最新
情報

美容コラム

離れ目の基準はどのくらい?目頭切開やアートメイクを受けて治そう

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

優しく柔らかい顔つきが印象的な「離れ目」。しかし、中にはコンプレックスを抱えている方もいるのではないでしょうか。メイクで目を近づける方法もありますが、根本的に改善するには目頭切開がおすすめです。

本記事では、離れ目の改善方法について詳しく紹介します。離れ目の基準も解説するので、自分が離れ目ではないかと疑っている方もぜひ参考にしてください。

 

離れ目の基準|どのくらいからが離れ目なの?

離れ目は、目の位置が顔の外側にあり、目と目の距離が離れていることを指します。一般的に日本人の目の距離は平均30mm〜34mmといわれており、これ以上離れている場合は離れ目といえるでしょう。

また数値だけでなく、目の全体バランスによって離れ目に見えるケースもあります。一般的に、目の横幅と左右の距離が「1:1:1」が理想とされており、この比率より広い場合も離れ目に見える可能性があります。

なお目頭にある「蒙古ひだ」が張っていると、余計目が離れて見えるケースもあるため、目と目の距離が長いからといって一概に離れ目とはいえません。

 

離れ目が与える印象とは

離れ目に悩み、コンプレックスを抱える方も多くいますが、他人から見ると柔らかい印象を与えやすいといった魅力があります。

ここからは、離れ目が与える印象について詳しく紹介します。

 

離れ目は優しい印象を与える

離れ目は、ふわっとした優しい印象を与えます。寄り目の場合は、きつい印象であったり老けて見えたりしますが、離れ目の人は柔らかく、初対面でも親しみやすいと感じる人も多くいるようです。

また寄り目の人に比べると、若く見られる傾向があります。中には「子どもっぽい」「幼い」とネガティブに思う人もいるかもしれませんが、実年齢より若く見られるのは、多くの人から憧れを抱かれやすいでしょう。

 

魚に似ていると思われることもある

ポジティブな印象が多い離れ目ですが、中には「魚に似ている」といったネガティブな印象を持たれるケースもあります。魚は顔の外側に目があるため、特に離れ目の度合いが強い人は、魚っぽいと思われてしまうことも。

さらに顔の外側に目があるため、のっぺりとした印象になりやすい傾向があります。

 

離れ目の原因は蒙古ひだにあることが多い

離れ目は「蒙古ひだ(もうこひだ)」の発達が原因で、そう見えていることが多いといわれています。

蒙古ひだとは、上まぶたから目頭にかぶさっているひだのような皮膚を指します。アジア人に多く見られ、涙丘(るいきゅう)という目頭にあるピンクの部分が見えないのもひとつの特徴です。

蒙古ひだが発達していると、目頭が丸みを帯びるため、目と目の距離が離れて見えてしまいます。逆に蒙古ひだが発達していない西洋人は、涙丘がしっかりと見え、寄り目に近い印象の人が多い傾向があります。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
蒙古ひだとは?見分け方・なくす方法をわかりやすく解説

 

メイクで離れ目を良く見せる方法

離れ目は、メイクを工夫することで緩和できます。整形せずに離れ目を良く見せたい方は、これから紹介するメイク方法を実践してみてください。

 

アイライナーで目頭切開ラインを描く

離れ目をごまかすために大切なポイントは、目頭切開ラインを描くことです。目頭部分の「く」の字にアイラインを入れると、蒙古ひだのかぶさりを緩和でき、目と目の距離が近く見えます。

目頭切開ラインを引く際は、黒いアイライナーを使うと目頭の主張が強く、不自然になってしまうため、ブラウンのジェルライナーやペンシルタイプがおすすめです。

また目尻側のアイラインは、短めに引きましょう。目尻を長くしてしまうと、目が外側に広がるため、余計離れ目が強調されてしまいます。できるだけ目尻は短めに引き、目頭側を引き伸ばすように仕上げましょう。

 

ノーズシャドウを入れる

ノーズシャドウをきちんと入れると、目の距離を近く見せることができ、離れ目をごまかせます。ナチュラルメイクが好きな方にとってはあまりなじみがないかもしれませんが、離れ目をごまかしたい際はぜひ実践してください。

ノーズシャドウを入れる際は、眉下のくぼみから目頭の三角ゾーンに、薄いブラウンやベージュカラーを入れましょう。濃い色を使うと浮いてしまう可能性があるため、薄めの色をぼかしながら入れるのがおすすめです。

 

眉頭を描き足す

眉毛は、目頭よりも1cm内側から描き始めましょう。眉同士を近づけるような形で描くと、目と目の距離を緩和できます。

また眉頭からいきなりペンシルで描いてしまうと、のっぺりとした眉に仕上がるため、スクリューブラシやパウダーをうまく使いながら仕上げましょう。眉頭を描く際は、できるだけ薄めのカラーを使いぼかすようにするときれいに仕上がります。

なおアイラインと同様に、眉尻側は短めにすると、さらに離れ目が緩和されます。

 

根本的に離れ目を治す、目頭切開法とは

目頭切開法とは、蒙古ひだを切除・縫合し、目の幅を広げる施術です。蒙古ひだが解消されて目の横幅が広くなることで、離れ目の解消を期待できます。また二重ラインと皮膚のかぶさりがなくなるため、平行二重になりやすいといったメリットもあります。

施術の際は、点眼麻酔と極細の針で行う局所麻酔を併用するため、施術中の痛みはほとんどありません。術後はひどい腫れが出にくいものの、1〜3カ月ほど患部に赤みが生じます。施術を受けてから7日後に抜糸を行うため、それまでは休暇を取得しておくと良いでしょう。

なお治療部位以外のメイクやシャワー、洗顔は当日より可能です。治療部位に関しては、抜糸後より行えます。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
目頭切開について解説!気になるメリット・デメリット・ダウンタイムは?

 

医療アートメイクで切らずに離れ目解消

メスを入れるのに抵抗がある方は、医療アートメイクがおすすめです。

医療アートメイクとは、医療用ニードルを用いて皮膚の浅い層に染料を注入し、アイラインやアイブロウに着色する施術です。皮膚に直接染料を注入するため、すっぴんでもメイク後のようなアイラインを維持できます。

またアートメイクは、入れ墨よりも浅い層に染料を注入するため、時間経過とともに薄くなるのが特徴です。1人ひとりの好みのカラーに合わせて色を調合するため、青黒くなる心配もありません。

当院では、施術の際にクリームタイプの表面麻酔を使用するため、痛みを軽減できます。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
アイラインアートメイクとは?メリット・デメリットやおすすめの人

 

目頭切開と医療アートメイクを比較して、適切な施術を選ぼう

離れ目を改善するには、長い目で見るとメイクよりも目頭切開と医療アートメイクがおすすめです。それぞれ持続期間やリスクが異なるため、慎重に比較して自分に合った方法を選びましょう。

 

どのような方向性で離れ目を解消するのか

目頭切開では皮膚を切開するため、物理的に目と目の距離が縮まります。しかし、アートメイクは物理的に目が近づくことはなく、錯覚によって近く見えるだけのため、根本的な改善にはなりません。

そのため、根本的に離れ目を改善したい方は、目頭切開がおすすめです。目頭切開は、蒙古ひだがなくなることで涙丘が見え、目元がすっきりとした印象になります。

 

持続期間はどのくらいか

目頭切開は半永久に効果が持続します。理想の状態を半永久にキープできるのがメリットですが、好みが変わったとしても目頭の形を変えることはできないため、注意が必要です。

一方、医療アートメイクの持続期間は1〜2年程度とされています。ターンオーバーで徐々に薄くなるため、理想の状態を維持するには定期的にリタッチを受けなくてはなりません。これがデメリットに感じる人もいますが、はやりに合わせてアイラインを変えられるのはメリットともいえるでしょう。

 

どのくらいのリスクがあるのか

目頭切開は、医師のスキルやカウンセリング不足によって、寄り目になりすぎたり傷跡が目立ったりするといったリスクがあります。一度、目頭を切りすぎてしまうと元に戻せないため、施術を受ける際は慎重にクリニックや医師を選びましょう。

アートメイクは徐々に薄くなりますが、いきなり消すのは不可能です。目頭切開のように絶対に元に戻せないわけではありませんが、消すにはレーザー照射などの施術が必要なためある程度のリスクは伴います。

 

費用がどのくらいかかるか

クリニックによって異なりますが、目頭切開は19万円程度、アートメイクは2回コースで9万円程度です。

目頭切開は一度施術を受ければ半永久に持続するため、コスパが良いといえます。一方アートメイクは、時間経過とともに薄くなるため、理想の状態を維持するには定期的に施術を受ける必要があり、長い目で見ると目頭切開よりも費用が高くなる可能性もあります。

 

離れ目解消の施術を受けるクリニック選びのポイント

目頭切開やアートメイクは、施術者のスキルによって仕上がりが左右されます。寄り目になりすぎたり、不自然なアイラインになってしまったりする恐れがあるため、慎重にクリニックを選ぶことが大切です。

これから紹介するポイントを参考にして、失敗のリスクを軽減させましょう。

 

日本形成外科学会専門医がいるか

スキルの高い医師を見分けるには、日本形成外科学会専門医の資格を持っているかを確認しましょう。

日本形成外科学会専門医になるためには、以下のような条件が必要です。

  • 医師免許を持って日本形成外科学会に4年以上正学会員として在籍
  • 学会認定施設で規定の研修を受けて必要書類を提出する
  • 形成外科学会専門医試験に合格

上記以外にも多くの症例を提出する必要があり、民間の資格よりも厳しいといわれています。そのため、日本形成外科学会の専門医であれば高い技術を期待できるでしょう。

 

丁寧なカウンセリングを受けられるか

当院では、目頭切開と医療アートメイクの両方を扱っています。

目頭切開は、物理的に目を近づけられる上に、半永久的に効果が持続します。しかし、医師のスキルによっては不自然になったり、元に戻せなかったりするケースも。

アートメイクは、半永久的な効果はありませんが、時間経過とともに徐々に薄くなるため、はやりに合わせてアイラインの形を変えられるのがメリットです。

自分に合った方法がわからない方や悩んでいる方は、一度クリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。当院では、カウンセリングから施術までを院長が一貫して担当し、すぐに悩みが改善できる環境を整えています。

 

価格が適正か

目頭切開やアートメイクを受ける際は、適正価格で提供しているクリニックを選びましょう。中には、オプションを追加して高額な請求書を出してきたり、公式サイトに掲載されている料金よりも高額だったりするクリニックもあるため、注意しましょう。

当院は、公式サイトに掲載している料金どおりの価格で施術を行っております。オプションで高額になる心配も一切ないためご安心ください。

 

まとめ:目頭切開で離れ目を解消しよう

離れ目を解消するには、メイクを工夫する方法もありますが、根本的な改善を目指すには目頭切開がおすすめです。蒙古ひだが解消されることで、目の横幅が広がる上に、目元がすっきりとした印象に仕上がります。

またアートメイクは、通常のメイクとは異なり、すっぴんでもメイク後のような状態を維持できるため、メスを入れるのに抵抗がある方におすすめです。

当院では、目頭切開とアートメイクの両方を提供しています。カウンセリングから施術まで院長が担当しているため、悩みを改善しやすい環境が整っています。

気になる方は、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください。

©フェアクリニック All Rights Reserved.

メニューへ戻る