陥没乳頭の手術のイメージ

陥没乳頭

乳頭が内側に引き込まれる状態を、
構造と機能に配慮しながら改善する
形成外科手術です。

陥没乳頭は、乳頭(乳首)が内側へ引き込まれ、指でつまんでも出にくい出しても戻りやすいなどの状態を指します。
見た目だけでなく、汚れがたまりやすい炎症を繰り返す、授乳の不安など、日常の困りごとにつながることがあります。
当院では、陥没の程度(1〜3度)とご希望(授乳の予定・左右差・見た目のバランス)を確認し、乳管や感覚に配慮した術式をご提案します。

陥没乳頭治療前後イメージ
施術時間60分
ダウンタイム腫れ・内出血は1〜2週間程度。 硬さや違和感は約3か月程度かけて徐々に落ち着きます。
麻酔局所麻酔を使用します。
当日施術診察内容や状態により、当日施術が可能です。
入浴・生活制限シャワーは 3日目(消毒後)から 可能。 入浴は抜糸後を目安に医師の指示に従ってください。 飲酒は抜糸まで控えてください。

陥没乳頭手術のポイント

  • 1〜3度の状態に合わせて、手術の設計を変える
  • 乳管・感覚などの機能面に配慮して進める
  • 再陥没リスクも含めて、術式の考え方を丁寧にご説明

形成外科的な設計のイメージ
理由01 陥没の原因と程度を見極め、
術式を設計
陥没乳頭は「引き込まれる強さ」や「戻りやすさ」が人によって異なります。
当院では1〜3度の状態を確認し、必要な処置の範囲を見極めたうえで、無理のない設計をめざします。
機能への配慮のイメージ
理由02 乳管・感覚など、
機能面にも配慮して説明
陥没乳頭は、見た目だけでなく機能面の配慮が大切です。
授乳のご希望がある場合も含めて、診察で状態を確認し、術式の考え方をご説明します。
プライバシー配慮のイメージ
理由03 人に言いづらい悩みも、
プライバシーに配慮して対応
「相談しづらい」「どこまで希望を言っていいか分からない」と感じる方も少なくありません。
当院では不安を置いたまま進めず、気になる点を一つずつ確認しながら進めます。

Level

陥没乳頭は、状態により「指でつまむと出せるが戻る(仮性)」から、「指でつまんでも出せない(真性)」まで幅があります。
どの程度かによって、手術の考え方が変わります。

陥没乳頭のレベル(正常・1度・2度・3度)

Mechanism

乳管の位置と治療前後のイメージ

乳頭は乳管などの構造を含む繊細な部位です。
陥没乳頭では、内側へ引き込む原因(索状物など)が関与することがあり、状態によっては切開を伴う方法が必要です。
当院では、乳管を守ること再び沈み込みにくい支えをつくることを意識して手術を設計します。

  • 仮性:指で出せるが、戻りやすい
  • 真性:指で出せない/出せても維持できない

※乳頭の大きさ(直径・高さ)が主な悩みの場合は、乳頭縮小もご覧ください。

Types

軽度〜中等度:乳管温存法(引き出し+支えをつくる)

乳頭を糸で引き出し、必要に応じて乳管を伸ばす処置を行い、沈み込みにくい支えをつくります。
「授乳も視野に入れたい」方は、診察で状態を確認し、適応を判断します。

乳管温存法(軽度〜中等度)の手術手順イメージ

重度:乳管温存コンプリート法(切開で原因へアプローチ)

重度の場合は、切開を伴う方法で、沈み込みの原因にアプローチします。
乳管を傷めないよう配慮しつつ、沈み込みにくい支えをつくる設計で進めます。

乳管温存コンプリート法(重度)の手術手順イメージ

治療前後のイメージ(図解)

陥没乳頭の治療前後のイメージ

目的は「乳頭を引き出す」だけでなく、
術後に沈み込みにくい状態をめざすことです。
状態により方法は変わるため、診察で適応をご案内します。

Suitable for

ご相談が多いお悩み

  • 指でつまんでも乳頭が出にくい/出しても戻りやすい
  • 汚れがたまりやすく、炎症を繰り返す
  • 授乳への不安がある
  • 左右差が気になっている

別の評価が必要な場合

  • 強い痛み、分泌物、しこりなどがある
  • 皮膚のただれ・感染が疑われる

※症状がある場合は、まず医師が状態を確認します。必要に応じて適切な受診をご案内します。

Flow

来院からの大まかな流れは[はじめての方へ]でもご案内しています。
ここでは陥没乳頭手術の流れをご紹介します。

STEP01
  • カウンセリングのみのご予約も承っています。
STEP02
  • 陥没の程度(1〜3度)と左右差を確認します。
  • 授乳のご希望、見た目の優先度、不安点を伺い、術式の考え方をご説明します。
  • 再陥没リスク、ダウンタイム、費用を確認し、納得できる形で進めます。
STEP03
  • 当日の注意点、術後の過ごし方をご案内します。
STEP04
  • 状態に合わせて、引き出し処置/必要に応じて切開処置を行います。
  • 局所麻酔で進めます。痛みがご不安な方は追加麻酔もご相談ください。
STEP05
  • 体調を確認し、問題がなければ当日中にお帰りいただけます。
STEP06
  • 経過診察・ご相談に対応します。気になる症状があればご連絡ください。

Downtime

陥没乳頭手術は外科手術のため、腫れ・内出血・痛みなどが出る場合があります。
詳細は下記をご確認ください。

施術時間60分
ダウンタイム腫れ・内出血は1〜2週間程度。 硬さや違和感は約3か月程度かけて徐々に落ち着きます。
麻酔局所麻酔を使用します。
当日施術診察内容や状態により、当日施術が可能です。
入浴・生活制限シャワーは 3日目(消毒後)から 可能。 入浴は抜糸後を目安に医師の指示に従ってください。 飲酒は抜糸まで控えてください。

よくある経過の目安

  • 陥没の程度や乳頭の構造には個人差があり、一度の手術で引き出せる程度にも差があります。
    そのため、状態によっては 再手術が必要になる場合 があります。
  • 術後は 1〜2週間程度の固定 を行い、その後も医師の指示に基づく自己管理を 1〜2か月程度 継続します。
  • 傷の周囲は 約3か月程度 硬さや違和感を感じることがありますが、徐々に落ち着いていくことがほとんどです
  • 仕上がりや回復には個人差があります。

副作用・リスク

  • 腫れ・むくみ・内出血・痛み・違和感
  • 傷跡が残る可能性
  • 仕上がりの左右差
  • 陥没の戻り(再発)の可能性
  • 乳頭の感覚が鈍くなる、または変化する可能性
  • 出血・感染・血流障害による壊死
  • ケロイド体質の場合、傷跡が目立つことがあります

当日のポイント・NG

  • 術後 1か月間 は乳頭を強く触らないでください
  • 指示された固定や保護は必ず守ってください
  • 激しい運動・飲酒は 抜糸まで 控えてください
  • うつ伏せ寝や強い圧迫は避けてください

受診の目安(迷ったらご連絡ください)

  • 強い痛みや腫れが続く場合
  • 出血が止まらない、または増えてきた場合
  • 赤み・熱感・痛みが悪化してくる場合
  • 乳頭の色が悪くなる、強い違和感がある場合
  • 陥没の戻りが気になる場合

陥没乳頭(1度〜3度)の状態イメージ
  • 乳頭が内側に引き込まれていて、見た目が気になる
  • 指で出してもすぐ戻ってしまい、落ち着かない
  • 汚れがたまりやすく、におい・炎症が心配
  • 温泉・ジム・パートナーの前で不安になる
  • 授乳への影響があるのか分からず、相談しづらい
〜 フェアクリニックなら 〜
治療の選択肢を説明するイメージ
まずは相談からで大丈夫 必要性と方法を一緒に確認します
「これって治療が必要?」「どの程度から手術?」など、迷っている段階からご相談いただけます。
当院では、陥没の程度(1〜3度)や左右差を確認し、どこまで改善をめざすかも含めて一緒に考えます。
費用説明のイメージ
費用が不安でも大丈夫 事前に見通しをお伝えします
施術前に総額の目安をご案内し、必要な処置の範囲も含めてご説明します。
その場の勢いで決める必要はありません。納得できる形で進めます。
術後フォローのイメージ
術後が心配でも大丈夫 相談しやすいフォロー体制
腫れ・内出血・違和感など、不安になりやすい時期も、経過診察で確認します。
気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。

Price

期間限定の割引や特別プランは
今月のおすすめ」をご確認ください。

陥没乳頭 中等度
350,000 円(税込)
重度
400,000 円(税込)

※状態(片側/両側、程度、既往)によりご案内が変わる場合があります。診察で確認します。

FAQ

手術中の痛みはどのくらいですか?
局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはできるだけ抑えられるよう配慮しています。 術後は触れると痛い感じが当日〜数日出ることがあります。
再び陥没することはありますか?
状態の強さ(1〜3度)や体質により、再陥没のリスクはゼロではありません。 当院では沈み込みにくい支えをつくる設計を重視し、リスクも含めて術前にご説明します。
授乳に影響はありますか?
授乳のご希望がある場合は、診察で状態を確認し、術式の考え方をご説明します。 状態によってはご提案できる方法が限られる場合があります。
傷あとは目立ちますか?
術式により縫合ラインが残りますが、時間とともに色がなじみ目立ちにくくなることが多いです。 体質により赤みや硬さが長引く場合があります。
感覚に影響はありますか?
一時的に鈍さ・過敏さを感じることがあります。多くは経過とともに落ち着きますが、個人差があります。
乳頭の大きさも気になります。どちらを相談すべきですか?
陥没(引き込み)が主なお悩みの場合は陥没乳頭の手術、 直径や高さなどサイズが主なお悩みの場合は乳頭縮小が選択肢になります。 診察で状態を確認し、適した方法をご案内します。乳頭縮小はこちら

本ページの医療監修
柴田 健了 医師
Dr.Takenori Shibata
医療法人社団 フェア 理事長
日本形成外科学会 認定 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
“ちょうどいい”医療を、誠実に。
患者様の思いを丁寧にくみ取り、必要なことを一緒に考える診療を心がけています。

初めてのご来院は、不安も多いかと思います。
私たちは、医師と協力しながら、患者様一人ひとりに合わせたサポートを大切にしています。
小さなことでも安心してご相談ください。

最終更新:2025/12/24

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本ページの医療監修
柴田 健了 医師
日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
最終更新:2025/12/24
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