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ヒアルロン酸注射の効果|効果の継続期間は?打ち続けるとどうなる?

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

シワを改善したり、涙袋を形成したりするのに使われるヒアルロン酸。もともと体内に存在する物質のため、拒否反応のリスクが少ない上にダウンタイムがほとんどないため、プチ整形として人気を集めています。

本記事では、ヒアルロン酸注射の効果について詳しく紹介します。打ち続ける際の注意点や当院で扱っているヒアルロン酸についても解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

 

ヒアルロン酸注射はどんな施術?効果の持続期間は?

ヒアルロン酸注射の名前は聞いたことがあっても、効果や持続期間について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

まずはヒアルロン酸注射の知っておきたい基本情報について詳しく紹介します。

 

ヒアルロン酸とは|体内に存在するゼリー状の物質

ヒアルロン酸とは、体内に存在するゼリー状の物質を指します。保水力に優れており、1gで約6Lを保水できるのが特徴です。

肌のうるおいをキープするためには必要不可欠ですが、ヒアルロン酸は加齢とともに減少します。特に30代以降から急激に減少し、40代では赤ちゃんの頃の50%まで減ってしまいます。ヒアルロン酸が減少すると肌のみずみずしさが失われ、乾燥肌やシミ、シワを引き起こす原因になることも。

 

ヒアルロン酸注射がハリを取り戻すのに効果的な理由

ヒアルロン酸は、皮下組織にボリュームを与えることができます。そのため、加齢によって失われた脂肪などの皮下組織量をヒアルロン酸で補うことで、ハリや弾力を回復させられます。

またヒアルロン酸は保湿力に長けているため、皮膚の水分量がアップし、内側からハリが出ることで乾燥小ジワやたるみの改善も期待できます。

 

ヒアルロン酸注射の効果が持続する期間

ヒアルロン酸注射は徐々に体内へ吸収されるため、半永久的な効果は期待できません。具体的な効果持続期間は製剤や施術部位によって異なりますが、一般的には6カ月〜2年程度とされています。

そのため、ヒアルロン酸注射の効果を長期間持続させるには、定期的に施術を受ける必要があるでしょう。できるだけ長持ちさせたい方は、効果持続期間が長い製剤を選ぶのがおすすめです。

 

ヒアルロン酸注入の効果を部位ごとに解説

ヒアルロン酸注入は、ボリュームや立体感を出したい部分に使用されます。それぞれ注入する部位によって効果や仕上がりが異なるので、詳しく解説していきます。

 

シワ改善|ハリのある肌に

ヒアルロン酸を、加齢とともに気になり始めるほうれい線や深いシワに注入すると、真皮層から肌がふっくらとしシワが目立たなくなります。

シワの溝にとどまり、弾力性がアップするため、ハリ不足も改善されるのが特徴です。ピンとハリのある肌に仕上がることで、ファンデーションやコンシーラーなどの化粧ノリの改善も期待できます。シワ改善には、1〜2cc程度使用されるのが一般的です。

 

まぶたのくぼみ改善|ふっくらとした目元に

年齢を重ねると、目元の皮下脂肪が下に下がることで、まぶたにくぼみが生じます。まぶたは顔の中でもよく動かす部位であり、人目につきやすいため、くぼみがあると老けた印象になってしまうといったデメリットがあります。

このくぼみにヒアルロン酸を注入すると、ふっくらとして若々しい印象に仕上がるでしょう。目元に製剤を注入するのが不安な方もいるかもしれませんが、ヒアルロン酸は体内に存在する物質であり、アレルギーや拒否反応を起こしづらく皮膚によくなじむため、過度に心配する必要はありません。

 

涙袋の形成|やわらかい表情に

涙袋がぷっくりとしていると、かわいらしい印象ややわらかい表情になるため、涙袋メイクをしている方も多いのではないでしょうか。涙袋にヒアルロン酸を注入すると、自然な膨らみが出て、メイクを落とした状態でも涙袋がキープされます。

涙袋は眼輪筋(がんりんきん)が発達していない上にセルフケアによって形成するのも難しいため、ヒアルロン酸注入が効果的です。

また加齢によって目の下にくぼみができている場合にも、ヒアルロン酸注入がおすすめです。

 

額の丸みだし|立体的な顔立ちに

最近では、額にヒアルロン酸を注入して、丸みのある形に仕上げる施術も人気を集めています。額に丸みがあることで、横顔が立体的になり、美しい印象に仕上がるのが特徴です。

またヒアルロン酸で額にボリュームを出すことで、真皮層から肌が持ち上がり、小ジワができづらくなる効果も期待できます。

当院では、ブロック麻酔を行ってから骨膜下へ製剤を注入します。

 

あごの形成|美しいEラインに

日本人はあごが引っ込んでいる人が多いといわれています。あごがないと、横顔が美しく見えづらく、正面から見た際もパッとしません。

横顔が美しいとされる基準に「Eライン」があります。Eラインとは、鼻先・上唇・下唇・あご先を結んだラインのことで、ここが直線になっていると整って見えるとされています。硬いヒアルロン酸を使用することで、キュッと尖ったあごを形成し、Eラインを整えることが可能です。

またあごがシャープになることで輪郭も整えられ、小顔効果も期待できます。あごが2つに割れている「ケツあご」の改善も可能です。

 

くちびる形成|セクシーな唇に

ふっくらとしたセクシーな唇を目指している方も、ヒアルロン酸注入がおすすめです。他にも唇が薄い方や加齢によってボリュームダウンしてしまった方でも、ヒアルロン酸を注入することでうるおいと立体感のある唇を目指せます。唇を保湿しても「縦ジワ」が改善されない方にもおすすめです。

また口角にヒアルロン酸を注入すると、口角が自然に上がり若々しさがアップします。ただし、ヒアルロン酸を注入しすぎると不自然になるため、注意が必要です。

 

フェアクリニック使用のヒアルロン酸を6種類紹介

当院では、あご形成からシワ改善までさまざまな用途に対応できるよう、6種類のヒアルロン酸を扱っています。ここでは、それぞれの特徴や持続期間について詳しく紹介します。

 

ニューラミスジェル

ニューラミスジェルは、浅いシワから深いシワ、幅広いシワ、ちりめんジワなどさまざまな種類のシワ改善に効果を期待できます。なめらかな製剤で、内側からふっくらと皮膚を持ち上げてくれるのが特徴です。

また麻酔が配合されているため、注入時に痛みを感じづらい特性も持っています。

0.6cc 26,400円
1cc 39,600円
2cc 77,000円

 

スタイレージ

スタイレージは、やわらかくなめらかな上に粘性も持った製剤です。抗酸化剤「マンニトール」が配合されており、体内に吸収されるスピードが遅いため、長期間の効果を希望する方におすすめです。また肌の保湿効果も併せ持っています。

0.6cc 39,600円
1cc 60,500円

 

アラガン社製 ジュビダームビスタバイクロスシリーズ

ジュビダームビスタバイクロスシリーズは、厚生労働省が日本国内で唯一認可しているヒアルロン酸です。分解されづらい素材でできており、効果が1年半〜2年と比較的長く続きます。

また製剤によっては注入後、横に流れてしまうリスクがありますが、アラガン社のヒアルロン酸は、バイクロス製法という特許技術によって注入部位にとどまる特徴があります。

 

ボリューマXC

ボリューマXCは、ほうれい線やゴルゴ線などのくぼみを改善し、ボリュームを出しやすいのが特徴です。他にも、額・こめかみ・ほほ・マリオネットライン・あごに使用されます。

0.6cc 54,780円
1cc 76,780円

 

ボリフトXC

ボリフトXCは、深いシワや長いシワを持ち上げて、ふっくらとしたなめらかな肌に仕上げてくれるのが特徴です。額のシワ・目の周りのシワ・ほうれい線・口角などに使用されます。

0.6cc 54,780円 
1cc 76,780円

 

ボルベラXC

ボルベラXCは、狙った部分にピンポイントでボリュームを出してくれる製剤です。横に流れづらい特徴も持っています。主に下まぶたのくぼみや唇、小ジワなどに使用されます。

0.6cc 54,780円
1cc 76,780円

 

ヒアルロン酸注入できちんと効果を出すクリニック選びのポイント

ヒアルロン酸注入は多くの美容クリニックで提供されていますが、クリニックや医師選びを怠ってしまうと不自然な仕上がりになる恐れもあります。そのため、価格や通いやすさだけで選ばずに、医師のスキルに重きを置くことが大切です。

ここからは、ヒアルロン酸注入を受けるクリニックの選び方を紹介します。

 

医師が日本形成外科学会専門医の資格を持っている

ヒアルロン酸注入に限らず、美容整形は知識や技術が豊富な医師のもとで受けましょう。

当院では日本形成外科学会専門医の資格を持った院長が、カウンセリングから施術までを担当しています。日本形成外科学会専門医になるためには以下の項目をクリアする必要があります。

  • 日本形成外科学会に正会員として4年以上在籍する
  • 学会が指定する場所で研修を受ける
  • 日本形成外科学会が実施している試験に合格する

上記に加え、多くの症例や提出物を出す必要もあるため、民間の資格よりもハードルが高く、知識と技術が豊富な医師にしか取得できません。そのため美容整形を受ける際は、日本形成外科学会専門医であるかを確認するのがおすすめです。

 

医師がカウンセリングから治療まで一貫して担当する

カウンセリングは、理想の仕上がりを医師と共有する大切な時間です。医師以外のスタッフがカウンセリングを担当した場合、イメージの擦り合わせが十分に行われず、満足いく仕上がりにならない可能性があります。

クリニックによっては、無資格のカウンセラーが施術方針を決め、医師によるカウンセリングが数分で終了してしまうケースもあるため、注意が必要です。

当院では、日本形成外科学会専門医の院長がカウンセリングから治療まで全てを担当しています。1人ひとりに合った施術を提案しているので、悩みや希望を遠慮なくご相談ください。

 

ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?

ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果を持続させるためには打ち続ける必要があります。しかし「ヒアルロン酸を続けていると身体に悪いのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。

ここからは、ヒアルロン酸を打ち続けることで起こる問題について紹介します。

 

ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、大きな問題は生じない

ヒアルロン酸は体内に存在する物質であり、徐々に吸収されるため、大きな問題はありません。

ただし、頻繁にヒアルロン酸を注入しすぎたり、量が多すぎたりする場合は注意が必要です。推奨されているペースや用量を守らないと、注入部位へ何らかのダメージや違和感が生じる恐れがあるため、適度に施術を受けるようにしましょう。

 

過剰な注入で違和感のある仕上がりになることも

過剰にヒアルロン酸を注入することで、唇がパンパンに膨らんだり、鼻根が横に広がったりなど違和感のある仕上がりになるケースもあります。

また一部だけヒアルロン酸注入を続けていると、他の部位とバランスが取れなくなり、顔全体がアンバランスになってしまうことも。そのため、ヒアルロン酸注入を受ける際は、全体のバランスを見ながら施術を受けましょう。

 

まとめ:ヒアルロン酸を効果的に取り入れて若返ろう

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する物質のため、拒否反応や副作用の少なさがメリットです。さらに注射器で注入するだけのため、メスを入れるのに抵抗がある方や手軽に美容整形を受けたい方にもおすすめです。

ただし、ヒアルロン酸を頻繁に注入したり、注入量を増やしすぎたりすると違和感のある仕上がりになる恐れもあるため、医師と相談しながら適度に施術を受けましょう。

当院では、6種類のヒアルロン酸を取り扱っています。日本形成外科学会専門医の院長がカウンセリングから施術までを担当しているのも特徴です。気になる方は、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください。

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