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ほほのたるみの種類・原因・予防・改善方法|戻らない場合は?

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

「ほうれい線がくっきり目立つようになった……」
「フェイスラインがぼやけてきた」

このようなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。これらのお悩みは、頬のたるみが原因で起こっています。

たるみがあると、実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。そこで今回は、ほほのたるみの種類・原因を紹介し、さらに予防・改善方法まで解説します。

ほほのたるみが気になる方はぜひ参考にしてください。

 

目次

あなたの「ほほ」はたるんでる?たるみのタイプを確認しよう

ほほのたるみの種類を知ることで、対策方法も分かってくるはず。ほほのたるみには、大きく分けて3つの種類があります。

1. ほうれい線
2. ブルドッグタイプ
3. ゴルゴ線

まずは、あなたのほほのたるみのタイプをチェックしていきましょう。

 

・そもそも「ほほのたるみ」とは|どんな状態?原因は?

たるみは、紫外線によるダメージや、加齢によるコラーゲンなどの減少・変質によって皮膚の弾力が失われることで起こります。

また、筋力の低下による影響も大きく、重力によって頬が下がりやすくなったり、血液やリンパの流れが滞ってしまったりして脂肪がつくことでたるみができてしまうのです。

たるみは、以下のような見た目に大きな影響を与えるのが特徴です。

  • 目元が暗く見える
  • 目が小さく見える
  • 口角が下がって見える

たるみがひどくなる前にご自身のたるみの原因を知り、それに合った対策をすることが大切です。

 

・ほほのたるみによる変化とは|3種類のタイプがある

1.ほうれい線

ほうれい線とは、皮膚や筋肉が老化し、垂れ下がってできる溝の鼻の脇から口角に向かってできる2本の線のことです。

ほうれい線はシワだと思われがちなのですが、実はたるみのひとつです。年齢を重ねるとともに頬の筋肉が衰え、皮膚や脂肪を支えきれなくなることで生じてしまいます。

 

2.ブルドッグタイプ

ブルドッグ犬のように頬が垂れ下がってしまうブルドッグタイプのたるみは、皮膚や筋肉の老化によって起こります。見た目にも大きな影響を与えます。

顔全体の印象がぼんやりしたり、老けた印象を与えてたりしてしまうのです。

 

3.ゴルゴ線

ゴルゴ線は、目頭の下あたりから頬へ斜めに伸びる線のこと。表情筋の衰えによってたるみが生じやすくなり、次第に目立ってきます。

また、目の周りの筋肉を酷使している方も、筋力の低下とともにたるみになってしまいやすいので、注意が必要です。

 

・セルフチェック|ほほのたるみの現状を知ろう

たるみの種類が分かったところで、次は「自分の頬のたるみの状況」をチェックしてみましょう。
セルフチェックリストをもとに、いくつ当てはまるか確認してみてください。

  • 口を閉じると口角が下がる
  • ファンデーションがほうれい線に溜まる
  • 輪郭が四角くなってきた
  • 口角から下へ伸びる線ができた
  • 顔全体がのっぺりしてきた

あてはまる項目が多ければ多いほど、たるみの進行具合が進んでいる傾向にあります。しかし、今からでもしっかりとケアを行うことで、たるみ改善を目指せます。
諦めず、頑張っていきましょう。

 

ほほのたるみを作る原因はなにがある?

・肌の弾力が衰えている

真皮層にあるコラーゲンが、お肌の弾力やハリを支えています。紫外線や乾燥、加齢によってコラーゲンを産生する力が衰えて肌が弱ってしまうことにより、皮膚が脂肪などを支えきれずたるみが生じるのです。

 

・顔の筋肉が減少している

表情筋も顔のたるみに関係しています。
表情筋は体の筋肉に比べて薄く弱いのに加え、40種類以上もあるうち使われているのは30%程度と言われています。

残りの70%は使わないでいることが多いので、加齢とともに衰えてハリが失われ、たるみやすいのです。

 

・老廃物が蓄積している(むくみ)

血流やリンパの流れが滞ると起こるむくみは、真皮層の組織の機能低下を招きます。
顔の表情筋は真皮層の奥でつながっているため、たるみやすい環境を生み出してしまうのです。

 

・皮下脂肪が増えたり減ったりしている

脂肪細胞が大きくなることで、重みによって皮膚が落ちてしまうのもたるみの大きな原因です。

実は短期集中のダイエットも、たるみの原因になってしまうので注意が必要です。
急激な減量で皮膚の新陳代謝が追いつかずに皮膚が余り、たるんでしまうこともあるのです。

 

自力でほほのたるみ改善を目指す|3つの方法を紹介

顔のたるみによる「年寄り顔」を改善したいなら、日々のセルフケアも大切。自宅にいながらできる簡単ケアを紹介します。

 

①表情筋を鍛えてたるんだ頬をリフトアップする

表情が豊かに動く人は、顔がたるみにくいと言われます。表情筋をきたえることで、たるみ対策となるだけでなく、肌の弾力アップも期待できます。トレーニングとともに生活習慣を見直すこともたるみ改善に有効です。

 

すきま時間にできる!顔の筋トレ方法

【目元の筋トレ】
1. 眉を思いっきり上げて静止
2. 5秒程度止めて戻す
3. 上まぶたも同時に上げ、同じように5秒止める
4. 眼球を上下左右に動かしてリラックスさせる

【顎の下、ほうれい線解消に効果のある筋トレ】
1. 大きな口をあけて「あいうえお」の口の形をする
2. 上を向き舌を出して静止する

 

【注意】ほうれい線が深くなったというケースもある

筋肉不測のたるみには確かに筋トレが効果的です。しかし、筋肉の動きが強いため深くなったほうれい線(M型ほうれい線)には逆効果という意見もあります。

まずは自身のたるみタイプを知ってから、どのセルフケアがあっているかチェックするようにしましょう。

 

②正しいマッサージでコリやむくみを解消する

たるみケアのひとつとして顔のマッサージが有効です。ただ、間違った方法でのマッサージを行うことでむしろ逆効果になってしまうため、マッサージを行うときのポイントをおさえることが大切になります。

【たるみに効果的なマッサージ方法】
① アゴの骨の中央、少し内側のへこむ部分に人差し指の関節を押し込む
② 顔の右側に向かって力を込め、ぐりぐりと動かしてほぐす
③ 押し込んだ指は同じ位置のまま、顔の左側に向かって力を入れ、ぐりぐりと動かす
④ フェイスラインから鎖骨に向かって優しく撫で下ろす

このとき、顔の肌は擦らず「押す」ようにしましょう。また、むやみに引っ張らずつまむ意識で行うと、肌に負担がかからずむくみ改善につながります。

 

③肌をケアする美顔器や保湿クリームを取り入れる

加齢や乾燥によって水分が減少すると、たるみにつながってしまいます。乾燥によるたるみケアには、肌に当てるだけでリフトアップケアができる美顔器や保湿クリームも効果的です。

美顔器は超音波や弱い電流を出して、顔の細胞や筋肉に働きかけてくれます。それにより、たるみを深層からケアしてくれるので、セルフケアの中では高い効果が期待できます。

 

ほほのたるみは「美容整形」で改善が目指せる

ほほのたるみは、美容医療で治療できます。ここでは、美容医療でできるたるみの「美容整形」を紹介します。

 

①たるみと筋膜を同時に上げる!「フェイスリフト」

フェイスリフト手術は「もっとも引きあがるたるみ取り手術」として知られています。

フェイスリフト手術は、こめかみ・耳の前・耳の下・耳の後ろ・えり足付近までの皮膚を切除し、引き上げて縫合する形成外科手術です。

その際、皮膚を支えているSMAS(スマス)筋膜も同時に引き上げるため、顔全体のしわ・たるみなど症状に合わせたアプローチが可能な点も特徴です。

 

②切らずにたるみ取り!注射器による「糸リフト」

糸リフトは、皮膚の中へ糸を挿入し、内側からたるみやしわを引き上げる手術です。

コーンという数カ所の引っかかりが付いた糸でほほのたるみを引き上げほうれい線を浅くしてくれます。切らずに注射するだけの方法なので、腫れや内出血の心配がないのが最大のメリット。

糸を複数入れることによって、たるみやしわにしっかりとアプローチできます。

 

③超音波照射でたるみを引き締め&リフトアップ「ウルセラ」

ウルセラは、HIFU(ハイフ)治療のひとつ。もともと超音波照射の熱によって筋膜を収縮させてリフトアップさせる治療法であるHIFUをより強化したもので、強力な超音波を照射することで皮膚直下にある表情筋筋膜(SMAS:スマス)を収縮させる医療機器です。

たるみの原因であるSMAS筋膜を、切らずに熱によって引き上げると同時に、皮膚の内側を引き締める小顔形成効果が期待できます。加えて、3〜6か月後に肌の中でコラーゲンが生成されるため、「たるみの解消+肌の弾力を戻す+小顔効果」を期待できるのです。

 

④リーズナブルな価格で高いパワーを発揮「ウルトラセルZi」

「ウルセラに近い効果で、もっと受けやすい価格のHIFUを導入してほしい」との要望から導入したのが、ウルトラセルZi(ジー)です。

ウルトラセルZi(ジー)は、ウルトラセルシリーズの新しい機種です。超音波照射機器のハイフの中でも強力なパワーを持っており、切らずにフェイスラインやほほのたるみを引き上げることが可能です。

ウルセラに近いパワーとリフト効果がありますが、痛みが少ない点が特徴。それに加えて、受けやすい価格で提供できるため、無理なく定期的にお受けいただけるのもメリットです。

 

⑤脂肪によるたるみが気になる方には「ほほの脂肪吸引」

極細のカニューレ管という脂肪吸引用の針を皮膚内側へ挿入し、深い部分の脂肪を吸引していきます。

脂肪細胞自体を破壊するため、リバウンドの心配がほとんどありません。完成までには手術後1〜3ヵ月ほどかかりますが、確実な小顔形成ができます。

また、カニューレ管を皮膚の内側に通した刺激によって肌が引き締まり、より小顔効果が高まるため、見た目もほっそりしていきます。

 

⑥ほほのたるみ治療をもっと詳しく!症例をYouTubeで確認

「文章で見るだけではなく実際の症例も見たい!」
そんな方はぜひ、当院のYouTubeをご覧ください。詳しく症例について解説しています。

 

ほほのたるみ治療を成功に導くポイント

【5条件】信頼できるクリニックから治療を受ける

フェアクリニックでは施術を受ける方へ、次の5つの取り組みをお約束しています。

1. 十分に診察をした上で、1人ひとりに合わせた治療方法を模索します。
2. 柴田院長がカウンセリングでの治療方針の説明を行います。
3. 腫れや内出血などのリスクやダウンタイムについても丁寧にご説明します。
4. 痛みへの対策を徹底するため、麻酔クリーム・アイシング・完全無痛麻酔を採用しています。
5. 十分なアフターケアを行い、仕上がりや経過への不安に配慮します。

これら5つの取り組みは、柴田院長が考える美容クリニックのあるべき姿でもあります。

 

【当院の特徴】形成外科専門医が行う良質な治療

顔は大事な神経が多く通っていること、腫れや内出血が出ると目立ちやすいことから、安全性や仕上がりの美しさにこだわるには、医師の技術力が問われます。

当院の柴田院長は、形成外科専門医として、多くの輪郭形成治療を行ってきました。

フェアクリニックを選んでいただいた全ての患者さまが安心して来院できるように、「フェア(正しい・明瞭)」であることをクリニックのコンセプトとしています。

院長がカウンセリングから治療にいたる全てを担当し、患者さまへ最良の手術を提供することを心がけています。美容整形が初めての方も、安心してご相談ください。

 

まとめ:年齢とともにたるむ頬|最適な方法で治療しよう

「たるみが気になるな」と思ったタイミングで治療を受けることで、早期の改善が目指せます。

たるみ治療は多くのクリニックで扱っているため、美容外科選びに悩むこともあるでしょう。失敗しないためにも医師の技術や症例数が重要になります。

フェアクリニックでは、お肌に多くのメリットのある輪郭形成治療を開院以降ずっと低価格でご提供しています。

美容治療が初めての方にもお試しやすい価格帯のため、少しでも気になる方はぜひカウンセリングまたはメール・電話相談でお気軽にお問い合わせください。

ほほのたるみ治療についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのページもチェックしてください。

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