鼻は顔の中心部にあるため、顔の印象を大きく左右します。鼻筋が通っていないことで、メイクの手間が増える、横顔に自信を持てないなどのコンプレックスを抱える方は多いのではないでしょうか。

本記事では綺麗な鼻筋を手に入れる方法について、美容整形と自力でのアプローチを紹介します。「綺麗な鼻筋にしたい」「鼻整形が気になる」など鼻筋に悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

鼻筋ってどこ？通っているかどうかの基準は？

鼻筋といってもその正しい位置についてご存知でしょうか。まずは鼻筋の基本情報と鼻筋が通っている基準について解説します。

鼻筋とは付け根から鼻先までのラインのこと

鼻には大きく分けて4パーツあり、鼻筋とはイラストの②の部分、つまり鼻の根元から先の部分までの縦ラインのことを指します。

①は鼻根部といい目と目の間にある鼻の始まりの部分を指し、鼻根部が高いと鼻が高く見えるのが特徴です。

③は鼻尖といい鼻の先端部分を指します。鼻尖がシャープにツンと尖っていると美しい鼻に見えるのが特徴です。

④は小鼻または鼻翼といい、鼻の左右の膨らみのことを指します。

鼻の綺麗なラインを「鼻筋が通る」と表す

よく「鼻筋が通っている」といった表現を聞きますが、鼻筋が通っているかどうかは鼻筋が一直線に通っている状態を指します。

鼻が高い人は鼻筋のラインが立体的に見えるため、一般的に鼻筋が通っているといわれる傾向にあります。

鼻筋がない人の特徴は？どんな形・状態のこと？

「私は鼻が低いから鼻筋がない」と思っている方もいるのではないでしょうか。ここからは鼻筋がないといわれる鼻の形や状態について説明します。

そもそも「鼻筋がない」とは「鼻が低い」という意味

鼻が低いと「鼻筋がない」とよく表現されますが、実際には誰にでも鼻筋はあります。鼻筋は鼻の根元から先に伸びたラインを指すため鼻筋がない人は存在しませんが、表現として「鼻筋がない」とよく使われる傾向にあります。

鼻が高い人の方が立体感があり、鼻筋が綺麗に見えることから「鼻筋がある」「鼻筋が通っている」と表現されやすいと考えられます。

鼻筋がない理由は先天的・後天的に分かれる

鼻筋がない理由は先天的要因と後天的要因の2種類に分かれます。

先天的要因として、日本人は高温多湿の環境下で外気を取り込みやすいよう鼻腔が大きく進化したため、鼻が低くなり鼻筋がなくなってしまったことが関係しているといわれています。また両親からの遺伝も影響していると考えられるでしょう。

後天的要因としては顔に老廃物が溜まり、鼻のパーツがぼやけてしまっている可能性が考えられます。鼻の周りは老廃物が溜まりやすいため、むくみを放置してしまうと鼻が低く見えてしまうので注意しましょう。

ほかにも加齢とともに頬がたるみ、ほうれい線が目立つことで鼻の周りがぼやけてしまい鼻筋が低く見えてしまいます。たるみはほうれい線以外の鼻にも影響を与えるため、ケアを怠らないことが大切です。

「鼻筋がない」といわれやすい鼻の形・状態

鼻筋がないといわれやすい鼻の形や状態には特徴があり、以下のようなものが挙げられます。

• だんご鼻
• にんにく鼻
• ブタ鼻
• あぐら鼻

だんご鼻は日本人に最も多い鼻の形で、言葉の通り鼻の先端が丸い鼻のことを指します。鼻先が丸くなっていることで鼻が低い印象になるのが特徴です。

にんにく鼻は正面から見たときににんにくのような形になっている上に、小鼻が横に広がっている状態です。

ブタ鼻は正面から見たときに鼻の穴が見えてしまい、ブタの鼻のような印象を受けるためブタ鼻といわれています。鼻が高い人でも鼻先が上を向いているとブタ鼻になってしまいます。鼻先が上を向いてしまうようなうつ伏せで過ごす習慣のある方は、ブタ鼻になりやすい傾向があるため注意しましょう。

あぐら鼻はあまり聞き慣れない方もいるかもしれませんが、小鼻が広い鼻のことを指します。小鼻が広がっていると鼻先が丸く見えやすく、厚みがなくてものっぺりとした鼻が低い印象が強くなる傾向にあります。

【悩み】イケメン・美人の印象を与えにくい

日本人の理想とする美鼻の条件には「鼻筋が通っていること」がよく挙げられる傾向にあります。そのため日本人の中には鼻筋が通った綺麗な鼻に憧れを抱いている人も多いようです。

また正面から見たときに鼻筋が真っすぐ伸びているのはもちろん、横から見たときに鼻が一直線もしくは「ノ」の字を描いていると美しい鼻筋といえます。

このような条件をクリアしている人は一般的にイケメンや美人といわれる傾向にあり、反対に鼻筋が通っていないと平坦な印象を与えやすく、イケメンや美人とされにくいのが特徴です。

鼻筋がない理由は「習慣」の可能性も…｜NG行動5つ

鼻筋を高く見せたいために、メイクやマッサージを頑張っている方もいるでしょう。しかし日常の習慣には鼻筋を低くしている可能性が潜んでいます。

これから紹介するNG行動に当てはまっているかどうかチェックしてみてください。

NG行動①：お酒・塩分の摂取過多

鼻筋が低く見える原因のひとつにむくみが挙げられます。飲酒や塩分の過剰摂取はむくみを引き起こす原因になるため、できるだけ控えるのがおすすめです。ほかにも運動不足や寝不足でもむくみを引き起こす場合があるため、日常からむくまないような生活を心がけましょう。

NG行動②：鼻の穴に物を入れたまま放置

風邪や花粉症などで鼻にティッシュを入れたまま長い時間放置するのもNGです。鼻の穴に物を入れたまま放置すると、鼻の形が崩れてしまいます。

鼻にティッシュを詰める際にはティッシュの量を少量に抑え、長時間放置しないように気をつけましょう。

NG行動③：うつ伏せでの睡眠

寝るときに鼻を押しつぶすようなうつ伏せの姿勢で睡眠を取っている方は、変形や歪みの原因になるためやめるようにしましょう。いくら柔らかい枕や布団であっても鼻先はデリケートであり、影響を受けやすい部分です。

鼻先が上を向いたブタ鼻の原因にもなりやすいため、横向きや仰向けなどで睡眠を取るよう心がけましょう。

NG行動④：悪い姿勢・歯ぎしりなどの癖

頬杖や猫背など悪い姿勢は骨格が歪む原因につながります。骨格が歪むと顔が横に広がる傾向があり、それに伴って小鼻も横に広がってしまいます。このような骨格の歪みを避けるためには、日頃から正しい姿勢で生活することが大切です。

また歯ぎしりや片側で噛む癖がある方はできるだけ治すよう意識しましょう。

NG行動⑤：強い力で鼻を押さえる

鼻が痒いときや癖で鼻を強い力で抑えたり摘んだりしている方もいるのではないでしょうか。強い力を与えてしまうと変形や歪みにつながるため、控えるようにしましょう。

また小鼻の角栓を捻り出すために鼻を強い力で変形させる人もいますが、さらに毛穴が目立ったり、肌荒れしてしまったりなど、鼻を目立たせる原因になるため控えましょう。

鼻筋を通すには？自力で改善を目指す3つの方法

できるだけ自力で鼻筋を通したい、綺麗に見せたいという方へ向け、ここからは自力での鼻筋改善を目指す方法を3つ紹介します。

方法①：メイクで鼻筋を作る

鼻筋を綺麗に見せたいものの自然な形にしておきたい方はメイクでカバーするのがおすすめです。メイクで鼻筋をつくるためにはまず、ハイライト・ノーズシャドウ・中くらいのブラシを用意しましょう。

鼻筋メイクの方法は以下のとおりです。

1. ベースメイクを完成させる
2. ノーズシャドウを左右の鼻筋に沿って重ね塗りする
3. 指で軽くぼかす
4. ハイライトを鼻筋に沿って塗り、軽くぼかす
5. 全体のバランスを見て足りない部分を整えて完成

ノーズシャドウを塗る際は眉毛とつなげるようにぼかすと自然に仕上がります。小鼻の影の部分にノーズシャドウを入れるとさらに小鼻に見えるため、参考にしてみてください。

方法②：マッサージでむくみを取る

鼻の周りは老廃物が溜まりむくみやすい部分です。定期的にマッサージし老廃物を流すことでむくみが解消し、鼻を高く見せられます。

鼻のむくみを取るためには、人差し指で小鼻から眉頭辺りに向かって押し上げるようマッサージします。皮膚が摩擦のダメージを受けない程度に優しくコリをほぐすようマッサージしましょう。

スキンケアの際にマッサージすると摩擦が起きづらい上に、習慣化できるためおすすめです。

方法③：アイテムを使用して矯正する

ドラッグストアなどで購入できる鼻用の矯正アイテムを使用するのもおすすめです。たとえば、水泳の際に使用する鼻栓のようなアイテムであるノーズクリップは、鼻に付けるだけで簡単に矯正できます。

クリップと聞くと「痛そう」と思う方もいるかもしれませんが、ノーズクリップは鼻をつまむ部分にシリコンが付いているため、痛みはほとんどありません。

要確認！自己流の矯正はリスクが伴う

マッサージや矯正アイテムを利用する方法を紹介しましたが、自己流の矯正にはリスクが伴います。持続的に力を加えても必ず効果が得られるとは限りません。

さらに力を加え続けることで鼻筋が歪んだり、鼻の形が変形したりといったリスクも潜んでいます。マッサージは肌への摩擦ダメージが大きく、色素沈着や湿疹ができる恐れがあるため、自己流の矯正を行う際はやりすぎないよう注意しましょう。

【番外編】ダイエットで鼻筋がスッキリすることも

鼻に脂肪が付くと、だんご鼻やにんにく鼻の方などはさらに鼻が低く見えてしまいます。さらに頬に脂肪が付くことでも鼻が埋まったような印象になり、低い鼻に見えます。

ダイエットをすることで顔全体がシャープになり、鼻筋がスッキリとした印象に仕上がります。過度なダイエットは必要ありませんが、適度であれば理想の鼻へ近づけるでしょう。

美容整形は理想の鼻筋を作るのに適した方法！

自力で鼻筋を通すことは不可能ではありませんが、鼻の形の変形や歪みなどリスクも伴います。手っ取り早く理想の鼻筋をつくるには美容整形がおすすめです。

ここからは、当院で行っている鼻筋の美容整形方法について紹介します。

治療法①：鼻専用ヒアルロン酸注射法

涙袋形成や唇形成によく使用されるヒアルロン酸ですが、鼻整形にも使用できます。鼻整形用に適したヒアルロン酸を使用します。

内容｜切らずに希望の高さ・ラインを叶える

鼻専用ヒアルロン酸注射法は、鼻根部へヒアルロン酸を注入し、鼻筋の高さを出す施術方法です。ヒアルロン酸注射は切らずに希望の高さや幅の鼻を目指せます。費用は39,600円〜（税込）です。

注射による施術であるため、メスを使用した施術に比べ腫れが出づらいのが特徴です。血管の位置を避けながら注入するため、内出血が出づらく万が一内出血が出た場合にも数日で消失するので安心してください。

また痛みに関する不安をお持ちの方もいますが、当院ではアイシング・麻酔などを使用し痛みを軽減させながら施術を行っています。

当日からメイクやシャワーができるため、休暇を取る必要もなく通常通り日常生活を過ごせるのも特徴です。

症例｜ヒアルロン酸によるBefore／After

鼻筋ヒアルロン酸注入（クレヴィエルコントア）の症例を紹介します。

ヒアルロン酸注入を受ける前は鼻根部分に高さがなく平坦な印象です。ヒアルロン酸注射を受けることで、鼻根や鼻筋に高さが出て立体的な鼻へと仕上がりました。正面から見た際にも鼻筋に幅が出て、しっかりと鼻筋が通っているように見えます。

治療法②：プロテーゼ挿入法

鼻整形で有名な施術のひとつがプロテーゼ挿入法です。確実に高さを出せる上に効果が半永久続くのが特徴の施術です。

内容｜安心の医療用シリコンで理想の鼻筋を作る

プロテーゼ挿入法では、鼻筋部分に医療用シリコンでつくられた人工軟骨を挿入します。費用は242,000円（税込）で、30分程度で施術が完了します。希望の高さや幅に合わせてプロテーゼを作成するため、理想の鼻を再現しやすい施術方法です。鼻の穴のキワを数ミリ切開し挿入するため、表面の傷が目立ちにくくなる特徴があります。

ヒアルロン酸のように吸収されることはなく、一度挿入してしまえば半永久的に効果が持続します。

術後、鼻に腫れは生じませんが眉間や上まぶたには腫れが生じます。また、やや青くなることがありますが数日で消失するので過度に心配する必要はありません。

プロテーゼがずれないよう術後7日間は糸とテープで固定を行うため、術後1週間程度は休暇を取っておくのがおすすめです。

症例｜鼻オーダープロテーゼによるBefore／After

鼻オーダープロテーゼの症例を紹介します。

治療前は鼻筋全体がぼやけ、鼻根も低い状態です。治療後はプロテーゼが挿入され、鼻根から鼻先にかけて高さが出て、横顔からも綺麗なラインになっているのがわかります。

他院プロテーゼ除去・入れ替えも可能です

当院では他院で治療したプロテーゼの除去や入れ替えも行っています。

「大きすぎるプロテーゼを入れてしまった」「プロテーゼが鼻先から出そうになってしまっている」などプロテーゼに悩みを抱えている方は、まずは当院のカウンセリングで相談してみてはいかがでしょうか。

除去は110,000円（税込）、入れ替え施術は297,000円（税込）から承っています。

まとめ：男女問わず憧れる綺麗な鼻筋は整形で叶えられる

鼻筋を自力で高くするためにはマッサージや矯正アイテムなどさまざまな方法があります。しかし鼻の歪みや色素沈着などリスクも存在するため、やりすぎは注意しましょう。

鼻筋のヒアルロン酸注射やプロテーゼ挿入は、自力で矯正を行うよりも理想の鼻を手に入れやすいため「鼻筋がない」「鼻を高くしたい」とお悩みの方におすすめの施術です。

フェアクリニックではカウンセリングから施術まで全て院長が担当しています。治療前の説明やヒアリングには十分な時間を取っているため、些細な悩みや疑問でもすぐに相談できる環境が整っています。気になる方はメールやLINEからぜひご相談ください。