- 担当医
- 柴田健了
- 経過日数
- 3ヶ月
- 費用
- 407,000円~850,000円
- 副作用・
リスク - だるさ・熱感・むくみ・かゆみ・軽い発熱などの全身症状
- 傷周囲の赤み・盛り上がり・硬さ(体質により長引くことがあります)
- 内出血・血腫、むくみの遷延
- 感染(化膿)により痛みや腫れが強くなる、長引く
- 左右差や、表情の変化を「違和感」と感じること
- 耳の形・耳たぶの位置などがわずかに変化する可能性
- ごく稀に、アレルギー反応・ショックなど全身的な合併症
ということで、今回はフェイスリフトのダウンタイムについてまとめてみました。
あえて術後2週間目までの写真だけをお見せします。フェイスリフト手術をお受けになる上で気になることの一つとして、ダウンタイムすなわち、どれくらい腫れるのか?内出血はどんなものだろう?いつくらいに人に会えるんだろう?といったことがとても大事な情報になってくると思います。
今回は、掲載の同意をいただいた5症例のダウンタイム経過を、術前・術後3日前後・1週間・2週間の4タイムポイントで公開します。年代は51〜63歳。施術内容はフェイスリフトを基本に、頬脂肪吸引・眼瞼の処置を同時に行ったケースを含みます。
ダウンタイムの経過には個人差があります。「どのくらい腫れるのか」「内出血はいつ引くのか」という疑問に対して、実際の経過写真でお答えするのがこの記事の目的です。
ひとつ前提としてお伝えしておきたいのは、この症例集はすべてSMAS法(スマス法)によるフェイスリフトの経過だということです。フェイスリフトには術式によってダウンタイムの長さが変わります。当院が採用しているSMAS法は、靭帯を深く処理するリガメント法(deep plane法)と比べて、深部組織への操作が限定的なぶん腫れが引くのが早い傾向があります。この症例集の経過が「フェイスリフトの標準」ではなく、「SMAS法のフェイスリフトの経過」であることをご理解ください。術式の違いについてはリガメント法ではなく、なぜSMAS法なのか|フェイスリフトで私が重視していることで詳しく解説しています。

このケースはダウンタイムが比較的軽めに推移した例です。術後3日の時点で腫脹は中等度にとどまり、内出血も軽度でした。
1週間の写真を見ると左頬に黄色調の内出血が残っています。これはフェイスリフトの皮下剥離操作によるもので、剥離した組織の間に滲んだ血液が重力で頬に集まり、時間をかけて吸収されていくパターンです。内出血の色が黄色に変わっていれば、吸収に向かっているサインです。
2週間でほぼ仕上がりに近い状態になっています。フェイスラインのリフトアップ効果が明瞭に出た、標準的な経過の一例です。

術後3日の写真では、口角から下顎にかけて内出血が目立っています。頬脂肪吸引の吸引口周辺から滲み出たもので、珍しい経過ではありません。ただ、鏡でこれを見ると「大丈夫か」と不安になる方が多いのは事実です。
1週間では内出血が黄色調に変化しており、順調に吸収されています。腫脹もかなり軽快しています。2週間では内出血はほぼ消退し、リフトアップの効果がしっかりと出ています。
内出血の出方には個人差があります。このケースは出た方ですが、吸収の流れ自体は教科書通りでした。

フェイスリフトで脂肪吸引を伴わないケースです。術後2日目は多少の腫れとともに”引っ張ってる感”が出ていますね。
1週間後の写真は首の方に皮下出血斑を認めます。この方は頸部は直接手術の操作は行なっていませんが、皮下出血斑は重力により下に下がっていくもので、それが現れた形です。この方のように洋服の襟によってカモフラージュしていただくことがよいかもしれません。
2週間まで経過を追うとその皮下出血斑は目立たなくなり、順調に腫脹も引いています。

眉下切開をフェイスリフトと同時に行ったケースです。眉下切開は上眼瞼の皮膚に直接操作を加えるため、眼周囲の腫脹・内出血がこの組み合わせの中では最も出やすくなります。
術後3日の写真は、正直「かなり腫れている」と感じるレベルです。しかしこれはこの術式の組み合わせとしては想定内の経過です。「これは大丈夫なのか」と不安になる方が多いのですが、1週間・2週間と追っていくと確実に回復しています。
眉下切開を同時に行う場合は、単独フェイスリフトよりも少し余裕を持ったスケジュールを組んでおくことをお勧めします。その分、目元の印象改善という大きなメリットがあります。

63歳で、フェイスリフト・頬脂肪吸引・切らない眼瞼下垂を同時に行いました。この症例集の中で最も年齢が高いケースです。
「60代だとダウンタイムが長くなる」と思われている方が多いのですが、このケースを見ていただくとわかる通り、2週間でしっかり腫脹・内出血が引いています。術後2日に左眼瞼の内出血と結膜充血がありますが、これは眼瞼下垂の処置による影響で、1週間では明らかに軽快しています。
術前と術後2週間を比べると、この症例集の中で最も変化が大きいと感じています。上眼瞼下垂の改善で目元が明るくなり、フェイスリフトとの相乗効果が出ています。60代だからといって過度に構える必要はない、ということをこの症例は示していると思います。
すべての症例に共通していますが、腫脹のピークは術後2〜3日です。この時期に鏡を見て「こんなに腫れるのか」と驚く方は少なくありません。ただ、ここが最大値です。この時期さえ過ぎれば、あとは引いていくだけです。
内出血は赤紫色から黄色に変化しながら吸収されていきます。1週間の時点で黄色調になっていれば順調な経過です。2週間以内にほぼ消退します。出方には個人差がありますが、吸収の流れは共通しています。
眉下切開・切らない眼瞼下垂・下瞼たるみ取りなどを同時に行う場合、眼周囲の腫脹がフェイスリフト単独に加わります。見た目のダウンタイムは確かに大きく感じますが、回復の流れは同様です。スケジュールには余裕を持って組んでください。
年齢とともに回復が遅くなるイメージを持たれている方が多いのですが、当院の症例では60代でも2週間で腫脹・内出血がほぼ消退しています。若い世代と比べて若干ゆっくりになることはあっても、大きな差はありません。
当院では「マスクと帽子があれば1週間前後からの外出・仕事復帰は可能」とお伝えしています。ただし内出血の出方には個人差があり、2週間はコンシーラーが必要なケースもあります。人前に出る重要な予定は、術後2週間以降に組んでください。
改めて強調しておきたいのですが、この症例集の経過はすべてSMAS法によるものです。フェイスリフトの術式はSMAS法だけではなく、靭帯(リテイニング・リガメント)をより深部まで処理するリガメント法(deep plane法)もあります。リガメント法は一般的に腫れが大きく、引くまでに3〜4週間かかるケースも報告されています。「フェイスリフトは腫れがひどい」「1ヶ月は外に出られない」という情報を目にしたことがある方は、それがリガメント法の経過である可能性があります。
当院がSMAS法を選んでいる理由のひとつが、このダウンタイムの短さです。深部への操作が限定的なぶん、体への負担と腫れの期間が抑えられます。術式の詳しい比較についてはリガメント法ではなく、なぜSMAS法なのか|フェイスリフトで私が重視していることをご覧ください。
掲載写真はすべて患者様の同意を得て掲載しています。掲載同意いただいた皆様、ありがとうございます。個人差があるため、すべての方に同様の結果・経過を保証するものではありません。当院の施術はすべて自由診療となります。

