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上まぶたのくぼみを何とかしたい!原因別の改善策や治療方法とは?

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

上まぶたのくぼみに悩み、解決策を探している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、まぶたがくぼむ原因を解説し、改善策や治療方法を紹介します。美しいまぶたを手に入れて自信を取り戻したい方は、ぜひ参考にしてください。

 

上まぶたのくぼみができる主な原因3つ

ここでは、上まぶたのくぼみができる主な原因を3つ紹介します。改善方法を探す前に、原因を考えることはとても大切です。詳しく解説していくので、ぜひチェックしてください。

 

①眼輪筋の衰え

眼輪筋は眼球周囲にあるドーナツ型の筋肉で、瞼板前部(けんばんぜんぶ)・隔膜前部・眼窩部の3つから成り立っています。

これらの筋肉は協力してまぶたの開閉をコントロールし、老化によって眼輪筋が衰えると、目元のたるみやくぼみ、しわ、クマの原因になってしまいます。

加齢による衰えだけでなく、若い世代でもパソコンやスマートフォンの長時間使用により眼輪筋が凝り固まり、目のくぼみが目立つこともあります。眼精疲労が血行不良を引き起こし、眼輪筋の硬直を招くため、適切なケアが必要です。

 

②まぶたの脂肪の減少

目のくぼみの一因は、老化によるまぶたの脂肪がの減少です。まぶたには眼球を保護する「眼窩脂肪」が存在し、上まぶたに2ブロック、下まぶたに3ブロック配置されています。

この脂肪が減ると、目元の骨格があらわになり、まぶたの脂肪や筋肉によるボリュームの減少が目のくぼみを引き起こします。老化に伴う眼窩脂肪の減少が、目の印象に影響を与える要因です。

 

③眼瞼下垂(がんけんかすい)

眼瞼下垂は、上まぶたを持ち上げる筋肉の力が低下し、まぶたが垂れ下がる病気です。先天性眼瞼下垂と後天性眼瞼下垂の2つに分類され、後者は発生頻度が高い傾向があります。

正常な位置よりも上まぶたが下がり、黒目の上縁が隠れる場合、眼瞼下垂を疑いましょう。

眼瞼下垂の症状には常に眠そうに見える、視野が狭い、肩こり、頭痛、疲れやすさなどがあります。

治療法は手術のみで、眼瞼挙筋腱膜を短縮してまぶたの位置を調整します。手術により目の開閉が改善され、美しい二重ラインが現れる効果が期待できるでしょう。

 

上まぶたのくぼみはセルフケアで治せる?

上まぶたのくぼみはセルフケアで改善できるのでしょうか。ここでは、上まぶたのくぼみを改善するための、セルフケア方法をいくつか紹介します。自力でケアしたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

眼輪筋の衰えによる上まぶたのくぼみにはマッサージやトレーニングが効果的

上まぶたのくぼみは血流不足や眼輪筋の衰えが原因で生じることがあります。若い世代はまだ皮下脂肪が豊富なため、筋力トレーニングやマッサージなどのセルフケアで効果が期待できるでしょう。

眼輪筋は目の周りを囲む筋肉で、衰えると目元に弾力がなくなり、くぼみが生じます。パソコンやスマートフォンの長時間使用や強い光による眼精疲労も影響し、血行不良を引き起こします。

定期的なトレーニングやマッサージは、眼輪筋の強化や血行促進につながり、くぼみ目の改善が期待できるでしょう。目の周りの筋力を保つことは、眼瞼下垂の予防にもつながります。

 

アイクリームでのケアが緩和に役立つことも

目元の皮膚はデリケートで、うるおい不足やバリア機能の低下が上まぶたのくぼみを引き起こすことがあります。

アイクリームは、目元の皮膚の特性に対応し、水分や油分を補う効果が期待できます。選ぶ際には、保湿効果の高い成分である「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」や、「シアバター」「ホホバオイル」などの油溶性成分が含まれたものがおすすめです。

アイクリームにはさまざまな種類があり、クリームタイプやジェルタイプなど異なるテクスチャーがあります。好みや肌の状態に合わせて選ぶことで、上まぶたのくぼみの緩和に効果的なケアが期待できるでしょう。

乾燥からくる皮膚の不調和を和らげ、健康な目元を保つためにも、アイクリームを積極的に取り入れてみてください。

 

脂肪減少や眼瞼下垂が原因の上まぶたのくぼみには美容手術がおすすめ

加齢による上まぶたのくぼみは、脂肪の減少や皮膚の老化が主な原因のため、セルフケアでは改善が難しいでしょう。

脂肪減少や眼瞼下垂が原因の場合は、美容手術がおすすめです。代表的な施術として、ヒアルロン酸や脂肪注入による目のくぼみ部分の補充治療や、PRP注入による肌質改善が挙げられます。

これらの手術は、持続的で自然な効果をもたらし、くぼんだ部分のボリュームを回復させることが期待できます。

 

当院の切らない眼瞼下垂治療は上まぶたのくぼみにも効果アリ 

当院で提供している切らない眼瞼下垂治療は、上まぶたのくぼみにも効果が期待できます。詳しい治療法や術後の経過を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

切らない眼瞼下垂治療「眼瞼下垂ワンデー埋没法」とは

当院では切らない眼瞼下垂治療である「眼瞼下垂ワンデー埋没法」を提供しています。治療法を詳しく見ていきましょう。

また、下記の記事では眼瞼下垂について詳しく解説しています。眼瞼下垂の詳細が知りたい方は、ぜひチェックしてください。
切らない眼瞼下垂がおすすめな人は?知っておきたい治療内容と術後
眼瞼下垂の手術費用は?保険適用と自由診療は治療目的が違う

 

治療方法

挙筋が弾力を失い、目が開きにくくなった状態に有効な「眼瞼下垂ワンデー埋没法」は、極細の糸を用いて挙筋を縫い縮める方法です。

この治療は切開を伴わないため短時間で行え、美しい二重ラインの形成も期待できます。鏡を近づけないと見えないほど微細な糸が用いられ、治療後は糸が埋没し、目に残る痕跡がほとんどありません。片側だけの治療も可能で、安全かつ効果的な方法として広く利用されています。

 

術後の経過

治療中は目薬の麻酔と極細の針を使用した局所麻酔を組み合わせるため、痛みはほぼ感じません。治療後、一時的に希望の二重のラインよりも広がることがありますが、4〜7日で安定し、理想の形に仕上がります。

糸を通す際に微細な内出血が生じることもありますが、これは外部からはほとんど見えません。

治療部位以外の洗顔、メイク、シャワーは治療当日から、治療部位に関しては術後4日目から可能です。

下記の記事では、眼瞼下垂治療のダウンタイムについて詳しく解説しています。併せて参考にしてください。
眼瞼下垂のダウンタイム経過を画像とともに解説!術後の過ごし方とコツ

 

切らない眼瞼下垂治療の上まぶたのくぼみへの効果を動画でチェック

当院のYouTubeチャンネルでは、切らない眼瞼下垂治療の上まぶたのくぼみへの効果を解説しています。より具体的なイメージを動画で確認したい方は、ぜひチェックしてください。

 

当院で行っているその他のまぶたのくぼみ治療を紹介

当院では、眼瞼下垂治療の他にも、まぶたのくぼみを改善する治療を提供しています。それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

 

上まぶたのくぼみ取り挙筋法

上まぶたのたるみ取り挙筋法は、上まぶたのたるみを解消し、二重のラインを取り戻すのに効果的な治療法です。費用は2点132,000円(保証なし)、3点176,000円(5年保証)で提供しています。

治療は極細の糸を使用し、まぶた2カ所を1~2ミリ切開し糸を通して結ぶ方法です。通常は片目で2点ずつですが、たるみの度合いによっては片目で3点ずつ留めます。大きなダウンタイムがなく、切開に抵抗がある方に適しています。片側だけの治療も可能で、治療後のわずかな切開の跡は目立ちません。

治療中の痛みはほぼなく、一時的に希望の二重のラインよりも広がることがありますが、4〜7日で治まり、理想的な形状になります。内出血がある場合も、目立つことはありません。治療部位以外の洗顔、メイク、シャワーは当日から、治療部位は術後4日目から可能です。

 

切らない下まぶたのたるみ・くま・くぼみ取り(経血膜脱脂フラット法)

経血膜脱脂フラット法の費用は253,000円です。下まぶたの内側を数ミリ切開し、たるみの元となる脂肪を取り除いて皮膚の張りを回復させる治療です。

年齢とともに下まぶたの脂肪が増え、下垂してしまう問題を解消します。切開した箇所は外部にわからず、大きな腫れが出にくいのが特徴で、近年人気を集めています。

脂肪を適切な量取り除くことで、くぼみのない引き締まった印象が得られるでしょう。片側だけの治療も可能です。

治療中は目薬の麻酔と極細の針で行う局所麻酔により、ほぼ痛みを感じません。術後の腫れは少なく、4~7日で治まります。抜糸は不要で、治療当日からメイク、洗顔、シャワーが可能です。

 

ヒアルロン酸注入

上まぶたのくぼみヒアルロン酸注入の費用は39,600円です。まぶたのくぼみに注射でヒアルロン酸を注入することで、ボリュームが回復し目元に若々しさが戻ります。

また、美しい二重のラインがより際立つようになるでしょう。治療時間はわずか15分で、注射のみの施術であるためダウンタイムがほぼなく、即効性が期待できます。

治療後、注射による内出血の青さが3〜4日ほど出ることがありますが、目立つ腫れやむくみはほぼありません。メイク、洗顔、シャワーは治療当日から可能です。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ヒアルロン酸注射の効果|効果の継続期間は?打ち続けるとどうなる?

 

上まぶたのくぼみを解消するにはクリニック選びが重要

まぶたのくぼみを効果的に解消するためには、クリニックの選択がポイントです。適切な治療を受けるためには以下のポイントをチェックしましょう。

  • 資格を持つ医師か
    適切な知識と経験を持つ医師が治療を行うことが重要です。資格や実績を確認しましょう。
  • カウンセリングが丁寧か
    丁寧なカウンセリングが行われるかどうかも大切です。自身の希望や悩みをしっかりと理解し、納得がいくまで相談できるか確かめましょう。
  • アフターケアは万全か
    適切なアフターケアが提供されるかも考慮したいポイントです。治療後のフォローアップや不安に対するサポートがあると安心です。
  • 料金が不明瞭ではないか
    料金に関して明確な説明があるか確認しましょう。予期せぬ追加料金や隠れた費用がないか確認することが重要です。

まぶたのくぼみ解消の治療は信頼できるクリニックに任せることで、安心して効果的な治療を受けることができます。

 

当院の治療方針5つのポイント

当院では、患者さまに安心して治療を受けていただくために以下5つのポイントに重点を置いています。

  • 医師による直接の提案と説明
    治療方法に関する提案や説明は、専門医師が直接行います。患者さまとのコミュニケーションを大切にし、理解と信頼を築くことを心がけています。
  • 最小限の治療部位での施術
    腫れや内出血を極力少なく抑え、最小限の治療部位で目的の効果を得る方法を選び、快適な治療を追求しています。
  • 痛みの対策と完全無痛麻酔
    痛みに不安を感じる方に配慮し、目薬の麻酔や完全無痛麻酔を使用して、できるだけ痛みを軽減しています。
  • 美しい二重ラインの確認と調整
    二重のラインの美しさを重視し、事前のライン確認に十分な時間を割くことで、患者さまとの共感を築きながら理想的な仕上がりを目指します。
  • 十分なアフターケアの提供
    仕上がりや治療経過に不安を感じた場合も、十分なアフターケアを提供します。患者さまが安心して治療を経て理想の目元を目指せるようサポートいたします。

これらのポイントを大切にし、患者さま一人ひとりに合わせた丁寧で安心できる治療を提供しているのが、当院の特徴です。

 

まとめ:上まぶたのくぼみは原因に応じた治療で解消を目指せる!

上まぶたのくぼみは、老化や眼瞼下垂、眼輪筋の衰えなど、さまざまな原因があります。自宅でできるセルフケア方法もありますが、確実に改善したい方は、クリニックでの治療がおすすめです。

当院では、患者さまに合った治療法を見つけ、理想の目元づくりをサポートします。カウンセリングは無料で行っているため、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

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