最新
情報

美容コラム

二重埋没法の2回目は取れやすいって本当?抜糸しないほうがいい?

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

切開をせずに二重を形成できるとして、埋没法は多くの方から人気を集めています。しかし何らかの理由によって、2回目の施術を検討している方もいるのではないでしょうか。

本記事では、埋没法は2回目の施術、つまりやり直しを受けられるかについて詳しく解説していきます。2回目の施術が必要なケースや注意点も紹介しているので、埋没法のやり直しを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

二重埋没法の施術は2回目(やり直し)を受けることは可能?

結論からいうと、二重埋没法の施術はやり直しが可能です。まぶたを切開・縫合して二重を形成する切開法とは異なり、やり直しができるのは埋没法の大きなメリットです。

ただし、無限にやり直せるわけではありません。クリニックやまぶたの状態によって異なりますが、やり直しは平均3回までといわれています。まぶたへの負担を考えると、できるだけ少ないほうがよいことには変わりはありません。

また左右差の改善や二重幅を広げるために再施術を受ける場合は、1回目の施術から1〜2カ月以内に受けるのがおすすめです。

再施術の際に、抜糸を行うケースと行わないケースがあります。抜糸を行わない場合は、まぶたに糸が増えることによって、アレルギーを発症する恐れがあります。費用がかかるため抜糸をしたくないといった方もいますが、リスクが伴うことを理解しておきましょう。

 

二重埋没法の施術の2回目を受ける理由は?

わざわざお金や時間をかけて二重埋没を受けたのにもかかわらず、2回目を希望する方も少なくありません。二重埋没法の再施術を受ける理由は、下記のようなものが挙げられます。

  • 糸が取れて元のまぶたに戻ってしまった
  • 左右で二重の幅にズレがある
  • まぶたから糸が飛び出してしまっている
  • 1回目よりもさらに二重幅を広げたい

それぞれの理由について詳しく解説していきます。

 

糸が取れて元のまぶたに戻ってしまった

2回目の施術を受ける人の中でも多いのが、糸が取れて元のまぶたに戻ってしまうケースです。二重埋没法は、糸でまぶたを留めているため、切開法のように半永久的に持続するわけではありません。もちろん生涯持続する人もいますが、取れる可能性があることは理解しておきましょう。

特にまぶたをこすったり、衝撃を与えたりなど、日常生活の何気ない行動で糸が取れてしまう可能性があるため、注意が必要です。

 

左右で二重の幅にズレがある

二重埋没法を受けたものの「左右差が気になる」「二重幅が狭すぎる」など、デザインに納得できず2回目の施術を受ける人もいます。

デザインが思い通りにいかなかった場合に再施術を受ける際は、ある程度の期間を空けましょう。施術直後は、腫れやむくみによって左右差や二重幅が広く見える可能性があるためです。腫れが引くと理想の二重になるケースも多くあるため、半年〜1年ほど様子を見てから再施術を受けるか決めましょう。

 

まぶたから糸が飛び出てしまっている

まぶたから糸が飛び出してしまうケースもあります。基本的に正しい処置を行っていれば、まぶたから糸が飛び出すことはありません。しかし、糸を埋没させる過程が不十分だと、飛び出してくることがあります。

万が一、糸が飛び出してしまった場合は、まず眼球側と表面側のどちらから出ているかを確認しましょう。特に眼球側から飛び出している場合は、角膜を傷つけるリスクがあります。放置してしまうと、炎症や感染症を引き起こす可能性があるため、速やかにクリニックに相談しましょう。

 

1回目よりもさらに二重の幅を広げたい

1回目より、さらに二重幅を広げたいといった方も少なくありません。その時々の年齢や流行りによっては、二重幅を変えたくなることもあります。何回もやり直せるわけではありませんが、二重幅を変えたい場合は再施術を検討してもよいでしょう。

基本的に二重幅を広げる場合は、1回目に埋没した糸を抜糸してから再施術を行います。ただし、1〜2mm程度幅を広げたい方は、1回目の糸を抜糸する必要がないケースもあります。

 

2回目の二重埋没法でかかる費用の目安

二重埋没法の2回目には、下記の費用がかかります。

  • 1回目の抜糸費用
  • 施術費用

基本的に2回目の施術を受ける際は、1回目の糸の抜糸を行います。中には、抜糸が不要なケースもあります。抜糸の費用はクリニックによって異なりますが、20,000円〜30,000円程度が目安です。

また2回目も1回目と同様に施術費用がかかります。1回目のクリニックで受ける場合、保証期間内であれば特別価格でやり直せる可能性があります。保証の有無や期間、条件などはクリニックによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

1回目と異なるクリニックで受ける場合は、100,000円〜150,000円程度が目安です。また万が一のことを考えて、保証が付いているクリニックを選ぶことをおすすめします。

 

2回目の二重埋没法を受ける際の注意点

2回目(再施術)の二重埋没は、1回目とは異なる注意点がいくつかあります。注意点を考慮せずに施術を受けてしまうと、思わぬトラブルが発生する可能性もあるため、必ず確認しておきましょう。

 

2回目の施術を受けるリスクを理解しておく

二重埋没は、2〜3回のやり直しが可能です。しかし、やり直しのたびに費用や時間がかかる上に、まぶたの筋肉や皮膚にも負担がかかります。何度も繰り返してしまうと、目がゴロゴロしたり、アレルギーや感染症を引き起こしやすくなったりするリスクが伴います。

また、埋没法が適していないまぶたの方もいます。そのため、医師とよく相談してから2回目の施術を検討しましょう。

 

1回目の腫れが引いてから再施術を受ける

2回目の施術を受ける際は、1回目の腫れが引いてからにしましょう。腫れやむくみがある状態では、左右差が生じたり、二重幅が広くなったりしている可能性があり、完成形ではないためです。

また1週間程度で腫れは目立たなくなりますが、完全に治るまでは1カ月程度かかります。そのため、再施術は1回目の施術1カ月後以降に受けましょう。

 

1回目とは別のクリニックを検討する

基本的に2回目の施術を受ける際は、同じクリニックや担当医のもとで受けるのがおすすめです。抜糸をする際に糸玉の位置や施術方法が異なるため、前回のプロセスが分からないと難易度が上がってしまいます。

しかし、仕上がりや持ち、保証内容に満足できなかった場合は、1回目とは別のクリニックを検討するのもよいでしょう。2回目のクリニックを探す際は、医師のスキルや症例、保証内容を確認し、慎重に判断することが大切です。

 

1回目よりも入念なカウンセリングを受ける

二重埋没法は、切開をせずに糸でまぶたを留めるため、比較的手軽に受けられる施術です。しかし、やり直しとなるとまぶたに大きな負担がかかる上に、アレルギーや感染症のリスクも上がってしまうため、慎重にクリニックや担当医を選ばなくてはなりません。

そのため、2回目の施術を受ける際は入念にカウンセリングを受けましょう。じっくりと二重幅のシミュレーションを行い、納得できるクリニックで受けることが大切です。もし医師に不信感を抱いたり、きちんと話を聞いてもらえなかったりした場合は、他のクリニックを検討しましょう。

 

すぐに取れてしまった場合は切開法も検討する

1回目の二重埋没法で、こすったり衝撃を与えたりしていないのにすぐに取れてしまった場合は、切開法も検討しましょう。まぶたの脂肪が多かったり、皮膚が硬かったりすると埋没法では支えきれず、取れてしまう可能性があります。

すぐに二重が取れてしまった方は、まぶたの状態が埋没法には適していないと考えられます。切開法であれば余計な脂肪や皮膚を除去できる上に、半永久的な効果を期待できます。医師とよく相談し、自分に合った施術方法を選びましょう。

 

二重埋没法のやり直しに関するよくある質問

二重埋没法のやり直しに関するよくある質問を紹介します。他にも気になることや不安がある方は、カウンセリングの際に相談しておきましょう。

 

2回目の二重埋没法を受ける際には抜糸しないほうがいい?

2回目以降の二重埋没法を受ける際に、抜糸をするか否かは、希望する二重によって異なります。以前の二重幅と同じにしたり、広げたりする場合は、抜糸の必要はありません。

ただし、抜糸しない意味は特になく、可能であれば抜糸をすることをおすすめします。体内に残っている糸が、アレルギーや感染症を起こす可能性が全くないわけではないためです。「費用をかけたくないから抜糸はしたくない」といった方もいますが、リスクを踏まえて医師とよく相談しましょう。

 

2回目は1回目よりも糸が取れやすいって本当?

2回目は1回目よりも糸が取れやすいということはありません。取れやすさ自体は変わりませんが、1回目ですぐに取れてしまった場合は、2回目も取れやすい可能性は考えられます。

すぐに二重が取れてしまう原因としては、まぶたの厚さや脂肪の多さが挙げられます。このような埋没法に適していないまぶただと、2回目を受けても1回目と同様にすぐに取れてしまう可能性が高いといえます。

そのため、1回目ですぐに二重が取れてしまった場合は、埋没法だけではなく切開法も視野に入れて検討しましょう。

 

二重埋没法は何回までできる?

二重埋没法のやり直しは、クリニックによって回答が異なりますが、身体への負担を考えると3〜4回が許容範囲と考えられます。まぶたの状態によっては、やり直しが厳しくなる可能性も考えられるため、2回目以降の施術を受ける際は、慎重にクリニックや医師選びを行いましょう。

 

二重埋没法の2回目のダウンタイムは?

2回目のダウンタイムは、通常の埋没法と同様です。主に埋没法では、下記のようなダウンタイム症状が伴います。

  • 痛み
  • 腫れやむくみ
  • 内出血
  • ゴロゴロや違和感

このような症状が1〜2週間程度生じます。メイクやコンタクトレンズの使用制限はクリニックによって異なるため、カウンセリングの際に確認しておきましょう。

 

まとめ

二重が取れてしまったり、デザインを変更したりするために、二重埋没法の2回目を受ける人は少なくありません。クリニックによって異なりますが、3〜4回程度はやり直しが可能といわれています。ただし、二重埋没法をやり直すことで、まぶたに負担がかかったり、アレルギーや感染症のリスクが高まったりすることを理解しておきましょう。

当クリニックでは、日本形成外科学会専門医の院長がカウンセリングから施術まで全てを担当いたします。カウンセリングの予約は、公式サイトや電話、LINEより受け付けておりますので、二重埋没法の2回目を受けたい方は、ぜひフェアクリニックにお越しください。

©フェアクリニック All Rights Reserved.

メニューへ戻る