美容コラム

美容クリニックの理念!理不尽な値上げをしない理由

出演者情報

柴田医師:美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰。

曽山医師:セイコメディカルビューティークリニック医師。

萩原:てんPこと、美容プロデューサー。25年で約10万人の患者様をカウンセラー・事務長として対応。

くらぬき:美容クリニックの主任カウンセラー。

師長ちゃん:フェアクリニック、スタッフ。

柴田先生と曽山先生は似ている?

萩原:天の声のプロデューサー、てんPです。曽山先生。柴田先生。カウンセラーのくらちゃん、看護師長の師長ちゃんです。よろしくお願いします。

曽山先生・柴田先生・くらぬき・師長ちゃん:お願いします。

萩原:曽山先生がフェアクリニック東京に来て頂いての回でございますが、今回は2人のドクターの経営方針・治療方針似通っているなと見ていて思うので、それはお互いにシンパシー感じていると思うんですよね。そういうトークをしてもらえばなと思います。

フェアクリニックの名前の由来

曽山先生:先生が最初に開業されて名前を聞いた時にフェアクリニックじゃないですか。そのフェア、衝撃を受けたんですよね。

萩原:それはダセェってことですか?

曽山先生:いや、やるなぁと。そっちにきたかみたいな。先生の人柄も分かっているし、技術も分かってるけど「そこに徹底していくのかな」と思って、それをクリニックの名前にするというのは結構思い切った事をやっているなと思ったんですけど、先生、その名前の付けた由来は?

柴田先生結構ストレートにフェアにやろうという感じのところで。字画調べたらばっちりよかったんですよ。

萩原:曾山先生、フェアクリニックって全国に何軒くらいあると思います?

曽山先生:他にあるんですか?

萩原:0軒だったんです。他に候補があったのがけやきクリニック。埼玉県の木がけやきだったのでけやきクリニックとか。

柴田先生:みやび。

萩原:京大出身だったので京都にまつわるものということでみやびは結構有力候補だったんですけど、みやびはまぁあるんですよ。正しくやりたいみたいなことからフェアという名前でフェアクリニックと打ってみたら0軒だったので、字画を調べたらちょうどよかったんですよ。みやびが最悪だったんですよ。

柴田先生:みやび最悪だった。

萩原:正式決定の前にGoogleで5000人の人にどっちのクリニックの名前がいいですかというのを聞く機能があったんですよね?そしたらフェアが1番だった。僅差で。圧勝じゃなかった。でのフェアクリニックです。

曽山先生:なるほど。ピッタリですよね。

柴田先生:結果的にね。丁度いい名前になったかな?

萩原:だからちょっとでも気に入らない事があると「アンフェアだよね」みたいなことは言われますけどね。

曽山先生:言われるんですか?

萩原:言われる。衝撃というのはなかなかそういうところが業界的にないからということですか?

曽山先生安く見せて上乗せするところがほとんどじゃないですか。安くで呼んで絶対高くする。そんな安い金額で回せるはずがないという感じじゃないですか。だけど結構安いですよね。

柴田先生:結構安いんですかね?

萩原:結構安いですね?これ良かったら料金表なんですけれども。

フェアクリニックの価格設定について

曽山先生:何か裏があるんじゃないかな…と思って。

萩原:すごい悪い目で見られますけれども。二重なんかも8万で二点留めでやるんですよね。大手だと50万円前後になったりするじゃないですか?

柴田先生:そんなにするんですか?

萩原:します。最初はライフなところからいくんですけれども、結局はずれにくくて良い位置で留めるんだたらということで跳ね上がっていく。脂肪吸引なんかの金額も12~15万で1箇所でやっているので。

曽山先生:脂肪吸引12万でやってるんですよね?

萩原:ほほ・あごで25万とかでやってます。患者さんの体型によって変えてとかはないですよね?

くらぬき:ないですね。

萩原状態によってみたいなことはなくて、本当美容外科あるあるで「状態により」「個人さ」みたいなのはなくすると。その代わりあまりにも体格が大きい方の脂肪吸引は安全面からちょっとお断りする事もあるんですよね。

曽山先生:そうなんですね。

柴田先生以前いたところがそんなに無茶しないところだったので、自分としてはそんなに頑張って安くしてますよという感じでもないんですけど。

萩原:安くで出しておいてどーんと上げるというのが柴田先生が今までいたクリニックではなかったので、割りと正しく金額を出す、その通りでやるというところだったので、それを踏襲する形で。

萩原:でもやっぱり新規のクリニックなのでいきなり普通の金額で出してもインパクトもないし、なかなか来てくれない。リピートもしてくれない。だったらもう思い切って安くみたいな値付けはしましたよね?先生。

柴田先生:うん。

萩原:やっぱり選ばれる理由の中に「安い」という理由はどうなんだろう?と思わなくはない。同じ治療でよそのクリニックだったらこの倍くらいは取るかなって思ったりもするんですけど、方向転換する気もないというか、「この金額でこれだけやってくれるんだったらよかった」、「じゃあ今度妹連れてきます」とか、広告がかからなくなる。それはどっちかと言うと戦略もあります。やがて広告をかけなくても来て頂けるような、口コミだけで回るような感じになってくれればなみたいなところ。

曽山先生:そのへんは似てるというか。

萩原:それはセイコメディカルビューティークリニックさんにも思うところがあって、ずるくない、フェアであるというところの姿勢は曾山先生にしても聖子先生にしてもそうだなというふうに見ていて思うんですよね。福岡は競合が多かったとしても鹿児島なんかは言ってもそんなにじゃないですか。その中でぼったくってやろうと思えば僕できちゃうと思うんですよね。選択肢がないわけですから。それをやらないのは何でですか?

セイコメディカルビューティークリニックの ポリシー・理念

曽山先生:絶対やらないでしょ。絶対やらないです、本当に。ぼったくろうとは全く本当に思ってないですよ。開業した時のポリシー・会社の理念が2つあるんですよ。1つ目が簡単に言うと、ちゃんと医学的な根拠を持って学会活動とかをしながら新しい事を自分たちも発信していこう。だから僕も院長も学会活動をしているんですよ。それでセミナーとかもやっているんですけど。もう1つは自由診療だからと言って接遇とかに力を入れなくて1回きりの付き合い、大きな治療をして「はい、さよなら」みたいなところが多いじゃないですか。

萩原:多いですね。

曽山先生:でも美容皮膚科ではたくさん通ってくれる治療なので、そこを反面教師にして患者さんにずっと信頼して来てもらえるようなクリニックにしようというところから始まったんですね。

萩原:なるほど。

曽山先生:だから接遇に力を入れたりしつつ、当たり前ですけど価格で変な事をするわけがないじゃないですか。価格が安いというわけじゃないんですよ。普通の料金のままスタッフにもアップセルとかノルマとかを課した事もないので。よく患者さんに言われるのが「ここのスタッフは何もすすめてくれない」って。

萩原:うちも言われるね、それは。

曽山先生:悪く言うとそうなので。だからそういう感じで始まったクリニックなのでちょっと似てますよね?

萩原:そうですね。むしろそこはパイオニアだと思うんですよ。

曽山先生:そんな。そこまでないんだけど。

値上げをしない理由

萩原:15年前にそういう理念のところはなかなかないじゃないですか。美容皮膚科が出始めたかなくらいの頃ですよ。特に地方の病院なんかは草刈り場みたいな感じで、ぐわーって患者さんから取れるだけ取って、二度とあそこは行かないみたいな人たちがいっぱいいたなという時代なので。その時にそうやって通って頂く事を前提でやるというのはすごいと思います。今伺っていて僕らなんかはまさにその理念でやっている。理念を続けていく、患者様に対する対応もそう、料金もそうというのを徹底できるのはなんでしょう?僕らはまだ2年生なんですよ。3年生になったところですね?

柴田先生:はい。

萩原:やっと。

曽山先生:最初に作ろうと決めた時もそうだし、元々僕が最初大手にいた時に分院の院長になった時に院長の方針通りできるけど、全く全部できるわけじゃないじゃないですか?価格の付け方とか。同じグループで他のクリニックの物を見たりすると、例えばワキガ手術とかをにおいの程度がひどいことを理由に金額の何倍も取ろうとしたり。そういうずるしているのが本当大嫌いなんですよね。

萩原:今、柴田先生が僕の顔を見ましたけど。

柴田先生:そうだよねっていう。

萩原:そうですよね。僕もそう思います。

曽山先生:僕ケンカじゃないけど辞める時に「よくそういうの続けて逆にいれるよね」って言って爆弾を落としている時がありました。僕元々そういうのが嫌いなんですよね、こう見えて。

萩原:全く同じじゃないですか。ずるしたくないというか。ずるすれば必ず評判が悪くなるし、ずるされた方は家に帰って冷静になったら「あんなのおかしい」って絶対に言って来られるわけですよね。そこで対応するのがくらちゃんだったり師長ちゃんだったりという現場の人たちなので、そこのストレスも甚大だろうなと思うんですよね。

柴田先生:あと僕ずるもあるけど、無駄というか理にかなっていないことをするのが嫌いなんですよ。「これだけやったら望み叶いますよ」というのがシンプルにしたい。

萩原:カウンセラーの立場だと自分たちの生活もあるので、ノルマであるとか、歩合というのを課せられるとそこから乗っけていくしかないじゃないですか。ドクターの方は親切心で患者さんに「ここまでやると十分だよ」というふうに言うんですけど、彼女たちはそれだとベーシックなものしかもらえない。だからそこに何を付ける、何を付けるとなっていくうちにお医者さんたち、いわゆる雇われている院長のあずかり知らぬところで何倍にもなっちゃというふうになるんだろうと思うんですね。

柴田先生:二点留めの話で。

萩原:二重のですね。

柴田先生:僕は一番いいのは手かざしで勝手に二重になるのが一番いいと思っているんですよ。

萩原:手かざしで?

柴田先生:できるならね?0点留めでできるんだったらそれがいいと思っているんですよ。少なくて出来た方がいいに決まってんじゃんと思っているんですよ。ところが1点いくらみたいな値段の付け方をするクリニックもあるわけじゃないですか。それだと多く留める方をすすめる。そこに矛盾を感じるんですよね。

曽山先生:○点留めという言い方じゃなくて方法で何種類か?

萩原:2点留めがベーシックで、もう1点留めた方がよさそうな場合は3点留めの話はします。マックスそこまでですね。

柴田先生:たるみがきついとかで目がそこそこ幅があったら3個目留めてもいいかなと思うんですけど、目ちっちゃいのにそんな何か…ねぇ?無駄な3点留めはいらないかなみたいな感じかな。

曽山先生:3点が必要な人もいるじゃないですか。僕もその時は3点って言うんですけど、どっちでもいい人がいるじゃないですか。本人は留めれるもんなら取れないならとか、しっかり平行型にするからとか。だけど2点でいける時もあるじゃないですか。2点か3点かって、あなたの斧は金ですか?銀ですか?99%の美容外科医は「3点留めです」って言っちゃうんですよ。僕ら言わないですよ。「2点留めです」って言っちゃうんですよ。カウンセラーさんはちょっと悲しげな顔をしてるのかも。

萩原:今悲しい?

くらぬき:私は悲しくないですけど、萩原さんが悲しいんじゃないですか?

萩原:根幹を揺るがす事を言わないで頂きたい。

曽山先生自分のところのクリニックでやっていたら、もちろんうちのスタッフさんも「患者さんの願いを叶えられる本当に最小限から提案しよう」というのを僕はちゃんと言ってるので、全然そこは真っ当に。内側だけをちょっと広げたい時1点留めとかします。

萩原:そうなんですね。それで十分だったらそれ以上やらなくていいだろうということですね。

【次回に続く…】

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