- 担当医
- 柴田健了
- 経過日数
- 5ヶ月
- 費用
- 二重術
二重埋没法19,800円~165,000円 - 副作用・
リスク - 二重術
二重埋没法- 腫れ・赤み・痛み、内出血、ゴロゴロ感や乾燥感
- 左右差、ラインの変化/浅くなる・戻る可能性
- 糸の露出・結び目の触れ、感染(まれに抗生剤や処置が必要)
- まれに再処置・掛け直しが必要になることがあります
一重と二重の分かりやすい違いは、目を開けたときに上まぶたのラインが見えるかどうかです。

ただし、違いは見た目だけではありません。目を開ける動きが皮膚にどう伝わるか、皮膚や筋肉、脂肪の厚みなどが重なって、二重のラインの見え方が決まります。
そのため、同じ一重でもすっきり見える方もいれば、まぶたが重く見える方もいます。二重でも、ラインが狭い奥二重や、皮膚がかぶさってラインが見えにくい方がいます。
一重と二重のどちらが優れているというものではありません。本記事では、一重・二重・奥二重の違いや遺伝との関係、片目だけラインが異なる理由、自力で二重にする際の注意点を分かりやすく解説します。
| 比較するポイント | 一重 | 二重 | 奥二重 |
|---|---|---|---|
| 上まぶたのライン | 目を開けたときに、はっきりしたラインが見えにくい | 目を開けると、皮膚が折り込まれてラインが見える | 二重のラインはあるが、幅が狭い・皮膚がかぶさるなどの理由で見えにくい |
| まつ毛の生え際 | 皮膚がかぶさり、見えにくいことがある | 比較的見えやすいことがある | 目頭側など一部が隠れやすい |
| 目の見え方 | 皮膚のかぶさり方によって、すっきり見える場合も重く見える場合もある | ラインの幅や目の開き方によって印象が変わる | 一重に近く見える場合も、二重のラインが見える場合もある |
| 目を開ける力 | 一重か二重かだけでは判断できない | 二重でも開きにくい場合がある | 奥二重でも開きが良い場合がある |
大切なのは、二重のラインと、目を開ける力は別のものだという点です。一重だから目の開きが弱いとは限らず、二重だからしっかり開いているとも限りません。
上まぶたの中には、目を開けるための筋肉があります。その筋肉の動きが、まぶたを支える組織や皮膚に伝わることで、上まぶたが持ち上がります。
目を開ける筋肉から続く薄い組織は、医学的には挙筋腱膜(きょきんけんまく)と呼ばれます。二重のラインには、この組織と皮膚側のつながり方も関係しています。
ただし、まぶたの見え方は一つの組織だけで決まりません。皮膚や筋肉、脂肪の厚み、骨格なども影響します。
二重まぶたでは、目を開けたときの動きが皮膚まで伝わります。皮膚が内側に引き込まれて折れ目ができ、その折れ目が二重のラインとして見えます。
ラインの高さや引き込まれ方には個人差があるため、同じ二重でも幅や形はさまざまです。
一重まぶたでは、目を開ける動きが皮膚に伝わりにくいことや、皮膚・筋肉・脂肪の厚みによって、はっきりした折れ目が見えにくくなります。
「一重には皮膚を引き込むつながりがまったくない」と単純に分けられるものではありません。つながり方や位置、周りの組織の厚みなど、複数の違いが関係しています。
また、まぶたが厚く見えるからといって、必ずしも脂肪だけが多いとは限りません。
奥二重にも二重のラインがあります。
ただし、ラインの幅が狭い、位置が低い、上から皮膚がかぶさるなどの理由で、目を開けたときにラインが見えにくくなっています。
目頭側は一重のように見え、目尻側だけラインが見えるタイプもあります。その日のむくみや目の開け方によって、ラインの見え方が変わる方もいます。
一重・奥二重・二重では、主に皮膚の折れ方やかぶさり方が異なります。そのため、目元の見え方やメイクのしやすさにも違いが出ます。
一重や奥二重では、上まぶたの皮膚がまつ毛側にかぶさり、生え際が見えにくいことがあります。
二重でも、ラインの幅が広いから必ず生え際が見えるわけではありません。皮膚の厚みやたるみ、目の開き方によって変わります。
皮膚がかぶさると、実際の目の開きが良くても、黒目の上側が隠れて目が小さく見えることがあります。
一方で、まぶたを開ける力が弱い場合にも、黒目が隠れて眠そうに見えることがあります。見た目が似ていても原因は異なるため、二重のラインだけで判断することはできません。
一重や奥二重では、目を開けるとアイラインやアイシャドウが隠れやすいことがあります。また、まぶたとまつ毛が触れやすく、マスカラがつきやすいと感じる方もいます。
二重でも、幅や皮膚のかぶさり方によってメイクの見え方は変わります。どのタイプがメイクに向いているというより、まぶたに合った方法を選ぶことが大切です。
インターネットでは、「日本人は一重が7割、二重が3割」などの数字を見かけることがあります。
しかし、日本人全体を対象に、年齢や奥二重の扱いまで統一して調べた信頼性の高い公的な大規模統計は確認できません。そのため、具体的な割合を断定するのは難しいと考えられます。
一重・奥二重・二重の境界は、調査方法によっても変わります。幅の狭い二重を奥二重とするのか、一重に近いタイプとして扱うのかでも結果は異なります。
また、むくみや加齢によってラインの見え方が変わることもあります。周囲との割合を気にしすぎるよりも、ご自身のまぶたの特徴として捉えることが大切です。
まぶたの形には、遺伝的な要素が関係しています。

ただし、「二重は遺伝しやすい」「一重は遺伝しにくい」というように、一つの遺伝子だけで決まるものではありません。研究では、二重まぶたと関係する複数の遺伝的な特徴が報告されています。
実際の見え方には、次のような要素も影響します。
そのため、両親が一重でも子どもが二重になることはあります。両親が二重でも、子どもが一重や奥二重になることもあります。
「両親のまぶたを見れば必ず分かる」という単純なものではありません。
顔や体は、もともと完全な左右対称ではありません。まぶたにも多少の左右差があり、片目だけ一重、もう片方は二重という方も珍しくありません。

左右差には、次のような違いが関係します。
寝起きや体調によって一時的に左右差が強く見える場合もあります。以前から変わらない軽い左右差であれば、もともとの個人差であることが多いでしょう。
急に片方のまぶたが下がった場合は、まず眼科などの医療機関へ
生まれつきではなく急に左右差が出た場合や、物が二重に見える、瞳の大きさが左右で違う、強い頭痛があるときは、美容医療の相談より先に眼科などを受診してください。まれに、早めの確認が必要な病気が隠れていることがあります。
成長や加齢、むくみの変化によって、以前は見えなかったラインが見えるようになることはあります。
例えば、成長してまぶたの脂肪のつき方が変わった場合や、年齢とともに皮膚が薄くなったり、たるみが生じたりした場合です。体調やむくみの程度によって、一時的に二重になることもあります。
ただし、ラインが見えるようになったからといって、必ず安定した二重になったとは限りません。日によって一重と二重を行き来する場合もあります。
二重のりやアイテープは、皮膚を一時的に折り込んで二重のように見せるものです。使用後に薄いラインが残ることはありますが、まぶたの内部のつながりが変化し、安定した二重を安全かつ確実に作れるとはいえません。
また、接着剤の成分や、剥がすときの刺激によって、次のような症状が出ることがあります。
違和感がある状態で使い続けたり、強くこすって剥がしたりしないよう注意してください。症状が続く場合は使用を中止し、皮膚科や眼科へ相談しましょう。
マッサージによって、安定した二重を確実に作れるという根拠は確認されていません。
まぶたの皮膚は薄いため、強く押す、こする、引っ張るといった刺激は避けた方がよいでしょう。むくみが軽くなって一時的にラインが見えることはありますが、二重の構造が作られたとは限りません。
二重にしたい場合も、「一重だからこの施術」と一律に決めることはできません。
希望するラインだけでなく、皮膚の厚み、脂肪の量、目の開き方、蒙古ひだの強さなどを確認して、治療方法を考えます。
まず、二重整形全体の違いを知りたい方は、二重整形のまとめページをご覧ください。
二重のラインを作る主な方法には、埋没法と切開法があります。

埋没法は、医療用の糸でまぶたを留め、皮膚が折れ込むきっかけを作る方法です。切開を伴わないため、切開法と比べて負担を抑えやすい一方、時間の経過とともにラインが浅くなったり、戻ったりする可能性があります。
詳しくは、二重埋没法|切らずに二重ラインを作る方法をご覧ください。


切開法は、希望する二重のラインに沿って皮膚を切開し、内部を調整してラインを作る方法です。埋没法ではラインが安定しにくい方も候補になりますが、腫れや傷あとの経過を考える必要があります。
詳しくは、二重切開法|切開して二重ラインを作る方法をご覧ください。


まぶたが厚く見える原因は、脂肪だけではありません。皮膚や筋肉の厚み、骨格、目の開き方なども関係します。

脂肪の量が多く、二重ラインにかぶさっている場合は、二重整形と上まぶたの脂肪除去を組み合わせることがあります。ただし、すべての方に必要な施術ではありません。
脂肪を取りすぎると、将来まぶたがくぼんで見える可能性もあります。脂肪除去が必要かどうかは、診察で慎重に判断します。
詳しくは、上眼瞼脱脂(上まぶたの脂肪除去)をご覧ください。
一重と眼瞼下垂は同じものではありません。
眼瞼下垂は、上まぶたが下がり、黒目にかぶさりやすくなる状態です。目を開ける力が弱い場合や、筋肉から続く組織がゆるんでいる場合などがあります。

二重のラインだけを作っても、目の開けにくさが十分に改善しないことがあります。次のような症状がある方は、二重整形だけでなく、眼瞼下垂の有無も確認することが大切です。
詳しくは、眼瞼下垂・まぶたの開きづらさの治療をご覧ください。


目頭切開は、二重のラインを作る手術ではありません。
目頭にかぶさる蒙古ひだを調整し、目の内側の形や横幅を整える方法です。蒙古ひだが強く、希望する二重ラインを作りにくい場合に、埋没法や切開法と組み合わせることがあります。

目頭切開が必要かどうかは、蒙古ひだの強さだけでなく、目と目の間隔や希望する二重の形を見ながら判断します。
詳しくは、目頭切開|蒙古ひだと目頭側の形を整える方法をご覧ください。
まぶたの状態は、ラインの有無だけでは判断できません。皮膚や脂肪の厚み、目の開き方、希望する二重の形によって、合う選択肢は変わります。
以下では、実際の二重整形の症例をご紹介します。治療方法や二重幅を検討する際の参考としてご覧ください。

