著者 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
フェイスリフトを中心に、たるみ・しわ改善、二重術や目元の若見え治療など幅広いエイジングケアを専門としています。
日々の診療を通じて感じたことや、美容医療の現場での気づき、ときにはプライベートなことまで、ここで自由に綴っていきます。
より確実な提案を通じて、美容医療をもっと身近に、もっと安心できるものに──その思いを込めて発信しています。
二重整形のダウンタイムは人によって差がありますが、埋没法で1週間~1カ月ほどかかるといわれています。一方で、切開法のダウンタイムは1カ月ほどです。切開を伴う分、切開法の方がより回復に時間がかかる傾向があります。
以下でそれぞれのダウンタイムについて、詳しく説明していきます。
ワンデークイック埋没法は、両目の1カ所ずつを糸で縫い留めて二重ラインをつくる方法です。最も手軽にできる二重整形として、若い世代にも人気のある施術方法です。
ワンデーカット埋没法は、両目の2カ所ずつを糸で縫い留めて二重ラインをつくる方法です。まぶたを1点だけ縫い留める方法では糸が外れやすいという方に適しています。
クイック挙筋埋没法は、両目の2カ所ずつを挙筋腱膜(きょきんけんまく)に直接縫い留める方法です。挙筋腱膜はまぶたを開ける際に使われている筋肉で、糸を通すことで平行型のラインや広めの幅のラインをキレイにつくれます。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
二重整形の埋没法ってどんな治療?不安を一挙解決!
重たく見える一重だったまぶたが、手術直後はくっきりとした二重ラインが入り、黒目が露出されて瞳が大きく見えるようになったことがわかります。多少腫れているように見えますが、赤みはなくメイクでごまかせる程度です。
1カ月も経てばラインが安定し、3カ月後は元の顔立ちに自然に馴染んでいます。
| 施術名 | 二重埋没 クイック挙筋法 |
|---|---|
| 施術方法 | まぶたの両目2カ所を数ミリずつ切開し、挙筋に縫い留めて二重ラインをつくる方法です。 |
| 料金 | 両目88,000円(税込) ※保険適用外 |
| 術後の経過・痛み・腫れ・内出血 | 4~5日から1週間ほどで落ち着き、少しずつ仕上がります。メイクやシャワー、洗顔は当日から可能です。 施術後は人によって腫れるため、希望していたラインよりも一時的に広めの幅の二重ラインになります。 痛み・内出血が出る可能性もありますが周囲にわからない程度の症状です。 |
切開法は二重のラインに沿ってメスを入れ、切開後に瞼板(けんばん)へ糸を通して縫合し、二重ラインをつくる方法です。埋没法とは違って、二重まぶたができる仕組みを切開することによってつくり直せるため、比較的持ちが良いとされています。
埋没法では糸が安定せず取れてしまった、まぶたの皮膚に厚みがある、まつ毛が下向きに生えている、といった方に適しています。外国人風の幅の広い平行型二重を希望している方にもおすすめです。
治療1カ月後でも、きれいな二重に仕上がっていますが、目を閉じている状態ではまだ切開箇所の傷跡が目立つのがわかります。3カ月も経つと、目を開けた際の二重ラインも自然に馴染み、目を閉じても傷跡がきれいに見えなくなりました。
| 施術名 | 二重切開法 |
|---|---|
| 施術方法 | 二重のラインに沿ってメスを入れ、切開後に瞼板(けんばん)へ糸を通して縫合し、二重ラインをつくる方法です。 |
| 料金 | 両目220,000円(税込) ※保険適用外 |
| 術後の経過・痛み・腫れ・内出血 | 目薬タイプの麻酔を使用するため、手術中は痛みをほとんど感じない治療です。 施術後の腫れや痛みは出やすく、縫合部分にはしばらく赤みも残ります。 10~14日ほどで落ち着き、1~2カ月かけて少しずつ仕上がります。切開部分は縫合するため、1週間後に抜糸が必要です。 目元以外のメイクやシャワー、洗顔は当日から可能です。目元部分は1週間後の抜糸が完了してから行うようにしましょう。 |
二重整形のダウンタイムは、過ごし方次第でダウンタイム期間やダウンタイム後の仕上がりへ影響することも少なくありません。ここでは、二重整形のダウンタイム期間中に注意したいポイントを解説していきます。
二重整形を受けた後のダウンタイム中に意識したい行動をお伝えしましたが、反対にやってはいけない行為もあります。ここでは、二重整形のダウンタイム中にやってはいけないNG行為を4つ解説していきます。
ダウンタイムは、二重整形以外の施術を受けてもできるだけ起こります。しかし、できる限りダウンタイム期間を短くしたい方も多いのではないでしょうか。ダウンタイム期間をできる限り短くするには、適切なクリニック選びが重要です。
ここでは、二重整形のダウンタイム期間を減らすために重要なポイントをご紹介します。
二重整形のダウンタイムで悩んでいる方によくある疑問をまとめました。1つ1つお答えしていきますので、まだ不安な点がある方はぜひチェックしてみてください。
二重整形のダウンタイム中は、腫れや内出血へ適切なケアをすることで期間を短く抑えられます。また、まぶたの厚みがある方は切開法も検討する、二重幅を狭めにつくるなど、自分のまぶたに合った施術方法を検討することもダウンタイムを減らすために重要なポイントです。
自分のまぶたに適した二重整形の方法で悩んでしまう方は、腕の良い医師への相談がおすすめです。さまざまな症例を経験している美容クリニックの医師なら、ダウンタイムを減らすための提案もしてくれます。
フェアクリニックでは腫れや内出血などの緩和だけでなく、痛みへの対策も十分に行っているため、ダウンタイムの症状や期間を最小限に抑えられます。
二重整形のダウンタイムが不安な方は、ぜひ一度フェアクリニックのカウンセリングにお越しください。