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フェイスリフト完全解説！スマス法とリガメント法とは？
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柴田医師：美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰。
萩原：てんPこと、美容プロデューサー。25年で約10万人の患者様をカウンセラー・事務長として対応。
フェイスリフトのSMAS法リガメント法って何？
萩原：よろしくお願いしますYoutubeをご覧になってる方も、サイトを検索している方も「フェイスリフト手術」って検索すると、スマス法とリガメント法が出てくる。最近リガメント法を目にする機会が多いという患者さんいらっしゃって、「違いって何ですか？」とか、「リガメント法ってなんですか？」って質問を多くいただきますね。スマスって筋膜で、そこを引き上げるのがフェイスリフト手術の肝なんだということは、フェイスリフトを調べている方だと大体分かってこられているんですけれども、「リガメントとの違いってなんだろう？」「リガメントをやらなくていいのか？」みたいな質問もあるので、今回はその解説をお願いしたいと思います。
SMAS層とは？
萩原：イメージとしてはこの部分（頬）をこう切って、ペラッと剝離しますね。この中の話をしていただきたいんですけれども、その中がどうなっているかといいますと…。私、書いてみました。先生、合ってますか？
柴田先生：そうですね。皮膚を剝がしていくと、スマス層という層が見えてくるんですね。露出されるんですけれども、そこをずっと剝がしていくと、頬骨っていう頬骨あたりに靭帯、リガメント、靭帯とも呼ばれる。頬骨がこうあったら、皮膚と骨。組織を貫く感じです。支えてるのは。
萩原：杭が打たれる感じですか？
柴田先生：感じですね。リガメントがあって、それが(皮膚が)下がるのを妨げるというか、防いでいる反面、引っ張る時にこれがくっついたままだと、動きが悪い。
萩原：十分に引き上げることができない？杭が邪魔をするわけですね。
柴田先生：はい。それはそれなんです。例えば、スマス法でもこれ(リガメント)切っちゃうっていう先生がおられますけれども、「リガメント法」とあえて呼んでるのは、これは切った後、頬骨だとして。
萩原：持ってますね。
先生こっち耳。こっち鼻。剥がしていくと、こう。
萩原：私の顔で言うと、こっちが鼻側なわけですね。こちら耳側です。
柴田先生：ここの靭帯を切って、例えばこっちに縫い付けると、しっかり留まります。こっちをこっち。そうやって留めていくのがリガメント法と言われています。
萩原：かなり手間がかかりそうですが。
柴田先生：実際かかるのではないかと思います。
萩原：リガメント法を説明しているドクターの動画を見ると、5～8時間ぐらいということをおっしゃいますが、実際それくらいかかるだろうと？
柴田先生：かかるだろうと思います。
フェイスリフトのポイントとは？
柴田先生：フェイスリフトの問題というか、ポイントというかは、スマス法もそうなんですけど、緩んでいるものを上げて、皮膚の下の層を上げて、いかにしっかりしたところに留めるかがミソです。リガメント法は確実に硬いところで留めるので、確実に硬いであろうと思います。スマス法は、要するに伸びてるもの。実は単に縫い付けるだけだと、柔らかかったら戻ることがある。
萩原：留めた位置が柔らかいと、下がってきちゃうってことですか？
柴田先生：はい。そこが弱くなる可能性があります、スマス法。弱点。
萩原：なるほど。
柴田先生：スマス法でとにかくしっかり留まるところを探して見つけるっていうのは、これポイントだと思います。
萩原：それはスマス法でもしっかりと固定できるところに留めることができるってことですね？
柴田先生：見つけれます。たいてい見つけれます。それさえできれば、しっかりとしたリフトはスマス法でできると言っていいんじゃないかと思います。
萩原：なるほど。時間的にも先生がやるパーフェクトリフトで、大体2時間～2時間30分ぐらい。
柴田先生：そうですね。切り方によっては2時間を切る。手術中はずっと麻酔をかけているとか、いっぱい切れば血も出るし。そんなようなリスクとかを考えれば、リスク少なめ効果多めみたいな感じはスマス法で十分だと思っております。
萩原：なるほど。究極極めていけば、リガメント法の方がしっかりと上がるだろうと？
柴田先生：ほうれい線の下がりが気になる方は、特にそうかなと思います。そこにややリガメント法の方が(効果の)強さはあるかもしれません。
萩原：5～8時間の手術であるということ。それだけ処置が多ければ、出血しやすい、腫れ出やすいということになる。いわゆるダウンタイムがかなり長くなるわけですね。
SMAS法でも十分上がる
萩原：効果で比較したら、どうなるんですかね？先生。
柴田先生：右と左で競争したことないと思うんですよ。多分ないんじゃないかな。
萩原：チャレンジ企画をやってる先生はいない？
柴田先生：分かんないんですけど、スマス法で十分上がってると思っちゃうんです。
萩原：半分以下の時間で、かつ効果がそれなりに見込める。ダウンタウン短め。手術時間短いと、その分費用的にも安く受けれますよね。5～8時間となると、その1件だけで1日終わりますから。
柴田先生：僕もリガメント法をかなり初期にされた先生のお話をうかがったことがあって、手術を入れたらその方だけの日にして、何日も前から考えて。「僕はそれが好きだ」とおっしゃっていたんですけど。
萩原：なるほど。イメトレをするとか、そういうことですか？
柴田先生：リガメント法はリガメント法で、しっかりしたものなんだろうなと思います。
萩原：相当しっかりしたフルコースな手術ということですね。
SMAS法リガメント法のそれぞれのリスクは？
萩原：リスクはどうなんですか？
柴田先生：出血は剥離範囲が広いと多いかな？でもそれで言うと、スマス法はリスクはだいぶ少ないですよね。
萩原：なるほど。
柴田先生：安全な手術と言っていいんじゃないでしょうか。ほぼ。
SMAS法とリガメント法はどのくらい違いが出る？
萩原：どんなもんなんでしょう？リガメント法フルコースの手術をしたと比較して、スマス法で柴田先生がやる手術方法でやります。どれぐらい違いがありますか？
柴田先生：7～8割というところ。
萩原：リガメント法の7～8割(の効果)がスマス法にあると。
柴田先生：強いて言えば、ほうれい線の上がりが違うのかもしれない。フェイスラインは全然遜色ないんじゃないかと思ってます。
SMAS法とリガメント法の費用について
萩原：なるほど。ダウンタウンとしては(スマス法は)結構晴れ少ない。先生のやり方だと。もちろんこれはリガメント法を否定するものではなくて、いい手術方法だということを踏まえた上で話をしていますけれども、リガメント法でやってる病院って金額的にも150～300万とかっていう書き方をしているので、なかなかそれは難しいですよね。ネオパーフェクトリフトという手術方法、スマス法で柴田先生が54万円の消費税になっています。と考えると、価格的には例えば1/3とか、もっと言うと1/5～ 1/6くらいの価格差になるじゃないですか。そのぐらいの費用の差があり、効果としては7～8割、ダウンタイムも短めってなると、「そっち(スマス法)でいいよ」っていう方は多いですよね。先生受けるとしたら、どっちがいいですか？
柴田先生：僕、スマス法です。
萩原：私もスマス法です。いかんせん、ダウンタウンの長さ、腫れるリスクとかを考えた時に、なかなか躊躇しちゃう。お金の問題が出てくると思いますので、それは丸1日、それだけかけてやれば、高くなるのはやむを得ないかなと思います。
SMAS法と一緒に糸を入れるとほうれい線に高い効果？
柴田先生：(スマス法)はほうれい線が弱い。若干弱い。糸を入れたらいいと思ってるんです。
萩原：フェイスリフトの時に糸を入れる？
柴田先生：はい。
萩原：いわゆる、それが溶ける糸を入れた方がいいのか、溶けない糸を入れた方がいいのか？
柴田先生：溶けなくていいんじゃないですかね。溶けないものを支えとして、この方向に入れるっていうのは達成感あっていいんじゃないかな。
萩原：なるほど。溶けない糸をぐっと長めのやつを引き上げるように入れる。何本ぐらい入れるといいですか？
柴田先生：4本くらいですかね。
萩原：片側で2本ずつぐらいですね。そうすると、中でもしっかりと引き上がった状態で、かつマスもそれぞれ細かく上げていく。皮膚の余剰分を取って、縫い合わすというやり方をやるということですね。いわゆる、溶けない糸の代表格はスプリングスレッドと呼ばれる、結構長い、ちょっと太めの糸ですよね。それを入れると、ダウンタイムってどんなもん？フェイスリフト手術と変わりますか？
柴田先生：そこまで変わらないんじゃないでしょうか。ほうれい線のこだわりが強いという方は、糸を併用するっていうのは、十分効果があると思います。
萩原：なるほど。それは患者さんにも先生からオススメすることありますか？
柴田先生：たまにあります。
萩原：フェイスリフトとスプリングスレッドを組み合わせたとして、延長する時間はどれくらいですか？
柴田先生：10分くらいだと思います。
萩原：10分くらい。なるほど。それぐらいで終わるならば、患者さんへの負担もそれほどないですね。そのやり方は割とメジャーですか？
柴田先生：手術帳とかにも載ってます。
萩原：実際、先生やってらっしゃって、上がり方は違いますか？
柴田先生：あと1個足りないほうれい線はだいぶ変わります。
まとめ
萩原：フェイスリフトやって、(ほうれい線を)ヒアルロン酸で埋めるよりも、根本の治療になるから、そっちの方がいいということですね。柴田先生のスマス法はフェイスリフト手術の動画で上げておりますので、ぜひ見比べていただいて、ご自分の予算等と照らし合わせながら、相談をしてもらえればと思います。なかなか何かの方法を否定するっていうのは先生撮影しにくいもんですけれども、歯に物が挟まった言い方になったりもしますが、スマス法が十分おすすめの方法であるということは、フェアクリニックとしてはお伝えしたいと思います。先生、ちょっと言いにくい動画でしたが、ありがとうございました。
柴田先生：ありがとうございました。
