美容コラム

小顔を叶える!糸リフトの魅力とデメリット|糸の種類別の違いも解説

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

小顔を手に入れたい多くの方が注目する美容施術「糸リフト」。糸リフトと一口にいってもさまざまな種類があるため、メリット・デメリットを知り、より自分にぴったりの小顔治療を見つけることが大切です。

本記事では、小顔リフトとは何か、どのような人に効果的なのかを詳しく解説します。糸リフト以外の小顔施術との比較や、おすすめの治療方法も紹介します。小顔になる方法を探している方や美容施術に興味がある方はぜひご一読ください。

 

目次

どのサイズだと小顔だと言えるの?目安をご紹介

きゅっと引き締まった小顔は多くの人にとって憧れの美の象徴ではないでしょうか。小顔の定義は人によって異なりますが、一般的には身長に対してのバランスや顔の輪郭、首の長さが関わっていることがほとんどです。以下に一般的な目安をご紹介いたします。

 

マスク装着時の顔の露出度

マスクをして外出する方が増えた近年では、マスク装着時の顔の露出度が小顔であるかどうかの基準になりつつあります。レギュラーサイズのマスクでも、小顔の場合はほとんど隠れてしまっている方が多いようです。

 

首の長さが長い

小顔に見せるには、実は姿勢の良さも重要な要素です。背筋が常に伸びていて、顔から肩までの距離があり、首が長く見えることで小顔に見える効果が期待できます。

 

輪郭のシャープさ

小顔を演出するためには、顔の輪郭のシャープさも大切です。特にあごのラインがスッキリとしていると小顔効果が高まります。たるんだ輪郭や二重あごが気になる場合は、美容クリニックでの治療や施術もひとつの方法です。

 

小顔になるために糸リフトが効果的なのはどんなとき?

小顔を叶える方法として、糸リフトは優秀な治療法といえます。特に、以下のような場合に糸リフトの効果が期待できます。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
糸リフトとはどんな仕組みなの?効果や他の美容整形との違いを紹介

 

顔がたるんでいるとき

年齢とともに肌のハリや弾力が失われると、顔のたるみが気になる方も増えてきます。顔がたるんでしまうと、本来の顔の輪郭が崩れ、顔全体が大きく見えてしまうことがあります。加齢による顔のたるみは化粧品やマッサージでは改善しづらく、セルフケアでは長い期間がかかってしまうことも。

このような場合、糸リフトは顔のたるみを改善するのに効果的です。糸リフトは、皮膚の深部に特殊な糸を挿入してたるんだ組織を引き上げ、ハリのある若々しい表情を取り戻すことができます。

 

余計な脂肪があるとき

顔に余計な脂肪が存在すると、本来の顔の輪郭が隠れ、顔が大きく見えてしまうことがあります。

糸リフトは、特殊な糸を使って顔のたるみを引き上げることで、小顔を目指す美容施術です。また、脂肪吸引との併用もより高い小顔効果が期待できるため、一緒に施術を受ける方も多く見受けられます。

 

小顔を叶える糸リフトとは?仕組みと糸の種類・本数を解説

糸リフトはすっきりとした小顔を目指す方に人気の高い美容施術のひとつです。ここでは、糸リフトの小顔効果の仕組みを詳しく解説していきます。糸リフトに興味があるけれど、仕組みがよくわからないという方はぜひ参考にしてください。

 

糸リフトで小顔になる仕組み

糸リフトは、小顔を目指すための効果的な方法として人気を集めています。糸リフトの仕組みは比較的シンプルで、特殊な糸を皮膚の深部に挿入し、たるんだ組織を引き上げることがポイントです。

糸リフトでは、時間が経つと体内で溶けていく糸を使用します。数年かけて溶けていくため、永久的な効果は得られませんが、人体への安全性が保たれるというメリットがあります。持続性は糸の本数で決まり、何本使うかによって効果が変わってきます。

施術は局所麻酔を使用し、細い針を介して糸を皮膚に挿入していきます。糸が挿入されることで、皮膚が引き上げられ、たるみが改善されます。メスを使わない施術のため、シンプルな施術方法ではありますが医師の経験や技術によって仕上がりが左右されてしまう治療でもあります。

 

当院が扱っている糸2種類の特徴|本数別の料金は?

当院では、小顔を実現する糸リフトにおいて、主に2種類の糸を取り扱っています。

フェアリフトと呼ばれる体内で溶けるタイプの糸は、施術後に徐々に体内で分解され、自然な効果が長く持続します。Vリフトは、糸に突起が付いているタイプで、安定感のあるリフトアップ効果が期待できます。本数別の料金は以下の通りです。

フェアリフト 24本 99,000円
50本入れ放題 165,000円
Vリフト ほほ+ほうれい線 1本99,000円

 

フェアリフト|体内で溶ける糸

フェアリフトは、体内で徐々に溶けていく特殊な糸を使用した施術方法です。施術後は、糸が皮膚に刺激を与え、コラーゲンの生成を促進します。

その結果、リフトアップ効果だけでなく、肌質の改善にも貢献します。また、フェアリフトは時間とともに体内で自然に吸収されるため、施術後に痕跡が残る心配がありません。自然な美しさが長く持続する糸リフトを求める方におすすめの施術です。

 

Vリフト|突起のついた糸でしっかりリフトアップ

Vリフトは、糸に微細な突起が付いている特殊な糸を使用した施術方法です。これにより、糸が皮膚にしっかりとフィットし、強力なリフトアップ効果を発揮します。

Vリフトは主に、顔のたるみや深いしわの改善に効果的です。また、糸が皮膚に刺激を与えることで、コラーゲンの生成を促進し、肌の若返り効果も期待できます。

 

糸リフトのデメリットを事前に知っておこう

糸リフトは小顔を目指すための効果的な方法として注目されていますが、デメリットについても事前に理解しておくことが重要です。以下では、糸リフトのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
糸リフトのデメリットは?将来たるむってホント?治療の疑問を解決!

 

切開を伴うフェイスリフトよりも効果や持続期間が劣る

糸リフトは切開を伴わないため、フェイスリフトと比較してダウンタイムが少なく、施術後に社会復帰しやすい点がメリットです。しかし一方で、切開を伴わないため効果や持続期間には限界があります。

フェイスリフトは皮膚を切開してリフトアップするため、より強力な引き上げ効果を期待できます。さらに、フェイスリフトは糸リフトよりも長期的な持続効果も期待できるケースがほとんどです。

糸リフトの効果は個人差があり、一般的には1年半ほど持続するといわれています。持続期間を延ばすためには、適切な施術やアフターケアが重要です。効果の持続期間を考慮しながら、自分に合った施術方法を選択することが大切です。

 

スキルの低い医師が施術すると失敗する可能性がある

糸リフトは比較的シンプルな治療方法に思えるかもしれませんが、技術と経験が要求される施術であり、スキルの低い医師が行うと失敗する可能性があることに注意しましょう。糸リフトの成功には、顔の解剖学を理解し、糸の選定や挿入する位置の判断が重要です。

失敗例としては、糸の位置が不適切だったり、糸が皮膚に食い込んでしまったりが挙げられます。これらのトラブルを避けるためには、信頼性のあるクリニックや医師の選択が重要です。施術前にリサーチを十分に行い、クリニックや医師の実績、評判を確認することで、安心して施術に臨めるでしょう。

 

糸リフト以外の小顔施術も確認して、ベストな治療法を選ぼう

小顔を目指すには、糸リフト以外にもさまざまな小顔施術が存在します。自分に最適な治療法を見つけるために、他の小顔施術も確認してみましょう。

 

フェイスリフト|切開を伴うリフト

フェイスリフトは、伝統的な小顔施術の代表的な方法で、切開を伴うリフトアップ手術です。顔のたるみやシワを効果的に改善でき、高いリフトアップ効果が期待できます。

しかし切開を伴うため、ダウンタイムや回復期間が長いことがデメリットです。また、施術後に腫れや内出血が生じることもあるため、施術前にリスクやメリットをよく理解し、慎重に検討する必要があります。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
フェイスリフトはたるみに効果的|治療法や術後を解説

 

ウルセラ小顔形成(ハイフ)|糸リフトと併用も可能

ウルセラ小顔形成(ハイフ)は、高密度焦点式超音波を用いた施術で、切開を伴わないリフトアップ施術です。超音波が熱を発生させ、コラーゲンの生成を促進し、皮膚を引き締める効果が期待されます。

ウルセラは糸リフトとの併用も可能で、より効果的な小顔効果を目指せます。また、ウルセラは施術後のダウンタイムが少なく、気軽に受けられる美容治療として高い人気があります。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
医療ハイフとエステハイフの違いを比較|効果やデメリットは?

 

脂肪溶解注射|脂肪を溶かす施術

脂肪溶解注射は、特殊な薬剤を注射することで、顔の気になる脂肪を溶かす施術です。脂肪溶解注射は、主に二重あごや頬のたるみ、あご周りの脂肪などに効果が期待できます。

施術は、特殊な針を用いて脂肪溶解剤を皮膚の下に注入します。脂肪細胞が分解・吸収されることで、顔の輪郭がシャープになり、小顔効果が期待できます。施術後は、軽い腫れや内出血が出る場合もありますが、ダウンタイムが比較的短いのも魅力です。

脂肪溶解注射は切開を伴わないため、手術のリスクやダウンタイムの少なさが特徴です。また、自然な効果が期待できるため、顔のバランスを損なうことなく、美しい小顔を目指せるでしょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
脂肪溶解注射の4つの効果!「効果ない」と思われがちな誤解を解説

 

ほほ・あご脂肪吸引

ほほ・あご脂肪吸引は、顔のほほやあご周りに脂肪がたまりやすい方におすすめの治療法です。脂肪吸引は、顔の輪郭をスッキリとさせ、小顔効果を高めるために行われます。

施術では、微細なカニューレと呼ばれる細い管を挿入して脂肪を吸引します。局所麻酔を使用するため、痛みは最小限に抑えられ、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。施術後は、軽い腫れや内出血が生じることがありますが、時間とともに自然に改善されていきます。

ほほ・あご脂肪吸引により、顔の輪郭が整い、たるみが改善されることで、小顔効果が期待できます。特に、顔全体のバランスが崩れていると感じる方や、二重あごが気になる方にとって効果的な治療法といえるでしょう。

 

えら張りボトックス注射|筋肉を緩めてエラが張りすぎないようにする

 

えら張りボトックス注射は、エラの筋肉にボトックス注射を行うことで、筋肉の活動を緩め、エラが張りすぎるのを防ぎます。エラ張りが気になる方や、あご周りのバランスを整えたい方におすすめの治療法です。

施術は、特殊な針を使用してボトックスをエラの筋肉に注入します。ボトックスは筋肉の運動を一時的に抑制する効果があり、エラの筋肉をリラックスさせます。これにより、エラが張りすぎるのを抑え、フェイスラインがすっきりと見える効果が期待できるでしょう。

えら張りボトックス注射は、切開を伴わないためダウンタイムが少なく、施術後すぐに日常生活に戻ることができます。美しい状態をキープするためには、1カ月おきに3〜4回受けることをおすすめしています。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ボトックスとは?効果と副作用を知って施術を受けるか検討しよう

 

あご形成|ヒアルロン酸注入とプロテーゼ挿入の2種類

あご形成は、顔のバランスを整えるために行われる施術で、ヒアルロン酸注入とプロテーゼ挿入の2つの方法があります。あごの骨格や輪郭に自信のない方や、小顔効果を強調したい方におすすめの治療法です。

ヒアルロン酸注入は、あごの骨に直接ヒアルロン酸を注入することで、顔の輪郭を整える方法です。施術は局所麻酔を使用し、針を用いてヒアルロン酸を注入します。ヒアルロン酸は水分を保持し、顔のボリュームを補うため、あごの形状を調整する効果が期待できます。

一方、プロテーゼ挿入は、人工のプロテーゼをあごの骨に挿入する方法です。施術は局所麻酔を使用し、プロテーゼをあごの位置に挿入します。プロテーゼ挿入により、あごの輪郭を強調でき、小顔効果を高められます。

 

小顔になるまで|当院の糸リフト施術の流れをご紹介

糸リフトは、切開を伴わずに顔のたるみを引き上げることで、自然な小顔効果を目指す美容施術です。以下では、当院の糸リフト施術の流れをご紹介いたします。

 

1.カウンセリングと診察

まず、施術前にカウンセリングと診察を行います。患者さまの希望や悩みを伺い、顔の特徴や皮膚状態を詳しく診察します。糸リフトが適切な施術かどうかを判断し、患者さまに合った施術プランを立てます。

 

2.麻酔処置

施術前に麻酔クリームを塗布します。その後15分ほど経つと肌の感覚がなくなっていきます。

 

3.糸の挿入

麻酔クリームが効いたらクリームを落とし、顔のどの位置に糸を入れるかデザインを考えながらマーキングします。デザインした位置へ専用の針を使用して糸を挿入します。糸は顔のたるみ部位に合わせて配置され、皮膚を引き上げることで小顔効果を目指します。糸の種類や本数は、患者さまの顔の特徴に応じてカスタマイズいたします。

 

4.施術の終了とアフターケア

糸の挿入が終了したら、10分前後で施術は終了です。糸リフトは切開を伴わないため、ダウンタイムが少なく、通常は施術後すぐに日常へ戻れます。施術後に軽い腫れや内出血が生じることもありますが、数日から数週間で自然に改善されていくのでご安心ください。

 

5.経過観察とフォローアップ

施術後は、経過観察とフォローアップを行います。施術後の経過や効果を確認し、必要に応じてアフターケアをサポートします。糸リフトの効果は個人差がありますが、一般的には1年半ほど持続します。

 

小顔施術成功につながる美容整形クリニック選びのコツ

理想の小顔を目指すためには、信頼性のある美容整形クリニックを選ぶことが大切です。以下では、小顔施術の成功につながる美容クリニック選びのコツを紹介します。

 

医師が日本形成外科学会専門医の資格を持っている

小顔施術を受ける際には、医師の資格や経験が重要な要素といえます。成功率を高めるためには、日本形成外科学会専門医の資格を持つ医師を選ぶことがおすすめです。専門医の資格を持つ医師は、美容整形の専門的な知識と技術を持っていると考えられるため、安全かつ効果的な施術が期待できます。

専門医の資格を持つ医師は、施術において顔の解剖学や構造を熟知しており、個々の患者さまに合わせた最適な施術プランを立てることができます。また、専門医は厳しい審査を経て資格を取得しているため、高い技術力と安全性が保証されているといえます。小顔施術の成功には、専門医の医師の手による施術が大きく関わるため、医師の資格を確認することが重要です。

 

医師がカウンセリングから治療まで一貫して担当する

小顔施術を受ける際には、カウンセリングから治療まで一貫して同じ医師が担当することが理想的です。医師が一貫して担当することで、患者さまとの信頼関係が築かれ、細やかなカウンセリングと施術が可能です。

カウンセリングでは、患者さまの希望や悩みを十分に理解し、顔の特徴や皮膚状態を詳しく診察します。医師が患者さまと直接対話し、施術方法やリスクについて十分な説明を行うことで、患者さまは納得した上で施術に臨めます。

施術の進行を適切に管理し、最適な施術を実施するためにも担当者が一貫していることは重要です。医師が責任を持って担当することで、手術のリスクは最小限に抑えられるため、患者さまはより安心して施術を受けられるでしょう。

小顔施術の成功には、医師との信頼関係が大きく影響するため、同じ医師がカウンセリングから治療までを一貫して担当してくれるクリニックを選ぶことが重要です。

 

まとめ:糸リフトで憧れの小顔になろう

糸リフトを受ける上では、メリットとデメリットの把握はもちろん、他の小顔施術と比較して自分に最適な施術方法を見つけることが重要です。糸リフトは切開を伴わずにリフトアップ効果が期待できる点が魅力的ですが、医師の技術力や経験によって効果が左右されることも考慮したいポイントです。

フェアクリニックでは、経験豊富な日本形成外科学会専門医が丁寧なカウンセリングから施術まで一貫してサポートします。患者さまの願いを理解し、最適な小顔施術を提案します。自然な美しさを追求し、理想の小顔を実現するために、ぜひフェアクリニックのカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

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