美容コラム

片目だけ一重になる原因とは?雌雄眼の魅力や二重にする整形方法を紹介

この記事を書いた人

柴田 健了(しばた たけのり)

京都大学医学部卒。日本形成外科学会専門医。長年の治療実績、論文の成果が認められた医師のみが認定される日本形成外科学会専門医の資格を持つ。20年以上形成外科・美容外科の専門医として従事し、大手美容外科を経て、フェアクリニック川口院/東京院を開設。クリニックのコンセプト「フェア(正しい・明瞭)」を掲げ、良質な技術を提供。▶公式サイトURL:https://fairclinic.jp/about/

片目だけ一重で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。片目だけ一重になる原因は、先天的な要因や癖、姿勢など多岐にわたります。

片目だけ一重の雌雄眼にコンプレックスを感じている方も多いかもしれませんが、独特な雰囲気や個性を引き立てる魅力もあります。ただし、両目を二重にしたいと考える方も少なくありません。

この記事では、片目だけ二重にする方法やおすすめの整形方法を紹介します。片目だけ一重で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
片目だけ二重になる原因とは?左右差を治すには自力よりも整形が確実

 

片目だけ一重になる原因

片目だけ一重になる原因は先天性のものから後天性のものまでさまざまです。ここでは、片目だけ一重になる原因を詳しく紹介します。生活習慣によって片目だけ一重になる場合もあるため、改善したい方はチェックしてみてください。

 

原因①|先天性要因

片目だけ一重になる原因のひとつに、先天性の要因が挙げられます。

まぶたの形状は遺伝の影響が大きいといわれています。二重まぶたは優性遺伝、一重まぶたは劣性遺伝とされ、両親が片目だけ二重であれば、子どもも同様の特徴を持つ可能性が高まるでしょう。

遺伝子の組み合わせによってまぶたの構造が決まるため、片目だけ二重になる子どもも珍しくありません。しかし、両親が両目とも二重である場合、子どもが片目だけ二重になる確率は低いでしょう。

 

原因②|片目だけ使う癖がある

片目だけ使う癖も原因のひとつです。

利き目は無意識に使われることが多く、片方の目を酷使するとまぶたに左右差が生じます。例えば、パソコンやスマートフォンを長時間使うことで、利き目の筋肉の緊張が続き、使われないほうの目がたるみを引き起こすことがあるでしょう。

生まれつきではなく、成長や日常の習慣によって視力に差が出る場合もあります。寝転びながら読書をする、横目で物を見ることが多いなどの習慣がある方は注意が必要です。

 

原因③|姿勢や体形による影響

姿勢や体形のゆがみによって、片目だけ一重になる可能性があります。

悪い姿勢や身体のゆがみは、顔の筋肉や皮膚にも影響を及ぼし、左右差を生じさせるでしょう。例えば、頬杖をつく、片足重心で立つなどの習慣は、まぶたの形状にも影響を与えます。

また、急激な体重の変化もまぶたの形状に変化をもたらすでしょう。身体のゆがみは、表情筋や顔の皮膚、骨格に影響を及ぼし、片方の目だけを酷使することにつながります。姿勢や体形は、目だけでなく見た目や健康にも影響を与えるため、意識して改善しましょう。

 

原因④|老化によるたるみの影響

老化によるたるみも片目だけ一重になる原因のひとつです。たるみとは、加齢などが原因で皮膚が垂れ下がった状態のことを指します。

目元の筋肉の衰えや皮下脂肪の減少によるたるみが、片目だけ一重になる要因です。老化による目元の衰えは左右均等に起こるわけではなく、利き目や個々の生活習慣によって異なります。そのため、老化によるたるみが片目だけ一重を引き起こす可能性があると考えられるでしょう。

 

原因⑤|眼瞼下垂

眼瞼下垂(がんけんかすい)も、片目だけ一重になる原因のひとつです。

眼瞼下垂は、まぶたの開く幅が狭くなり、目を開けた状態で黒目が隠れてしまう症状です。眼瞼下垂になると、目が小さく見えたり、視野が狭くなったりするでしょう。ハードコンタクトレンズを使用する方や目をこする癖がある方は眼瞼下垂になりやすいため、注意が必要です。

まぶたのたるみや眼瞼下垂によって目を開けづらくなり、片目だけ頻繁に動かすなどして左右差が生じると、片目だけ一重になる可能性があります。

 

原因⑥|二重のりやテープで癖がついた

二重のりやテープなどを使用して片目だけ変な二重の癖がついてしまうことも原因と考えられます。

二重まぶたを形成するメイクアイテムには、液体状のものやテープ状のものがあります。

手軽に二重ラインが手に入る便利なアイテムですが、左右のまぶたに違うラインの癖がついてしまうと、左右のバランスが崩れてしまい、不均衡な印象を与えるかもしれません。さらに、まぶたに負担をかけ、まぶたの皮膚のたるみや炎症の原因にもなるため、長期間の使用はおすすめできません。

 

原因⑦|二重整形が取れてしまった

過去に二重埋没法で両目を二重にした人は、片側の糸が取れると片目だけ一重になることがあります。埋没法の持続期間は平均3〜5年、長い場合は10年以上です。しかし、目をこすったり強くマッサージしたりすると糸が早く取れる可能性があります。

糸に負担がかかると糸がゆるみ、二重ラインが見えなくなる場合もあるでしょう。特に脂肪が多く、まぶたに厚みがある人は、支えきれず糸がゆるむ可能性が高くなります。年齢が若い方や糸の幅、二重の形によっても一重に戻りやすくなります。

 

片目だけ一重(雌雄眼)は魅力的?モテるって本当?

片目だけ一重で、左右の目の大きさが違うことを雌雄眼(しゆうがん)といいます。コンプレックスを感じる方もいますが、魅力的でモテるのがメリットです。ここでは、雌雄眼の詳細や、モテる理由について紹介します。

 

雌雄眼とは?

雌雄眼とは、目元の形状が左右で異なる非対称の状態を指します。例えば、右目が大きく、左目が小さい、あるいは右目が一重で左目が二重、右目が切れ長で左目が丸いなど、目元が左右非対称な状態です。

人間の両目が完全に左右対称であることは珍しく、ほとんどの方が雌雄眼に該当するといえます。しかし、目元が左右非対称で明確な違いがある状態を、一般的に雌雄眼と呼ぶ傾向があります。

 

雌雄眼がモテる理由

雌雄眼は独特の魅力を持ち、俳優やスポーツ選手などの有名人にも多く見られます。大手化粧品の広告に起用される人がいるほど、雌雄眼は注目を集める存在です。左右非対称であることが人の印象に残り、視線を引きつけやすいとされています。

有名な絵画「モナリザ」も左右非対称な顔を持つ女性を描いており、非対称性が人間味を与え、魅力的に映ることを示唆しているといえるでしょう。雌雄眼を生かすには、目だけでなく、顔全体の美しいバランスを追求することが重要です。

 

片目だけ一重(雌雄眼)がコンプレックスの場合の改善方法

片目だけ一重には魅力がある反面、左右差があることにコンプレックスを抱える方もいるでしょう。ここでは、片目だけ一重の改善方法を紹介します。セルフケアでできる方法と美容整形で改善する方法を紹介するので、自分に合った方法を選びましょう。

 

癖や姿勢など生活習慣を改善する

ゆがみが原因でまぶたに左右差が生じている場合、癖や姿勢などの生活習慣を見直すことが大切です。具体的な改善方法は以下の通りです。

  • 片足重心で立たない
  • 座るときには足を組まない
  • 頬杖をつかない
  • 背筋を伸ばす
  • 食事の際には左右均等に顎を使ってかむ

日常の立ち姿や座り姿勢を意識的に変え、左右どちらかに偏る行動や癖を見直しましょう。これらの改善策を実践して、ゆがみや左右差を軽減することが大切です。生活習慣を改善し、自然なバランスの顔立ちを目指しましょう。

 

目元のむくみ取りを行う

むくみが原因で片目だけ一重になっている場合、血行不良を改善するために目元のむくみ取りを行いましょう。蒸しタオルと冷たいタオルによるパックが効果的です。

まず、蒸しタオルで目元を温め、その後冷たいタオルで冷やすと血管の拡張と収縮が促され、老廃物の流れが良くなります。

蒸しタオルは、タオルをぬらして絞り、500Wの電子レンジで1分間温めてつくります。レンジから出した直後のタオルは熱いので、目元に置く前に一度広げて冷ましましょう。蒸しタオルと冷たいタオルを使ったパックは1日2〜3回行うのが理想的です。

 

メイクで見た目を整える

一重まぶたを二重に見せるメイク方法があります。ただし、二重のりやアイテープはまぶたに負担をかける可能性があるため注意が必要です。

メイクで見た目を整えれば、即座に効果が期待できる利点もあります。また、夜間に二重のりを使用して二重ラインの癖をつける方法もあります。これにより、二重まぶたが定着しやすくなるでしょう。

試してみる際は、自分の好みや目元に合った方法を選ぶことが大切です。

 

二重整形を受ける

片目だけ一重の改善方法として、二重整形を受けるのもおすすめです。セルフケアでは改善が難しい場合でも、確実な効果が期待できます。二重整形は片目だけでも施術可能です。

二重整形には主に埋没法と切開法があります。過去の二重手術が取れてしまった方や、まぶたの脂肪が厚い場合は、切開法がおすすめです。切開法は二重幅を調整しやすく、手術結果の持続性も高いとされています。また、まぶたの脂肪取りを同時に行うことで、手術の効果をより長く保てるでしょう。

 

当クリニックで受けられる二重整形を紹介

片目だけ一重は、二重整形によって改善することが可能です。ここでは、当院が提供している二重整形のメニューを紹介します。それぞれの特徴をチェックし、自分に合った方法を見つけましょう。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
二重整形の埋没法ってどんな治療?不安を一挙解決!

 

ワンデークイック埋没法

ワンデークイック埋没法は切らない二重整形術です。費用は32,780円(税込)で、10〜15分ほどで施術が完了します。

極細の糸をまぶたに通して結びます。片側だけの治療も可能で、手術後は鏡を使って目を閉じると、糸が微細な点のように見えますが、徐々に溶け込んでいき、手術跡は残りません。

目薬の麻酔と局所麻酔を併用するため、治療中の痛みはほぼないのも特徴です。術後は一時的に二重のラインが広くなることがありますが、4~5日から7日で落ち着き、仕上がっていきます。また、糸を通す際に内出血の青さが出ることがありますが、周囲にはわからない程度のものです。

 

クイック瞼板法

クイック瞼板法は、永久保証付き76,780円(税込)と、保証なしの66,000円(税込)のプランを用意しています。治療時間は両目で約20分です。

まぶたを2カ所1~2ミリ切開し、極細の糸を通して結びます。一般的には片目で2点ずつ留める方法が採用されており、片側だけの治療も可能です。

治療後は、目を閉じて鏡を近づけてみると数ミリの切開跡が見えますが、二重のラインに隠れてやがてふさがるため、治療後の跡はほとんどわかりません。

一時的に希望の二重のラインよりも広くなることがありますが、4~5日から7日で落ち着き、仕上がっていきます。

 

挙筋埋没法

挙筋埋没法は、まぶた2カ所に極細の糸を通して結ぶ治療です。目を開ける際に使う筋肉に糸を通すことで、より広がったラインや平行型のラインを美しくつくり出せます。

治療後しばらくは、むくみにより希望のラインより広くなることがありますが、徐々に落ち着いていくのでご安心ください。

2点留めの場合、料金は永久保証付きで110,000円(税込)です。両目で10~15分と治療時間が短く、目頭部分の蒙古ヒダが広い方で、切らずに広めのラインや平行型のラインに仕上げたい方におすすめです。また、目が開きにくい眼瞼下垂を解消する効果も期待できます。

 

眼瞼下垂ワンデー埋没法

眼瞼下垂ワンデー埋没法は、挙筋を縫い縮めることで目が開きやすくし、目が小さく見えるといったデメリットを改善します。料金は永久保証が付いて242,000円(税込)、治療時間は両目で20~30分です。

この方法は、目を開ける筋肉である挙筋が弾力を失った状態に有効です。全く切らない方法で行われ、眼瞼下垂の治療と二重のライン形成が同時にできます。

治療中はほとんど痛みを感じませんが、一時的に希望通りの二重ラインよりも広がることがあります。しかし、4~5日から7日程度で落ち着いていくのでご安心ください。また、糸を通す際に、わずかな内出血による青みが見られることがありますが、周囲にはほとんどわからない程度です。

 

確実な効果を追求したい方は切開法がおすすめ!

埋没法はメスを使わない二重整形術ですが、場合によっては糸が外れ、一重に戻る可能性も考えられます。半永久的に持続する二重を追求したい方には、切開法がおすすめです。ここでは、切開法の詳細と注意点を紹介します。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
二重切開法とは?仕組み・痛み・ダウンタイム|治療前に知りたい知識

 

切開法とは?

二重切開法は、まぶたのラインに沿って切開し、二重のラインをつくり出す施術で、費用は全切開で220,000万円(税込)です。

上まぶたの皮膚が厚い方や、埋没法では糸が安定せず外れやすい方、幅の広いラインを希望される方におすすめの治療法で、片側だけの治療も可能です。

治療中の痛みはほぼ感じませんが腫れが出やすく、約10日〜14日で治まるものの、最終的な形成までには1~2カ月かかります。抜糸は手術から約7日後に行われますが、しばらくは縫合部分に赤みが残る可能性があります。

治療部位以外のメイクや洗顔、シャワーは当日から、治療部位は抜糸後から可能です。

 

切開法を受ける際の注意点

切開法の場合、一般的に埋没法よりも腫れやすく、ダウンタイムが長い傾向があります。術後数日間の経過を見ながら、腫れが引きづらいと感じる場合は早めに医師に相談することが大切です。

ダウンタイムは一般的に1〜2週間程度であり、抜糸までの期間は1週間程度です。また、痛みや腫れ、内出血などの症状が生じることもありますが、治療部位以外であれば施術後すぐにメイクができます。

内出血が起こることもありますが、通常は2週間程度で治まることがほとんどです。腫れさえ引いていれば、内出血が起きている期間もメイクで隠せるため、通常の生活が送れるでしょう。

 

まとめ|片目だけ一重なのを治したい場合は二重整形を検討しよう

片目だけ一重になるのは、先天性のものや生活習慣、老化が原因といわれています。

しかし、メイクや整形を通じてそのコンプレックスは解消できます。当院では、埋没法や切開法による二重整形術を提供しています。片目だけ一重で悩んでいる方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

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