美容コラム

ニキビ治療は美容外科で受けられる!治療法やクリニックの選び方とは

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

ニキビに悩み、市販薬ではなく病院での治療を検討している方もいるのではないでしょうか。本記事では、ニキビを治療するには何科の病院を受診したら良いのか、ニキビの治療法やクリニックの選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

ニキビの主な原因は毛穴に溜まった皮脂

過剰分泌された皮脂が毛穴にたまってしまうことが、ニキビの主な原因です。

皮脂が過剰に分泌されて毛穴にたまると、面ぽうという状態と化します。面ぽうの中ではアクネ菌が増殖しやすく、皮脂量が多く酸素が少ない状態が保たれています。そのため面ぽう内でアクネ菌が増殖し、炎症を起こしてしまったのがニキビです。

炎症の強いニキビや、ニキビをつぶしてしまうなどの刺激が皮膚に加わると、ニキビができた部分に瘢痕(はんこん)が残ってしまうことがあります。瘢痕は盛り上がってしまうパターン(肥厚性瘢痕)と、へこんで跡が残ってしまうパターン(萎縮性瘢痕)があるため、注意が必要です。

 

ニキビの主な症状

ニキビの主な症状は、以下の4つです。

  • 面ぽう
  • 丘疹(きゅうしん)
  • 膿疱(のうほう)
  • 炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)

面ぽうとは毛穴に皮脂がたまっている状態であり、「白ニキビ」と「黒ニキビ」に分けられます。

丘疹は、面ぽうの内部で炎症が起きて出現した赤いぶつぶつのことです。膿疱は、丘疹の炎症が進行し、内部に膿がたまった状態です。

炎症後紅斑は、ニキビの炎症が落ち着いてから皮膚に残る赤みのことを指します。この赤みは一時的なものであり、時間の経過とともに徐々に薄くなっていきます。

 

大人ニキビは生活習慣の乱れや誤ったスキンケアで悪化する

ニキビは思春期にできやすいと思う方も多いかもしれませんが、成長後もニキビに悩まされる方がいます。大人になってからできるニキビは、いわゆる「大人ニキビ」というものです。

大人ニキビの原因は思春期にできるニキビと同じですが、睡眠不足やストレス、生活習慣の乱れや誤ったスキンケアで悪化しやすい傾向があります。

その他にも、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)が原因で大人ニキビができている可能性もあります。そのため、月経がこない状態が続いている、体毛が濃くなってきたなど、思い当たる症状がある方はかかりつけの皮膚科や婦人科で相談すると良いでしょう。

 

医療機関でのニキビ治療がおすすめの理由

医療機関でのニキビ治療をおすすめする理由は、以下の3つです。

  • ニキビの早い改善が期待できる
  • 適切な治療方法がわかる
  • ニキビの根本治療が可能

スキンケアや食生活の改善、市販薬の使用などで自宅でニキビを治した経験がある方も多いのではないでしょうか。ニキビは自宅でも治療できますが、医療機関での治療を選択をする方もいます。

医療機関で初期のニキビ治療を行うと早期に症状を改善でき、ニキビ自体をできないようにする根本治療も可能です。また、出ている症状や一人ひとりの肌に合わせた保湿剤や治療薬の処方など、適切な治療方法がわかることも医療機関でのニキビ治療のメリットといえるでしょう。

 

ニキビ治療の受診先は皮膚科・美容皮膚科・美容外科

ニキビ治療の受診先として、皮膚科・美容皮膚科・美容外科の3つの選択肢があります。それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

 

皮膚科でのニキビ治療の特徴

皮膚科でのニキビ治療の特徴は、保険適用で治療が受けられることです。ニキビに対して保険適用の塗り薬や飲み薬を処方してもらい、いまできているニキビを治療します。

保険適用される薬は決まっているため、どの皮膚科でも同じような処方内容であることがほとんどです。皮膚科での治療は保険適用のため、料金の安さはメリットといえるでしょう。そのため、いまできているニキビが治れば良い方や安く治療したい方は皮膚科での受診がおすすめです。

 

美容皮膚科でのニキビ治療の特徴

美容皮膚科でのニキビ治療は、保険適用外の治療も選択できるという特徴があります。日本国外の治療薬やピーリング、イオン導入など、皮膚科では受けられないニキビの治療法があります。

皮膚科ではいまあるニキビに対して治療を行いますが、美容皮膚科での治療はニキビに対してだけではありません。ニキビ跡や色素沈着、肌質などを改善することで、ニキビができにくい肌の状態を目指せます。

また、美容皮膚科は美容に特化した皮膚科です。そのため、皮膚科や美容外科では取り扱っていないニキビの治療方法があるかもしれません。保険適用外でもニキビ跡や肌質の改善をしたい方や、さまざまな治療方法から自分に合ったニキビ治療を選択したい方は、美容皮膚科での受診がおすすめです。

 

美容外科でのニキビ治療の特徴

美容外科でのニキビ治療は、美容皮膚科と同じく保険適用外の治療も選択できるのが特徴です。ダーマペンやケミカルピーリングなど、美容皮膚科と同じメニューを取り扱っているクリニックもあります。

美容外科でもニキビ跡や肌質改善を目的とした治療を選択できるため、近くに美容皮膚科がない方は、美容外科でのニキビ治療を検討しても良いかもしれません。

中にはカウンセリングが無料の美容外科もあるため、どのような治療方法が自分に合っているのかわからない方は、一度カウンセリングを受けてみることをおすすめします。

 

当院で受けられるニキビ治療│アグネス

フェアクリニックでもニキビ治療のメニューを提供しています。ここでは、当院で受けられるニキビ治療の「アグネス(AGNES)」について詳しくご紹介します。

 

アグネスならニキビが再発しにくい

アグネスとは、毛穴に沿って刺した針先から高周波を照射し、ニキビを治療する医療機器です。

アグネスから照射された高周波は熱を発生させ、その熱で皮脂腺を破壊します。皮脂腺を破壊することで皮脂の過剰分泌が抑制されるため、皮脂分泌量が正常に戻ります。皮脂の分泌量が正常になると、ニキビが再発しにくくなるのです。

アグネスは、治療後に赤みが出る場合があるもののダウンタイムが少なく、麻酔クリームを使用できるため痛みもほぼありません。日常生活における制限もないため、長期間のお休みが取れない学生や社会人でも受けやすい治療です。

 

アグネスによるニキビ治療の料金

アグネスによるニキビ治療の料金は、以下の表の通りです。

治療部位 料金(税込)
アグネス初めてプラン(初回のみ4〜5個まで) 3,300円/個
17,600円
鼻下 17,600円
あご 17,600円
35,200円
こめかみ 35,200円
ほほ 44,000円
フェイスライン 35,200円
あご下(喉仏まで) 35,200円
顔全体 88,000円
35,200円
デコルテ 44,000円〜
背中 44,000円〜
メルティング 3,300円/回

上記の表の料金以外に、麻酔クリーム代として3,300円(税込)がかかります。

 

ニキビ治療の症例写真をチェック

治療名 高周波照射アグネス(AGNES)
治療方法 毛穴に極細の針を刺し、高周波を照射することによって、皮脂腺を破壊する。
料金(税込) アグネス初めてプラン:3,300円/個
鼻:17,600円
あご:17,600円
ほほ:44,000円
フェイスライン:35,200円
麻酔クリーム:3,300円
術後の経過 術後に少量出血する場合あり。赤みが出る場合もあるが、時間経過で消失する。

アグネスの治療時間はニキビの個数によって異なりますが、ほほやあご、額であれば15分程度で終了します。

麻酔クリームを使用するため皮膚の感覚が一時的に鈍くなり、毛穴に針を刺しても痛みをほぼ感じません。爪の先でつねられるような感覚がありますが、痛みの感じ方には個人差があります。

 

ニキビの数が多い場合は内服薬や塗り薬も処方可能

フェアクリニックでは、以下のような内服薬や塗り薬も取り扱っています。

料金(税込) 使用方法
ミノサイクリン 3,300円(14日分) 内服
ディフェリン 5,500円 ニキビに塗布

ある程度ニキビがある方の場合、ニキビの増殖を抑制する効果のある内服薬や塗り薬の処方も可能です。

ミノサイクリンには抗菌作用があり、ニキビ菌の増殖に必要なタンパク質合成を阻害します。ディフェリンは、毛穴のつまりを解消する効果が期待できます。

薬の処方をご希望の方は、カウンセリングの際お気軽にご相談ください。

 

ニキビ治療で失敗しないクリニックの選び方

ニキビ治療で失敗しないためにはクリニックの選び方も重要です。ここからは、クリニックを選ぶ際のポイントを4つ解説していきます。

 

診察・ヒアリング・カウンセリングが手厚いクリニックを選ぶ

ニキビ治療に失敗しないためには、診察やカウンセリングなど、ヒアリングが手厚いクリニックを選ぶと良いでしょう。ニキビの赤みやぶつぶつ、ニキビ跡の凹凸など、症状に対して適切な治療法を選択することで悩みを解決できます。

フェアクリニックでは、ニキビの治療方法の説明や提案は全て医師が行います。一人ひとりに合った治療方法を提案していますので、悩みや不安を全てお聞かせください。

 

痛みのない治療を選ぶ

ニキビ治療に失敗しないためには、痛みのない治療を取り扱っているクリニックを選ぶことも大切です。

ニキビにはさまざまな治療法がありますが、複数回受けないと満足できる効果を実感しにくい治療もあります。痛みを伴う治療法の場合、痛みによる苦痛が強く、適切な回数の治療を断念することもあるかもしれません。

フェアクリニックでは麻酔クリームの使用やアイシングを行うことで、痛みを感じにくい工夫をしています。

 

アフターケアがしっかりしているクリニックを選ぶ

ニキビ治療に失敗しないためには、治療後のアフターケアがしっかりしているクリニックを選びましょう。

ニキビの治療法によっては、希望の仕上がりまで複数回の施術が必要な場合や、ダウンタイムがある場合もあります。そのため、1回施術を受けて終わりではなく、アフターケアがしっかりしているクリニックを選ぶと、経過や仕上がりに不安を感じた場合も安心できるでしょう。

 

価格設定が良心的なクリニックを選ぶ

ニキビ治療に失敗しないためには、治療の価格設定が良心的なクリニックを選びましょう。

ニキビの治療には複数回の施術が必要な場合もあり、見積もりがクリニックのホームページに記載されている金額よりも高くなってしまうこともあるかもしれません。また、施術によっては別途麻酔クリーム代が必要な場合もあります。何回程度の施術が必要なのか、合計金額はいくらになるのかを含めて、価格設定が良心的なクリニックを選びましょう。

 

当院は低価格・高クオリティなニキビ治療の提供に取り組んでいます 

フェアクリニックではアグネス3,300円(税込)〜といったように、ニキビに対する治療方法の全てを低価格で提供しております。使用している薬剤や医療機器は院長自ら厳選し、価格・技術面どちらも患者さまに安心していただけるよう努めております。

また、ニキビ治療の範囲も細かく分けているため、額や鼻、あご下など部分的に治療を受けたい方もお気軽にご相談ください。ニキビの数が多い方は、皮膚科で処方されるような飲み薬や塗り薬での治療も可能です。

 

当院のニキビ跡治療「ダーマペン4」のご紹介

フェアクリニックで受けられるニキビ跡の治療には「ダーマペン4」があります。ダーマペン4の仕組みや料金について、詳しくご紹介していきます。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ダーマペンって効果あるの?ないといわれる訳をズバリ解説

 

ダーマペン4でニキビ跡が改善する仕組み

ダーマペン4では、超微細な針を装着した電気ニードルを肌に当て、小さな穴を開けます。開けた穴を治すために自然治癒力が向上し、肌質の改善が期待できる治療法です。

肌に開けた小さな穴を治す過程で、皮膚の内部にコラーゲンが生成され、肌の新陳代謝が促されます。その結果、凹凸などのニキビ跡が改善する仕組みです。

 

ダーマペン4によるニキビ跡治療の料金

ダーマペン4を使用したニキビ跡治療の料金は、以下の表の通りです。

施術名 料金(税込)
ミラースキン 26,400円/回
ヴェルベットスキン 30,800円/回

上記の表の料金以外に、麻酔クリーム代として3,300円(税込)がかかります。

ヴェルベットスキンとは、ダーマペン4で肌に小さな穴を開けてから薬剤を塗り、皮膚に浸透させる治療法です。塗布する薬剤によって期待できる効果が異なるため、希望する方はカウンセリング時にぜひご相談ください。

 

まとめ:美容外科ならではのニキビ治療で繰り返すニキビを解消しよう 

ニキビ治療の受診先として、皮膚科、美容皮膚科、美容外科の3つの選択肢があります。

皮膚科では保険適用でニキビの治療ができるため、費用が安く済む場合が多くあります。美容皮膚科や美容外科でのニキビ治療は、クリニックによって受けられる治療法が異なり、保険適用外の治療も選択できます。

また、できているニキビを治すだけでなく、ニキビ跡やニキビができにくい肌質へ改善する治療も受けられるため、肌質改善を含めてニキビの治療を受けたい方におすすめです。

当院では、アグネスやダーマペン4などのニキビ治療を提供しています。繰り返すニキビにお悩みの方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングへお越しください。悩みや不安を解消し、ニキビのできにくい肌質を目指してみてはいかがでしょうか?

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