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まぶたのくぼみは眼瞼下垂が原因?何とかしたいときの解決策を紹介

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

鏡を見ていて、ふとまぶたのくぼみが気になってしまう方も多いのではないでしょうか?まぶたのくぼみには、さまざまな原因があります。

本記事では、まぶたのくぼみの原因や眼瞼下垂との関係について解説します。併せて改善方法も紹介するので、まぶたのくぼみが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

 

まぶたのくぼみの原因|眼瞼下垂も関係ある?

まぶたのくぼみの原因にはさまざまなものがあります。まずは、主な原因を4つ見ていきましょう。

 

筋力の低下

20代〜30代でまぶたのくぼみが気になる方は、筋力の低下が原因の可能性があります。眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる目の周囲の筋肉の力が低下すると、まぶたや目尻の皮膚の弾力がなくなり、目の周りがくぼんでしまうのです。

長時間のスマートフォンやパソコンの使用によって目の周囲を動かさなくなると、眼輪筋の筋力が低下してしまいます。また、眼精疲労がたまると目の周りの血流が滞り、まぶたのくぼみにもつながってしまうでしょう。

 

加齢による脂肪の減少や皮膚のたるみ

加齢とともにまぶたのくぼみが気になってきた方は、眼窩脂肪(がんかしぼう)の減少や皮膚のたるみが原因の可能性があります。

眼窩脂肪とは眼球の周りを覆っている脂肪であり、眼球を守るクッションの役割を果たしています。眼窩脂肪がもともと少ない方もいますが、加齢に伴う減少や脱脂手術を受けた際に取りすぎたなどの理由から、まぶたはくぼんでしまうのです。

加齢によって皮膚のコラーゲンが減少すると、まぶたが眼窩脂肪を支えられなくなり、下に下がってきてしまいます。眼窩脂肪が下垂すると、まぶたの皮膚は内側に引っ張られてくぼんでしまうでしょう。

 

眼瞼下垂

眼瞼下垂とはまぶたの開きが悪くなる状態で、原因としてはコンタクトレンズの長期使用や花粉症、アトピー、生まれつきなどが挙げられます。

まぶたの開きが悪い場合、無意識に眉を上げてまぶたを開こうとしてしまいます。眉を上げてまぶたを開くと、まぶたがくぼんで見えるでしょう。また、まぶたを開く際に眼窩脂肪も引き上げると、眼窩脂肪が奥まった位置に下がり、まぶたがくぼんでしまう場合もあります。

 

もともとの骨格によるもの

生まれつき彫りが深い印象の顔立ちの方は、もともとの骨格によってまぶたがくぼんで見えているかもしれません。

頭蓋骨の目の部分の骨の枠を、眼窩(がんか)と呼びます。眉に近い部分の眼窩が眼球よりも出ている場合、まぶたがくぼんでいるように見えてしまいます。成人の方の場合、もともとの骨格によるまぶたのくぼみのため、個性の一種といえるでしょう。

 

セルフマッサージ・トレーニングでもまぶたのくぼみは改善できる?

まぶたのくぼみの原因が筋力の低下によるものであれば、眼輪筋のセルフマッサージやトレーニングで改善が期待できます。

眼輪筋のセルフマッサージの手順は、以下の通りです。

1. 眉の下に親指の腹を当て、人差し指は眉の上にそえる
2. 眉をつかむようなイメージで眉の下を押す

眼輪筋のトレーニング方法の手順は、以下の通りです。

1. 眉の下に人差し指・中指・薬指の指先を当て、軽くまぶたを持ち上げる
2. 指先を当てたままの状態で、まぶたの開閉を10回程度繰り返す
3. まぶたを開いた状態で、眼球を横にした8の字に動かす
4. 左右交互に3回程度繰り返す

凝り固まった眼輪筋をマッサージし、眼輪筋を鍛えるトレーニングを継続することで、筋力低下が原因のまぶたのくぼみは改善が期待できるでしょう。しかし、セルフマッサージやトレーニングに即効性はありません。すぐに効果を実感したい方は、美容外科での施術のほうが良いかもしれません。

 

まぶたのくぼみを何とかしたい場合には切らない眼瞼下垂治療がおすすめ

眼瞼下垂が原因のまぶたのくぼみを改善したい方には、切らない眼瞼下垂の治療がおすすめです。

切らない眼瞼下垂治療の概要や症例写真など、以下で詳しく説明していきます。

 

切らない眼瞼下垂治療の概要

切らない眼瞼下垂治療とは、二重の施術である埋没法を応用した治療方法です。上のまぶたを反転させて極細の糸を通し、伸びてしまったゴムのように弾力が失われた眼瞼挙筋を縫い縮めることで、まぶたの開きを良くします。

手術は、目薬による麻酔と細い針を使用した局所麻酔を併用して行われるため、治療中の痛みはほぼ感じません。料金は242,000円(税込)で、眼瞼下垂の治療とともに綺麗な二重をつくることができます。

ダウンタイム中は希望の二重の幅よりも広くなってしまいますが、4日〜1週間で落ち着いていきます。まぶたに小さな内出血が出る場合がありますが、周りから見てわからない程度です。また、糸を通した部分が点のように見える場合がありますが、時間の経過とともに埋まっていくため、治療の跡は残りません。

 

切らない眼瞼下垂治療の症例写真

施術名 眼瞼下垂ワンデー埋没法
施術時間 両目で20分〜30分
ダウンタイムの経過 4〜7日程度で二重ラインが落ち着く
まぶたに小さな内出血の青みが出ることがある
まぶたの糸が小さな点に見えることがあるが、やがて埋まる
術後の過ごし方 まぶたの治療した部位以外のメイクや洗顔、シャワーは当日より可能
治療した部位は術後4日目より可能

眼瞼下垂ワンデー埋没法には永久保証がついているため、症状が改善されたと感じない場合はクリニックに相談できます。また、片目のみの治療も可能です。

 

その他にまぶたのくぼみ・眼瞼下垂への効果が期待できる施術

切らない眼瞼下垂治療のほかに、まぶたのくぼみや眼瞼下垂への効果が期待できる施術は、ヒアルロン酸やPRP注入、脂肪注入(脂肪移植)、上まぶたのくぼみ取り挙筋法が挙げられます。

以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

 

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入とは、まぶたのくぼんでいる部分に、極細の針でヒアルロン酸を注入する施術方法です。

ヒアルロン酸を注入したまぶたはすぐにボリュームが出るため、効果の実感が早いのが特徴です。しかし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収されてしまうため、定期的に治療を続ける必要があります。

当院での施術料金は39,600円(税込)で、治療時間は15分で終わります。ヒアルロン酸注入は切らずにできる注射での治療のため、ダウンタイムは3〜4日程度と短めです。まぶたに小さな内出血が出る可能性がありますが、大きな腫れやむくみはほとんど出ることはありません。治療後も当日からメイクや洗顔、シャワーが可能です。

 

PRP注入

PRP注入とは、自身の血液でつくったPRP血小板を注入する、再生医療の一種です。

まぶたのくぼみにPRPを注入し、肌のコラーゲン産生を促進します。PRPは自身の血液を使用した治療のため、副作用やアレルギーの心配はありません。PRPの治療効果を感じるまでは1〜2カ月程度かかり、個人差があります。効果の持続期間は1〜3年程度で、定期的に治療を続ける必要があります。

ダウンタイムはヒアルロン酸と同じく、ほとんどありません。当院での取り扱いはありませんが、料金の相場は10万円弱〜20万円程度です。

 

脂肪注入(脂肪移植)

脂肪注入(脂肪移植)とはまぶたのくぼみに自分の身体から採取した脂肪を注入する施術方法です。

まぶたのくぼみへの脂肪注入は、自身の脂肪を使用するため、副作用やアレルギーの心配はありません。また、自身の脂肪を使った施術のため仕上がりのなじみが良く、ヒアルロン酸などの異物を注入することに抵抗がある方にもおすすめです。個人差はあるものの、注入した脂肪は3〜4割程度定着するため、定期的な治療は必要ありません。

ダウンタイムは、脂肪を注入したまぶたと、脂肪を採取した部位の2カ所にあります。内出血や腫れは1〜2週間程度で落ち着いてきます。当院での取り扱いはありませんが、料金の相場は15万円〜60万円程度です。

 

上まぶたのくぼみ取り挙筋法

上まぶたのくぼみ取り挙筋法とは、二重の埋没法と同じようにまぶたを2カ所切開し、糸を通して結ぶことでまぶたのくぼみが持ち上がる施術方法です。

目薬での麻酔と細い針を使用した局所麻酔を併用するため、治療中の痛みはほぼ感じません。

当院での施術料金は2点で132,000円(税込)で、治療時間は両目で20分程度で終わります。ダウンタイム中は希望の二重の幅よりも広くなってしまいますが、4日から1週間で落ち着いていきます。まぶたに小さな内出血が出る場合がありますが、周りから見てわからない程度です。

また、糸を通した部分が点のように見える場合がありますが、時間の経過とともに埋まっていくため、治療の跡は残りません。

まぶたの手術部位以外のメイクや洗顔、シャワーは当日から可能で、まぶたの手術部位は術後4日目から可能です。また、当院の上まぶたのくぼみ取り挙筋法は5年保証がついています。糸での引き上げ効果が弱くなってしまった場合、再手術を無料で行えるため、ご安心ください。

 

まぶたのくぼみ・眼瞼下垂に関するよくある質問

まぶたのくぼみ・眼瞼下垂に関するよくある質問を紹介します。疑問に感じている方はぜひ参考にしてください。

 

眼瞼下垂手術は保険適用になる?

眼瞼下垂手術は、症状やまぶたの開きの程度によって保険適応で受けることができます。保険適応の場合は3割負担で受けられるため、料金が安く済むことがメリットです。

しかし、保険適応の眼瞼下垂手術は、あくまでもまぶたが開けにくい状態を改善することが目的です。そのため、保険適応での眼瞼下垂手術では綺麗な二重にならないことも考えられます。希望の二重幅などがある場合は、美容外科クリニックで自費で治療を受けたほうが良い場合もあるでしょう。

 

眼瞼下垂手術は片目だけでも可能?

眼瞼下垂手術は片目だけでも受けられます。

しかし、片目だけ眼瞼下垂が気になっている場合であっても、実際は両目ともに眼瞼下垂のパターンもあります。両目を比較した際に片方の症状が重く、もう片方の目の症状が気にならない場合があるためです。

そのため、片目のみ眼瞼下垂手術を希望する場合も、医師の診察を受けてから決めると良いでしょう。

 

まとめ

まぶたのくぼみの原因は、眼輪筋の筋力低下、眼窩脂肪の減少、皮膚のたるみ、もともとの骨格によるものなどがあり、眼瞼下垂が関係していることもあります。

まぶたのくぼみの改善方法としては、筋力の低下が原因であれば、眼輪筋のセルフマッサージやトレーニングに効果が期待できます。また、まぶたのくぼみや眼瞼下垂への効果が期待できる美容医療には、ヒアルロン酸やPRP注入、脂肪注入(脂肪移植)、上まぶたのくぼみ取り挙筋法の手術など、さまざまな方法があります。

眼瞼下垂が原因であれば、切らない眼瞼下垂手術がダウンタイムも短くおすすめです。フェアクリニックには、切らない眼瞼下垂手術「眼瞼下垂ワンデー埋没法」があり、永久保証もついています。眼瞼下垂によるまぶたのくぼみにお悩みの方は、フェアクリニックで切らない眼瞼下垂手術を検討してみてはいかがでしょうか?

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