院長ブログ

【現役医師が徹底対談】フェイスリフトは終わった手術!?【前編】

出演者情報

柴田健了:美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰、フェアクリニック院長。

長澤誠一郎:日本美容外科学会にて発表、講演など多数行う。銀座長澤クリニック院長。

てんP:マスコットキャラ兼プロデューサー。

現役ドクターが語る「フェイスリスト手術」の本音

てんP:こんにちは。天の声プロデューサー、てんPです。美容外科ドクター本音で対談。今回は銀座長澤クリニック院長、長澤誠一郎先生。フェアクリニック川口院長、柴田健了先生にお越しいただきました。手術の症例数が非常に多い2人のドクターに職人目線でトークしていただきたいと考えております。よろしくお願いします。

柴田先生:よろしくお願いします。

長澤先生:よろしくお願いします。

てんP長澤先生が30年以上のキャリア柴田先生が15年のキャリアですね。結構、本音で業界のことなんかもガンガン言っていただければ、マズそうだなと思ったらあとで言ってください、カットします。今回はフェイスリフト手術でございます。ダウンタイムが短いものが好まれる中、糸のリフトであったり、ウルセラであったりっていうのが人気を博していますが、フェイスリフトは今でも需要があるのかどうか、今後切る手術ってどうなっていくのかについてお二人のドクターについて伺っていきたいと思います。本音でお願いします。

フェイスリフト手術の需要はある?

てんP:ダウンタイムが短い治療が好まれる中、今もフェイスリフトは手術としては需要はありますか?

長澤先生結局、若返りをしたいという気持ちには変化はないと思うんですね。そういった中で医療全般そうなんですけれども、低侵襲の医療が好まれる時代になり、切らなくても同じ効果が出れば低侵襲で、いわゆるダウンタイムの短いものが患者様に希望されるのは最もなことなんですけれども、やはりそこには結果の中で埋めきれないものがあるので、じゃあ、僕らはどうしたらいいかというところになると、負担の少ないフェイスリフトの方法を考えるということを常に心がけています。

切らなくても同じ効果が出るのであれば患者さんにとって低侵襲の手術が最も好ましい

てんP:柴田先生いかがですか?

柴田先生感触としてはやはり、希望される方が多いという実感があるのと、リフトアップで伸びてしまった皮膚をボリューム減らすってことを実際にできるのがやっぱりフェイスリフトなので、そういった意味での需要っていうのはまだまだあると考えています。

第一選択肢としてのフェイスリフト手術

てんP:フェイスリフト手術を第一選択肢に考える方ってまだいらっしゃいますか?

長澤先生:うちに来る患者様を見てるといろいろ試されて、結局は切らないと駄目だっていうところの中で、じゃあ、どうしましょうっていうふうにご相談をされる方が多いですね。結局は切らないでもっと効果が出ればいいかなと思って来られてるんだけれども、やっぱり内心切ったほうがいいのかなって、半分背中押してもらいたいみたいな気持ちで来てもらってるかなとは思ってます。

フェイスリフト手術を受ける年齢層

てんP:患者様の年齢層はどうですか?

柴田先生:やはり、50代以上かなという印象はあります。でも、40代の方も時々依頼されてるという印象ですね。確かに長澤先生おっしゃるように、侵襲の少ない治療を試して長持ちしなかったという方もおられますし、あとはやはり、情報がネットで多い時代でもあるので、いろいろ調べた上で最初からフェイスリフトって方もそれなりにおられるのかなという印象はあります。

患者さんの中には色々調べてフェイスリフト手術を選択する方もいる

エイジングケアはフェイスリフトが1番?

てんP:なるほど。お二人の先生方はそれぞれウルセラ・HIFUをなさったり、糸のリフトなさったりっていうふうにエイジングケアの治療されてるんですけれども、やっぱりフェイスリフトには敵わないですか。

長澤先生:デメリットとして、傷が多少残ってしまうというデメリットはありますが、効果としては、たるみ治療に関してはフェイスリフトがいいかなと思っています。もちろん糸とか、その他機械による方法も、皮膚そのものに対する治療としてはいいとは思うんですが、たるみってものにフォーカスした場合はフェイスリフトの手術が一番いいかなと思います。

てんP:柴田先生、その辺どうでしょうか。

柴田先生:比較的若い方で、でも、たるみも取りたいという方の場合、それほど糸の治療とフェイスリフトの効果が変わらないことはあるのかなと思うときもありますけれども、たるみがはっきり見られるような年代の方はやはりフェイスリフトのほうが効果があるかなというふうに考えます。

ダウンタイムを少なくする工夫

てんP:ダウンタイムの話が何度か出ましたけれども、ダウンタイムはより少ないほうが受けていただきやすいと思うんですけれども、少なくするための工夫っていうのはお二人ありますか?

長澤先生より丁寧に行うことはもちろんなんですけれども、その中で治療時間を短くするというところを留意してます。

てんP:治療時間が短いっていうのは患者様が楽だからっていうところがありますか?

長澤先生:長くなればそれだけ腫れるチャンスも多くなると思うので、ある程度気を使ってます。やっぱり症例数が多くて、だいたいやり方のパターンとしては似てくるので、時間としてはある程度短縮したところでやれていると思っています。

てんP:柴田先生どうですか?

柴田先生なるべく丁寧に手際よくっていうところなのかなとは考えています。

てんP:伺ってると、同じ考えでなさってるんだなっていうふうに思いました。

長澤先生:通常の糸を行ったりとかする治療よりは身体的な侵襲もありますので、ある程度鎮静作用のある薬を使って手術をしていることが多いので、なるべく短いほうがいい。使う薬の量もなるべく少量に抑えたいという気持ちでやってますので、そうすることによって、術後の休息の時間も短くて、すぐに公共の交通機関を使ってお帰りになれるので、そういったところでもまた負担は少なくなると思います。

効果をあげる為に手術で意識している事

てんP:患者さんはやっぱり、より効果を出してほしい、より効果を出せる先生を探してると思うんですけれども、より効果をあげるために手術で意識してる点っていうのはありますか?

長澤先生:ある程度やりすぎだなというところまでやって、ちょうどいいかなというところです。引っ張りの具合が小さいほうがやってる医者は楽なんです。だけど、そこは結果として、術直後はよくても、ある程度の期間が経つと物足りないっていうふうな意見も出てくるので、ある程度最初はオーバーコレクト気味に手術をするってことを心がけたほうが僕はいいと思ってます。そのほうが最初ちょっと患者さんに違和感があったとしても1カ月、2カ月経つうちに馴染んでくると思うし、逆に控えめにやってしまうと、気持ちとしては満足度が60~70ぐらいで留まってしまうことが多い。

控えめな治療をすると結果的に満足度が下がるので最大限引き上げることを意識

てんP:柴田先生いかがですか?

柴田先生基本的には最大限上がるところまで引っ張るということを心がけてるんですね。なので、上げ過ぎて困ることはないかなみたいな考え方はしています。

結果が出るクリニックの見分け方

てんP:しっかり上げてるかどうかっていうのは患者さんたちはどうやって聞けばいいとか、知ればいいんでしょうか。これ今、YouTubeご覧になってる方は率直に上手なクリニック、結果出るクリニックを探してると思うんですね。どうやったら、いわゆる上手に上がるのか、しっかり上がるのか?

長澤先生症例が多いところ、数が多いところとか、長くやってるところを見つけられて、2~3話を聞かれた上で決められるといいと思います。値段的にあんまり安いのもどうかなと思いますし、かと言って高ければいいというものではないと思うんですね。費用としてはだいたいそこのクリニックの二重の費用の10倍以内ぐらいが妥当な値段だなと思ってます。

てんP:長澤先生とずっと一緒にいて、こんな話初めて聞きました。なるほど、それって長澤先生からすれば二重を基準にして、この何倍ぐらいっていうのは手術によって変わるんですか?

長澤先生:特別それを意識したわけじゃないんだけれども、そのぐらいの負担で受けていただくのが一番いいかな。僕らもだから、気持ちとしてはそのぐらいの値段の手術なんだっていう気持ちを持ってやらしてもらうのがいいかなと思ってます。

てんP:結構いろいろと豊富にお話が聞けそうなので、前編・後編に分けてお届けしたいと思います。前編を一度ここで切ります。ありがとうございました。

長澤先生:ありがとうございました。お疲れ様です。

柴田先生:ありがとうございました。

 

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