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脂肪吸引は危険?起こり得るリスクと回避するための方法をご紹介!
- 2023/09/29
- カテゴリー: 脂肪・痩身
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努力してダイエットをしても、どうしても脂肪が落ちない部分があり、脂肪吸引を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、脂肪吸引には事故や後遺症のリスクがあることから、手術に踏み切れずに長い間悩んでいる方も少なくありません。
本記事では脂肪吸引で起こり得るリスクや、リスクを回避するためのクリニック選びのポイントを解説していきます。脂肪吸引を受けるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそも脂肪吸引とは?
脂肪吸引とは、皮膚の中にカニューレと呼ばれる管を挿入し、脂肪細胞を吸い出して脂肪細胞の数を減らす治療法です。
人間が太ったり痩せたりするメカニズムは、脂肪細胞の大きさと数で決まります。脂肪細胞が大きい、脂肪細胞の数が多いといった場合は太りやすく、反対に、脂肪細胞が小さくなると痩せ、数が少なくなると太りにくくなります。
脂肪細胞の数自体は20歳前後で決まってしまい、ダイエットで減少させることはできません。そのため脂肪吸引は、脂肪細胞を吸引し数を減らすことで、スリムな体形を目指せる治療法といえるでしょう。
脂肪吸引で起こり得る危険な事故を事前に知っておこう
ここでは、脂肪吸引で起こり得る危険な事故の例を5つ紹介します。
臓器損傷のリスク
脂肪吸引は顔や腕、足、お腹など、痩せたい箇所に合わせて施術を受けられます。しかし施術箇所によっては、カニューレの操作ミスなどで臓器損傷のリスクがあることから注意が必要です。
実際に、腹部の脂肪吸引で臓器を損傷してしまったという医療事故の報告もあります。リスクが高いケースとしては、高齢者で腹筋が弱まっている、腹壁瘢痕(ふくへきはんこん)ヘルニアや臍(へそ)ヘルニアなどの疾患がある場合が挙げられます。
しかし、カウンセリング時に既往歴の確認や脂肪吸引部位の触診などを行い、アセスメントした上で脂肪吸引を受ければ、臓器損傷のリスクはそれほど高くないといえます。また、脂肪吸引の施術経験が豊富な医師を選ぶことで、カニューレの操作ミスも防げるでしょう。
麻酔失敗のリスク
脂肪吸引を受ける際には、必ず麻酔を行います。麻酔の種類は主に以下の4つです。
- 局所麻酔:麻酔薬を吸引部位に直接注入する
- 静脈麻酔:点滴で静脈内に麻酔薬を入れる
- 硬膜外麻酔:背中から脊髄を覆っている硬膜の周りに細い管を挿入し麻酔薬を入れる
- 全身麻酔:中枢神経に麻酔薬を作用させて意識がない状態にする
局所麻酔では麻酔中毒が起きる可能性がありますが、施術時に脂肪と一緒に吸引するため、多量に体内に残ることはありません。また、体内に残った麻酔薬も皮下脂肪の中に吸収されていくため、中毒を起こす可能性はそれほど高くないでしょう。
しかし、麻酔の効きも個人差があるため、身体に合わなかった場合はアレルギーやショック症状が起きるリスクもあります。
それぞれの麻酔方法によってメリット・デメリットがあるため、クリニックの方針によって選択される麻酔方法は異なるかもしれません。しかし、全身麻酔は呼吸管理なども必要になるため、入院設備のない美容クリニックでは局所麻酔や静脈麻酔など、身体への負担が少ない麻酔を選択できると安心でしょう。
感染症のリスク
脂肪吸引はメスを入れる手術のため、感染症のリスクは避けられません。カニューレを挿入するために切開した傷、吸引時にカニューレを出し入れする際のやけど、脂肪吸引時の内部組織の損傷など、原因はさまざまです。
しかし、手術時の衛生管理や術後のケアによって感染症のリスクは減らせます。クリニックの衛生状態を事前に確認し、術後は指示された内服や入浴などの制限をしっかり守るようにしましょう。
多量出血のリスク
脂肪吸引では脂肪を吸引する際に出血を伴うため、多量に出血するリスクがあります。出血量が多いと、貧血や出血性のショック症状などを起こしてしまう可能性も。
しかし、あらかじめ出血量が少ない施術方法を選択し、手術時に適切な止血が行われていれば、多量に出血するリスクは減ります。多量出血が心配な方は、カウンセリング時に医師に確認しておくと良いでしょう。
脂肪塞栓症のリスク
脂肪吸引時に血管に脂肪細胞が流れ込んでしまい、塞栓症を引き起こすリスクがあります。血管に流れ込んだ脂肪細胞が肺で詰まってしまうと肺塞栓症、脳の血管で詰まってしまうと脳塞栓症が引き起こされることも。
塞栓症を引き起こした場合、早急に対処しなければ後遺症が残ってしまうか、最悪の場合死に至ってしまうこともあります。
自分でできる塞栓症対策としては水分補給が重要なため、術後はしっかり水分摂取するよう意識しましょう。
脂肪吸引に潜む後遺症のリスクをご紹介
ここでは、脂肪吸引の後遺症として代表的なものを5つ紹介します。
内出血のリスク
脂肪吸引した部位に、内出血が起きるリスクがあります。押すと痛みを伴いますが、時間経過とともに消失します。身体を温めると内出血が出やすくなってしまうため、気になる方は圧迫や冷やすなどして様子を見ましょう。
内出血は10日から2週間程度で消失しますが、重力とともに下に移動します。内出血の位置が変わってしまい不安に感じる方もいるかもしれませんが、一般的な経過のため問題ありません。
引きつれが起こるリスク
脂肪吸引した皮膚に、引きつれが起こるリスクがあります。脂肪吸引した部位の痛みが引いてくると、皮膚が引っ張られているような、引きつっているような違和感を覚えることがあります。
皮膚が引っ張られているような違和感は、脂肪を吸引した部分が治癒する過程で起きる反応のため、過剰に不安になる必要はありません。引きつった感覚は半年程度で徐々になくなっていくため、様子を見ましょう。
色素沈着するリスク
脂肪吸引後に皮膚が茶色く硬くなり、色素沈着するリスクがあります。色素沈着は脂肪細胞を取りすぎた場合に発生しやすく、まれに起こってしまう後遺症です。
ビタミン剤の内服や外用薬の塗布で対処すると、半年〜1年程度で軽快するでしょう。しかし、適切な対処しても色素沈着が改善されない場合もあるため、その際は脂肪注入を選択することもあります。
傷跡が目立つリスク
脂肪吸引は皮膚を切開して行うため、傷跡が目立つリスクがあります。傷跡に摩擦や日常の動作に伴う負荷がかかると、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれるケロイドの状態になってしまうことも。
肥厚性瘢痕になってしまうと、切開部位が盛り上がったり赤みが目立ったりします。また、傷跡が成熟瘢痕になった場合でも、人によっては色味が気になるかもしれません。
傷跡は術後のケアによって目立ちにくくなるため、紫外線対策や圧迫、外用薬の使用など、クリニックの指示に従うようにしましょう。
感覚が鈍くなるリスク
脂肪吸引を行った部位の感覚が鈍くなってしまうリスクがあります。脂肪吸引のために挿入したカニューレが末梢神経を損傷してしまうことが原因です。皮膚に触れている感覚がなかったり、しびれた感じがしたりします。
脂肪吸引後、ほとんどのケースで3カ月〜1年程度で自然に良くなっていくため、様子を見てください。
詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
脂肪吸引のダウンタイムに圧迫しないとどうなる?正しい過ごし方は?
脂肪吸引のリスクを減らすためにできること
ここでは、脂肪吸引のリスクを減らすためにできる3つのことを紹介します。
医師の指示に従って行動する
脂肪吸引の手術前後に医師が指示した内容は必ず守るようにしましょう。具体的な内容は以下の通りです。
- 持病や日常的に内服している薬の有無
- 過去の手術歴
- 当日の絶飲食の時間
- 術後の安静時間
- 術後に避けた方が良い行為
- 術後の内服や外用薬など
- 次回の受診日
- トラブルが起きた際にどうするか
医師の指示には必ず意味があるため、自己判断で指示を守らなかった場合、脂肪吸引によって起こる事故や後遺症のリスクが上がってしまうかもしれません。医師から指示された内容以外にも、不安や気になる点があれば、カウンセリング時に確認しておくことをおすすめします。
禁煙し、体調を整える
脂肪吸引前後は禁煙し、体調を整えて手術に臨みましょう。喫煙は末梢血管を収縮させ、循環悪化のリスクがあります。
脂肪吸引後は、脂肪吸引によって損傷を受けた皮下組織を修復する過程で、末梢循環が活性化します。そのため、脂肪吸引後も喫煙を続けていると傷の治りが遅く、それに伴う合併症のリスクも高まってしまいます。
また、禁煙以外に体調を整えておくことも大切です。手術は身体に負担がかかるため、栄養のある食事を意識する、前日は睡眠不足にならないよう早めに就寝するなどを心がけましょう。風邪症状がある場合も、クリニックに相談してください。
慎重にクリニック選びをする
慎重にクリニックを選ぶことも、脂肪吸引のリスク低減につながります。医師の症例写真や執刀件数、口コミを参考にするのはもちろんですが、脂肪吸引の保証についても確認しておくと良いでしょう。
クリニックや脂肪吸引のプランによって、術後の保証内容が異なる場合があります。脂肪吸引の後遺症が残ってしまった場合の対処や、脂肪吸引の結果に満足できなかった場合の再手術の回数や料金など、最悪の事態を想定してクリニックを選んでおくといざというときも安心です。
脂肪吸引の術後の対応や保障内容について質問した際に、はっきり答えてもらえなかった、なんとなく冷たい態度になったなど気になることがあれば、他のクリニックを選ぶという選択も大切です。
事故や後遺症のリスク低減のためのクリニック選びのポイント
万が一のことがあった場合の対応について事前に確認することは重要です。しかし、事故や後遺症のリスクを極力減らした上で施術を受けたい方は多いのではないでしょうか。ここでは、脂肪吸引の事故やリスクを避けるためのクリニック選びのポイントを紹介します。
医師が日本形成外科学会専門医の資格を持っているか
事故や後遺症のリスクを回避するためには、脂肪吸引を担当する医師が日本形成外科学会専門医の資格を持っているかどうかを確認しましょう。
日本形成外科学会専門医とは、医師免許取得後、日本形成外科学会に正学会員として4年以上在籍し、学会の認定施設で所定の研修を受けたのちに必要書類を提出、その後試験に合格しなければ取得できない資格です。
そのため、日本形成外科学会専門医を取得している医師は、一定のスキルを持っているといえます。
脂肪吸引での事故や後遺症は、豊富な手術経験や知識、手技が身に付いていれば防げる可能性が高まるため、日本形成外科学会専門医の資格を持っていれば、医師のスキルを判断する材料になるでしょう。
医師がカウンセリングから治療まで一貫して担当するか
医師がカウンセリングから治療まで一貫して担当しているクリニックを選ぶことも重要です。
脂肪吸引では吸引部位と量によって仕上がりが大きく異なります。そのため、カウンセリングと脂肪吸引を担当する医師が別の場合、希望の仕上がりにならないだけでなく、事故や後遺症につながってしまう可能性もあります。
また内出血や引きつれ、感覚が鈍くなってしまった場合、いつまで様子を見るのか、どのような状態になった場合に診察の必要があるのかなど、医師から説明してもらうことで安心できるでしょう。
当院は安全第一で脂肪吸引を行います
フェアクリニックでは、患者さまの安全を最優先で脂肪吸引を行っています。脂肪吸引はカニューレで脂肪細胞を吸引し体外に排出する治療法のため、より多く脂肪細胞を吸引するほうが痩身効果は高まります。しかし、脂肪吸引時には必ず出血が伴うため、安全な範囲で吸引しなければなりません。
また、当院ではエコー機での皮下脂肪の測定を取り入れることによって、皮下脂肪の厚みを正確に把握でき、術後の仕上がりイメージなどを数値的に予測できます。そのため、仕上がり予想が患者さまの希望通りでなかった場合も、正直にお伝えしています。
脂肪吸引は皮膚の下でカニューレを動かして行うため、目で手技を確認できません。やみくもにカニューレを動かしてしまうと、臓器を損傷してしまう危険性もあります。
そのため、当院では適宜吸引を止め、カニューレの先端の深さや脂肪の厚さ、吸引量を確認して脂肪吸引を進めていきます。確認を繰り返すことで、患者さまの安全を最優先に考えた脂肪吸引を心がけているのでご安心ください。
まとめ:脂肪吸引のリスクを知って慎重にクリニックを選ぼう
脂肪吸引は身体にメスを入れる治療のため、事故や後遺症のリスクが伴います。しかしそれらは、経験豊富な医師のもとで受ければ起こる確率を減らせます。
事故や後遺症のリスクを回避するためには、医師が日本形成外科学会専門医の資格を持っている、医師がカウンセリングから治療までを一貫して担当してくれる、といったポイントをクリアしたクリニックを選ぶことが大切です。
フェアクリニックはこの2つのポイントを重視しており、患者さまの安全を第一に考え脂肪吸引を行っています。そのため、事故や後遺症のリスクが心配で脂肪吸引に踏み出せない方もご安心ください。
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