているにもかかわらず、症状が続いてしまうケースも存在します。

 

①二重の食い込みや弱い・強すぎる

二重整形によって二重の食い込みが弱すぎたり、強すぎたりするとハム目になってしまう可能性があります。食い込み具合が適切でないと、皮膚が余ったり強く縛られたりしてしまうため、注意が必要です。

 

②二重幅が広すぎる

二重幅が広すぎると、皮膚と中の組織がまつげの生え際にプニっと乗ってしまうため、二重幅を欲張りすぎるのは控えましょう。

 

③固定する位置がずれている

全切開法や眼瞼下垂の際に留める位置がズレると、ハム目になってしまう可能性があります。術後にハム目になっている場合、施術をやり直す必要があります。

医師のスキルによってハム目になってしまう可能性があるため、クリニック選びは慎重に行いましょう。
二重整形の失敗例や失敗を避ける方法についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
二重整形の失敗が不安な方へ|失敗例や大切なポイントを知ろう!

 

二重整形でハム目になりやすい人の特徴

二重整形によってハム目になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。

  • 皮膚のたるみが強い方
  • まぶたの脂肪が多い方
  • 目と眉毛の幅が近い方

皮膚のたるみが強いと、二重をつくった際に皮膚が余りハム目になりやすい傾向があります。またアイプチやアイテープ、過度なマッサージはたるみの原因になるため、注意しましょう。

さらにまぶたの脂肪が多いと、二重をつくった際にライン上下の皮膚がパツッと張った印象になってしまいます。

 

ハム目を自力で治すことはできる?

ハム目を自力で治せるかは、ハム目を引き起こしている原因によって異なります。

むくみが原因であれば、むくみの元を取り除くことでハム目を改善できます。しかし体の繊維組織が多かったり、二重の引き込みが弱かったりなどが原因の場合は、自力で治すことは不可能です。

また眼瞼下垂が原因によるハム目の場合も、マッサージやトレーニングといったセルフケアは逆効果を招く可能性があるので控えましょう。

 

ハム目を改善・修正してかわいい目を手に入れる整形方法

ハム目の原因や状態は人によってさまざまなため、状況や状態に合わせて適切な施術を行うことが大切です。

ここからは当院で扱っている、ハム目を改善・修正できる整形方法を4つ紹介します。

 

整形方法①:脱脂法|まぶたの脂肪を取り除く

脱脂法は二重のライン上を数ミリ切開し、そこから可能な限り多くの脂肪を除去する施術です。

脂肪が多いことでハム目になってしまっている方は脱脂を検討してみてください。脂肪が多いと無理やり二重をつくった印象に見えることもありますが、脂肪がなくなることでスッキリとした自然な二重を目指せます。

また上まぶたの脱脂は、脂肪を取りすぎると将来くぼんでしまう可能性があるため、当院では細心の注意を払って施術を行っています。

まぶたの脂肪についてお悩みの方は、下記の記事もご覧ください。
まぶたの脂肪取り治療の効果とは?意味ないといわれる理由を解明

 

整形方法②:埋没法|二重幅を狭くする

「二重幅を欲張って整形してしまった」「もともと二重幅が広くてハム目に見える」といった方は埋没法で二重幅を狭めるのがおすすめです。二重幅を狭めることで、ハム目の特徴である「ぷっくりしている部分」を目立たなくさせられます。

当院では3つの埋没法を取り扱っています。

「ワンデークイック埋没法」は医療用の糸をまぶたに通して片目1点ずつ留める施術です。

「ワンデーカット埋没法」はまぶた2カ所を数ミリ切開し、医療用の糸をまぶたに通して片目2点ずつ留める施術です。術後は近づいてみると切開した部分が見えますが、徐々に二重のラインに隠れて目立たなくなるため、過度に心配する必要はありません。

「クイック挙筋埋没法」はまぶたにある挙筋という筋肉に、医療用の糸を通して片目2カ所ずつ留める施術です。眼瞼下垂を解消する効果も期待できるため、目の開きに悩みを抱えている方にもおすすめです。

埋没法についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
二重整形の埋没法ってどんな治療?不安を一挙解決!

 

整形方法③:切開法|たるみを切開して取り除く

切開法は希望の二重ラインに合わせて皮膚を切開し、切除する施術です。余計な皮膚を切除できるため、皮膚のたるみが原因でハム目になっている方におすすめです。

皮膚を切開するため、埋没法に比べると腫れや痛みなどのダウンタイムが重い傾向にありますが、半永久的に効果が期待できます。

まぶたのたるみにお悩みの方は、下記の記事もご覧ください。
まぶたのたるみ取りを自力で行う方法|早期改善できる整形治療も紹介

 

整形方法④:眼瞼下垂治療|目の開きを解消する

眼瞼下垂によって目の開きが悪くなり、ハム目になっている場合は眼瞼下垂治療を検討しましょう。眼瞼下垂治療によって目の開きが良くなると、まつげの上にポテッと乗っている組織が奥に引き込まれ、ハム目の改善を目指せます。

当院では2つの眼瞼下垂治療を取り扱っています。

眼瞼下垂ワンデー埋没法は、医療用の糸を挙筋に縫い留めることで、目の開きが改善される施術です。全く切らずに眼瞼下垂の治療ができる上に、理想の二重ラインに近づけます。

眼瞼下垂切開法は、上まぶたのラインに沿って皮膚を切開し、挙筋を瞼板に固定することで、目の開きが改善される施術です。多くの場合は埋没法で眼瞼下垂の症状が改善されますが、症状が強い方や埋没法では改善されなかった方には切開法をおすすめしています。

眼瞼下垂にお悩みの方は、下記の記事もご覧ください。
切らない眼瞼下垂がおすすめな人は?知っておきたい治療内容と術後

 

他院二重治療の修正|糸の除去は無料で行います

当院では、過去に他のクリニックで二重整形を受けたものの「ハム目になってしまった」といった方の修正治療も行っています。

修正治療の際、過去に入れた糸を除去した方が良いと判断した場合にも、除去費用無料で修正を行います。金額面が不安な方もまずは一度ご相談ください。

 

症例写真|埋没後のハム目の経過を確認

当院で「二重クイック挙筋法」を受けた方の症例を紹介します。

施術名 クイック挙筋法(クイック挙筋埋没法)
施術方法 挙筋と呼ばれる目を開ける筋肉に糸を通すことで、広めのライン、平行型のラインを目指す方法です。
料金 88,000円(税込) ※保険適用外
術後の経過・痛み・腫れ・内出血 目薬の麻酔と、極細の針で行う局所麻酔を併用して治療を行うため、治療中の痛みはほぼありません。

一時的に希望の二重のラインよりも広くなりますが、4~5日から7日で落ち着き、仕上がっていきます。

 

治療前は皮膚が少したるみ、重たい一重でまつげの生え際が見えない状態です。

治療直後は二重の幅がかなり広く、ハム目のような印象を受けます。しかし1週間、1カ月と時間が経過するとともに二重のラインが落ち着き、自然な二重に仕上がりました。治療直後は希望する二重のラインよりも広く仕上がる傾向があるため、過度に心配せず、経過を見るようにしましょう。

 

ハム目をきれいに治すために|事前に押さえたいポイント

せっかくハム目を修正するならば、自然できれいな二重ラインを手に入れたい方も多いのではないでしょうか。

ここからはハム目治療を受ける前に、押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

 

point①:自分に合った目の形・二重幅を知る

ハム目にならずに自然な二重を手に入れるためには、自分に合った目の形や二重幅を知ることが大切です。

二重整形の修正治療を受ける多くの方が、安易に二重幅を決めているケースが多いようです。二重幅は目を開けたときの見え方によって印象が左右されるため、医師と相談しながら二重幅を決める必要があります。

自分が思う理想の幅で二重をつくってしまうと、不自然な印象に仕上がったりハム目になったりといった恐れがあるので注意しましょう。

 

point②:入念にカウンセリング・シチュエーションを行う

十分な時間を割いて入念にカウンセリングやシミュレーションを行ってくれるクリニックを選びましょう。

カウンセリングは理想の二重の形を医師と共有する場であり、カウンセリングが不十分だと思うような仕上がりにならない可能性があります。

またカウンセリングは複数のクリニックで受けるのがおすすめです。カウンセリング内容や費用などを比較することで、安心して受けられるクリニックを見つけやすくなります。

 

point③:術後の保証があるクリニックを選ぶと安心

ハム目の修正治療を受ける際には、保証制度についても確認しておきましょう。

「ハム目を改善しナチュラルな二重を希望したのに、まだハム目感が残っている」といった際に保証制度が付いているクリニックであれば、規定の条件をもとに再施術を受けられます。

保証制度の内容はクリニックによって異なるため、カウンセリングの際に詳しく確認しておくのがおすすめです。

当院では、治療後に二重のラインが消えてしまったり、薄くなってしまったりした場合に再治療を無料で行う「無料保証」を付けております。治療の種類によって保証内容は異なりますが、安心材料のひとつにしていただけると幸いです。

 

point④:実績・技術のある医師に依頼する

ハム目の修正治療を受ける際には、実績や技術のある医師に依頼しましょう。

シミュレーション通りの二重をつくるためには、技術のある医師でないと理想通りに仕上がりません。経験不足や技術が低い医師に施術を依頼した場合、シミュレーションとは異なる二重に仕上がってしまうリスクがあるため、クリニックや医師選びは慎重に行いましょう。

 

【Q&A】ハム目に関するよくある質問

ハム目に関するよくある質問を2つ紹介します。ハム目治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

Q.修正手術はいつすれば良い?

ハム目の修正手術は、術後半年から1年経っても症状が改善されない場合に受けるのがおすすめです。

整形直後から半年までは、ダウンタイム症状によってハム目になっている可能性があります。この期間に修正手術を受けてしまうと「ただダウンタイムが伸びてしまった」ということも考えられるので、焦らず経過を見るようにしましょう。

 

Q.ハム目を映えさせるメイク方法は?

ハム目はまつげに皮膚が覆いかぶさっていることが多く、まつげが下を向いていると目が小さく見えてしまいます。そのためまつげパーマでしっかり上向きのまつげをつくってから、マスカラで仕上げるのがおすすめです。

またポテっと膨らんでいる部分に明るいアイラインを入れると、膨らみが膨張されてしまうため、濃いめのアイライナーを使うようにしましょう。ただし全体に濃いカラーを乗せると強調されすぎてしまうため、バランスを見て調整してください。

 

まとめ:美容整形でハム目からすっきりした目元に

ハム目は元から二重の引き込みが弱いといった先天的要因も考えられますが、整形によってハム目になる恐れもあることを覚えておきましょう。またハム目は原因によっては自力のケアも望めますが、ほとんどのケースが自力で治すことは不可能です。確実にハム目を改善したい方は美容整形を検討しましょう。

当院では二重整形や眼瞼下垂治療、他院で受けた施術の修正などさまざまな治療を扱っています。またカウンセリングから治療まで全て院長が行っているため、理想の目の形や二重幅についてしっかりと相談できる環境が整っています。気になる方はぜひ下記のページからカウンセリングをご予約ください。

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