美容コラム

ゴルゴ線の消し方とは?顔のマッサージやメイク・美容整形などを紹介

年齢を重ねて、ゴルゴ線が気になってきた方も多いでしょう。年齢が若くても生まれつきゴルゴ線が出やすく、悩まされている方もいるかもしれません。

本記事ではゴルゴ線が出る原因や、セルフケア・美容医療でのゴルゴ線の消し方について紹介します。ゴルゴ線を消したい方は、ぜひ参考にしてください。

 

ゴルゴ線(ゴルゴライン)とは?

ゴルゴ線(ゴルゴライン)とは、目頭からほほの中心にかけてできる線やくぼみのことです。漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔にちなんでゴルゴ線と呼ばれていますが、正式な名前は「ミッドチークライン」です。

ゴルゴ線が出てしまうと、顔全体が疲れて見えたり老けて見えたりします。また、たくましい印象にもなりやすいため、女性らしさが損なわれ、男性的な印象が強くなってしまう方もいるでしょう。

 

ゴルゴ線が生じる原因

ゴルゴ線は加齢とともに出てきやすいため、加齢が原因のシワと思う方が多くいますが、ゴルゴ線はシワではありません。また、ゴルゴ線の原因も加齢だけではないため、若くてもゴルゴ線に悩む方はいます。

ゴルゴ線は、生まれつきのものや加齢によるもの、生活習慣によるものなどさまざまな原因があります。それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

 

生まれつきによる影響

生まれつきの顔の骨格や脂肪の量、肌の状態によってゴルゴ線がもともと目立ちやすい方がいます。以下に当てはまる方は、生まれつきによる影響が原因の可能性があります。

  • 骨格的に頬骨が平ら
  • 目元の脂肪が少なめ
  • 皮膚や筋肉、脂肪や骨などをつないでいるリガメントが硬い
  • 肌質が柔らかくて弾力がない
  • 皮膚が薄め

以上に当てはまる方の中には、ゴルゴ線が生じていない方もいるでしょう。しかし、加齢による影響が加わった場合、ゴルゴ線が目立ちやすくなる可能性が考えられます。

また、生まれつきの場合は遺伝的な要因もあるため、ゴルゴ線が目立つ親であれば子どももゴルゴ線が生じやすい傾向にあります。

 

肌のハリや弾力の低下

加齢に伴い、肌のハリや弾力が低下するとゴルゴ線が生じやすくなります。

年を重ねるとヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの肌のハリや弾力を維持する成分が減少してきます。肌のハリや弾力が低下すると、顔がたるみ、くぼみや溝が現れ、ゴルゴ線が目立つことに。

肌のハリや弾力の低下の原因は、加齢だけではありません。紫外線や乾燥によるダメージが蓄積することもゴルゴ線の原因になってしまうため、紫外線対策や保湿が大切です。

 

脂肪の減少

加齢やダイエットによって顔の脂肪が減少することも、ゴルゴ線が目立ちやすくなる原因のひとつです。

脂肪が多いと顔が丸みを帯び、太って見えると感じる方も多くいますが、顔の脂肪には皮膚を持ち上げ肌をふっくらさせてくれる役割があります。そのため、顔の脂肪が減るとたるみが起きやすくなり、目元やほほがたるむことでゴルゴ線が生じてしまいます。

また、顔の脂肪が減少することで筋肉のすじが見えてしまい、それに沿ってゴルゴ線が目立つようになることもあるでしょう。

加齢による顔の脂肪の減少をなくすことは困難ですが、過度なダイエットによる脂肪の減少は抑えられます。そのため、適切な体重を維持し、過度なダイエットは避けるようにしましょう。

 

表情筋の衰え

表情筋を使わなかったり、加齢によって表情筋が衰えたりすると、ゴルゴ線ができることがあります。

表情筋は笑顔などの表情をつくる際に動く顔の筋肉ですが、日常生活において20〜30%程度しか使われていません。表情筋の衰えは血行不良を起こし、皮膚のたるみにつながるため、ゴルゴ線が生じてしまいます。

人とあまり話す機会がない方や、パソコンやスマートフォンを無表情で長時間見る方は、表情筋が衰えやすい傾向にあります。表情筋の衰えを防ぐためには、普段から表情の動きを意識することが大切です。

 

血行不良や眼精疲労

血行不良が起きると代謝が落ちます。それにより肌のハリや弾力が低下しやすくなると、ゴルゴ線が生じてしまうでしょう。血行不良の原因は、冷えや睡眠不足、喫煙、過度なストレスなどです。

加齢や目を酷使することが原因で眼精疲労が引き起こされると、ゴルゴ線が出やすくなります。慢性的に眼精疲労がたまった状態が続くと、目の周りの血行が悪くなります。ゴルゴ線は、血行不良による目元のたるみからも生じてしまうのです。

パソコンやスマートフォンを見る時間が長かったり、エアコンが効いた室内で長時間過ごすことでドライアイになったりすると、眼精疲労を引き起こすことがあります。

 

セルフケアでゴルゴ線を消す方法

できてしまったゴルゴ線は、念入りなスキンケアや表情筋のトレーニング、顔のマッサージ、生活習慣を整えるといったセルフケアで対処しましょう。また、メイクでカバーする方法も即効性があるためおすすめです。それぞれの方法を詳しく解説していきます。

 

スキンケアを入念に行う

スキンケアを入念に行うと肌のハリや弾力の低下を抑えられるため、ゴルゴ線が目立たなくなる可能性があります。

スキンケアは、化粧水・美容液・乳液・クリームを肌の状態に合わせて使用しましょう。化粧水や美容液のみでは肌に与えた水分が蒸発してしまうため、油分の多い乳液やクリームでふたをします。

肌に合うようであればヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンが配合されたスキンケア製品を使用すると、高い保湿効果を得られるでしょう。

紫外線も肌にダメージを与えるため、ゴルゴ線の原因になります。そのため、日焼け止めは夏以外でも使用し、紫外線対策を欠かさず行うようにしましょう。

 

積極的に表情筋を動かす

人と話す機会を増やしたり、映画や動画を見てたくさん笑ったりと、積極的に表情筋を動かすように意識することもゴルゴ線を消すために有効です。日常生活で表情筋を意識的に動かすことが難しいと感じる方は、以下のような表情筋のトレーニングを行うとよいでしょう。

 1. 頬骨の一番高い位置に人さし指を置く
 2. 口をすぼめ「う」の形にする
 3. ほうれい線を伸ばすように「ほー」と声を出す
 4. 「はー」と声を出しながら口を横に開く
 5. 1〜4の動きを10秒間ごと行い、数回繰り返す

上記はほほのトレーニングですが、表情筋のトレーニング方法はたくさんあります。インターネットなどで調べて、手軽に行えそうなトレーニングを取り入れてみましょう。

 

顔のマッサージを行う

顔のマッサージを行うと表情筋がほぐれ、血流やリンパの流れが良くなります。その結果、肌に栄養が行き渡り、ゴルゴ線が目立ちにくくなるでしょう。顔のマッサージのやり方は、以下の通りです。

 1. 目の周りにある骨のくぼみを、指の腹を使って優しくほぐす
 2. 人さし指・中指・薬指で眉頭から眉尻までを円を描きながらほぐす
 3. 耳の下から顎の先までのフェイスラインを骨をつかむように押しながらほぐす
 4. 頬骨を親指で押し上げつつ、口を開閉する
 5. 耳から小鼻を結んだラインに親指を当て、口を開閉する

顔をマッサージするときには、オイルやクリームを使用し、肌を強くこすらないよう注意しましょう。

 

生活習慣を整える

食生活や睡眠、運動、正しい姿勢の保持、禁煙など生活習慣を整えることもゴルゴ線を消すためには大切です。

バランスの良い食生活を心がけることで肌のハリ感アップが目指せ、十分な睡眠を取ることで肌のターンオーバーが整い、コラーゲンやエラスチンの生産が促されます。また、適度な運動を行うことで全身の血行が良くなり、正しい姿勢を保持することで顔や首、肩周りの血液やリンパの流れが良くなります。

喫煙習慣のある方は、禁煙にチャレンジしてもよいでしょう。たばこに含まれているニコチンやタールは肌の老化を早め、ゴルゴ線の原因になってしまいます。また、たばこはゴルゴ線以外にも、目の下のクマやほうれい線などを悪化させ、肌に悪影響しかありません。

 

コンシーラーなどメイクでカバーする

コンシーラーなどメイクでゴルゴ線をカバーする方法は、上記で紹介した方法と異なり、即効性があります。いますぐゴルゴ線を消したい方は、以下のような手順でメイクしてみましょう。

 1. ゴルゴ線上に肌より明るいコンシーラーを筆でのせる
 2. コンシーラーの縁を筆でぼかすようにしてなじませる
 3. ゴルゴ線のくぼみが目立たなくなったら上からファンデーションやパウダーをのせる

コンシーラー以外にも、ハイライトやチークを入れる位置を工夫することでゴルゴ線を目立たなくできます。ゴルゴ線をカバーするコンシーラーは、カバー力が高くて薄づきな仕上がりの商品を選びましょう。

 

ゴルゴ線を根本的に消すには美容医療がおすすめ!

セルフケア以上の効果を得たい方には、美容医療がおすすめです。ゴルゴ線を消す美容医療には、ゴルゴ線の状態や予算に応じていくつかの選択肢があります。ここでは、当クリニックで提供しているメニューを紹介します。

 

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入とは、ゴルゴ線のくぼみに沿って注射針を刺し、くぼみを持ち上げるようにヒアルロン酸を注入する施術です。即効性があるのがヒアルロン酸注入の特徴であり、施術直後から効果を実感できます。

ただし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収されてしまうため、効果は一時的です。そのため、定期的に施術を受ける必要があります。

料金は26,400円(税込)〜77,000円(税込)と、ヒアルロン酸の種類や注入する量によって異なります。注入量には個人差がありますが、ゴルゴ線であれば左右で1〜2cc が目安です。使用するヒアルロン酸は患者さまの皮膚やゴルゴ線の状態などを見て、医師が決めます。

 

フェアリフト

体内に吸収される医療用の糸を皮膚の下へ挿入し、顔のたるみを引き上げる糸リフトの施術がフェアリフトです。メスを使わない施術のため、腫れや内出血はほとんど出ず、施術直後から効果を実感できます。施術後、一時的に大きく口を開けると少し突っ張ったような感覚があります。

フェアリフトの効果の持続期間は1年半〜2年程度のため、効果を維持させるには定期的に施術を受けるとよいでしょう。

料金は24本99,000円(税込)、柴田院長対応のサブスク入れ放題は165,000円(税込)です。

 

Vリフト

糸リフトの施術であるVリフトは、コーンという引っかかりが数カ所ある太い糸を挿入し、V字に強く引き上げる施術です。メスを使わない施術のため、腫れや内出血はほとんど出ず、施術直後から効果を実感できます。施術後、一時的に大きく口を開けると少し突っ張ったような感覚があります。

Vリフトは1年半〜2年程度で吸収されるため、効果を維持させるには定期的に施術を受けるとよいでしょう。

料金は以下の通りです。

  • 1本:99,000円
  • 2本:165,000円
  • 4本:330,000円

※全て税込。

 

テスリフト

糸リフトの施術であるテスリフトは、強力なとげ(コグ)がついたメッシュタイプの長い糸を挿入し、強く引き上げる施術です。特殊なカニューレを使って糸を挿入することで、ダウンタイムが少なくなるメリットがあります。施術後、一時的に大きく口を開けると少し突っ張ったような感覚があります。

テスリフトの効果の持続期間は2年程度で、糸リフトの中でも長い期間効果を維持できます。

料金は以下の通りです。

  • 1本:40,700円
  • 4本:162,800円
  • 6本:231,000円
  • 8本:308,000円
  • 10本:385,000円

※全て税込。

 

フェイスリフト

フェイスリフトとは、皮膚を切開・切除し、皮膚とSMAS(スマス)筋膜を引き上げて縫合する施術です。顔のたるみやシワの程度、引き上げたい部位に合わせて「ネオパーフェクトリフト」「ワイドリフト」「ストレートリフト」「こめかみリフト」の4種類のメニューを用意しております。

メスを入れる施術のため、ダウンタイムや傷跡が残るデメリットがあります。しかし、フェイスリフトの効果の持続期間は糸リフトよりも長く、傷跡は時間の経過とともに目立たなくなるため、長期間の効果を求める方におすすめの施術です。

料金は以下の通りです。

  • ネオパーフェクトリフト:594,000円
  • ワイドリフト:484,000円
  • ストレートリフト:418,000円
  • こめかみリフト:352,000円

※全て税込。

 

まとめ|ゴルゴ線を消すにはセルフケアと美容医療を同時に行おう

ゴルゴ線が出る原因は、生まれつきや加齢、生活習慣などが考えられます。セルフケアで消すには、念入りなスキンケアや表情筋のトレーニング、顔のマッサージ、生活習慣を整える方法があります。また、コンシーラーなどを使って、メイクでカバーする方法もよいでしょう。

美容医療でのゴルゴ線の消し方には、ヒアルロン酸注入や糸リフト(フェアリフト・Vリフト・テスリフト)、フェイスリフトなどがあります。セルフケアには即効性がなく毎日コツコツ継続する必要がありますが、美容医療であればゴルゴ線の根本的な改善が目指せます。

そのため、美容医療とセルフケアを同時に行うとゴルゴ線がない期間を長く維持できるでしょう。

ゴルゴ線の状態や予算によって、適応となる美容医療の方法は異なるため、まずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。当クリニックは、患者さまが継続的に施術を受けやすい価格設定にしておりますので、お気軽にご相談ください。

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