フェイスリフトは傷跡が目立つ?腫れなどのダウンタイムの術後経過も紹介

フェイスリフトは、顔のたるみの改善が期待できる美容施術です。リフトアップ効果が高いため、たるみに悩む方におすすめです。しかし、フェイスリフトをすると、傷跡が目立つと聞き、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、切開フェイスリフトによる傷跡について詳しく解説していきます。腫れやダウンタイムの経過も紹介しているので、フェイスリフトの施術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

切開フェイスリフトとは?

切開フェイスリフトは、顔のたるみを効果的に改善する外科的なリフトアップ手術です。手術では皮膚とその下の組織を切開し、たるんだ部分を引き上げて再縫合します。これにより、しっかりとしたフェイスラインが戻り、長期間にわたり若々しい印象を保てるでしょう。

切開フェイスリフトは、全体的なリフトアップが可能で、特にたるみが強い方におすすめです。顔の輪郭だけでなく、首のラインも引き締められるため、肌に自然なハリが戻ります。さらに、脂肪吸引や脂肪注入と組み合わせることで、より効果的な結果が得られます。悩みに応じて、部分的なアプローチも可能です。

切開フェイスリフトによる傷跡の経過について

ここでは、切開フェイスリフト施術後の経過を紹介します。クリニックによっては経過の症例写真を公開しているため、そちらも参考にするとよいでしょう。

手術直後

切開フェイスリフトの手術直後は、傷跡がはっきりと見えます。傷口がまだ新しく、開きやすいため、手で触れるのは避けましょう。また、体温が上がることで血流が良くなり傷が開くリスクが高まるため、飲酒やサウナ、激しい運動も控えることが大切です。

手術後の傷口は茶色いテープで保護され、必要に応じて薬が塗布されます。痛みは痛み止めで管理可能です。処方される薬には抗生剤や腫れ止めがあり、これらは食後に服用し、痛みがあるときには追加で痛み止めを使います。

術後1カ月

手術から1カ月が経過すると、傷口の痛みはほぼなくなり、硬縮も緩和されます。しびれの感覚も大幅に改善され、術後の不快感はかなり軽減されるでしょう。この時期になると、顔の見た目も徐々に落ち着いてきます。

アフターケアとして、インディバCET(高周波温熱トリートメント)を週1?2回受けると、回復がスムーズになります。抜糸後も、傷口の赤みや膨らみを防ぐために、クリニックから渡されるテープを継続して使用しましょう。

術後2カ月

手術から2カ月が経過すると、傷跡の赤みはかなり改善され、施術直後に比べて目立たなくなります。この時期には、通常の生活にほぼ戻れるケースがほとんどですが、傷跡の完全な回復にはもう少し時間がかかるでしょう。

傷跡の赤みや盛り上がりは依然として残りますが、自然に改善していきます。傷が気になる場合は、メイクや髪型でカバーするとよいでしょう。まだ完全な回復には至っていないため、無理をせず、引き続きアフターケアをすることが大切です。

術後半年

手術から半年が経過すると、フェイスリフトの傷跡はかなり目立たなくなります。傷跡は徐々に色が落ち着き、周囲の皮膚となじんでいくでしょう。個人差はありますが、傷跡が白くなり、線状に見えることがあります。

この時期、人によっては傷跡を隠さずに過ごすことが可能です。傷跡はほとんど気にならない状態になっており、通常の生活に大きな支障はなくなることがほとんどでしょう。ただし、まだ完全に目立たなくなるには時間がかかるため、引き続きアフターケアが推奨されます。

術後1年

切開フェイスリフトの手術から1年が経過すると、傷跡はほぼ施術前の状態に戻ることが多く見られます。この時点では、傷跡は目立たなくなり、まじまじと見てもほとんど気づかれない状態になることが一般的です。

また、この時期には施術前と同じように生活でき、傷に対して特別なケアや注意を払う必要もほとんどありません。ただし個人差があり、1年が経過する前に傷跡が目立たなくなるケースもあります。

フェイスリフトの傷跡を目立ちにくくするケア方法

ここでは、フェイスリフトの傷跡を目立ちにくくするケア方法を紹介します。適切なケアはダウンタイムも短くできる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。

スキルの高い医師が在籍しているクリニックを選ぶ

フェイスリフトの手術後の傷跡をできるだけ目立たなくするためには、技術力の高い医師による施術が重要です。経験豊富な医師は、より精密な手術を行い、傷跡が目立ちにくくなるよう配慮します。

また、クリニック選びの際は手術の技術だけでなく、アフターケアやサポート体制もチェックしましょう。適切なアフターケアは回復がスムーズになり、傷跡の目立ちにくさがさらに向上します。信頼できる医師とクリニックを選ぶことが、満足のいく結果につながるでしょう。

患部を清潔に保つ

フェイスリフトの手術後は、傷跡のケアを入念にすることが重要です。傷は治癒過程で周囲の皮膚を引っ張り、炎症が起こりやすくなります。そのため、傷口に余計な刺激を与えないよう注意しましょう。清潔に保つことで、傷の回復をスムーズにし、傷跡が目立たなくなる可能性が高まります。

特に、傷口に砂や異物が入ると感染や炎症を引き起こし、治癒が遅れることがあります。傷を清潔に保つためには、不潔な手で傷に触れないようにし、指定された洗浄剤や薬剤を使用して傷口を優しく洗浄することが大切です。

クリニックから処方された薬を必ず服用する

クリニックから処方された薬をきちんと服用することも重要なポイントです。手術後には、痛みや腫れを軽減し、感染を防ぐために抗生物質や抗炎症剤が処方されます。これらの薬は、手術部位の回復をサポートし、傷跡の改善を促進するために不可欠です。

処方された薬を服用することで、炎症を抑え、傷口の感染リスクを減少できます。薬の服用を怠ると、治癒が遅れる可能性があり、結果的に傷跡が目立ちやすくなるでしょう。

また、薬を服用する際には、使用方法や副作用についても十分に理解しておくことが重要です。

クリニックからの指示を守る

フェイスリフトの手術後の傷跡を目立ちにくくするためには、クリニックからの指示を守りましょう。手術後のケアに関する具体的なアドバイスや注意事項を守ることは、傷跡の回復をスムーズにし、最良の結果を得る上で重要といえます。

指示に従わない場合、傷の回復が遅れたり、感染のリスクが高まったりする恐れがあるでしょう。例えば、手術後の特定の時期には顔を強く洗わない、過度な運動を避ける、日焼けを防ぐなどの指示があります。

また、アフターケアの際には、医師からの指示にもとづいて生活習慣や行動を調整することも大切です。

異変を感じた場合はクリニックに相談する

フェイスリフトの手術後には、腫れやむくみ、内出血といった症状が見られます。これらの症状は通常、1?2週間で徐々に改善しますが、施術に伴うリスクも考慮する必要があります。異常を感じたときや、術後の回復に不安を抱いたときは、すぐに医師に相談することが重要です。

自己判断で放置すると、重篤な副作用や予期しない合併症を見逃すかもしれません。例えば、異常な痛み、極端な腫れ、傷口の化膿などがある場合は、早期の対応が求められます。

また、定期的な通院や診察を怠らず医師の指示に従うことで、術後の経過をしっかりとフォローできます。

フェイスリフトは傷跡以外のリスクやデメリットもある

フェイスリフトには、傷跡以外にもデメリットがあります。施術を受ける前にフェイスリフトのリスクについてしっかり理解しておきましょう。

不自然な引きつれ

フェイスリフトの手術後には、皮膚を引き上げることで不自然な引きつれやつっぱり感が生じることがあります。これは、施術により皮膚が引っ張られるためで、特に手術直後に感じることがほとんどです。

しかし、引きつれがあまりにも強い場合は、引き上げすぎが原因である可能性も考えられます。この場合は、担当医師に相談し、必要な調整をすることが大切です。また、表情筋を動かしにくくなることもあり、最初の1?2週間は特に感じやすいでしょう。

左右差

フェイスリフトの手術では、左右対称の美しい仕上がりを目指して細心の注意が払われますが、左右差が生じることがあります。これは、顔の皮膚や組織が左右で微妙に異なるためです。

通常、手術後の腫れやむくみにより左右差が目立つこともありますが、数週間?数カ月で徐々に改善されることがほとんどです。しかし、もしも左右差が気になるほど目立つ場合や長期間改善が見られない場合には、追加の修正手術を検討する必要もあります。

感染症

フェイスリフトの手術では皮膚を切開し縫合するため、傷口に細菌が入り込むと感染症を引き起こす可能性があるでしょう。感染症になると痛みや腫れが増すだけでなく、最悪の場合、皮膚が壊死するリスクもあります。

術後には、化膿を防ぐために抗生剤が処方されます。しかし、傷口をぬらすことや過度に触れることは感染の原因となるため、十分な注意が必要です。医師からの指示に従い、傷口を清潔に保つことが感染症予防には不可欠といえます。

顔面神経麻痺

フェイスリフトの手術は、顔面神経が損傷するリスクがあります。手術で切開する深さによっては、SMAS(筋膜層)のすぐ下に走行する顔面神経に影響を及ぼすでしょう。神経が損傷すると、表情筋の機能に深刻な障害が生じることがあります。

例えば、額に向かって走る神経の枝が損傷されると、前頭筋の動きが失われます。その結果、眉毛が垂れ下がり、まぶたも垂れるでしょう。このような影響は非常にまれですが、発生するリスクを完全に排除することは困難です。

後戻り

フェイスリフトの手術は、たるみやしわを改善するものですが、時間がたつと元の状態に戻り始めることがあります。皮膚の引き上げ効果は長期間持続しますが、加齢とともに再びたるみやしわが現れるのは避けられません。

アンチエイジング手術全般に共通する点ですが、手術は時間の針を巻き戻す役割を果たすものの、針を止めることはできません。手術後、時間とともに老化が進むため、完全に若返りを維持することは難しいといえます。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
フェイスリフトで失敗・後悔する原因は?デメリットが多い?解説します

傷跡が不安な場合は糸リフトもおすすめ!

フェイスリフトによる傷跡が不安な方には、切らずに施術できる糸リフトがおすすめです。糸リフトは、体内に吸収される糸を皮膚に挿入してたるみやしわを内側から引き上げる方法です。当クリニックが提供している糸リフトのメニューは3種類あります。

フェアリフト

24本

99,000円

入れ放題

165,000円

Vリフト

1本

99,000円

ほほ+ほうれい線(2本)

198,000円

テスリフト(TESSリフト)

1本

40,700円

4本

162,800円

6本

231,000円

8本

308,000円

10本

385,000円

※全て税込です。

糸リフトは切開をしないため、腫れや内出血のリスクが少なく、手軽にたるみやしわの改善が可能です。

糸リフトのメリット

糸リフトは、たるみやしわを改善するための効果的な方法であり、以下のようなメリットがあります。

糸リフトは施術直後からリフトアップ効果を実感できます。即効性があるため、すぐに変化を感じたい方におすすめです。たるみやしわの改善だけでなく肌質改善にも効果を発揮し、自然な仕上がりを実現します。

糸リフトのデメリットや注意点

糸リフトには、下記のようなデメリットや注意点があります。

糸リフトは、皮膚を糸で引っ張ることでたるみを改善しますが、切開リフトに比べると効果が穏やかです。

糸リフトは、手軽にリフトアップ効果が得られる一方で、効果の持続性や改善度に限界があります。そのため、事前に十分なカウンセリングを受け、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
糸リフトのデメリットは?将来たるむってホント?治療の疑問を解決!
糸リフトのダウンタイム|腫れや痛みはどのくらい?気をつけることは?

きれいな仕上がりのフェイスリフトや糸リフトを受けるならフェアクリニックへ

フェアクリニックでは、フェイスリフトや糸リフトを受ける際の仕上がりの美しさに特化した施術を提供しています。細部までこだわった技術力と、個々の患者さまに合わせたカスタマイズが特徴です。

フェイスリフトでは、皮膚の表皮と真皮を正確に計測し、精密にデザイン・縫合します。一般的な手術では目立ちやすい傷跡が残ることがありますが、フェアクリニックでは極細の糸を使用し、真皮と表皮を適切に縫合します。その結果、傷跡を目立たせない仕上がりを実現しました。糸リフトにおいても、当クリニックは高度な技術を駆使しています。

まとめ:切開フェイスリフトの傷跡を防ぐにはクリニック選びや術後のケアが大切

切開フェイスリフトは、皮膚を切開したるみを改善する美容施術です。施術直後は傷跡が目立ちますが、1年後にはほとんど目立たなくなるでしょう。しかし、傷跡を残さないためには、適切なケアが必要です。

傷跡を残さずリフトアップしたい方は、糸リフトがおすすめです。当クリニックの糸リフトは3種類あり、患者さまに合った施術をお選びいただけます。美しい仕上がりにするための対策も行っているので、たるみを改善したい方は、ぜひ一度無料カウンセリングでご相談ください。

フェイスリフト (症例No.s50005)
担当医
柴田健了
経過日数
3ヶ月
費用
407,000円~850,000円
副作用・
リスク
  • だるさ・熱感・むくみ・かゆみ・軽い発熱などの全身症状
  • 傷周囲の赤み・盛り上がり・硬さ(体質により長引くことがあります)
  • 内出血・血腫、むくみの遷延
  • 感染(化膿)により痛みや腫れが強くなる、長引く
  • 左右差や、表情の変化を「違和感」と感じること
  • 耳の形・耳たぶの位置などがわずかに変化する可能性
  • ごく稀に、アレルギー反応・ショックなど全身的な合併症
施術前
3ヶ月後

フェイスリフト、動画でチェック

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リフト後の仕上がりをより自然に。
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※フェイスリフトの治療期日は2026年2月末日です
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切らない施術から切開法まで幅広く対象となるため、“全体のバランスを整えたい方” に好評のアフターケアです。

対象メニュー
・切らない目の上のくぼみ取り(挙筋固定法)
・切らない目の上のたるみ取り(挙筋固定法)
・目の上のたるみ取り(切除法)
・切らない眼瞼下垂
・眼瞼下垂手術
・眉下切開
・目の下のたるみ取り(下眼瞼除皺・脂肪除去)
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フェイスリフトの 3ヶ月検診後 ~ その後3ヶ月以内

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改訂料金
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追加適用条件
年末にかけて混雑が予想されます。スムーズなご案内のため、平日のご来院をご検討ください。(任意)

医療監修 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医

柴田医師は形成外科・美容外科の専門医として20年以上にわたり、フェイスリフト、しわ・たるみ改善、二重術、目元治療など幅広い施術に携わってきました。
エビデンスに基づく治療と誠実な提案を大切にし、美容医療を身近で安心できるものにすることを理念としています。

柴田医師の紹介

最終更新:2024/08/30

美容外科医 柴田健了

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