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団子鼻の特徴と原因は?自力で治す方法や美容整形についても解説

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柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

顔の中央に位置している鼻は、顔の印象を左右するとても大切な部位です。それだけに丸みのある団子鼻にコンプレックスを抱える方も少なくありません。

この記事では、団子鼻の特徴や原因・自力で治す方法について解説していきます。きれいな鼻を手に入れたい方のために、美容整形についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

団子(だんご)鼻の特徴とは?当てはまるかチェックしよう

まずは団子鼻の特徴を紹介していきます。ご自身に当てはまっているかどうかチェックしてみてください。

 

団子鼻は「鼻が丸い」特徴があり2タイプに分かれる

団子鼻は、鼻が低く全体的に丸みを帯びているのが特徴です。可愛らしく親しみやすい印象を与えますが、コンプレックスを感じている方も少なくありません。高さがないため、のっぺりとぼやけた印象になってしまいます。

一口に団子鼻といっても、タイプが2つに分かれます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

タイプ①:鼻の先(鼻尖部)が脂肪等で丸く膨れているタイプ

1つ目のタイプは、鼻の先が団子のように丸く、大きく膨らんでいる状態です。このタイプは、鼻の先にある鼻翼軟骨という蝶の形のような骨についた皮下脂肪や皮膚が厚くなっています。

鼻の穴が大きく、空気の通り道が広いのも特徴です。東洋人はこのタイプが多い傾向があります。

 

タイプ②:鼻の幅(鼻翼・小鼻)が広がっているタイプ(にんにく鼻)

2つ目のタイプは、鼻の先に脂肪がつき皮膚が厚くなっていることに加え、鼻翼軟骨が左右に広がっている状態です。そのため鼻の先が丸く、幅が広く見えます。

鼻の軟骨は柔らかいことから脂肪や皮膚の重さで押しつぶされやすく、そのため軟骨が左右に分かれてしまうのが原因といわれています。

 

団子鼻と似ている鼻の厳密な違い|にんにく鼻・あぐら鼻・鷲鼻・豚鼻

ここでは、団子鼻と似ている形のそれぞれの特徴と違いを紹介します。

名称 特徴
にんにく鼻 鼻先と小鼻の両方が大きい状態
あぐら鼻 小鼻が横に広がっている状態
鷲鼻 鼻背が高く前方に張り出し、鼻先が下向きになっている状態
豚鼻 鼻先が上を向き、長さが短く鼻の穴が縦に長くなっている状態

鼻の形は厳密に分けると上記のように定義づけられていますが、当院ではあぐら鼻・にんにく鼻を含めて団子鼻と呼んでいます。

なお、この記事で紹介しているのは団子鼻・あぐら鼻・にんにく鼻の方に向けた治療法や改善方法です。鷲鼻や豚鼻に悩んでいる方向けの治療方法とは異なりますのでご了承ください。

 

団子鼻の原因は先天性だけじゃない!5つの後天性原因

丸みを帯びた形が特徴の団子鼻は、生まれつき持って生まれた先天性であると考えられていますが、後天性の可能性が高いケースもあります。

ここからは、豚鼻の原因について解説していきます。

 

原因①:食生活などによるむくみ

過度な飲酒や塩分の摂りすぎにより鼻がむくむと大きく見えます。鼻には皮下脂肪がついているため、飲酒や塩分過多によって水分をため込んでしまうのです。

むくみは一時的なもので、冷やしたりマッサージしたりすれば治まります。しかしむくみを放置していると、一時的なものではなくなることもあるため気をつけましょう。

 

原因②:鼻をかく・こする癖

頻繁に鼻をかいたりこすったりすると、毛穴に老廃物が溜まります。溜まった老廃物が毛穴を拡張させ、小鼻が丸くなってしまいます。

また、人間の皮膚は摩擦を繰り返すと厚くなるため、刺激を与えると徐々に鼻が大きくなってしまうでしょう。鼻をかいたりこすったりする癖がある方は要注意です。

 

原因③:鼻の中をいじる癖

鼻の中をいじる癖があると、徐々に鼻の穴が広がり団子鼻になる可能性があります。鼻の中に違和感を覚えても、過度にいじるのは避けましょう。

なお、鼻の中のムダ毛ケアは指で無理やり行わず、専用のカッターで整えるのがおすすめです。また、掃除する際は綿棒を使用して優しい力できれいにしましょう。

 

原因④:口呼吸の習慣

口呼吸の習慣があると、鼻の形を維持している筋肉や呼吸するための筋肉が衰えてしまいます。その結果、徐々に鼻が低く丸くなってしまうでしょう。

口呼吸は団子鼻になるだけでなく、顔の歪みにもつながります。口呼吸の癖がある方は、意識的に鼻呼吸するようにしましょう。睡眠時には、口呼吸矯正グッズなどで対策するのがおすすめです。

 

原因⑤:うつ伏せで寝る習慣

うつ伏せで寝ると鼻が潰されてしまうため、団子鼻になる、もしくは助長させる恐れがあります。鼻の形をつくっているのは硬い骨ではなく軟骨です。圧迫され続けると少しずつ形が崩れてしまいます。

顔が歪む原因にもなるため、睡眠時は仰向けで寝るのがおすすめです。特にまだ成長しきっていない未成年の方は気をつけましょう。

 

団子鼻を自力で治すには?話題にのぼっている方法を紹介

団子鼻に対して自力でアプローチできる方法もあります。ここでは団子鼻を自力で改善したい方に人気の方法を3つ紹介します。

 

方法①:マッサージ

正しいマッサージのやり方を知って取り組もう

むくみが原因の団子鼻には、マッサージでアプローチできます。1カ月ほど継続して行いましょう。また、マッサージする際は摩擦を避けるためにオイルやクリームを塗った上で行ってください。

1. 小鼻の横を指で3~5秒押します
2. 小鼻の周囲を上下にマッサージします
3. 中指と薬指で小鼻を挟み、鼻筋を沿わせながら眉頭まで滑らせます
4. 眉頭を指先で3~5秒押します

上記は、鼻の老廃物を流し、むくみをすっきりさせるマッサージです。継続することで徐々に効果が期待できる方法であるため、即効性や大きな効果を望むのは難しいかもしれません。確実に団子鼻の改善を目指したい場合は美容整形を受けるのがおすすめです。

 

【注意】やり方によっては鼻が大きくなってしまうことも

前述の通り、鼻は刺激すると皮膚が厚くなったり老廃物が溜まったりして大きくなってしまう可能性があります。

マッサージもやり方を間違えると、団子鼻がより目立ちやすくなります。目立ってしまうでしょう。誤ったマッサージは皮膚の炎症を引き起こす恐れがあります。軟骨が左右に広がってしまう場合もあります。正しいやり方を理解し、実践するのが大切です。

 

方法②:ノーズクリップ・洗濯バサミ・鼻プチ

ノーズクリップ・洗濯バサミ・鼻プチの仕組み

ノーズクリップや鼻プチなど、団子鼻を矯正する器具が数多く販売されています。

ノーズクリップは洗濯バサミのようなクリップ型になっており、鼻先を挟んで形を整える器具です。睡眠時にも装着できるよう、鼻腔が通りやすくなっているタイプもあります。1日20~30分ほど、毎日装着し続けるのがポイントです。

一方の鼻プチとは、鼻の中に入れて内側から鼻先を高くする器具です。プラスチックのスティック状になっており、鼻の中に突っ張り棒を入れて鼻先を押し上げるような仕組みになっています。付け外しが簡単で、自分に合ったサイズを選べるのが特徴です。サイズが合っていないと不自然になってしまうので気をつけましょう。

 

【注意】ノーズクリップ・鼻プチの効果は一時的

ノーズクリップや鼻プチなどの矯正器具には以下のようなリスクが伴います。

  • 鼻筋が歪む
  • 鼻が変形する
  • 色素沈着
  • 湿疹
  • 鼻が傷つく
  • 感染症を引き起こす
  • 鼻プチが奥に入ってしまう

また、鼻の形をつくっているのは軟骨とはいえ硬さがあるため、器具を使って持続的に力を加えてもほとんど矯正できません。

長時間装着すれば鼻の形が変わりますが、それは圧迫により水分が抜けて起こる現象です。効果は一時的であり、器具の使用をやめると元に戻ってしまいます。

器具を使用した矯正は手軽ですが、リスクを伴い継続的な効果が得られない点は理解しておいた方が良いでしょう。

 

方法③:ダイエット

ダイエットで鼻が小さくなる可能性もある

鼻先についた脂肪をダイエットで落とせば、鼻が小さくなる可能性があります。鼻の中でも特に脂肪がつきやすいのが先端です。鼻先の丸さに悩んでいる方は、ダイエットで脂肪を落とすと団子鼻改善につながる場合があるでしょう。

 

【注意】相当痩せても団子鼻への効果は限定的という意見も

団子鼻は、鼻先についた脂肪が原因のひとつです。しかし、鼻先の脂肪は相当痩せたとしても見た目が変わるほどの変化は起こりにくいといわれています。

そのため、ダイエットをしても団子鼻の著しい改善は難しく、効果を感じにくいでしょう。団子鼻を確実に解消させるには、やはり美容整形がおすすめです。

 

団子鼻を「メイクで小鼻に見せる」テクニックもある

団子鼻自体を小さくできるわけではありませんが、メイクのテクニック次第で鼻を小さく見せられます。

鼻の先端が大きいと悩んでいる方は鼻先にハイライトを入れましょう。また、シェーディングを鼻柱に入れれば高く見える効果が期待できます。より立体感を出したいなら、鼻梁にハイライトを入れるのもおすすめです。

小鼻が横に広がっている方は、小鼻周りの赤みやくすみをコンシーラーでカバーしてみてください。小鼻をできるだけ目立たせないのがポイントです。

 

団子鼻をしっかり治したいあなたには美容整形がおすすめ!

自力で団子鼻を治す方法は、一時的で即効性がないものがほとんどです。また、メイクは小さく見せられるだけで、鼻自体は小さくできません。

そのため、以下のような悩みがある方には美容整形をおすすめします。

  • 鼻先を小さくしたい
  • 鼻を高くしたい
  • 鼻筋を通したい

確実に団子鼻を治したい方は、美容整形での治療を検討してみてください。

 

フェアクリニックの団子鼻に適した鼻整形は2種類

当院が提供している団子鼻に適した治療は2種類あります。美容整形での団子鼻改善を検討している方は、参考にしてみてください。

 

①鼻尖縮小耳介軟骨挿入法(クローズ法・オープン法)

鼻尖縮小耳介軟骨挿入法は、自身の耳軟骨を鼻の先端に挿入し、ツンととがった鼻先に変える治療です。

料金 242,000円(税込) ※保険適用外
治療時間 60分
治療手順 1. 耳の後ろを切開して軟骨を取り出します
2. 軟骨を鼻先の形に合わせて束ねます
3. 鼻の穴のきわを切開して束ねた軟骨を挿入します
4. 切開部分を縫合して完了です

ヒアルロン酸注入やプロテーゼを挿入する治療で鼻先を高くする方法は、皮膚に負担がかかってしまうので、当院ではあまりおすすめできません。

この治療法は自身の組織を使用するため、リスクに配慮しながら鼻先を高くできます。鼻全体ではなく先端の形を改善したい方におすすめです。

さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ダンゴ鼻におすすめの鼻尖形成って?症例写真やデメリットも解説

 

②小鼻縮小(ダンゴ鼻形成)

小鼻縮小(ダンゴ鼻形成)は、鼻の幅が広がっているタイプの団子鼻に悩んでいる方におすすめの治療です。小鼻の横幅が縮まり、鼻の穴も小さくなります。

料金 220,000円(税込) ※保険適用外
治療時間 30~40分
治療手順 1. 小鼻の外側を数ミリ切除します
2. 内側に折る要領で縮め、縫合して完了です

治療跡は小鼻のラインに隠れるため、傷跡がわかりにくいのもメリットです。

 

【症例写真】どんなふうに変わる?ビフォーアフターをチェック!

各治療の症例写真を紹介します。治療前後を比較し、どのような変化があるのかチェックしてみてください。

 

・小鼻縮小外側切除法

施術名 小鼻縮小外側切除法
施術方法 小鼻の外側を数ミリ切除し、内側に折る要領で縮めて縫合する方法です。
料金 220,000円(税込) ※保険適用外
術後の経過・痛み・腫れ・内出血 初めは赤みがありますが、徐々に肌の色に同化していきます。

治療の跡は小鼻の輪郭で隠れるようになるため、徐々に目立たなくなります。

大きな腫れはなく、内出血も生じにくい治療です。

十分に麻酔を効かせてから治療を行うため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。

 

・鼻尖形成耳介軟骨挿入術(クローズ法)

施術名 鼻尖形成耳介軟骨挿入術(クローズ法)
施術方法 耳の軟骨を耳の後ろ側から取り、鼻先の形に合わせて束ね、鼻の穴の中から挿入する方法です。
料金 242,000円(税込) ※保険適用外
術後の経過・痛み・腫れ・内出血 クローズ法の場合、外側の傷は一切残らないため、周囲にわかることはありません。

大きな腫れはなく、内出血も生じにくい治療です。

十分に麻酔を効かせてから治療を行うため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。

 

整形する前に押さえたい|術後の経過・ダウンタイム・リスク

それぞれの治療のダウンタイムは以下の表を参考にしてください。

小鼻縮小(ダンゴ鼻形成) 鼻尖(鼻先)縮小耳介軟骨挿入法
抜糸 7日後 7日後
内出血 生じにくい 生じる
腫れ 大きな腫れはない ほとんどない
赤み はじめは生じる
シャワー 患部以外は当日から可 患部以外は当日から可
メイク 患部以外は当日から可 患部以外は当日から可
洗顔 患部以外は当日から可 患部以外は当日から可
患部を濡らす行為 4日後から 4日後から

さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
悩みがちな鼻を整形して好きな自分になろう|悩みに合った治療方法を紹介

 

鼻治療で後悔しないために|チェックポイントを伝授

鼻は顔の中心に位置し、全体の印象を左右する大切な部位です。鼻治療で後悔しないためには、クリニックの選び方が大切です。以下のポイントをチェックし、当てはまるクリニックを選ぶようにしましょう。

  • 希望に合った治療方法を的確に判断してくれる
  • 診察・カウンセリング・説明が丁寧
  • しっかり話を聞いてくれる
  • 治療方法の提案や説明を治療医が行っている
  • 腫れや内出血などのリスクについて隠さず説明がある
  • 麻酔やアイシングで痛みが少ない治療を提供している
  • アフターケアを行っている

上記の点を重視しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

 

当院ではカウンセリングから治療まで院長が誠実に対応します

フェアクリニックでは、小鼻縮小は220,000円(税込)、鼻尖縮小耳介軟骨挿入法は242,000円(税込)と、リーズナブルな価格で施術を提供しています。

当院で施術を担当するのは、形成外科専門医である院長の柴田です。カウンセリングもカウンセラーではなく自らが行うので、不安な点はお気軽にご相談ください。

また、国内でもよく使われている注射剤を厳選して使用し、安全面にも配慮した治療を提供しています。技術面・価格面ともに安心してお任せください。

他院で受けた鼻治療に不満がある場合も、親身にアドバイスいたします。

 

まとめ:団子鼻は治せる!キレイな小鼻にしたいなら美容整形を

鼻が低く丸みを帯びた形が特徴の団子鼻。可愛らしい印象を与えるもののシュッとした鼻に憧れ、団子鼻にコンプレックスを感じている方も少なくありません。

マッサージや矯正器具で団子鼻を自力で治す方法はありますが、即効性はなく効果も一時的です。確実に団子鼻を治したいなら、美容整形での治療を検討してみてはいかがでしょうか。

当院では、団子鼻に適した治療として鼻尖縮小耳介軟骨挿入法と小鼻縮小の2つの治療法を提供しています。

どちらの治療が適しているかは鼻の状態によって異なるため、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

下記のページでは、当院が提供している鼻の形成治療について紹介しています。この記事を読んで鼻整形に興味を持った方はご覧になってみてください。

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