美容コラム

おすすめ小顔施術を種類別に紹介|切らない整形から本格的な施術まで

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

小顔を目指してダイエットをしても、なかなか脂肪が減らず、顔だけサイズが変わらないといった体験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

体に比べると顔は痩せづらい傾向がある上に、マスク生活などで筋力が低下し、たるんでしまうことも珍しくはありません。

本記事では、おすすめの小顔施術を紹介します。切らずに注射で小顔を目指せるものから、切開を伴う本格的な施術まで解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。

 

小顔になりたい|顔が大きく見えてしまう理由とは

小顔になるためには、まず顔が大きく見えてしまう理由を知ることが大切です。これから紹介する原因を自分と照らし合わせ、顔が大きく見える理由を理解しましょう。

 

顔がむくんでいる

1つ目に挙げられるのが「むくみ」です。顔に老廃物や体液などがたまってしまうとフェイスラインがぼやけたり、目が腫れたりなど顔が大きく見えてしまいます。女性は、男性に比べると心臓の動きが弱いため、むくみやすいといわれています。

むくみは、塩分やアルコールの過剰摂取、寝る前の水分摂取などが原因です。毎晩アルコールを摂取したり、外食やコンビニ弁当をよく食べたりする人は、むくみやすいため注意しましょう。

 

筋肉の張りによりエラが張って見える

顔が四角形やホームベース型になっている人は、エラが張っているのが原因です。エラ張りには、筋肉の成長によるものと骨格の問題の2種類があります。

骨格の問題は生まれつきのため、日常生活によって改善するのは難しいとされています。しかし筋肉の成長によってエラが張っている場合は、食いしばり癖を止める、筋肉の作用をゆるめる注射を打つ、などの方法で改善を期待できます。

 

顔がたるんでいる

表情筋をあまり動かさなかったり、口呼吸が癖になったりしている人は、顔の下半分がたるみやすい傾向があります。特に最近は、マスク生活が続いていたために顔がたるんでしまった人も少なくありません。

また顔のたるみは、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少でも引き起こされます。たるみの原因は日常に多く潜んでいるため、予防しながら生活しましょう。

 

あごが丸い

見落とされやすい部分ですが、あごの形によっても顔の大きさが左右されます。あごが丸かったり、小さかったりすると顔が丸く見えてしまいます。もしエラ張りやむくみなどがない場合は、あごの形が顔の大きさを強調している可能性もチェックしてみましょう。

この場合は、あごをシャープに尖らせて形を整えることで、改善を期待できます。

 

小顔になるための施術や対策|顔がむくんでいる場合

顔がむくんでいる場合の小顔になるための施術や対策としては、以下が挙げられます。

  • 食生活の改善
  • マッサージで老廃物を流す
  • 姿勢改善

まずは、むくみの原因となる食生活を改善しましょう。むくみが気になる人は、塩分を排出する作用のある「カリウム」が豊富に含まれた食品を摂取するのがおすすめです。主にアボカドやひじき、ほうれん草などが代表的です。

むくみ防止のために「水分を控えると良い」といった情報もありますが、それらは誤った方法です。むくみを改善するには、適度に水分補給をしましょう。厚生労働省は、1日2.5L摂取するのを推奨しています。人それぞれに合った水分量がありますが、まずは2.5Lを目安にしましょう。

またむくみを改善・予防するには、マッサージや姿勢改善などのセルフケアもおすすめです。

 

小顔になるための施術や対策|エラが張っている場合

ここでは、エラが張っていて顔が大きく見える場合の施術や対策を2つ紹介します。エラ張りによって顔が大きく見える方は、ぜひ参考にしてください。

 

セルフケア|食いしばりや歯ぎしりを止めるよう努力する

「咬筋(こうきん)」の発達によってエラが張っている場合は、食いしばりや歯ぎしりを止めるよう努めましょう。重い荷物を持ったり、よくスポーツをしたりする人も、無意識に食いしばっているケースが多いため、意識して生活しましょう。

食いしばりや歯ぎしりを防止するには、首や手首を伸ばして筋肉の緊張をほぐすのがおすすめです。

 

美容整形術|えら張りボトックス注射

一度発達してしまった咬筋をセルフケアで改善するのはなかなか難しいため、筋肉を痩せさせる作用のある「ボトックス注射」を受けるのがおすすめです。

ボトックス注射は、筋肉の働きを弱めて細く小さくする作用があります。エラ張りやふくらはぎ痩せ、表情ジワの改善などに使用されます。

施術は、注射器でエラに製剤を注入するだけのため、切開せずに小顔を目指せるのが魅力です。注射による治療のため、腫れや内出血などもほとんどありません。

なおエラ張りの場合は、1回で効果を実感できることはなく、濃度の高いボトックスを2〜3回注入する必要がある点を理解しておきましょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ボトックスとは?効果と副作用を知って施術を受けるか検討しよう

 

小顔になるための施術や対策|たるんでいる場合

たるみ改善には、多くの美容整形が効果を期待できます。注射によって改善できるものも多いため、手軽に受けやすいのが特徴です。

たるみによって顔が大きく見えている場合の、施術や対策について紹介します。

 

セルフケア|表情筋を鍛える

たるみは、さまざまな原因によって引き起こされますが、代表的なのが表情筋の衰えです。表情筋を鍛える簡単なトレーニング方法を紹介します。

1. 片方のほうれい線に人差し指を添える
2. ほうれい線と人差し指を持ち上げるように口を膨らませる
3. 膨らませた状態を5秒キープする
4. ほほの筋肉を意識しながらゆっくりと元に戻す

この流れを左右10回1セットとし、1日5セット行いましょう。トイレやお風呂などスキマ時間でできるので、習慣化するのがおすすめです。

 

美容整形術|フェアリフト(糸リフト)

フェアリフトとは、体内で吸収される特殊な糸を皮下組織に挿入することで、リフトアップと引き締め効果を期待できる施術です。さらにフェアリフトは、吸収されながらコラーゲンを生成するため、ハリと弾力のある肌に導いてくれるのも特徴です。

また注射器で糸を挿入するため、腫れや内出血などがほとんどありません。施術中は、麻酔クリームを使用するため、痛みの心配もないでしょう。切開せずに小顔を目指せるため、美容整形初心者の方にもおすすめです。

効果は、術後3〜6カ月でピークを迎え、1年半〜2年持続します。術後の状態をキープしたい方は、定期的に施術を受けると良いでしょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
糸リフトとはどんな仕組みなの?効果や他の美容整形との違いを紹介

 

美容整形術|ウルセラ小顔形成(ハイフ)

ウルセラとは、ハイフの一種で超音波を用いた施術です。強力な超音波を肌の土台「SMAS(スマス)筋膜」に照射することで、熱によるリフトアップと引き締め効果を期待できます。また皮下組織を引き締めるタイトニング効果も期待できるため、小顔になりたい方におすすめの施術です。

当院では、より高い効果を出すために最大出力での照射を推奨しています。そのため完全無痛麻酔の利用がおすすめです。(麻酔クリームの用意もあり)

施術直後から効果を実感しやすく、3〜6カ月がピークとされており、1年半〜2年持続します。内出血や腫れがほとんど出ない上に、術後からメイクも可能なため、忙しい方でも受けやすい施術のひとつです。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
医療ハイフとエステハイフの違いを比較|効果やデメリットは?

 

美容整形術|ウルセラ+フェアリフト

高い小顔効果を希望する方は、ウルセラとフェアリフトの併用治療がおすすめです。

リフトアップと引き締め効果が合わさることで、重度のたるみ改善を期待できます。高い効果から切開を伴う「フェイスリフト」に近い効果を目指せるともいわれています。

照射と注射器による施術のため、内出血や腫れはほとんどありません。注射部位がやや青くなるケースもありますが、ファンデーションやコンシーラーで隠せる程度です。

またウルセラを最大出力で照射する場合は、完全無痛麻酔をおすすめしています。フェイスリフトによる針の痛みも軽減できるため、痛みが苦手な方でもご安心ください。

 

美容整形術|フェイスリフト

フェイスリフトとは、こめかみ・耳の前・耳の下・耳の後ろ・えり足付近のたるんだ皮膚を切除し、引き上げて縫合する手術です。皮膚を支えるSMAS(スマス)筋膜を物理的に引き上げられる上に、悩みにピンポイントでアプローチできます。

またフェイスリフトでは、たるんだ皮膚を切除するため、根本的にたるみ改善を目指せる施術です。切開を伴うため、術後3日目に消毒、7日目に抜糸、14日後に抜鉤(医療用ホッチキスの除去)を行いますが、重度のたるみに悩んでいる人にはおすすめです。

当院では、4種類のフェイスリフトを提供しているので、気になる方はぜひご相談ください。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
フェイスリフトはたるみに効果的|治療法や術後を解説

 

美容整形術|脂肪溶解注射

脂肪溶解注射とは、脂肪を分解・溶解し、体外へ排出する作用のある製剤を注入する施術です。主に植物由来成分が使用されており、体への負担が軽減されています。脂肪細胞の数が減少するため、リバウンドのリスクを軽減できます。

また注射の刺激による引き締め効果やリンパ循環作用も期待できるため、手軽に受けられつつも多くの効果を期待できるのがポイントです。

術後は、一時的に患部が腫れぼったくなったり、内出血が生じたりします。これらは、ほとんどの場合が自然と消失するため、様子を見ましょう。副作用やリスクが日常生活に支障をきたすことはないため、忙しい方や周囲に整形がバレたくない方にもおすすめです。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
脂肪溶解注射の4つの効果!「効果ない」と思われがちな誤解を解説

 

美容整形術|ほほ・あご脂肪吸引

脂肪吸引とは「カニューレ」という細い管を脂肪層に挿入し、直接脂肪を吸引する手術です。脂肪量が減るため、ほほやあごが細くなる上に、脂肪細胞が再生しないため、リバウンドのリスクを軽減できます。何度もリバウンドを経験した、顔の脂肪だけ落ちなかった、といった方におすすめです。

またカニューレによる皮下組織への刺激で、引き締め効果も期待できます。術後は一時的に腫れが生じますが、1〜3カ月ほど経過すると徐々に効果を実感できるでしょう。

なおカニューレを挿入する際に、耳の前やあごの下を数ミリ切開しますが、目立たない部分を選択するため、周囲にバレるリスクはほとんどありません。

 

小顔になるための施術や対策|あごが丸い場合

あごが丸くて顔が大きく見えるケースは、セルフケアで改善するのは難しく、悩んでいる方も多いでしょう。あごの形を整えるには、美容整形がおすすめです。

 

美容整形術|あご形成ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、引っ込んでいるあごにヒアルロン酸を注入し、形を整える施術です。あごをシャープにすることで、正面から見た際に顔が小さく見える上に、横顔がきれいになるといったメリットもあります。

横から見た際に、鼻先・上唇・下唇・あご先が直線になるようヒアルロン酸を注入するときれいな「Eライン」が現れ、洗練された印象に仕上がります。

効果持続期間は使用するヒアルロン酸によって異なりますが、多くの場合は1〜2年程度です。あご形成に適したヒアルロン酸を使用するため、横に広がってしまう心配はありません。

 

美容整形術|あごプロテーゼ挿入法

あごプロテーゼ挿入法とは、デザインに合わせて形を整えた医療用シリコンをあごに挿入する施術です。プロテーゼは変形や変質しない非吸収性の素材でつくられているため、半永久的な効果を期待できます。

またプロテーゼを挿入する際は、下唇の内側から挿入するため、肌表面に傷が残る心配はありません。一時的に下唇の腫れや内出血が生じますが、自然と消失するため、様子を見ましょう。

ヒアルロン酸を定期的に打つのが面倒な方は、プロテーゼ挿入法がおすすめです。

 

小顔施術を受けるクリニックを選ぶ上での確認事項

小顔施術は、医師のスキルによって仕上がりが異なります。失敗リスクを軽減するためにも、クリニック選びは慎重に行いましょう。

ここからは、クリニックを選ぶ上での確認事項を紹介します。

 

医師が日本形成外科学会専門医の資格を持っているか

医師のスキルをチェックする際には「日本形成外科学会専門医」の資格を持っているかを確認しましょう。

日本形成外科学会専門医の資格を取得するには、下記の条件をクリアする必要があります。

  • 医師免許を持ち、日本形成外科学会に正学会員として4年以上在籍する
  • 学会が認定する施設で規格研修を受け、必要書類を提出する
  • 形成外科学会専門医試験に合格する

美容整形の症例だけでなく、幅広い形成外科手術の症例を提出する必要があるため、民間資格とは異なり、取得ハードルの高さが特徴です。

そのためきれいな仕上がりを目指す際には、医師の資格を確認しましょう。

 

医師がカウンセリングから治療まで一貫して担当するか

悩みを解決し、理想の小顔を目指すには、医師とイメージをしっかり共有することが大切です。擦り合わせが行われていないとイメージがすれ違ってしまい、理想の小顔を手に入れられない可能性があります。

中には、大半のカウンセリングを無資格のカウンセラーが行い、医師による診察は数分で終わってしまうクリニックもあります。そのためクリニックを選ぶ際は、医師がカウンセリングから治療までを一貫して行ってくれるかをチェックしましょう。

 

まとめ:自分にぴったりの施術を受けて小顔になろう

小顔施術は、照射するだけのものから切開を伴う手術までさまざまな種類があります。顔が大きく見える原因によって適切な施術は異なるため、まずはクリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。

また失敗リスクを軽減するためにも、医師の資格やカウンセリング対応については必ずチェックしましょう。

当院では、多くの小顔整形を提供しています。日本形成外科学会専門医の資格を持った医師がカウンセリングから治療まで担当しています。気になる方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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