手のひらの汗腺抑制注射のイメージ

手のひらの汗腺抑制注射
(多汗症治療)

手のひらの汗が気になって、
握手や仕事に集中しづらい方へ。
制汗注射でサラッとした指先をめざします。

手のひらの汗腺抑制注射は、手のひらの汗腺に向かう神経の働きを一時的に弱めて、汗の量を抑える注入治療です。
いわゆる「手掌多汗症(手のひらの多汗症)」に対するボツリヌストキシン治療のひとつで、
「手汗でノートや書類が濡れる」「キーボードやスマホが滑る」「握手や名刺交換が憂うつ」など、日常生活や仕事に支障が出ている手汗の悩みを、手術せずに軽くすることを目的としています。

手のひらの汗が抑えられることで、買い物時のレジでの現金受け渡しや、彼氏と手をつなぐなどの場面での不安が軽くなり、人前でも自然に手を出しやすくなることが期待できます。

注入後数日〜1週間前後で汗の量が徐々に減っていき、効果の持続はおおよそ4〜6ヶ月程度が目安です(個人差があります)。
製剤は国内承認の筋肉の働きを調整する注射ビスタ、または海外製ボツリヌストキシン(ジェネリック)から選べます。
効き方・コスト・持続のバランスを見ながら、患者さまの希望に合わせて選択します。

施術時間約10〜20分(部位と注入範囲によって前後します)
ダウンタイム針跡の赤み・軽い腫れが当日〜翌日にかけて残る程度です。
麻酔笑気麻酔または眠るマスク麻酔の追加を推奨します
当日施術可(診察後すぐに注射が可能です)
入浴・生活制限当日の長風呂・激しい運動・サウナは控えてください

汗を止めすぎないデザイン
理由01 汗を止めすぎない
自然なコントロール
手のひらの汗をしっかり止めると、つっぱり感や乾燥によるひび割れにつながることがあります。
当院ではお仕事や生活スタイル・汗の量を伺いながら、「日常生活で気になりにくい程度」に抑えることを重視してデザインします。
日常生活への配慮
理由02 握力・細かい作業への
影響に配慮
手のひらは物をつかむ・細かい作業をするための部位です。
極端に効かせすぎると、一時的に握りにくさを感じることもあります。
当院ではお仕事の内容(力仕事・デスクワークなど)も確認しながら、汗を抑えつつ日常生活に支障が出にくいバランスを心がけます。
分かりやすい料金
理由03 両手セットで
分かりやすい料金
「単位数が増えて高額になるのでは」と不安に感じる方のために、原則として両手セットの料金でご案内します。
カウンセリング時に必要量と総額を事前にお伝えし、ご納得いただいてから治療に進みます。

Suitable for

向いている方

  • 一年中、手のひらの汗が多くて気になる
  • ノートや書類・スマホが手汗で濡れてしまう
  • 握手や名刺交換の場面を避けたくなる
  • ハンカチやタオルが手放せず、常に気を使っている
  • 手術までは考えていないが、手汗を軽くしたい

別の治療が向くかもしれない方

  • 汗の量よりも、手のにおいだけが主な悩みの方
  • 一度の治療で半永久的な効果だけを求めている方
  • 注射自体に強い恐怖感があり、どうしても避けたい方

Flow

来院からの大まかな流れは[はじめての方へ]でもご案内しています。ここでは手のひらの汗腺抑制注射の流れをご紹介します。

STEP01
  • カウンセリングのみ、または当日の注入までご希望かをお選びいただけます。
STEP02
  • 手汗が気になる季節・時間帯・シーン(仕事中・人前・緊張時など)、これまでの対策や治療歴を伺います。
  • 実際の手のひらの発汗範囲や、書類やペンの持ちやすさなどを確認し、手のひらの汗腺抑制注射が適しているかを診察します。
  • 国内承認筋肉の働きを調整する注射/海外製ボツリヌストキシンの違いや、効果の出方・持続期間・費用を説明します。
STEP03
  • ベッドに横になっていただき、汗が出やすい範囲を目安に注射ポイントをマーキングします。
  • 手のひらは皮膚が敏感で注射回数も多く、そのままでは強い痛みを感じやすい部位です。
  • 当院では負担をできるだけ軽くするため、原則として短時間の「眠るマスク麻酔」で施術を行います(うとうとしている間に治療が終わります)。
  • マスク麻酔を希望されない場合には、笑気麻酔やアイス・表面麻酔クリームのみで行う方法についてもご相談いただけますが、その場合は痛みを感じやすくなります。
STEP04
  • 極細の針で、片手あたり数十カ所に分けて浅い層へボツリヌストキシンを注入します。
  • 両手の注入を含めても、注入自体は数分〜10分程度で終了します。
STEP05
  • 当日から日常生活はほぼ普段通り可能です。長時間の入浴・サウナ・大量の飲酒は当日控えてください。
  • 強くこする・マッサージをするなど、手のひらへの強い刺激は数日ほどお控えいただくことをおすすめします。
  • 汗の量が減ってきたと実感されるのは数日〜1週間前後が目安で、効果の持続はおおよそ4〜6ヶ月程度です(個人差があります)。

Downtime

手のひらの汗腺抑制注射はダウンタイムが比較的少ない治療ですが、以下のような経過が見られることがあります。代表的な経過やリスクを以下にまとめます。

施術時間約10〜20分(部位と注入範囲によって前後します)
ダウンタイム針跡の赤み・軽い腫れが当日〜翌日にかけて残る程度です。
麻酔笑気麻酔または眠るマスク麻酔の追加を推奨します
当日施術可(診察後すぐに注射が可能です)
入浴・生活制限当日の長風呂・激しい運動・サウナは控えてください

よくある経過の目安

  • 当日: 針跡の赤み・軽い腫れ
  • 1〜3日目: むずむず感や軽い痛みが出ることがあります
  • 3〜7日目: 発汗量が徐々に減り始める
  • 1〜2週間: 効果のピーク。汗の量が大きく減少します
  • 3〜6ヶ月: 効果の持続期間の目安
  • その後: 徐々に自然に汗が戻り、必要に応じて追加施術を検討します

副作用・リスク

  • つかみにくさ・細かい動作のしにくさ(握力の軽度低下) が起こることがあります
  • 赤み・腫れ・痛み・内出血
  • 注射部位の違和感・むずむず感・軽いしびれ感
  • 一時的に汗が減ることで、別の部位の発汗が気になる(代償性発汗)
  • まれに 乾燥・つっぱり感・皮膚のかゆみ

当日のポイント・NG

  • 強く握る動作や摩擦は当日控える
  • 当日は注射部位をこすらない
  • マッサージ・圧迫は避ける
  • 入浴・長風呂・サウナ・岩盤浴・激しい運動は 24時間控える
  • 飲酒は当日中は控える

受診の目安(迷ったらご連絡ください)

  • 痛み・腫れ・赤みが 2日以上強くなる/範囲が広がる
  • 感染を疑う症状(熱感・膿・発熱)
  • 手足の力が極端に入りにくい(細かい作業ができない)
  • しびれ・違和感が強く続く
  • 代償性発汗が急激に強くなり、生活に支障がある

  • 手汗でノートや書類が濡れてしまう
  • スマホやゲーム機が滑って落としそうになる
  • 握手や名刺交換のとき、手の汗が気になってしまう
  • 常にハンカチを持ち歩き、手汗を拭いている
  • 大事な場面になると、さらに手汗が増えてしまう
〜 フェアクリニックなら 〜
手汗治療の相談イメージ
迷っていても大丈夫 「やる/やらない」から一緒に検討
手のひら筋肉の働きを調整する注射が本当に合っているかどうかも含めて、期待できること・限界・続け方を率直にお伝えします。
カウンセリングのみでお帰りいただいても問題ありません。
費用の明瞭化イメージ
費用が心配でも大丈夫 片手・両手や量の目安を
事前にご説明
片手・両手のどちらで行うか、必要量の目安と費用の総額を事前にご説明します。
会計時に初めて高額になるようなご案内は行いません。
術後フォローのイメージ
術後が不安でも大丈夫 痛みや握りづらさもご相談を
施術後しばらくは、チクチク感・内出血・少し握りづらい感覚が気になることがあります。
気になる症状があれば、診察やお電話・LINEなどでフォローし、経過に応じてできる対処を一緒に考えます。

Price

期間限定の割引や特別プランは
今月のおすすめ」をご確認ください。

手のひら 100単位
LINETOX 38,500 円(税込)
筋肉の働きを調整する注射 60,500 円(税込)

FAQ

本当に手汗は減りますか?
多くの方が数日〜1週間ほどで汗の量の減少を実感されていますが、体質や多汗症の程度によって差があります。
しっかり汗が出なくなるわけではなく、「日常生活や仕事で気になりにくい程度に抑える」ことを目標とした治療です。
痛みは強いですか?
手のひらは皮膚が敏感で注射回数も多く、そのままだと強い痛みを感じやすい治療です。
当院では負担をできるだけ軽くするため、原則として短時間の「眠るマスク麻酔」で施術を行っています(眠っている間に注射が終わります)。
マスク麻酔を希望されない場合には、笑気麻酔やアイス・表面麻酔クリームのみで行う方法もご相談いただけますが、その場合は痛みを感じやすくなる点をご理解ください。
握力が落ちたり、物がつかみにくくなったりしませんか?
量が多すぎる場合、一時的に「少し握りにくい」と感じる方もいますが、多くは日常生活に支障のない範囲です。
お仕事や生活スタイルを伺ったうえで、必要以上に効きすぎないよう量や範囲を調整します。
どれくらい持続しますか?
効果の持続はおおよそ4〜6ヶ月程度が目安です。
季節や体質によっても変わるため、「また手汗が気になり始めたタイミング」での再注入をおすすめします。

本ページの医療監修
柴田 健了 医師
Dr.Takenori Shibata
医療法人社団 フェア 理事長
日本形成外科学会 認定 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
“ちょうどいい”医療を、誠実に。
患者様の思いを丁寧にくみ取り、必要なことを一緒に考える診療を心がけています。

初めてのご来院は、不安も多いかと思います。
私たちは、医師と協力しながら、患者様一人ひとりに合わせたサポートを大切にしています。
小さなことでも安心してご相談ください。

最終更新:2025/11/19

まずは、小さな実感から。

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本ページの医療監修
柴田 健了 医師
日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
最終更新:2025/11/19
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