院長ブログ
お子様もわきが多汗症治療をお受けいただけます!
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- 2020/08/20
- カテゴリー: 治療について
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12〜18歳のお子様をお持ちの親御さんから、思春期のお子様のわきが多汗症についてご相談をいただきます。
ご自身もわきが多汗症でお子様に症状が遺伝したことを悩み、「自分も悩んだ思春期のわきが多汗症で、子どもを苦しめたくない」というケースが多いです。
親御さん自身も過去に手術法でお受けになっていることもありますが、手術法は術後のダウンタイムが大変だったため、もっと楽な方法でお子さんに受けさせたいというご相談をいただきます。
注射のみで行う「ボトックス注射法」、超音波を照射するアタッチメントをあてるだけの「ビューホット照射法」をおすすめしています。
どちらも共通するのは、においや汗の原因となる汗腺(かんせん)の活発な働きを弱める、ストップさせることを目的にしています。
ボトックス注射法の効果は6〜8ヶ月が目安で、症状に合わせて注射の濃度を調整することでより効果を高めることがあります。
ビューホット照射法はアタッチメントをわきにあて、超音波を照射することで汗腺の動きストップさせます。
汗腺は再発することはないため効果は永続的ですが、症状が強く汗腺の数が著しく多い方(体格のよい男性などに多い)や思春期の成長過程であとから汗腺が増える方などは、将来的に再度照射することでより症状を抑えることが可能です。
これらの方法はダウンタイムがほぼないため、体育や部活動があるお子様も安心してお受けいただけます。
思春期に周囲の友人からにおいや汗じみを指摘されると深く悩み、人に近づけない、コミュニケーションを取ることを拒否するようになる、など新たな悩みを生むことがあります。
深い心の傷となる前にわきが多汗症を治してあげたい、できる限りダウンタイムはない方法がよい、とお考えの保護者の方へぜひご検討いただきたい治療法です。
無理に治療をおすすめすることはございませんので、まずは親子で受けられる診察カウンセリングにいらしてください。
お悩みを伺い、よい治療法をていねいにご説明いたします。