たるみの原因ってなに?予防と改善のためにできるセルフケアと治療

年齢を重ねると気になってくる顔のたるみ。顔が大きく見えたり老けた印象を与えたりするため、治したいと考える方も多いのではないでしょうか。 この記事では、顔のたるみの原因について紹介していきます。予防法や改善法についても解説しているため、顔のたるみに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

「たるみ」は多くの40代・50代が抱える悩みのひとつ

ここでは、たるみがどのような状態を指すのか紹介していきます。たるみやすい方の特徴も紹介しているため、併せてチェックしていきましょう。

たるみとは、皮膚が垂れ下がった状態のこと

重さに耐えきれず皮膚が垂れ下がってしまった状態が「たるみ」です。年齢を重ねると、肌の水分量や筋肉量が少なくなり下がってしまいます。 特に、口角やおでこ、目の下、あごはたるみの出やすい部分です。正面から見るより横から見るとわかりやすいため、鏡でさまざまな角度からチェックしてみてください。 下記の記事では、ほほやあごのたるみについて詳しく紹介しています。部位別の原因や解消方法を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。 ほほのたるみの種類・原因・予防・改善方法|戻らない場合は? 顎のたるみの原因は?筋トレ・マッサージ・整形など解消方法を紹介!

これってたるみ?エイジングサインを確認しよう

ほうれい線やマリオネットラインはエイジングサインといえるでしょう。また、顔と首の境界がぼやけているのもサインです。 年齢を重ねて顔の輪郭が四角くなっている場合もその可能性があります。さまざまな角度からチェックし、エイジングサインを確認してみてください。

顔のたるみは老け・疲れ・不機嫌な印象を与える

老けや疲れ、不機嫌な印象になるなど、さまざまな悪影響が生じてしまいます。 ほうれい線やマリオネットラインは、見た目年齢が上がる原因のひとつです。また、輪郭がぼやけるとシャープで若々しい印象にはなりません。目尻が下がると元気な印象がなくなるため、疲れた顔に見えやすくなるでしょう。 さらに進行すると口角も下がってしまいます。口角が下がるとムッとした表情のように見え、不機嫌な印象を与えてしまいます。笑っているつもりなのに他人から怒っているように見られる方は、口角が下がっていることが理由かもしれません。 たるみは人に与える印象が変わり、さまざまな悪影響を及ぼすこともあります。このようなことを避けるためにも、日頃のケアや習慣に気をつけることが大切です。

当てはまる人は要注意!顔がたるみやすい人の特徴

以下のような方はたるみやすいため、注意が必要です。 パソコンやスマートフォンを見る時間が長い方は、顔の筋肉を使う頻度が少なくなるため、衰えてしまいます。また、太り気味の方は脂肪の重さでたるみが生じる場合があります。

まずは顔のたるみを招く原因を知ろう

ここでは、顔のたるみを引き起こす原因を解説していきます。原因を取り除いて予防しましょう。

原因①潤い成分減少による皮膚のハリと弾力の低下

皮膚はコラーゲンやエラスチンによってハリと弾力を保っています。これらは肌の真皮層に存在している線維状の組織です。若く健康な皮膚には豊富に存在しています。 これらの組織が紫外線や加齢、生活習慣などが原因で少なくなったり質が落ちたりすると、弾力がなくなりたるみが生じてしまうと考えられます。 また、ハリと弾力を保つには、水分を保持する性質があるヒアルロン酸も大切です。

原因②加齢による筋肉量の減少

筋肉量は加齢に伴って少なくなっていきます。顔の筋肉の低下はその原因のひとつです。 筋肉は使わなければ少なくなってしまうため、顔の筋肉を使わないこともたるみを生じさせる要因になるでしょう。顔の筋肉は意識して動かさなければ鍛えることが困難なため、日頃から動かすことが大切です。 パソコンやスマートフォンを見る時間が長く、無表情で過ごしている方は特に気をつけましょう。

原因③皮下脂肪の伸びや傷

皮下脂肪とは、真皮と筋肉の間にある組織で、脂肪と靭帯組織によって構成されています。コラーゲン線維によって形を保ち、靭帯組織によって支えられています。 しかし酸化ストレスや紫外線、物理的な圧力などが原因で、伸びたり傷がついたりすると、脂肪を支えられなくなりたるみが生じてしまうケースがあります。 ダメージを与えないためには、日頃からケアを行うことが大切です。

原因④脂肪やむくみの増加

脂肪が多く付いてしまうと、顔の筋肉がその重さに耐えられなくなり顔がたるんでしまいます。 また、血流やリンパの流れが滞ると生じるむくみは、真皮層の組織の働きを低下させてしまうため、たるみを引き起こしやすくなるでしょう。 脂肪やむくみの増加を防ぐためには、暴飲暴食や塩分の過剰摂取を避けることが大切です。運動や顔の筋肉を動かすことで、顔の血流やリンパの流れを促してあげましょう。

原因⑤骨密度の低下による骨の委縮

加齢は筋肉だけでなく骨密度の低下も引き起こします。骨には顔の筋肉や脂肪、皮膚を支える役割がありますが、骨密度の低下により骨が委縮すると、筋肉や皮膚を支えきれなくなり、たるみを引き起こしてしまいます。 また、骨の委縮はこめかみや目の周りを広げ、ほほやあご周りはへこみ、痩せこけた印象をもたらします。 骨の委縮に加え、加齢による筋肉や脂肪の低下も症状を助長させてしまうでしょう。

顔のたるみを予防するには生活習慣が重要

ここでは、予防方法を紹介していきます。毎日の生活の中で、ちょっとしたことに気をつけることで予防が可能です。

姿勢|スマホ操作時は特に気をつける

猫背になると顔が下向きになり、皮膚が下に下がってしまいます。皮膚が下に下がると、ほうれい線やマリオネットライン、あごのたるみの要因となります。 特にスマホを長時間触る習慣がある方は注意が必要です。下を向いた体勢が長く続くとたるむ原因になります。また、スマホを長時間見ることは、猫背の原因のひとつです。 予防するためには日頃から姿勢に気をつけるようにしましょう。

紫外線|日焼け止めで肌の老化・酸化を防ぐ?

紫外線は肌の老化や酸化を助長させてしまいます。そのため、日頃から日焼け止めなどで紫外線対策を行いましょう。 紫外線は季節に関係なく降り注いでいるため、1年中使用することがおすすめです。日差しが強い時期は日傘や帽子、サングラスを利用しましょう。 また、日焼け止めは2~3時間おきに塗りなおすことが大切です。

睡眠|十分な睡眠で成長ホルモンを分泌させる

睡眠時には成長ホルモンが分泌され、ターンオーバーや細胞の生成が行われています。成長ホルモンによって、肌は日中のダメージを回復しています。 しかし、睡眠不足により成長ホルモンが十分に分泌されないと、ターンオーバーが乱れる原因になることも。その結果、コラーゲンやエラスチンが少なくなって弾力を保てなくなり、たるみが引き起こされます。 そのため、睡眠時間はしっかりと確保することが大切です。

食事|栄養バランスの取れた食生活を心がける

食事によってコラーゲンを増やして予防することが可能です。タンパク質やコラーゲンが含まれている食品を意識して摂るようにしましょう。また、コラーゲンを生成する際に関わるビタミンCや鉄分も積極的に摂るのがおすすめです。 とはいえ、それらの栄養素だけ摂取すればいいわけではありません。栄養バランスが取れた食事が大切です。

保湿|日々のケアで肌の水分量を保つ

肌のハリを保つために大切なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が配合された化粧品を使用し、しっかり保湿するようにしましょう。 水分を保持するために、ケアの最後にはクリームで蓋をするのがおすすめです。化粧水や乳液だけでは、補った水分が蒸発しやすくなってしまいます。 また、フェイスパックや美容液を取り入れるのもいいでしょう。高価なものではなくとも、使用量を守り、しっかり保湿することが大切です。

自力で顔のたるみの改善するには表情筋のケアが必要

顔のたるみを自力で改善するには、表情筋のケアが大切です。ここでは、たるみを改善するためのセルフケア方法を紹介します。

方法①リフトアップに効果的な「筋トレ」を実践する

顔のリフトアップにつながるため、表情筋のトレーニングを実践しましょう。表情筋を日頃からよく使っていると、たるみにくいといわれています。スマホやパソコンを見る時間が長い方は、無表情のまま過ごしている可能性が高いかもしれません。 表情筋を鍛えれば、筋力アップだけでなく肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンの生成も促せます。また、マッサージで顔や頭皮の筋肉をほぐすことも大切です。

方法②「マッサージ」でコリ・むくみを解消する

マッサージでコリやむくみを解消するのも、表情筋のケアにおすすめです。首や肩をマッサージしてほぐしてあげてください。 自身でも行えますが、マッサージ機の使用や整体に通うのもいいでしょう。あまり強くマッサージはせずに、痛気持ちいいくらいに行うのがポイントです。

顔のたるみに対するセルフケアの注意点

セルフケアを行う際は気をつけなければ逆効果になる場合もあります。ここでは、セルフケアをする際の注意点を紹介していきます。注意点をチェックし、リスクを抑えてセルフケアを行いましょう。

注意点①化粧品にたるみ改善の効果はない

たるみの改善をうたった化粧品もありますが、残念ながら化粧品でたるみの改善はできません。 化粧品の作用が届くのは表皮の表層である角質層までで、真皮やその奥までは届きません。このことは、薬事法でも定められています。 そのため、化粧品でのたるみ改善はあまり期待できないでしょう。化粧品は肌を保湿し、健やかに保つために利用するのがおすすめです。

注意点②過度なマッサージや筋トレは逆効果のリスクも

表情筋のケアとしてマッサージや筋トレを紹介しましたが、やりすぎは禁物です。過度にマッサージすると、たるみを進行させてしまう恐れがあるため気をつけましょう。 また、強すぎるマッサージは、肌のハリを保つ組織を壊す可能性もあります。顔の皮膚は薄く繊細なため、刺激によってバリア機能が低下し、肌荒れを起こす場合もあるでしょう。 マッサージや筋トレは、力加減や頻度に気をつけて行う必要があります。

注意点③確実な効果・即効性は期待できない?

たるみのセルフケアは、効果が確実に出るとは言い切れません。また、効果が出たとしても即効性はないでしょう。 確実に、すぐにたるみを改善したい方は、美容医療がおすすめです。美容医療には、たるみを引き上げるための施術がさまざまあります。気になる方はまずカウンセリングを受け相談してみてはいかがでしょうか。

顔のたるみがひどい場合も「美容整形」で確実に改善できる

ここでは、たるみを改善するための治療法について紹介します。美容整形を受ければ、たるみがひどい場合も改善を目指せるでしょう。美容整形を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

治療法①注射で叶うリフトアップ「糸のリフト」

時間の経過で少しずつ体内に吸収される専用の糸を注射器で注入し、内側からたるみやシワを改善する効果が期待できる治療です。 内側から斜め上に引き上げて、リフトアップしていきます。糸を入れる際に刺激された肌は収縮し、さらに引き締め効果が期待できるでしょう。 糸は6カ月かけて吸収され、時間をかけてコラーゲンを生成するため、リフトアップだけでなく、美肌も同時に目指せます。 下記の記事では、糸リフトのダウンタイムについて詳しく解説しています。糸リフトについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 糸リフトのダウンタイム|腫れや痛みはどのくらい?気をつけることは?

治療法②たるみと筋膜を同時に上げる「フェイスリフト」?

皮膚の部分をデザインして切除し、引き上げながら縫合する治療です。顔の皮膚を支えているSMAS(スマス)筋膜も同時に引き上げるため、たるみの原因を根本から改善できるでしょう。 当院では、たるみやしわの程度や改善したい部位に合わせたさまざまな種類のフェイスリフトを取り扱っています。フェイスリフトの詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 フェイスリフトはたるみに効果的|治療法や術後を解説

治療法③効果の高いハイフ「ウルセラ」?

ウルセラは「切らないリフトアップ」として話題となり、ハイフの中でも効果が高いといわれています。強力な超音波を肌に照射し、肌の深層部で皮膚を支えているSMAS筋膜を収縮させて、リフトアップを目指します。 車のエンジンで例えるなら、通常のハイフ機器が軽自動車やバイクのエンジンであるのに対し、ウルセラはフェラーリのエンジンといえるほどパワーに大きな差があります。 パワーの強いハイフ機器のため、ハイフを受けても満足できなかった方やしっかりリフトアップしたい方におすすめです。 以下の記事では、ハイフの効果について詳しく解説しています。ハイフの詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 ハイフで得られる4つの効果!いつまで続く?気になる疑問を解消

美容整形で顔のたるみが治った症例|写真&動画

こちらは、パーフェクトリフトの症例写真です。深く刻まれたほうれい線が、治療後には改善されているのがわかります。また、たるみによって下がった口角が上がり、表情が明るくなったように見えます。 当院のYouTubeでは、治療の解説や経過を紹介しています。より具体的なイメージが知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。 「まるで別人!」56歳の美容治療、何したの!?

まとめ:たるみの程度・原因に合った治療で悩みを解消しませんか

たるみは皮膚が垂れ下がった状態を指します。たるみが進むと、ほうれい線やマリオネットラインの原因となり、フェイスラインもぼやけてしまうでしょう。 たるみは加齢や肥満、紫外線や生活習慣による水分量の低下など、さまざまな原因が考えられます。 マッサージや筋トレでセルフケアも行えますが、やり方を間違えるとたるみを進行させてしまうため注意が必要です。また、マッサージや筋トレでのセルフケアは即効性も確実性もありません。 確実にたるみを改善したい方は、美容医療を受けるのがおすすめです。フェアクリニックでは、たるみを改善するためにさまざまな種類のメニューを用意しています。 患者さま1人ひとりに合わせたたるみ治療を提案しますので、たるみが気になる方は当院の無料カウンセリングにお越しください。
フェイスリフト (症例No.s50005)
担当医
柴田健了
経過日数
3ヶ月
費用
407,000円~850,000円
副作用・
リスク
  • だるさ・熱感・むくみ・かゆみ・軽い発熱などの全身症状
  • 傷周囲の赤み・盛り上がり・硬さ(体質により長引くことがあります)
  • 内出血・血腫、むくみの遷延
  • 感染(化膿)により痛みや腫れが強くなる、長引く
  • 左右差や、表情の変化を「違和感」と感じること
  • 耳の形・耳たぶの位置などがわずかに変化する可能性
  • ごく稀に、アレルギー反応・ショックなど全身的な合併症
施術前
3ヶ月後

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・切らない目の上のくぼみ取り(挙筋固定法)
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・目の上のたるみ取り(切除法)
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・経結膜脱脂(下眼瞼脱脂)
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フェイスリフトの 3ヶ月検診後 ~ その後3ヶ月以内

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対象メニュー(全10種)
・切らない目の上のくぼみ取り(挙筋固定法)
・切らない目の上のたるみ取り(挙筋固定法)
・目の上のたるみ取り(切除法)
・切らない眼瞼下垂
・眼瞼下垂手術
・眉下切開
・目の下のたるみ取り(下眼瞼除皺・脂肪除去)
・経結膜脱脂(下眼瞼脱脂)
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Dr柴田の眠れるウルセラリフト全顔188,100円

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102,410
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医療監修 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医

柴田医師は形成外科・美容外科の専門医として20年以上にわたり、フェイスリフト、しわ・たるみ改善、二重術、目元治療など幅広い施術に携わってきました。
エビデンスに基づく治療と誠実な提案を大切にし、美容医療を身近で安心できるものにすることを理念としています。

柴田医師の紹介

最終更新:2023/04/27

美容外科医 柴田健了

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