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糸リフトとはどんな仕組みなの?効果や他の美容整形との違いを紹介

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

顔のたるみを改善するためには、フェイスリフトやハイフ、脂肪溶解注射などさまざまな治療があり、どれが良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。その中でも、糸リフトはダウンタイムが比較的少なく、費用も手軽なため、多くの方から人気を集めています。

本記事では、糸リフトの仕組みや効果について詳しく紹介します。当院で扱っている治療法についても解説しているので、糸リフトを検討している方はぜひ参考にしてください。

 

目次

糸リフトの事前知識|顔がたるんでしまう原因とは?

糸リフトを検討している方の多くが、顔のたるみに悩みを抱えているのではないでしょうか。まずは、顔がたるんでしまう原因を理解しておきましょう。

 

皮膚が緩んで弾力が低下する

皮膚の真皮層にはコラーゲンやエラスチンなどの成分があり、これによって皮膚の弾力やハリは保たれています。肌の水分を抱え込む役割を持っているヒアルロン酸なども代表的な成分のひとつです。

加齢によって、コラーゲンやエラスチンなどの生成量が少なくなったり劣化したりすることで皮膚が緩むと、弾力が低下してしまいます。他にも紫外線や大気汚染などの外的刺激によって、活性酸素が増えることでコラーゲンなどが失われるケースも存在します。

 

脂肪の増加やむくみ

脂肪の増加やむくみなども顔がたるむ原因になりえます。

もともと脂肪が少なかったところに多くついてしまうと、表情筋に負担がかかり、結果たるみにつながります。またむくみに関しても、血流などの流れが悪くなると真皮層の働きが低下してしまうため、注意が必要です。

 

顔の筋肉が衰える

加齢によって顔の筋肉が衰えると、表情筋の動きが低下し、顔にたるみが生じてしまいます。

特に表情筋は、衰えやすい部位のため注意が必要です。日常的に使われている筋肉が全体の30%とされており、残りの70%は使う機会が少ないからです。

あまり人と話さなかったり、笑わなかったりと表情筋を動かさない方は筋肉が衰えやすいため、できるだけ顔を動かすよう心がけましょう。

 

糸リフトとは?仕組みと当院の治療方法・値段をわかりやすく解説

糸リフトという名前は知っていても、仕組みや値段について詳しく理解できていない方もいるのではないでしょうか。ここからは、当院で扱っている糸リフトの仕組みや値段を詳しく紹介します。

 

糸リフトが肌のたるみをリフトアップする仕組み

糸リフトとは、医療用の糸に棘のような突起が付いた糸を皮下組織に挿入する施術です。突起が付いた糸を上に向けて引っ張り上げると皮膚が引き上げられ、たるみの改善が目指せます。

多くのクリニックでは溶ける素材の糸が使われています。時間経過とともに体内に吸収されるため、異物として残ることはありません。しかし、中には溶けない糸を使用しているクリニックもあります。溶けない糸は体内に残り続け、感染症のリスクが高くなる傾向があるので注意しましょう。

 

当院で扱う2種類の糸リフト|フェアリフトとVリフトの特徴と値段

当院では「フェアリフト」と「Vリフト」の2種類を取り扱っています。フェアリフトは、たるみやしわを引き上げるのに特化しているのが特徴です。Vリフトは、コーンという突起が付いた糸を使用し、頬のたるみによるほうれい線を浅くする効果が期待できます。

2種類とも値段は24本99,000円、50本までの入れ放題が165,000円です。麻酔クリームが付いているため、痛みが心配な方もぜひ判断材料のひとつにしてください。

 

たるみ改善だけじゃない!糸リフトの嬉しい効果を3つ紹介

糸リフトの目的としてたるみの改善が代表的ですが、他にもさまざまな効果が期待できます。ここからは、糸リフトの効果を3つ紹介します。

 

①たるみ・しわ改善効果

糸リフトの代表的な効果として、たるみやしわの改善が挙げられます。ほうれい線やマリオネットなど気になる部分に直接アプローチできるため、たるみを引き上げてフラットな状態に仕上げられます。

セルフマッサージや筋トレなどは、方法を間違うとかえってたるみやしわが悪化することがあるため、糸リフトでの改善がおすすめです。

 

②小顔効果

糸リフトによってフェイスラインのもたつきが改善されると、輪郭がハッキリして小顔に仕上がります。糸の種類によっては、脂肪を萎縮させて引き締める作用もあるため、より高い小顔効果を期待できます。

ダイエットをしても顔が小さくならない方やたるみが気になる方は、糸リフトを検討してみましょう。

 

③美肌効果

皮下組織に糸リフトが挿入されることによって、周辺の細胞の動きが活性化されます。その結果、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されて、肌のハリや弾力がアップします。

定期的に受けることでより高い美肌効果を得られるため、肌質の改善が目的で施術を受けるのもおすすめです。

 

糸リフトの効果はどれくらい続く?気になる持続期間を解説

糸リフトの効果持続期間は、糸の種類や脂肪の付き方などによって短くなる場合もありますが、平均1年半程度とされています。

そのため、長期間の効果を期待している方は、定期的に施術を受けたり、他の施術を検討したりするのがおすすめです。ただし、たるみの予防に関しては半永久的な効果が期待できるため、アンチエイジング目的として一度糸リフトを受けるのも良いでしょう。

 

糸リフトをおすすめしたいのはこんな人|向かない人もいるので注意

糸リフトは、ダウンタイムを抑えながらリフトアップ効果を期待できる魅力的な施術です。しかし、中には糸リフトが向かない方もいるため、施術を受ける前に理解しておきましょう。

 

大がかりな手術を受けたくない人

美容整形に慣れていない場合、メスを入れるのに抵抗や不安がある方もいるのではないでしょうか。糸リフトは、切開せずに針のみで施術が完結するため、大がかりな施術を受けたくない人におすすめです。

切開しないため、当院では1時間足らずと施術時間の短さも特徴です。術後すぐにメイクもできるなど、日常に支障をきたすことがありません。

 

リフトアップ効果を早く感じたい人

糸リフトは、糸によって物理的に皮膚を持ち上げる施術であるため、術後すぐに効果を実感しやすいでしょう。腫れや内出血などの術後の症状も比較的少ないため、早い段階で完成形に仕上がります。

切開を伴うフェイスリフトは、抜糸が必要であったり、ガードルで固定しなくてはならなかったりと、すぐにリフトアップ効果を実感できません。

そのため、糸リフトはできるだけ早くリフトアップ効果を感じたい人におすすめです。

 

【要チェック】糸リフトが向かない人はこんな人

糸リフトは、皮下脂肪が多い人には向いていません。皮下脂肪が多いと、糸にかかる負担が大きくなり、思うような効果を得られなかったり、効果が持続しなかったりする可能性があります。

さらに鼻から下の下顔面が小さい人も糸リフトが向いていないケースがあるため、検討している方は一度医師に相談しましょう。

 

糸リフトの実際を症例動画で紹介!YouTubeでビフォーアフターを確認しよう

糸リフトの仕組みや効果について理解できたものの、いまいちイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか。不安や疑問を軽減するためにも、事前にイメージを膨らませておきましょう。

フェアクリニックでは施術内容の詳細をYouTubeで公開しています。下記の動画では、糸リフトの施術の様子やよくある疑問について当院の院長が解説していますのでぜひご覧ください。

 

当院の糸リフト施術の流れ|治療時間は1時間足らずで完了です

当院の糸リフト施術の流れを紹介します。

 

①麻酔クリームを塗布

糸リフトは針を挿入する際に痛みが生じるため、はじめに麻酔クリームを塗布します。約15分後には肌の感覚がなくなるため、痛みが不安な方もご安心ください。

 

②糸を挿入する部位のデザインを行う

麻酔クリームを落として、糸を挿入する部位のデザインを行います。デザインに関しては、事前のカウンセリングで念入りにヒアリングいたします。不安や疑問がある場合は、遠慮なくご相談ください。

 

③注射針で糸を挿入する

デザインに沿って、注射針で糸を挿入します。このとき麻酔が効いているため、痛みはほとんどありません。

 

④施術終了

10分程度で施術は完了し、そのままメイクをして帰宅できます。針を刺した部分が青く内出血する場合がありますが、ファンデーションで隠せる程度のため、経過を見るようにしましょう。

施術の流れに関しては、カウンセリングの際により詳しく説明します。気になる方はぜひ当院のカウンセリングにお越しください。

 

糸リフトで成功するために|治療を受けるポイントをおさえよう

糸リフトは、医師のスキルによっては不自然な仕上がりになったり、思うような効果を得られなかったりする可能性があるため、注意が必要です。ここでは治療を受ける際におさえておきたいポイントを3つ紹介します。

 

日本形成外科学会専門医の資格を持つ医師と実績豊富なクリニックを選ぶ

糸リフトで失敗しないためには、日本形成外科学会専門医の資格を持った医師に依頼するのがおすすめです。日本形成外科専門医の資格を取得するためには、以下の条件をクリアする必要があります。

  • 医師免許を持って日本形成外科学会に4年以上正会員として在籍する
  • 学会が指定する施設で研修を受けて必要書類などを提出する
  • 形成外科学会専門医試験に合格する

上記以外にも、60以上の症例を記録して提出したり、症例写真が必要であったりなど審査基準が厳しい資格です。そのため、形成外科専門医の資格を持った医師は、多くの症例に関して知見が高いため、確かな技術と知識を持っているといえます。

他にも糸リフトの実績や症例が豊富なクリニックを選びましょう。症例や実績に関しては、公式サイトやSNSに掲載しているところも多いため、クリニックを選ぶ際は事前にチェックしてみてください。

 

事前のカウンセリングで希望をしっかり伝える

理想の仕上がりを目指すためには、事前のカウンセリングで希望をしっかり伝える必要があります。

そのため、カウンセリングに十分な時間を確保して、丁寧に話をしてくれるクリニックを選びましょう。他にも無資格のカウンセラーではなく、医師がカウンセリングから治療までを担当しているクリニックがおすすめです。

 

ダウンタイムの過ごし方に気をつける

糸リフトのダウンタイム中は、以下のポイントに気をつけながら過ごしましょう。

  • サウナや激しい運動などの血流を促進させる行動は控える
  • 飲酒を控える
  • 口を大きく開けない
  • マッサージやハイフを避ける

サウナや激しい運動、飲酒などは血流を促進させる作用があります。血流が良くなると、傷口が傷んだり、腫れたりなどダウンタイムが長引く恐れがあるため、控えましょう。

他にも糸リフトのダウンタイムについて詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。
糸リフトのダウンタイム|腫れや痛みはどのくらい?気をつけることは?

 

フェアクリニック川口は良質な若返り治療を低価格でご提供します

当院では、患者さまが良質な若返り治療を定期的に受けられるよう、フェアリフト24本99,000円といったように低価格での提供に努めています。押し売りなども一切なく、きちんと納得してから契約いただけるため、ご安心ください。

また当院では、以下のポイントを大切にしております。

  • 治療前の診察やカウンセリングに十分な時間を確保しています
  • 治療方法の提案は院長が直接お伝えします
  • 最小限の治療で済むような治療法を提案します
  • 痛みがないようさまざまな麻酔を扱っています
  • 仕上がりに不安がある場合はアフターケアを行います

これらは当院で患者さまと約束している項目です。クリニック選びの際も上記のポイントをおさえているかどうかで判断すると、失敗するリスクを軽減できます。

 

糸リフトと他の美容整形との違い|選択肢を知って納得できる治療を受けよう

リフトアップを期待できる施術は、糸リフトだけではありません。他の選択肢も知っておき、自分に合った治療を選択しましょう。

 

糸リフトとHIFU(ハイフ)との違い

糸リフトとハイフは、顔のたるみに効果を発揮する点では共通していますが、以下の違いがあります。

  • 糸リフト:皮下組織に糸を挿入し、物理的に引き上げる
  • ハイフ:SMAS(スマス)筋に超音波を照射して、肌内部の筋肉を引き締める

そのため、たるみの改善に関しては、糸リフトのほうが高い効果を期待できます。ハイフはたるみ以外に、毛穴の引き締めや肌質改善などの肌トラブルへの効果が見込めるでしょう。

ハイフの効果について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ハイフで得られる4つの効果!いつまで続く?気になる疑問を解消

 

糸リフトと切開リフト(フェイスリフト)との違い

糸リフト以外にも、リフトアップを目指せる施術に切開リフトがあります。

切開リフトは、たるんでしまった余計な皮膚を切開して、リフトアップを目指す治療です。切開するため、糸リフトに比べてたるみの改善に高い効果を期待できます。しかし、医師のスキルによっては縫合した部分が跡になってしまうリスクがあります。

糸リフトは、切開せずに針のみで施術を行うため、跡が残ることはほとんどありません。効果の持続期間は、切開リフトに比べると劣るため、メリット・デメリットを理解して慎重に選ぶ必要があります。

切開リフト(フェイスリフト)について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
フェイスリフトはたるみに効果的|治療法や術後を解説

 

まとめ:糸リフトでたるみも気分もリフトアップしよう

糸リフトは、ダウンタイム症状が少なかったり、費用も比較的手頃な価格だったりと整形初心者でも受けやすい施術のひとつです。しかし半永久的な効果はなく、切開を伴うフェイスリフトに比べて効果が劣るといったデメリットも存在します。

そのため、メリットとデメリットの両面を理解してから施術を受けることが大切です。

当院では、2種類の糸リフトを取り扱っています。形成外科専門医の院長がカウンセリングからアフターケアまでを担当し、悩みや不安をすぐに解消できる環境が整っています。気になる方は、ぜひ当院のカウンセリングにお越しください。

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