医療監修 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
柴田医師は形成外科・美容外科の専門医として20年以上にわたり、フェイスリフト、しわ・たるみ改善、二重術、目元治療など幅広い施術に携わってきました。
エビデンスに基づく治療と誠実な提案を大切にし、美容医療を身近で安心できるものにすることを理念としています。
最終更新:2026/06/13
「ほうれい線が気になるけれど、直接ヒアルロン酸を入れると顔が膨らみそう」
「糸リフトやフェイスリフトまでは考えていない」
「頬のコケとフェイスラインのもたつきを一緒に整えたい」
ヒアルロン酸治療というと、気になるシワや溝へ直接注入して埋めるイメージを持つ方も多いかもしれません。
現在の美容医療において、ヒアルロン酸はシワや溝を埋めるだけでなく、顔の支持やボリュームを補う目的でも広く活用されています。
顔の支えが低下している部分や、ボリュームが減った部分へ適切に注入することで、頬やフェイスラインが持ち上がって見えるように設計する方法があります。
これが、いわゆる「ヒアルロン酸リフト」です。
この記事では、フェアクリニック院長によるYouTube解説をもとに、ヒアルロン酸リフトの仕組み、ほうれい線へ直接入れるだけではない理由、40代・20代の症例、必要な本数や向いている人について分かりやすく整理します。
この動画では、40代女性と20代女性の症例を見ながら、柴田院長が「なぜ気になる線へ直接入れるだけではないのか」を解説しています。
ヒアルロン酸リフトは、ほうれい線やマリオネットラインなどの気になる溝を直接埋めるだけではなく、顔全体の支持や立体感を見ながら注入部位を設計する治療です。
加齢によって顔の骨が少しずつ萎縮し、脂肪のボリュームも減ると、上に乗っていた組織を支えにくくなります。その結果、頬が下がり、ほうれい線やマリオネットライン、顔の影が目立ちやすくなります。
その結果、
といった変化につながることがあります。
ヒアルロン酸リフトでは、こうした変化を「線だけの問題」として見るのではなく、どこで支えが低下しているのか、どの部位のボリュームが減っているのかを確認しながら治療します。
ほうれい線が気になるから、ほうれい線だけに入れるという治療ではありません。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uK8lOLAhAWM
ヒアルロン酸を頬骨周辺や中顔面などへ注入すると、減っていた支えや立体感を補える場合があります。
その結果、頬が持ち上がって見え、ほうれい線やフェイスラインまで自然に整って見えることがあります。
ただし、どこに入れても同じように上がるわけではありません。
骨格、脂肪の位置、皮膚の厚み、頬のコケ方、たるみの程度などを見ながら、注入する位置と量を決める必要があります。
今回の動画で最も重要なのは、ほうれい線へ直接ヒアルロン酸を入れる方法を否定しているのではなく、直接注入だけでは十分でないことがあると説明している点です。
頬や中顔面の支持低下は、ほうれい線が目立つ根本原因のひとつです。加齢によって骨が萎縮し、脂肪のボリュームが減り、組織が下がると、頬がほうれい線の上へかぶさるように見え、影が深くなります。
そのため、ほうれい線だけへボリュームを足しても、原因によっては十分に自然な変化が得られないことがあります。
また、必要以上に線だけを埋めると、口元に厚みが出て、顔全体が重く見える場合もあります。
ヒアルロン酸リフトでは、まず頬や中顔面の支持を補い、顔全体が持ち上がって見えるように設計します。
そのうえで、必要に応じてほうれい線やマリオネットラインへ直接注入します。
少し離れた場所から、顔全体を引き上げるように注入します。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uK8lOLAhAWM
| 気になる溝へ直接注入 | ヒアルロン酸リフト |
|---|---|
| 線を中心に見る | 顔全体の支持を見る |
| 溝へボリュームを足す | 頬・中顔面・支持点も補う |
| 局所的な変化を目指す | 頬・影・輪郭をまとめて整える |
| 必要に応じて行う | 直接注入と組み合わせる場合もある |
【図解挿入:ほうれい線へ直接入れる場合と、支持点から整える場合】
この症例では、ほうれい線からマリオネットラインにかけての変化、頬の痩せ、フェイスラインのゆるみが気になっていました。
当初は4本程度のヒアルロン酸が提案されましたが、相談の結果、3本で施術を行っています。
治療では、
を組み合わせて調整しました。
【症例写真挿入:40代女性・正面/斜め】
動画内では、施術後に次のような変化が説明されています。
顔全体の支持やバランスを整える場合は、5本前後をご提案することがあります。ただし、必要な本数は骨格、頬のコケ、たるみの程度、治療範囲、ご希望、ご予算によって異なります。この症例では、当初4本程度をご提案し、ご相談の結果3本で治療を行いました。
ヒアルロン酸リフトは、40代以降だけの治療ではありません。
20代でも、ゴルゴライン、頬のもたつき、中顔面の影、フェイスラインが気になる場合には、適応になることがあります。
この症例では、目の下から頬にかけての立体感や、脂肪組織の位置関係を見ながら、頬前面を支えるように注入しています。
【症例写真挿入:20代女性・正面/斜め】
動画内では、
といった変化が説明されています。
20代だから必要ない、40代だから必要ということではありません。
適応は年齢だけでなく、骨格、脂肪の位置、頬の立体感、影の出方などを見ながら判断します。
ヒアルロン酸リフトは、骨格そのものを小さくする治療ではありません。
骨を削るわけでも、脂肪を取り除くわけでもありません。
頬や中顔面の支持が整い、フェイスラインのもたつきや顔の影が和らぐことで、輪郭がシャープになり、小顔に見える場合があります。
頬のボリュームが減ると、顔に影や段差が生まれやすくなります。
ヒアルロン酸で頬の立体感を補うことで、陰影が和らぎ、顔全体がなめらかに見えることがあります。
その結果、
といった印象の変化につながる場合があります。
ヒアルロン酸リフトは、次のような方に検討されることがあります。
ただし、すべての方に向いているわけではありません。
皮膚の余りや下垂が強い場合、ヒアルロン酸で支えを補うだけでは十分な変化が得られないことがあります。
そのような場合は、糸リフトやフェイスリフトが適することがあります。
すでに頬のボリュームが多い方や、脂肪の下垂が中心の場合は、ヒアルロン酸を足すことで重く見える可能性があります。
その場合は、HIFUや糸リフトなど、別の治療が適していることがあります。
| 状態 | 検討される治療 |
|---|---|
| 頬のコケ・支持低下 | ヒアルロン酸リフト |
| 軽度のたるみ | HIFU・ヒアルロン酸リフト |
| フェイスラインを物理的に引き上げたい | 糸リフト |
| 皮膚の余りが強い | フェイスリフト |
ヒアルロン酸リフトで顔全体の支持やバランスを整える場合は、5本前後をご提案することがあります。
この目安を知っておくと、カウンセリング前におおよその治療規模や予算を考えやすくなります。
ただし、必要な本数は年齢だけでは決まりません。
によって変わります。
今回の40代症例では、当初4本程度をご提案し、ご希望やご予算を相談した結果、3本で施術を行っています。
少ない本数から始め、優先したい部位を絞って調整することもできます。
本数が多いほどよいわけではありません。大切なのは、顔全体を見ながら、どこに、どの程度入れるかです。
ヒアルロン酸リフトには、次のようなリスクや副作用があります。
ヒアルロン酸は比較的受けやすい治療ですが、血管内へ誤って注入された場合などには重い合併症につながる可能性があります。
そのため、顔の血管・神経・脂肪層などの解剖を熟知し、注入位置や量を適切に判断できる医師のもとで受けることが重要です。
フェアクリニックでは、形成外科専門医としての解剖学的知識と美容外科診療の経験をもつ柴田医師が、顔全体の構造を確認しながら注入部位と量を判断します。
効果の出方や持続期間には個人差があります。詳細はヒアルロン酸施術ページ・リスク説明ページをご確認ください。
ヒアルロン酸リフトは、ほうれい線やマリオネットラインを直接埋めるだけの治療ではありません。
頬や中顔面の支持が低下している部位を補うことで、顔全体が持ち上がって見えるように設計する治療です。
必要に応じて、ほうれい線への直接注入も組み合わせます。
また、20代でもゴルゴラインや頬のもたつきが気になる場合には、適応になることがあります。
一方で、皮膚の余りが強い場合や、頬のボリュームが多い場合には、ヒアルロン酸以外の治療が向くこともあります。
大切なのは、何本入れるかだけではなく、どこに、どの程度入れるかです。
「ほうれい線へ直接入れると顔が膨らみそうで不安」
「糸リフトまでは考えていない」
「頬のコケとフェイスラインをまとめて相談したい」
そのような方は、顔全体の支持やボリュームを確認したうえでご相談ください。
フェアクリニックでは、年齢だけで判断せず、骨格・脂肪・皮膚・影の出方を確認しながら、必要な注入部位と量をご提案しています。
顔全体を整える場合は5本前後が一つの目安になりますが、治療範囲やご予算に合わせて本数を調整することもできます。「自分の場合は何本くらい必要か」「予算内ではどこを優先できるか」も含めて、カウンセリングでご相談ください。