- 担当医
- 柴田健了
- 経過日数
- 3ヶ月
- 費用
- 407,000円~850,000円
- 副作用・
リスク - だるさ・熱感・むくみ・かゆみ・軽い発熱などの全身症状
- 傷周囲の赤み・盛り上がり・硬さ(体質により長引くことがあります)
- 内出血・血腫、むくみの遷延
- 感染(化膿)により痛みや腫れが強くなる、長引く
- 左右差や、表情の変化を「違和感」と感じること
- 耳の形・耳たぶの位置などがわずかに変化する可能性
- ごく稀に、アレルギー反応・ショックなど全身的な合併症
「夏にフェイスリフトを受けたいのですが、大丈夫でしょうか?」
カウンセリングでときどきいただく質問です。ネットで調べると「夏は感染リスクが高い」「紫外線が危険」といった情報が出てきますが、正直に言うと、それらの多くは迷信に近いと考えています。本当の問題は別にあります。今回はそれをお伝えします。
「夏は感染リスクが上がる」——これは迷信です
フェイスリフト術後の感染率は、大規模な文献データでも0.2〜0.3%と非常に低いことが報告されています。私自身の20年以上の臨床経験でも、フェイスリフトの創部感染を経験したことがありません。夏だから感染リスクが上がるという根拠はなく、適切な術後管理と日本人の高い衛生意識があれば、季節を問わず感染はほぼ心配する必要がないと考えています。
「紫外線が危険」——これもほぼ当てはまりません
フェイスリフトの傷は耳周囲・側頭部が中心です。女性であれば髪の毛でほぼ隠れます。日常生活で傷が直射日光にさらされる場面はほとんどなく、紫外線をことさら心配する必要はないというのが私の見解です。
夏のフェイスリフトで実際に辛いのは、圧迫固定の蒸れと汗による不快感です。
フェイスリフト術後は、腫れを抑えて仕上がりをよくするために、顔全体をバンテージで圧迫固定します。

夏の暑さの中でこの状態が続くのは、単純に不快です。蒸れによる皮膚トラブルが起きる可能性もゼロではありません。これが夏手術の唯一の、しかし正直な問題点です。
冷房の効いた環境にいること
術後のダウンタイム中は、基本的に冷房の効いた室内で過ごしてください。これだけで蒸れと汗の問題はほぼ解決します。自宅の冷房環境を事前に整えておくことをお勧めします。
ダウンタイム中はあまり外出しない
フェイスリフトのダウンタイムは腫れや内出血が落ち着くまでおよそ2〜3週間、人前に出られる状態になるまで1ヶ月前後が目安です。この期間は外出を最小限にすることが、快適な回復への一番の近道です。どうしても外出が必要な場合は、フード付きアウターとマスクを組み合わせれば、圧迫固定を隠しながら日差しも防げます。

お盆休みにダウンタイムをまとめて取れる方
長期休暇を活用してダウンタイムを自宅で過ごせるなら、夏は現実的な選択肢です。仕事や家事から離れてゆっくり回復できる環境があれば、冷房の中で静かに過ごすことができます。
秋のイベントに間に合わせたい方
9月以降に結婚式や同窓会などの予定がある方は、逆算すると夏が手術のタイミングになります。1ヶ月以上の余裕を持って臨めるなら、夏手術は十分検討に値します。
夏のフェイスリフトは「できない」わけではありません。感染や紫外線を過度に心配する必要はなく、冷房環境さえ整えられれば快適に回復できます。ご自身のスケジュールや生活環境と照らし合わせながら、一緒に最適なタイミングを考えましょう。まずはカウンセリングにお越しください。

