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糸リフトでひきつれや痛みの起こる原因!術後の経過と過ごし方も紹介
- 2023/06/01
- カテゴリー: エイジングケア治療
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糸リフトの施術後はひきつれが生じるといわれていますが、どの程度で治まるか知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、糸リフトの仕組みやひきつれの原因について解説します。どの程度の症状が正常な範囲なのかも紹介しているので、術後のひきつれに不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
理解を深めるために|まずは「糸リフト」の仕組みを知ろう
糸リフトは、切らずにほほのたるみをリフトアップできる治療です。医療用の糸を皮膚に挿入して引き上げを行います。
使用する糸は半年ほどかけて徐々に体内に吸収されていくため、異物を体内に入れることに抵抗がある方にもおすすめです。
糸で引っ張るだけでなく、挿入時の刺激により皮膚が収縮するため、たるみが持ち上がる効果も期待できます。また、使用する糸は吸収される過程でコラーゲンを生成するため、肌に弾力をもたらすでしょう。
注射するだけの治療のため、腫れや出血などのダウンタイムが少ないのも特徴です。
糸リフトでひきつれや凸凹ができたり、笑うと痛みが出るのはなぜ?
ここでは、施術後にひきつれや凸凹が生じる原因と、笑った際に痛みが出る理由を紹介します。
原因①糸が肌になじんでいないから
糸を挿入する箇所は、神経が多く通っています。神経の近くに糸が通るため違和感を感じやすくなるでしょう。糸の挿入時にダメージを受けた皮膚が回復する際にひきつれが生じる場合もあります。
また、皮膚が薄い方もひきつれを感じやすいといわれています。そのため、カウンセリング時に糸リフトが合う肌質か確認してもらうことが大切です。
実績のあるクリニックを選び、自身に合った糸や挿入箇所を提案してもらいましょう。
原因②医師のカウンセリング時の聞き取りが足りなかったから
皮膚の薄さや肌の状態は人によって異なります。1人ひとりに合った施術を行わなければ、ひきつれや凸凹のリスクが生じるでしょう。
また、糸に使用される材質によっては、アレルギーを引き起こす可能性があります。肌状態やアレルギーに関してカウンセリング時に聞き取りが行われない場合、施術に問題が生じてしまうでしょう。
カウンセリングは、理想の仕上がりにするためにとても大切なプロセスです。肌状態や体質についてしっかり聞き取りを行ってくれるクリニックを選びましょう。
原因③医師が治療に対して技量不足だったから
糸リフトは皮膚を引っ張る施術のため、術後はどうしてもひきつれを起こすリスクがあります。
ただし医師の技術不足により、正しい場所に挿入していなかったり、必要以上に引き上げたりすると、ひきつれが治りにくくなる可能性があります。
自分に合った施術を受けるには、症例数が多いクリニックを選ぶようにしましょう。実績のあるクリニックなら、失敗のリスクが少なく済みます。
糸リフトのひきつれなどを様子見するのはいつまで?|正常な経過を解説
施術後のひきつれはどの程度続くのが正常なのか、ここでは術後の経過を紹介していきます。
個人差を含めても1カ月の範囲で軽減する症状は正常
術後の症状は、1カ月ほどで落ち着くことがほとんどです。術後は腫れる場合もありますが軽度なケースが多く、3日目をピークにして徐々に落ち着いていきます。
また、我慢できないほどの痛みを感じることはほとんどありません。痛みを感じやすい方は、クリニックに相談して内服薬を処方してもらいましょう。
糸リフトは切らない治療のため、腫れや痛みが生じにくいのが特徴です。1カ月以上経っても症状が落ち着かない場合は、医師に相談するようにしてください。
糸リフトの正常な術後の経過を知っておこう
糸リフトの術後に起こる症状は1~2週間ほどで落ち着くことがほとんどです。長くても1カ月程度で治まっていくでしょう。
糸リフトは切らないリフトアップ治療のため、腫れの少なさが特徴です。術後に多少腫れることはあっても、軽度で済む傾向があります。腫れは術後から3日目がピークで、その後1週間ほどで落ち着いていくでしょう。
ここからは、術後の経過について時系列順に紹介します。正常な経過を知っておくことで、失敗かどうかを見極められるため、ぜひチェックしてみてください。
直後に起こりうる症状
施術直後に起こりうる症状は以下の通りです。
- こめかみあたりに点状の傷跡が残る
- 腫れ、むくみ
- 顔や口が動かしにくい
- 触ると軽い痛みや違和感を感じる
糸の挿入はこめかみ辺りから行うため、糸を挿入した箇所に点状の傷跡ができます。ただし、髪の毛で隠れる程度の範囲であるため、目立つ心配はないでしょう。
また、施術時に使用した麻酔によっては腫れやむくみが生じることもあります。気になる方は、冷やして落ち着かせるのがおすすめです。
施術直後に顔を触ると痛みや違和感がありますが、過度に触らないように気をつけてください。シャワーやメイクは当日から可能です。
2~3日後の状態
施術から2~3日後の状態は以下の通りです。
- 顔や口の動かしにくさが治まってくる
- 内出血
- 腫れ、むくみ
- 痛み
2~3日経つと、施術直後に感じていた動かしにくさが和らいでいくでしょう。麻酔の量によっては腫れやむくみが残る場合もあります。
この時期に内出血が出ることがありますが、メイクで隠せるほどの軽度なものです。内出血は1~2週間ほどで治まっていくでしょう。
まれにこの時期でも痛みを感じることがありますが、我慢できないほど強くはありません。気になる方は内服薬を処方してもらいましょう。
1週間後の状態
施術から1週間後の状態は以下の通りです。
- 効果が出始める
- ダウンタイムの症状が落ち着く
- 傷跡がかさぶたになる
施術から1週間ほど経つと、フェイスラインがすっきりとして、効果を実感しやすいでしょう。ひきつれや動かしにくさも落ち着き、自然に顔を動かせるようになります。
症状も落ち着き、人によってはこの頃にダウンタイムが終わる方もいます。ダウンタイムの症状がなくなれば日常の制限もなくなり、元の生活が送れるでしょう。
こめかみにできた傷がかさぶたになりますが、跡になったり雑菌が入ったりしないように、無理に剥がさないようにしてください。
2~3週間後の状態
施術から2~3週間後の状態は以下の通りです。
- 内出血や傷跡がほとんど治まる
- ダウンタイムの症状がなくなる
- 肌にハリを感じる
施術から2~3週間ほど経つとダウンタイムの症状がほとんどなくなります。術後の痛みも治まっているでしょう。
たるみやしわの改善に効果を感じやすいのもこの時期です。糸リフトにはコラーゲンの生成を促す作用も期待できるため、肌にハリを感じやすいでしょう。
1カ月後の状態|多くの場合ほぼ症状がない状態
施術から1カ月経つと、ダウンタイムの症状や違和感が回復している状態であることがほとんどです。
この時期に仕上がりや痛み、違和感がないかチェックしてみましょう。少しでも気になる点があれば、クリニックに相談するのがおすすめです。
3カ月後の状態|糸リフトの治療完成の場合がほとんど
施術から3カ月経つと、コラーゲンの生成が促されたことで肌にハリやツヤが出てきます。そのため、肌の調子が良くなったと感じやすいでしょう。
また、挿入した糸が安定するため、マッサージや他の美容施術も行えます。
糸リフト後のひきつれなどを早く治すために|ダウンタイムの過ごし方
施術後はしばらくひきつれなどの症状が起こりますが、できるだけ早く違和感をなくしたい方が多いのではないでしょうか。ここでは、ダウンタイム中の過ごし方について紹介します。ダウンタイムの期間を延ばさないよう、注意点をあらかじめチェックしておきましょう。
ダウンタイムに注意すべきこと
ダウンタイム中は以下の点に気をつけましょう。
- 血行を促進させない
施術部位が腫れる可能性があります。 - 飲酒はしない
血行が促進され、腫れや内出血を引き起こす可能性があります。 - 口を大きく開けない
糸が外れる可能性があります。 - マッサージやハイフはしない
ひきつれや痛み、糸のずれが生じる可能性があります。
糸リフトのダウンタイムについてより詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてください。
糸リフトのダウンタイム|腫れや痛みはどのくらい?気をつけることは?
経過を見ても良くならない場合はクリニックに相談しよう
施術から1カ月以上経っても腫れや痛みなどの症状が治まらない場合は、感染症や施術の失敗を疑いましょう。もしもその場合、適切な処置を受けなければ、傷跡が残ったり理想の仕上がりにならなかったりする恐れがあります。
ダウンタイムの症状が1カ月経っても治らないときは、早めにクリニックに相談してください。
糸リフトの不安な症状を避けるには|施術前に6つのポイントを確認しよう
糸リフトによる感染症や失敗を避けるためのポイントを紹介します。事前にチェックし、理想の仕上がりを目指しましょう。
①日本形成外科学会専門医の資格を持つ医師かどうか?
糸リフトの不安な症状を避けるために、日本形成外科学会専門医の資格を持つ医師が在籍しているクリニックを選ぶのがおすすめです。
日本形成外科学会専門医の資格を取得するには、以下の条件をクリアする必要があります。
- 医師免許を取得後、日本形成外科学会に正学会員として4年以上在籍する
- 学会認定施設で所定の規格研修を受け、必要書類を提出する
- 形成外科学会専門医試験に合格する
民間資格と違って取得するまでの条件が多く、その難易度の高さも特徴です。そのため、日本形成外科学会専門医の資格を持っていれば、専門的な知識と診療技術を兼ね備えた医師と判断できるでしょう。
②医師の実績は豊富にあるか?
施術を担当する医師の実績も事前に確認しておきましょう。症例写真をチェックし、自分好みの仕上がりかを判断しておくと、失敗のリスクを抑えられます。
糸リフトの施術自体は難しいものではありませんが、患者さまの肌状態や希望に合わせた治療を行うには、知識と経験、技術力が必要です。
肌状態を見た上で適切な治療を行わなければ、失敗してしまう可能性があります。そのため、症例数や経歴を確認し、経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
③アフターケアについて明言しているか?
万が一の術後のトラブルに備え、アフターケアについて事前に確認しておくことも大切です。
また、修正治療を行っているかどうかもポイントです。他院の修正治療などに対応しているクリニックなら、糸リフトの失敗例に詳しい腕の良い医師である可能性があります。
万が一施術が失敗したとしてもリカバリーできる技術があると判断できるため、術後の不安を避けるためのポイントとしておさえておきましょう。
④カウンセリング内容に不安はないか?
施術前にカウンセリングをしっかり受けることが大切です。施術の説明はもちろん、なりたいイメージを具体的に伝えて、理想を共有しましょう。コミュニケーションの食い違いがないよう、細かくイメージのすり合わせを行うことがポイントです。
また、糸リフトはリフトアップと小顔を目指せる治療ですが、デメリットもあります。メリットだけでなくデメリットに関する説明もしっかり聞くようにしましょう。
⑤糸リフトに適さない人に当てはまらないか?
下記に当てはまる方は、糸リフトに適していない可能性があります。
- 顔の脂肪が多い、もしくは少ない
- 皮膚が硬い
- たるみが強い
- あごの骨格にコンプレックスがある
顔の脂肪が多い、もしくは少ない方や、皮膚が硬い方は、糸がうまく留められない可能性があります。糸に負担がかかりやすいため、期待していた効果が得られないでしょう。
また、糸リフトは引き上げたことによってフェイスラインが強調されるため、あごの骨格にコンプレックスがある方にもおすすめはできません。
⑥最終的に自分が治療に対して納得できたか?
治療は、カウンセリングを受けた上で納得してから受けるようにしましょう。とにかく糸リフトを受けたいという気持ちから、十分に考慮せず治療を受けると後悔する可能性があります。
たとえ医師から勧められたとしても、即決せずに時間をかけて考えるのがおすすめです。
また、糸リフトにはメリットもありますがデメリットもあります。カウンセリング時には、デメリットや後遺症などについてもしっかり説明してもらうようにしましょう。
リフトアップしたいけれどひきつれが不安|そんな場合は別の治療方法も
糸リフトのひきつれが不安な方は、別の方法でのリフトアップを検討してみましょう。ここでは、当院が提供している糸リフト以外のリフトアップ治療について紹介します。
バレない箇所を切ってたるみを引き上げる|フェイスリフト
顔のたるんでいる部分をデザイン・切除し、引き上げて縫合する治療です。顔の皮膚を支えているSMAS(スマス)筋膜も引き上げるため、たるみの改善が期待できます。
当院では、たるみやしわの程度や改善したい部位に合わせて4種類のフェイスリフトを取り扱っています。顔全体のたるみはもちろん、ピンポイントのアプローチも可能です。
術後は腫れや青さが出ますが、時間の経過とともに治まっていきます。また、施術は無痛麻酔を使用するため、痛みを感じることはありません。
切開を伴う施術は傷跡が残るか不安に感じる方もいるでしょう。当院では、治療部位のデザインや縫合に時間をかけることで傷跡が残りにくい治療を心がけています。また、皮膚だけではなく筋膜も引き上げるため、つり目や引っ張られ顔になるリスクも軽減できます。
フェイスリフトの詳細を知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
フェイスリフトはたるみに効果的|治療法や術後を解説
HIFU(ハイフ)を使った超音波の力でリフトアップ|ウルセラ
ウルセラはハイフの中でも効果が高いといわれている治療です。強力な超音波を肌に照射し、皮下組織と表情筋の間にあるSMAS筋膜を収縮させて、リフトアップを目指します。
また、術後は数カ月かけてコラーゲンが生成されるため、肌の弾力アップも期待できるでしょう。切らない施術のため、腫れや内出血が出にくいのも特徴です。
効果を発揮できるよう、出力レベルを最大にして照射しますが、麻酔によって眠った状態で施術すれば痛みは感じません。
以下の記事では、ハイフの効果について詳しく解説しています。ハイフの詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハイフで得られる4つの効果!いつまで続く?気になる疑問を解消
薬剤で脂肪を溶かして排出する小顔治療|BNLS脂肪溶解注射
BNLS注射は顔専用の脂肪溶解注射治療です。植物や海藻から抽出した自然由来の有効成分でつくられた薬剤を使用しており、注射した箇所の脂肪をピンポイントで溶解させられます。
ほほやあごに注射すれば、たるみがシャープになるでしょう。また、注射の刺激によって肌が引き締まる効果も期待できます。
部分痩せをしたい方におすすめの治療で、施術時間は10分ほどと気軽に受けられるのも特徴です。
以下の記事では、脂肪溶解注射の効果について解説しています。脂肪溶解注射について詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
脂肪溶解注射の4つの効果!「効果ない」と思われがちな誤解を解説
まとめ:糸リフトのひきつれは施術前のチェックでリスクを減らそう
糸リフトは、医療用の糸を皮膚に挿入し、たるみを引きあげるリフトアップ治療です。施術後はダウンタイムの症状として、ひきつれなどの違和感を感じる場合があります。
ダウンタイムの症状は1カ月ほどでほとんどなくなるため、それ以上症状が続く場合はクリニックに相談するのがおすすめです。
ひきつれなどの症状が不安な方は、チェックポイントをおさえながら、安心して任せられるクリニックを選ぶようにしましょう。
当院では、日本形成外科学会専門医である院長が、カウンセリングから施術までを担当します。カウンセリングは無料のため、ぜひ一度お気軽にご相談にいらしてください。