脂肪吸引のダウンタイムに圧迫しないとどうなる?正しい過ごし方は?

脂肪吸引を受けた後、正しいケアや適切な行動がダウンタイムに大きな影響を与えます。施術後に圧迫しないとどうなるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脂肪吸引のダウンタイムについて詳しく解説し、適切な過ごし方をご紹介します。ダウンタイムの症状や期間、圧迫の必要性について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

脂肪吸引ってどんな施術?

脂肪吸引は、特定の部位から脂肪細胞を吸引して体外へ排出する美容治療法です。この治療は、脂肪細胞自体を減少させるためのもので、細いストロー状の管(カニューレ管)を約3~4ミリの小さな穴から挿入し、腹部、大腿部、顔、二の腕、ヒップなど、スリムにしたい箇所の脂肪細胞を吸引します。 吸引によって脂肪細胞の厚みが減少し、その空間が締まることでサイズダウンが実現します。 治療時間は各部位によって異なり、ほほやあごは20分、下腹部は20分、両太もも内側は25分、両うでは20分程度で完了します。

脂肪吸引のダウンタイムは辛い?期間はどれくらい?

脂肪吸引のダウンタイムは個人差や施術部位によって異なります。脂肪吸引は皮膚内に管を通す治療であり、術後7~14日間は筋肉痛に似た痛みや張りが感じられるでしょう。この痛みは初めの3~4日がピークで、その後は徐々に収まります。 また、皮膚内での出血があることから、皮膚表面には内出血が見られることがあります。脂肪吸引を行った部位は空洞となり、これを縮めることが大切です。 特定の部位を3日間サポーターやテープで固定し、その後圧迫用ガードルで一定期間圧迫することで、空洞が埋まり、サイズダウンが期待できます。

部位別|脂肪吸引のダウンタイムの主な症状と期間

ダウンタイムの症状や期間は、施術する部位によっても異なります。ここでは、顔やお腹などの部位ごとにダウンタイムの症状を紹介します。自身が施術を希望している箇所をチェックしてみましょう。

顔の脂肪吸引は、耳の裏側やあごの下に数ミリの切開を行い、極細のカニューレを使用して皮下脂肪を吸引します。顔の脂肪吸引のダウンタイムは個人差がありますが、一般的に1週間程度が目安です。 術後の主な症状として、腫れやむくみ、内出血が見られます。まれに、切開箇所に軽いしびれやつっぱり感を感じることもありますが、これらの症状は痛み止めの服用や自宅での着圧固定によって1~2カ月で徐々に収まることが一般的です。

お腹

お腹の脂肪吸引は、通常1,000~1,500ccと多くの量を吸引するため、施術には全身麻酔を使用し、眠っている間に手術を終えることが一般的です。 術後はお腹に水分がたまりやすいため、患部を圧迫固定する必要があります。そのため、お腹の凹凸や内出血が一時的に目立つことがあります。 ダウンタイムは通常1~2週間で、主な症状は筋肉痛のような鈍痛や内出血です。痛みは術後3日間がピークで、その後は次第に落ち着いていきます。

太もも

太ももの脂肪吸引のダウンタイムは比較的短く、通常1週間程度でむくみが収まります。一部の患者さまには腫れや内出血が見られますが、ほとんどの方は2~3週間でこれらの症状が軽減するでしょう。 しかし、つっぱり感や硬さが感じられることもあり、これらの症状は2カ月程度かけて徐々に引いていきます。そのため、太ももの脂肪吸引後は経過をじっくり観察しましょう。 太ももの脂肪吸引は吸引範囲が広く、日常生活で動かす箇所でもあるため、痛みを感じやすい部位です。

二の腕

二の腕の脂肪吸引のダウンタイムは比較的短く、腫れや内出血が出た場合でも2~3週間程度で症状が軽減します。手術後5~7日程度は固定が必要で、1~2カ月で理想的な状態になるでしょう。つっぱり感も2カ月程度で解消されます。 痛みについては、通常は動かさなければほとんど感じません。痛みを感じる場合でも、筋肉痛のような鈍痛で、3日目ごろが痛みのピークとされています。一部の動作、例えば腕を上げる際に痛みを感じることがあるかもしれません。

脂肪吸引のダウンタイムの様子を動画でチェック

フェアクリニックのYouTubeチャンネルでは、脂肪吸引のダウンタイムについてリアルな様子の動画を紹介しています。 手術後の痛みや解放感、内出血の状態について言及しています。また、仕事に与える影響やトイレ事情についても確認できるでしょう。 脂肪吸引の結果に対する喜びや驚きも表れており、ダウンタイム中の症状が徐々に改善されていく様子が伺えます。脂肪吸引のダウンタイムについてのリアルな情報が知りたい方は、ぜひチェックしてみましょう。

脂肪吸引のダウンタイムの正しい過ごし方

ここでは、脂肪吸引後のダウンタイムの過ごし方について解説していきます。正しくダウンタイムを過ごさないと、期間が延びたりきれいな状態にならなかったりするため、事前にしっかりチェックしておきましょう。

施術部位の正しい圧迫を心がける

脂肪吸引のダウンタイムをスムーズに過ごすためには、施術部位の正しい圧迫を心がけることが大切です。 施術後の部位は空洞になっており、これを早く縮めることで痩身効果を促進できるでしょう。サポーターやテープを使って固定し、その後圧迫用ガードルを利用することで、空洞が埋まり、サイズの縮小が期待できます。 適切な圧迫とアフターケアによって、脂肪吸引のダウンタイムは短縮でき、理想に近づけます。

圧迫はいつまで必要?

圧迫固定は長期間続ける必要はなく、通常は術後1週間までが基本です。ただし、クリニックによっては1~3カ月の着用を勧めている場合もあります。 部位ごとの圧迫期間は以下の通りです。
術後3日
お腹 術後1週間
太もも 術後1週間
二の腕 術後1週間
顔の脂肪吸引の場合、外出時の着用は術後3日以降は必要ありませんが、就寝時や自宅にいる夜間は着用しましょう。 二の腕や太ももは、むくみが続く場合は2週間まで継続するのがおすすめです。

脂肪吸引の施術後に圧迫しないとどうなるの?

脂肪吸引後の適切な圧迫固定は、重要な役割を果たします。圧迫固定は、炎症や出血を抑え、むくみや内出血を軽減するために大切です。圧迫を怠ると、以下のような問題が生じる可能性があります。 まず、分泌されるリンパ液や他の水分の排出が阻害され、むくみや内出血が悪化する可能性があります。これにより、腫れや青アザの症状が長引いてしまうでしょう。 さらに、脂肪吸引後の脂肪層に隙間ができ、その隙間に繊維組織が入り込むことがあります。結果として、肌表面が凹凸になったり、均一な仕上がりが難しくなったりする可能性があります。 また肌のかぶれや水ぶくれを引き起こし、色素沈着を招くことも考えられるでしょう。

注意:圧迫のしすぎはかえって良くない

圧迫固定は適切な強さで行うことが大切ですが、圧迫しすぎてしまうと以下3つのトラブルが生じる可能性があります。 圧迫固定が強すぎても弱すぎても問題です。不安や疑問がある場合は、いつでもクリニックに相談しましょう。

シャワーは2日後から

手術では細い管を用いて皮下脂肪を吸引するため、傷口ができます。そのため、シャワーは手術翌日から、入浴は手術後1週間後の抜糸後から行ってください。 手術直後は傷口が完全に閉じていないため、傷口を濡らさないように気をつけましょう。抜糸前のシャワー時には、軽く体を洗うことはできますが、縫合箇所をこすらないようにしてください。一度抜糸が完了したら、吸引箇所を気にせずにゆっくりお風呂に入れます。

できるだけ体を動かす

脂肪吸引によって脂肪が取り除かれた箇所では、皮膚と皮下層の間に線維が形成され、肌が硬くなることがあります。この状態は長くても術後半年程度で自然に治まりますが、痛みがなくなった段階で体を積極的に動かし、血流を良くすることでダウンタイムを短縮する助けになります。 ただし、手術直後は血行を良くしすぎると痛みが増大する可能性があるため、注意が必要です。体を温める行為は痛みが治まってからにしましょう。

食事や水分摂取に気をつける

脂肪吸引後のダウンタイム中に起こりやすいむくみを避けるために、食事と水分摂取に注意しましょう。 脂肪吸引後に組織修復するためには、たんぱく質が多く必要です。塩分は控えめにし、たんぱく質だけでなく代謝を促進するビタミンB群や亜鉛も積極的に摂取しましょう。 たんぱく質は肉、魚、豆、乳製品などに多く含まれており、ビタミンB群は豚肉、レバー、ハツなどに、亜鉛は牡蠣、牛赤身肉、カシューナッツなどに豊富に含まれています。

施術箇所に刺激を与えない

脂肪吸引を受けた部位は、皮膚内部の状態が不安定なため、触ったり刺激を与えたりすることは避けましょう。安定期に入るまでの約3週間は、刺激を最小限に抑えることが重要です。 安定期に入れば、吸引箇所の状態が安定するため、マッサージや軽い運動などが行えます。マッサージは吸引箇所の内部に残ったトゥメセント液の排出を促進し、むくみの緩和にも役立ちます。 適切なタイミングでマッサージや軽い体操を取り入れて、血行を改善しましょう。

痛みには痛み止めやアイシング、マッサージで対処する

術後の痛みや不快感に対処するために、医師から処方される痛み止めや腫れ止め、化膿止めを服用しましょう。ただし、医師の指示に従い、適切な量を守って使用しましょう。 また、術後には患部が熱を持ったり、炎症や赤み、痛みを強く感じることがあります。このような場合にはアイシングを行い、症状を落ち着かせましょう。 さらに、施術から7日後には医師の指示に従ってマッサージを行うことが役立ちます。マッサージにより血行が促進され、痛みが緩和されることがあります。

脂肪吸引で後悔しないためにはクリニック選びにこだわろう

脂肪吸引を受ける際、クリニックの選択は重要です。以下のポイントをチェックしましょう。 これらの要点を確認し、慎重にクリニックを選ぶことで、脂肪吸引による美しい結果と満足感が期待できるでしょう。

当院の「ぺたんこ脂肪吸引」の施術方法を紹介します

脂肪吸引は、理想のボディラインを手に入れたいと考える多くの方に支持されている「脂肪細胞自体を減らす治療法」です。当院では、特に「ぺたんこ脂肪吸引」と呼ばれる方法を提供しております。 脂肪吸引の部位は、お腹、太もも、ほほ、あご、二の腕、ヒップなど、自身が気になる箇所を選びましょう。 手術は細いストロー状の管(カニューレ管)を3~4ミリの小さな穴に挿入し、脂肪細胞を吸引することで行われます。 この方法により、吸引箇所の脂肪細胞は減少し、その部位が締まり、サイズがダウンします。一度吸引された脂肪細胞は再生されないため、リバウンドの心配がありません。 治療時間は吸引部位によって異なり、ほほやあごは20分、お腹や太ももは20~30分ほどで完了します。 術後は、初めの数日間は筋肉痛に似た痛みや張りが感じられ、その後徐々に緩和されます。また、皮膚内での出血により、内出血が一時的に皮膚表面に青く現れることがあるでしょう。

当院の脂肪吸引の治療方針

当院では、安全性と効果を最優先に考え、以下の治療方針を徹底しています。 当院では、これらの治療方針にもとづき、患者さまの美しさと安全を守りながら脂肪吸引を提供しています。

まとめ:脂肪吸引のダウンタイムは正しいアフターケアで乗り切ろう!

脂肪吸引とは、カニューレ管を挿入し、希望の部位の脂肪細胞を体外に排出する美容施術です。施術した部位の脂肪を減らすことでサイズダウンが目指せます。 施術後のダウンタイムは部位によって期間が異なりますが、1~2週間が一般的です。筋肉痛のような痛みや内出血などの症状が出るでしょう。 きれいな仕上がりを目指すなら、施術後は適切に圧迫することが大切です。サポーターやテープを使用し、一定期間圧迫するようにしましょう。 フェアクリニックでは、患者さまが施術後に後悔しないよう、さまざまな取り組みを実施しています。カウンセリングは無料で行っているので、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

著者 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医

フェイスリフトを中心に、たるみ・しわ改善、二重術や目元の若返り治療など幅広いエイジングケアを専門としています。
日々の診療を通じて感じたことや、美容医療の現場での気づき、ときにはプライベートなことまで、ここで自由に綴っていきます。
より確実な提案を通じて、美容医療をもっと身近に、もっと安心できるものに──その思いを込めて発信しています。

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美容外科医 柴田健了

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