美容コラム

眉下切開は腫れる?ダウンタイムは長い?リスクや経過を詳しく解説!

眉下切開を検討している方の中には、腫れの程度やダウンタイムの期間が心配な方もいるでしょう。ダウンタイムが長いとスケジュールを調整しなければならないため、なかなか施術に踏み切れないかもしれません。

本記事では、眉下切開のダウンタイム期間や症状、ダウンタイム中の過ごし方について紹介します。眉下切開のダウンタイムが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

眉下切開(眉下リフト)のダウンタイムはどのくらい?

眉下切開(眉下リフト)のダウンタイムには個人差はありますが、一般的には1〜2週間程度です。眉下切開後は腫れやむくみ、内出血が生じ、傷跡に赤みが出る方が多い傾向にあります。

腫れやむくみ、内出血などは術後1〜2週間で消失します。傷跡は、術後1〜2カ月程度で落ち着き、少しづつ目立たなくなります。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
眉下切開とは?気になるダウンタイム・失敗例・成功のポイントを紹介

 

眉下切開法の具体的なダウンタイムの症状 

ダウンタイム中の症状にはどのようなものがあるのか、気になっている方もいるでしょう。眉下切開の具体的なダウンタイムの症状は、腫れやむくみ、痛み、内出血、傷跡の赤みです。

それぞれの症状について解説します。

 

腫れやむくみ

眉下切開後の腫れやむくみは、術後1〜2週間程度で落ち着きます。

腫れやむくみの詳細な経過は以下の通りです。

  • 1〜4日目:眉下の腫れやむくみが目立つ
  • 5〜8日目:少しずつ腫れやむくみが落ち着き始める
  • 9〜14日目:腫れやむくみがほぼ消失する

術後4日目までは腫れやむくみが目立ちますが、目の周りを冷却することで軽減できます。

 

痛み

基本的には麻酔をしてから眉下切開をするため、手術中の痛みはほぼありません。麻酔の注射をする際に、ちくっとした痛みがある程度です。

術後は腫れや内出血が生じるのと同じタイミングで、3日目くらいまでは痛みが出ることがあります。痛みが出た際は、痛み止めの内服で対応可能です。

入浴や飲酒など、血行が良くなる行動をすると痛みが強くなることがあります。そのため、ダウンタイム中は血行が良くなる行動は避けるようにしましょう。

 

内出血

眉下切開後の内出血は、術後1〜2週間程度で落ち着きます。

内出血の詳細な経過は以下の通りです。

  • 1〜4日目:眉下の内出血が目立つ
  • 5〜8日目:内出血が消失する方もいる
  • 9〜14日目:内出血はほぼ消失する

内出血の程度や消失する時期には個人差があります。しかし、術後7日の抜糸後であれば化粧が可能なため、内出血が残っていてもカバーできるでしょう。

 

傷跡

傷跡は、眉毛の下ラインの生え際に沿って残ります。

抜糸前は糸で縫合しているため、傷そのものよりも糸が目立つでしょう。術後7日が経過し抜糸後は、化粧が可能です。そのため、ファンデーションやコンシーラーで傷跡の赤みを隠せます。

傷跡が落ち着き、周囲の皮膚の色となじんで目立たなくなるまでには、術後1〜2カ月程度かかります。

 

眉下切開で起こり得る失敗のリスク

眉下切開で起こる可能性のある主な失敗例を5つ紹介します。

美容整形には失敗のリスクがつきものですが、あらかじめ失敗例を知っておけば、術前のカウンセリングで医師に不安な気持ちを相談できます。主な失敗例を詳しく見ていきましょう。

 

眉毛から離れた部分に傷跡ができてしまう

施術は眉毛の下ラインに沿って切開しますが、眉毛から遠い位置で切開した場合、眉毛から離れた場所に傷跡ができてしまいます。

通常は眉毛の下ラインの生え際ギリギリの皮膚を切開するため、術後の傷跡は時間が経過すればほとんど目立ちません。しかし、眉毛の生え際から遠い位置で切開した場合、傷跡が眉毛に隠れず、目立ってしまうことが考えられます。

切開位置が眉毛から遠いのは、医師の技術不足が原因です。傷跡は化粧で隠せますが、できるだけ目立たないようにしたい方が大半でしょう。眉下切開の傷跡に関する失敗は、医師の技術によって回避できるため、経験豊富な医師を選びましょう。

 

左右非対称になってしまう

眉下切開後に、眉毛の位置が左右非対称になることがあります。

人間の顔はもともと左右非対称のため、完璧に左右対称に仕上げるのは困難です。しかし、目の開き具合を考慮して施術すれば、ある程度左右対称に近い仕上がりにできます。

もともとの目元の左右差が目立つ方の場合、眉下切開で左右差がより強調されてしまうことがあります。その際は、医師の説明を理解した上で眉下切開をするか決めるようにしましょう。

 

目と眉毛の距離が近くなってしまう

眉下切開では、眉毛の下の皮膚を切除するため、目と眉毛の距離が近づきます。しかし、想像よりも目と眉毛の距離が近くなり、失敗したと感じる方もいるでしょう。

目と眉毛の距離が1mm近くなっただけでも、顔の印象は変化します。そのため、今の顔の印象をまったく変えたくない方は、慎重に検討したほうがよいでしょう。

想像よりも目と眉毛の距離が近くなるのは、医師のカウンセリング不足で起きやすい傾向にあります。もともと目と眉毛の距離が近い方や、まぶたのたるみが強い方は、カウンセリングで仕上がりを確認しておきましょう。

 

目が閉じにくくなってしまう

眉下の皮膚を切除しすぎると、目が閉じにくくなることがあります。目が閉じにくくなると瞳が乾きやすくなるため、ドライアイの症状に悩まされるようになる方もいるかもしれません。

適切な量の皮膚を切除すれば、目が閉じにくくなることはありません。そのため、たるみをしっかり取りたいからといって、過剰に皮膚を取りすぎないよう、医師と仕上がりについて相談しましょう。

 

効果を期待できない

眉下切開しても、手術前との変化を実感できず、効果が出なかったという方もいます。

眉下切開を受ける方の中には、まぶたのたるみに悩み、劇的な変化を望んでいる方も多いでしょう。しかし、皮膚の切除量によっては、まぶたにたるみが残ってしまい、術前と印象が変わらず後悔することがあります。

皮膚を切除しすぎると目が閉じにくくなることもあるため、医師は適切な切除量を見極める必要があります。医師が判断した適切な皮膚の切除量でどのような仕上がりになるのか、カウンセリングでしっかり確認しておけば、効果が期待できないという失敗は避けられるでしょう。

 

眉下切開のダウンタイム中の過ごし方 

眉下切開のダウンタイムは、術後1〜2週間程度です。ダウンタイムを長引かせないためには、医師から指示された注意事項を守り、安静に過ごしましょう。

眉下切開のダウンタイム中の過ごし方について紹介します。

 

洗顔

洗顔は眉下切開の当日から可能ですが、患部を水で濡らさないように注意しましょう。

患部が濡れないように慎重に洗顔するか、拭き取りシートで洗顔を済ませてもよいでしょう。また、患部に圧がかかるような行為は避け、こすらないように気をつけましょう。

 

メイク 

アイメイク(患部)以外のメイクは、眉下切開の当日から可能です。アイメイクは術後7日目の抜糸翌日から可能です。メイクが可能になるまでは、メガネや帽子でカバーすると紫外線対策にもなるためよいでしょう。

クレンジングや洗顔は、患部を濡らさないよう気をつけましょう。メイクは落としやすいよう薄めにするのがおすすめです。

 

シャワー・入浴 

シャワーは眉下切開当日、入浴は術後4日目から可能です。しかし、患部が水に濡れないように注意しましょう。

入浴可能期間になっても、熱いお湯や長時間の入浴は血行を促進するため、避けましょう。血行が良くなると、腫れや痛みが悪化する可能性があります。また、入浴可能でも腫れや痛みが強ければ、短時間のシャワーで済ませるようにしましょう。

 

コンタクトレンズの使用

コンタクトレンズは、抜糸の翌日(術後8日目)から使用可能です。

コンタクトレンズの装着時は、患部に触れないよう注意しましょう。また、コンタクトの使用時に痛みや違和感があった際は、無理せず使用をやめてください。視力矯正のためにコンタクトを使用しているのであれば、目に違和感がある期間はメガネで過ごすようにしましょう。

 

飲酒や喫煙 

眉下切開のダウンタイム中は、飲酒や喫煙は控えましょう。

アルコールやたばこは血行を促進するため、患部の腫れや内出血を悪化させる可能性があります。また、喫煙によって傷の治りが遅くなるため、ダウンタイム中は禁煙をおすすめします。

 

激しい運動やサウナなど血行が促進される行動 

眉下切開後は、激しい運動やサウナなどの血行が良くなる行動は避けましょう。

日常生活での動きや汗をかかない程度の散歩であれば問題ありませんが、汗をかくような激しい運動やサウナは血行を促進します。血行が良くなると患部への血流が増え、腫れや痛み、内出血が悪化する可能性があります。

眉下切開後24〜48時間は患部を冷却すると、腫れを最小限に抑えられ、内出血のリスクも減らせます。また、横になる際は枕を重ねて頭を高くすることで、患部への血流を抑えられます。

ダウンタイム中は血行が良くなる行動は控え、患部への血流を調整することで、腫れや内出血を抑えられるでしょう。

 

眉下切開の施術の流れ

 

眉下切開を検討している方は、あらかじめ施術の流れを知っておきましょう。眉下切開の施術の流れは以下の通りです。

 1. カウンセリング:医師が診察し、施術について説明
 2. 術前検査:血液検査と手術日の予約を取る(クリニックによっては予約金を支払う)
 3. 眉下切開当日:診察を受け、デザインに納得できれば、手術開始
 4. 術後の通院:手術後7日目に抜糸のため通院

クリニックによっては、決められた日数後に診察のための通院を推奨していることがあります。

眉下切開の施術方法は、以下の通りです。

 1. 局所麻酔をし、眉毛の下ラインの生え際に沿って切開する
 2. たるみの状態に合わせて皮膚や皮下脂肪などを取り除く
 3. 除去後、傷跡が目立たなくなるように細かく丁寧に縫合する

眉下切開の施術時間は、両目で40〜50分程度です。施術中の痛みはほぼありませんが、痛みが不安な方はオプションで笑気麻酔を併用できないか確認するとよいでしょう。

 

眉下切開を受ける前に知っておきたいこと 

眉下切開を受けるに当たり、施術前に知っておきたいことがいくつかあります。事前に知っておくと安心して眉下切開を受けられるでしょう。

 

抜糸までの期間は眉下に糸が付いた状態になる

眉下切開は、眉毛の下ラインの生え際に沿って切開・縫合します。そのため、術後は縫合した糸が眉下に付いた状態です。

抜糸は術後7日目に行うため、その間は眉下に付いた糸で整形したと周囲にバレてしまうかもしれません。周囲の人に施術を受けたことがバレたくない方は、抜糸まで仕事を休むなど、人と会わないようスケジュールを調整しましょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
眉下切開はバレる?原因と失敗例を紹介|バレないためにできること

 

術後の痛みや腫れは冷やすのが効果的

眉下切開はメスを入れる施術のため、痛みや腫れが生じます。痛みや腫れが強いときは、保冷剤をタオルに包んで冷やすと、軽減できます。

また、術後24〜48時間は患部を冷やすことで、腫れを最小限に抑えられるでしょう。患部を冷やすと血管が収縮し、その後の内出血の発生リスクも減少します。

冷却以外に、頭を高くした状態で過ごすことも大切です。なるべく座った状態で休んだり、横になるときは枕を重ねて頭を高くしたりと、工夫をしましょう。頭を高くすると患部への血流が減り、腫れを抑えられます。

 

眼瞼下垂の症状を改善する効果もある

眉下切開は、眼瞼下垂の症状を改善する効果もあります。眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉が弱く、目を開けにくい症状のことです。

眼瞼下垂の治療には、切開しない方法と切開する方法があります。眼瞼下垂の症状が重い方は、眉下切開が適応になる可能性があります。眉下切開でまぶたのたるみを取ると、目が開きやすくなり、結果として眼瞼下垂の症状が改善するでしょう。

 

まとめ

眉下切開のダウンタイムは、個人差がありますが、一般的には1〜2週間程度です。ダウンタイムの症状としては、腫れやむくみ、痛み、内出血、傷跡の赤みが挙げられます。

ダウンタイムを長引かせないためには、医師から指示された注意事項を守り、安静に過ごしましょう。ダウンタイム中は、患部を濡らさないように気をつけ、血行が良くなる行為を避けます。また、必要に応じて患部を冷やしたり、頭を高くしたりと工夫して過ごしましょう。

眉下切開は、目立たなくなるとはいえ、傷跡が残る施術です。しかし、医師の技術によって残る傷跡の程度は異なります。フェアクリニックには日本形成外科学会専門医の資格を持つ医師が在籍しており、なるべく傷跡が目立たないよう細かく丁寧に縫合いたします。眉下切開を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。​​

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