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美容整形手術で失敗しない為に、〇〇専門医の資格を持つ先生がおすすめ!
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柴田医師:美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰。
萩原 靖洋:大学卒業後、美容外科・包茎増大クリニックへ入職。25年で約10万人の患者様をカウンセラー・事務長として対応。
週末うめこ:チャンネル登録者2万人以上の美容系YouTuber。
美容整形する際は何を基準に医師を決めればいいの?
萩原:こんにちは、萩原です。
週末うめこ:うめこです。
柴田医師:フェアクリニック院長の柴田です。
萩原:さてうめこさん。日本形成外科学会専門医はご存知でしょうか?
週末うめこ:名前だけ。
萩原:見てる方も、美容外科を探してると見たことがある資格だと思うんですが、柴田先生は京都大学医学部を経て、日本形成外科学会専門医の資格を持って美容外科業界に殴り込んで来ましたよ、という話をしましたけれども、そもそも日本形成外科学会専門医って何なのか?ということをやりたいと思うんですよ。
週末うめこ:確かに私もよく分かってないです。
萩原:一般の患者さんが聞いてこられる中で、どういうところを基準に見ればいいですか?って質問が結構あるんです。私達が言うのは、インターネットサイトとかYouTubeで顔出しをしている先生、名前・経歴出しをしている先生、大学はできればすごくよく知っている大学がいいよね、という話をする中で、最近は形成外科学会の専門医の先生がいいんじゃないですか、って話をするんですね。色んな「専門医」とつく資格はあるんですが、民間的な資格も多い。自分達の集まりで作りましたよ、みたいな感じ。これ言っちゃうと怒られます?先生。
柴田医師:いいんじゃないですかね。
萩原:業界的には嫌な感じになります?
柴田医師:ならないんじゃないですかね。
日本形成外科学会ってそもそも何?
萩原:日本形成外科学会ってそもそも何か?一般社団法人なんですけれども、日本形成外科学会とは何かというと、医師免許を持って日本形成外科学会に4年以上正学会会員として在籍し、学会認定施設で所定の規格研修を受けて必要書類を提出し、形成外科学会専門医試験に合格した者が形成専門医になると。形成外科専門医の特徴としては、容姿への不足・不満や身体の欠損・変形・異常などに対して、機能面だけではなく見た目なども美しく正常に近づけることで、QOL(生活の質)を向上させるスペシャリストとして養成している。いわゆる民間の資格と違うのは、かなり期間も含めて審査基準が厳しいんです。症例数とか提出物も民間の資格と比べて多いんです。
柴田医師:簡単に言うと、6年間形成医学をやって、ちゃんとした指導医の先生に教わりつつ、自分も執刀する。そもそも形成外科って何だっていうところからですかね。体表面のケガも含めて、病気・見た目を治す外科ですよね。それにジャンルが約10個あったのかな。広くちゃんと全て経験して、10個のジャンルで10症例と60症例という記録を提出して、プラステストです。
週末うめこ:筆記試験あるんですよね?
柴田医師:はい。マークシートで。
萩原:形成外科のジャンルって何ですか?
柴田医師:例えば、熱傷、やけどですね、全身火傷とか。顔面骨折。それから唇裂・口蓋裂、それの修正手術。折れ耳、耳とか最表面の形成術。これは、脇の皮膚潰瘍。広い傷がなかなか治らない、というのを塞ぐ手術とか、あとは悪性腫瘍ですね、皮膚ガンを治すとか、褥瘡・床ずれ、寝たきりの方が大きい傷しちゃうとか、糖尿病の足が腐っちゃったとか、あとは美容整形が1個だけありますけど、そういったものを形成外科の病院で患者さんとして来られた方に対して、手術を行ったり治療を行って治すということです。
萩原:クリアして記録したものの提出が必要ってことですね
週末うめこ:ちなみにこの症例は、単に10個並べればいいってわけじゃないですよね。
柴田医師:さっき、民間の資格と区別した方がいいというのは、取った人みんな思ってると思いますよ。結構苦労するんですよ。
萩原:みたいですね。
柴田医師:術中写真と、術後半年の写真が必要なんです。
萩原:経過を追っていくんですか?
柴田医師:そう。ちゃんとここまで結果出しましたっていう写真を載せないといけない。手術中っていうのがミソなんです。撮り忘れるんですよ、手術やるから。親切な指導の先生は写真撮りなって言ってくれるんですけど。あと半年後に来てくれなかったりとかあるんですよ。
萩原:これは誰かジャッジする人がいるんですか?
柴田医師:面接で提出物を見ながら質問されるんですよ。一次試験がマークシートで、二次試験が面接でこれをやる。実際苦労して書いておけば、一次試験の点数がよければほとんど取れます。一次試験の点数聞いてください。
週末うめこ:点数は!?
柴田医師:99点。
日本形成外科学会専門医には誰でもなれるの?
萩原:目指せば誰でもなれるものなんですか?
柴田医師:受験資格は専門医施設に数年所属する・外科系の研修をしているなどの条件を満たせば受けることができます。
週末うめこ:手術のレベルも重要になってきますよね?
柴田医師:やっててよかったんじゃないですかと思います。例えば皮膚ガンの治療で、目の下に皮膚ガンができて、切り取るんです。切り取ったら皮膚がなくなるじゃないですか。こう縫えばいいかといったらそんなもんでもなくて、こう皮膚を切ってぐるりと回すんです。下まぶたがなくなってしまうので、口腔粘膜を切り取って貼ったっていう手術をしてるんですね。
萩原:めちゃめちゃ大掛かりじゃないですか。
週末うめこ:ちょっとフェイスリストも入ってます?
柴田医師:この手術をちゃんとした層でやることを覚えておけば、フェイスリフトの層と一緒だとわかる。自分が、全部1人でやっているわけではないので、ある程度絡んでいたら認められる。言っていいのかな?
萩原:剥奪とかされないですよね!?やってるやってないでお医者さんのスキル全然違う…
週末うめこ:全然違うと思う。
柴田医師:知識は絶対違いますよね。経験値とか。
美容外科クリニックに日本形成外科学会専門医が増えてきている
萩原:結構最近は独立してる先生とか、自分の経歴を載せてる先生で形成外科専門医が多く目にするようになったんですよ。アマソラクリニックの塩崎先生・赤嶺先生もそうですけれども、ああいう世代の先生達で、形成外科専門医が美容業界に増えてきてると思う。
柴田医師:形成外科専門医の資格を持って、美容外科に行った方がいいって流れを作ったの僕ですよ。言い過ぎ?僕の時代ですよ。
萩原:結構一般の患者さんでも、この資格がかなり取るの大変らしい、美容外科にすごく役に立つらしいというのを知ってる人が増えてきてて、あえてそこで選ぶ人達も増えてる。日本形成外科学会の専門サイトだと、資格を持っている先生の一覧が出ているので、そういうので見ましたっていう方も来られます。
柴田医師:あと5年ごとに更新があるので。
萩原:それも提出しなきゃいけないんですよね。こういう手術をしましたっていう。
柴田医師:100例出すんですよ。
日本形成外科学会資格と民間資格との差
萩原:そうすると先生達からすると、美容外科に来る先生達が取ってる民間の資格があるじゃないですか。ケッて感じですか?
柴田医師:ケッて感じです。みんな思ってると思いますよ。
萩原:どう?うめこさん。知る前と後でピンときました?
週末うめこ:実際のやつを見せてもらって、これに比べたら美容外科の手術って軽い手術なんじゃないかなって思いました。
萩原:写真見てたら思いました?
週末うめこ:思いました。
柴田医師:違うものですね。病気だと思って受けるじゃないですか。そこはハードルの高さはまた変わりますよね。
萩原:美容外科の方がハードルは高いですか?
柴田医師:違う意味で、触らなくてもいいものを触ってるみたいなところがあるじゃないですか。病気を治すわけではないので、よりよく絶対しないといけないじゃないですか。そういうところが違うと思う。
萩原:患者さんの心構えが違うかもしれませんね。
柴田医師:形成外科はマイナスからゼロまで、美容外科はゼロからプラスに、という違いで、美容外科だから簡単ということはない。手術時間・手作業としては美容外科の方が短いと思いますけどね。
柴田先生が形成外科専門医目指した理由
萩原:柴田先生が、形成外科専門医を志したのは、すべては美容外科という山を登るためだった。
柴田医師:博士号はいらないと思った。専門医の方がつけると思った。
萩原:実際肩書でフェアクリニックに来る人は多いです。
週末うめこ:そうなんですね。
萩原:柴田先生を見て、という感じで。でも、動画を見て、おとぼけなところがあるじゃないですか。そうすると、安心できそう、ギャップ萌えみたいな。それ狙ってます?
柴田医師:天然だと思ってください。
萩原:勤務実態の証明、本当に病院にいたのかというのを、その組織が証明書を出さなきゃいけなかったり、診療実績の証明、実際にやったかどうかというのをカルテのコピーなりで提出しなきゃいけない。あとは、講習もあるんですね。
柴田医師:あります。これも大変だった。
萩原:学術業績等の証明。
柴田医師:学会発表です。とりあえず学会に行く。講習受講は原則行って出席証明を出して、30個出たとかそういうのがいるんです。それも結構手間が掛かりました。
萩原:受ければ受かるものなんですか?
柴田医師:8割取ったら受かる。
萩原:80%って書いてありました。
週末うめこ:ここを作るまでが大変ですよね。
柴田医師:作るのが1つ大変で、あとちゃんと勉強して6年勤めていたら、高確率で受かるんじゃないですか。
萩原:6年そういう分野で勤め続ける必要がある訳じゃないですか。そりゃ習得するでしょ、っていう感じですか。
柴田医師:テスト勉強は必要だと思います。ちゃんと勉強しましたよ。社会人になってあんなに勉強したの、これとワインエキスパートですよ。言いたかった。
萩原:ワインエキスパートなんですよ。
週末うめこ:肩書にワインエキスパートって書いておいたらいいんじゃないですか。結構色んなクリニックで、若返りエキスパートとか書いてる人いるから。
萩原:若返りエキスパートって何?
週末うめこ:インスタの広告とかで、若返りエキスパートとかいるんですよ、ドクターでも。
萩原:明日から僕らも名乗っていいのかな。
週末うめこ:私が医者だったら、書いて欲しくないなって思う。かっこよくないんだけど、何でもありじゃんそんなのみたいな。
萩原:嫌だな、今「若返りエキスパート」って書いちゃった先生に見られたくないな。悪口ですから。
柴田医師:かなりこき下ろしましたよ。ワインエキスパートの方が絶対いいでしょ。
まとめ
萩原:日本形成外科学会専門医、を見て話を聞いてみるのも1つの選び方かもしれないですね。
週末うめこ:患者さん側で医師を選ぶ基準で結構発信してる人はしてるじゃないですか。そういうの見られちゃうんですね。
萩原:資格も経歴も大事だと思うのと、資格を調べ始める人達が増えてますということですね。途中、悪口みたいになってすみませんでした。
週末うめこ:すみません。分院を考えるなら、形成外科専門医の先生と一緒にやりたいですか?
柴田医師:上手だったらいいんですよ。Facebookで美容外科医は形成外科をやるべきかどうか論争がちょっとあったんです。とある先生が、「形成外科やってないとダメだよね」みたいなことを言ったら、そうでもないだろみたいな論争があって、僕は傍観してたんですよ。その時に思ったのは、俳優さんで劇団でやっている人って、演技力を信頼できそうじゃないですか。ジャニーズのキムタクとか、劇団とか入ってなさそうだけど主演張って、ちゃんとされてるじゃないですか。どの経路で来てもいい俳優さんになれるけど、劇団出身の方がしっかりしてそうな印象なのと同じじゃないかなと思うんです。
萩原:なるほど。形成外科専門医を持っていても、美容外科として上手じゃないとか、商売としてうまくいってない先生もいるでしょうから。
柴田医師:とある先生が、「下眼瞼をわかってる」と言ってて、二重の埋没したら全部糸ついてたことがあるんですよ。全部治したことがあるんです。
萩原:近しい先生じゃないですかそれ。大体分かるじゃないですか。という訳で、みなさんもこれを参考に。
柴田医師:信頼感になるんじゃないですか。
萩原:選んでいただければと思います。ありがとうございました。
先生・週末うめこ:ありがとうございました。