院長ブログ

【医師が解説】フェイスリフトで患者のいきすぎた希望はどこまで実現できる?

フェイスリフト手術で患者様の希望をどこまで実現できる?

柴田医師:こんにちは。フェアクリニック院長の柴田です。

くらぬき:秘書のくらぬきです。

てんP:天の声のプロデューサーてんPでーす!今回は、いわゆるフェイスリフト手術、たるみ取り、ですね。患者さんが求めるリフト効果にどれだけ応えられるのか?やりすぎた場合のリスクはあるのか?ということを柴田先生に伺いたいと思います。まず、後ろに何だか絵がずっと貼ってありますけれども、くらちゃんこれは?

くらぬき:猫娘。

てんP:右側は?

くらぬき:目玉のおやじ。

てんP:はい。これはあの版権の関係で、目にモザイクが入った感じになってますけれども、先生あの、いわゆる引っ張れるだけ引っ張って下さいっていう人たちの中に、猫娘って表現使う方がいらっしゃって、とにかくつり目になってでもいいから上げたいと。そうすると5〜7年持つところが、10年15年持つんじゃないかと仰るんですね。実際どうなんでしょう?こめかみから耳の前からぶわー上に引っ張ったとして、こういう感じでつり目になりました。

つり目になるくらい上げれば10~15年持つのではないか?とおっしゃる患者様がいる

柴田医師:つり目になるんですか?靭帯あるからはがれないんじゃないの?

くらぬき:上がってる人います。いくらでも上げてくれって言って、じゃあ猫目になってもつり目になってもいいんだねって言って、すごくあがってました。

柴田医師:すごいね。どうやって上げるんですか?その辺切ってる…

くらぬき:こめかみ切ってましたよ。

柴田医師:あーこめかみを切る。戻るんじゃない?

くらぬき:多少戻りはあると思いますけどね。

柴田医師:戻るんじゃないの?

カウンセラー目線やりすぎな治療をどう思う?

てんP:カウンセラーから見てて、不自然だなと思う?

くらぬき不自然ですよね。すごいもう人相変わりましたからね。同じ人じゃなかったですよ。

柴田医師:あーそうなんだ。今でもここのリフトでそんなに上げなくない?ブロウリフトっていうのが流行りはじめて、確率されてきたんで。

てんP:猫目みたいになってもいいからっていうのは、ほんとに全体的にたるみが上がりそうじゃないですか。患者さんがよく手の平をこの辺に置いてぐっと上に上げるのと一緒で。実際はじゃあここまでつっぱるような感じはない?

柴田医師:実際はここまではならない。

てんP:たるみでそれって叶いますか?先生。

柴田医師:こうやったら上がるんだ、っていうのはちょっとね、ありますね。

てんP:見つけた感じがあるんですか。それって、SMASをより多く上げるとか何かありますか?

柴田医師:SMASは…上げます。そうです。

てんP:例えば、上げる位置を多くするとか?

柴田医師:大したことないコツなんですけれども、皮膚をいっぱい切るっていう。もうちょっと切ろうかな、みたいな、ことですね。

てんP:でもそれ切ったからといって、特に何かこうそれこそ顔が、ヒラメ顔みたいになったりとかそういういうことはない?

柴田医師:一応なる手前かなーと思ってるんですけどね。ちょっと上げ気味にしてます。

てんP:くらちゃん、患者さんの満足度としたら…さりげない感じなのか、しっかり上がってるっていう方がいいのか、どうだろう。

くらぬき:フェイスリフトを選択する時点で、ある程度上げて欲しいという希望の方が多いですよね。さりげなく上げたいんだったら、やっぱり溶ける糸とかウルセラを選ばれるので、フェイスリフトを選択してる時点でしっかり上げて下さいっていうリクエストの方が多いと思います。

てんP:なるほど。それは非常にストーンと落ちました。どうせ切るわけだからね。で、先生そのリフトする調整っていうのは、さっき仰った皮膚をとる幅をちょっと多めにしてみる?

柴田医師:うん、皮膚だけでやろうとするのは、あんまり上がんないっていう…最初に習ったというか。

皮膚をとる幅で調整することで特に手術直後~抜糸に効果がよく出る

てんP:はい。

柴田医師:皮膚で調整するもんじゃないと思うんですよね。

てんP:実際先生それ、こうやってみようと思ってやってみて、患者さんの結果見てると、上がってるわって思われますか。

柴田医師:そうですね。特に手術直後から抜糸ぐらい、まぁ上がってるなーと思うんですけれどね。

てんP:バッカルファットの話じゃないですけれども、直後に鏡見たり、取れたものを見てみて、「あ、こんななんだ」ってやっぱり感動は欲しいかもしれないですね。患者さん側からしたらそうかもしれないね。

柴田医師:効果分かった方がいいかなーと思いますね。

フェイスリフトで最大限引き上げた時のリスクは?

てんP:はい。先生それをじゃあ引き上げますっていって、いっぱいいっぱいまで引き上げた時のフェイスリフトのリスクって何でしょう。

柴田医師:リスクというか、結局戻ると思うんですよ、無理したら。傷は、太く治って下がるだけだと思う。下まぶたのたるみ取りで取り過ぎるたら上がるのではなくて赤目になるのと同じで、元戻ってくる。だから、術後の変化を楽しんで下さいみたいなニュアンスが強いです。

術後の変化は楽しめるが、傷が太って下がるので戻ってしまう

てんP:でも結構ギリギリの境目なんですね。直後も分かるけれども。

柴田医師:あとは耳たぶがちょっと変形するかもしれない。

てんP:なるほど。切れ目がなくなってくっついちゃって、引っ張られる感じあるじゃないですか。

柴田医師:そうなりがちかなーと思います。

てんP:あとはヒラメ顔?

柴田医師:うん、ですね。

患者様にどこまで求めるか確認する?

てんP:求める患者さん、くらちゃんがさっきどうせ切るんだから求めてる人が多いと思いますって言いましたけれども、実際に患者さんにどこまで求めますか、っていうの聞きますか?どれぐらい上げたらいいですか?

柴田医師:上がりますかっていうのをこれぐらいですっていう、そうですね。

てんP:なるほど。それって患者さんによってバラつきあります?

柴田医師:あーそれはあるよね。

てんP:あー手でね。必ずいますよね。手で上げたようにはなりませんよっていう。

柴田医師:グッと上げたいという人いますよね。

フェイスリフトの基本的なリスクは傷!?

てんP:傷が太くなるっていうのも実際分かるんですよね。取りすぎて、皮膚は下に下がろうと戻ろうとするわけで、そうすると結んでいる皮膚と皮膚が離れようとして、傷が大きくなる。

柴田医師:そうなんですよ。フェイスリフトって傷が基本リスク、前も言ったかもしれないですけど、自然にピタッと合わせるのが一番傷きれいになる。ニューって引っかかると、絶対目立つんです。それを今ちょっとグッと気味にやってるんです。

てんP:なるほど。取る幅、皮膚を切除している幅、皮膚を切除しているシーンの動画がこちらです。どうぞ。
(※詳しくは記事上部の動画からご確認下さい 該当箇所:7:00~)

まとめ

てんP:まとめとして、先生、これ何か言っておきたいことってありますか?

柴田医師:そうですね。だからまぁ、さっき言った傷の目立ち方は、影響があると思います。ギリギリで結局決めないといけないんですけども、無理すると傷の幅が広がります。

 

てんP:猫娘みたいな顔までは引っ張れないけれども限界までは引っ張るリクエストには応えます。その代わり傷は太くなるんで。

柴田医師:傷が太くなるのと、やっぱり耳たぶの引きつれはあるんじゃないですかね。

てんP:くらちゃん、患者さんは「そこまででも良いからやってください」と言っても実際になったら怒るんだろうね。

柴田医師:耳たぶがってなったら多分言われると思いますね。

てんP:言われますよね。あれ結構治すの難しいですか?

柴田医師:うん。どうやって治すんだろうって考えますね。出来なくもないけどなー…。

てんPまとめです。あなたの願い叶えたろ、は。叶うは叶う?でも、無茶な要望だと必ずリスクを伴う?

柴田医師:そうですね。

てんP:そっちの方が気になるかもしれない?

柴田医師:うん、そうですね。

てんP:くらちゃんが、さっきボソボソって言ってたけど、それで病んじゃうかもしれない。

くらぬき:実際に経験があるので、分かります。フェイスリフトじゃないですけど、お肌きれいにしたくて治療したら、かえってニキビ面っぽくなっちゃって、半年から1年ぐらい治んなかったんですよ。

柴田医師:病んでたの?

くらぬき:病んでました。鏡見るのも嫌で、仕事にも手つかなくて。

柴田医師:そんな時代があったのね。

くらぬき:そうですね。

てんP:というわけで、やり過ぎには気をつけましょうと。ただ、出来るだけ患者様の希望には応えるように先生も頑張ってくれると。その代わりリスクはちゃんと話すように、ということでまとめました。はい。ありがとうございました。

柴田医師くらぬき:ありがとうございました。

出演者情報

柴田医師:美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰。

くらぬき:美容クリニックの主任カウンセラー。

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