院長ブログ
【医師が解説】二重手術するなら全国チェーンには要注意!?
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切らない二重整形クイック挙筋法
柴田医師:こんにちは。ドクターの柴田です。
くらぬき:秘書のくらぬきです。
てんP:天の声のプロデューサー、てんPでーす。今回は柴田先生が行うクイック挙筋法の手術動画を先生自ら解説していただきます。先生、フェアクリニック川口になって、めちゃめちゃ二重の埋没法が多くないですか。
柴田医師:めちゃくちゃ多いですね。月にして50~60件ありますかね。
てんP:くらちゃん、私も美容外科業界歴長いですが、こんなに二重を対応することはなかったです。
くらぬき:私もこんなに相談を受けることは初めてです。
てんP:柴田先生、前々職は割と二重が多かった?
柴田医師:そうですね。僕10年で3000件くらいやってます。
てんP:1日1件ペース?
柴田医師:やってると思います。
てんP:先生、今は平均2~3件くらい。5月でちょうど1年になりますけれども、そのほとんどがクイック挙筋法。口コミサイトなんかで経過を載せるサイトがあって、そこにどんどん患者さんが載せてくださっているので、腫れとかも赤裸々に出ているんですよね。それを見て、あえて来られるというのは、やっぱり腫れが少ないのってあるかね?くらちゃん。
くらぬき:柴田先生の施術は腫れにくいと思います。
てんP:もう一つはやっぱり料金でしょうかね。10代の方で親御さんと来られる方もすごい多いですけれども、一番良い埋没法である挙筋法が8万円でやってますから。これ、全国チェーンのクリニックだと20~40万円くらいなんですよね。これもまた糸を替えたり、留める点数を多くしたりして、80万円くらいになったりっていうのもざらに聞くので、料金大事なというふうに思うんですけれども、安いからといってサクサクッといい加減にやっているかというと全くそういうことはなくて、かなり時間かけてやっていますよね。デザインからどういうふうにやっていってるかというのを実際の手術動画を見てもらいながら柴田先生に解説をしていただきたいと思います。
手術動画解説
※以降は実際の動画をみながら解説、詳しくは動画をご確認下さい
てんP:デザインのシーンですけれども、これ今、ブジーという器具をあてて、目を開け閉めしてもらっています。
柴田医師:自然に入るラインを探しています。希望の幅というものが皆さんおありなので、その幅に合った自然なラインというものを常に意識してデザインします。
てんP:座っていただいて、なおかつ治療の直前も横になった状態で本格的にデザインしていく?
柴田医師:実際は起きたときに開けてもらわないと分からないので、そこで確認して見ていただいて線を引くという感じです。
てんP:今、これ実際始まっている映像ですけれども、留め方としての工夫はありますか。
柴田医師:結び方の強さを絶妙なところで留めることです。
てんP:これは今、挙筋に留めているんですね?強く結びすぎても駄目?
柴田医師:駄目ですね。腫れますね。
てんP:緩すぎると外れる?
柴田医師:緩すぎると外れるし、型があまりつかない。
てんP:その感覚つかんだぜ、みたいのってどれぐらいやってそうなりました?
柴田医師:割と最初からなんとなくこうかな?というのはありました。でも、やっぱり最初のころはちょっときつかったとかありましたけどね。
てんP:今、最後目を開けてもらったところで仕上がりというふうになりましたけれども、さっきのデザインを決めているところからするとパチッと開くようになりました。これはやっぱり挙筋法の良さですかね。
柴田医師:そうですね。
クイック挙筋法の手術結果はどうなの?
てんP:くらぬきさん、多くの患者様を見ていて施術の結果はどうですか?
くらぬき:すごくきれいに二重のラインが出ていますし。皆さんかわいくなってます。
クイック挙筋法のデメリットは?
てんP:安全性で言えばどうですか、先生。挙筋で留めると何かデメリットはありますか?
柴田医師:昔言われてたのは、挙筋法は眼瞼下垂を起こす可能性があるというのがあったんですけど、さっき言った絶妙な結び具合を超えて、きつく縛りすぎると、ひょっとしたらなるのかもしれません。なるのかもしれませんけど、僕1回も起こしたことないんです。だから、分からないんですけど起こす先生もいたらしいですね。
眼瞼下垂を起こしやすいといわれていたけれども、絶妙な結び具合であれば眼瞼下垂にはならない
てんP:つまりは、強く結びすぎると眼瞼下垂の可能性は否定できないということですね。
柴田医師:挙筋を引きちぎるんじゃないですかね。
てんP:その筋肉を引きちぎったらストンと下がると?
柴田医師:それはそこが弱くなるんじゃないですか。
てんP:なるほど。やり方はやっぱり違うんですね。そのドクター、そのドクターによって。
柴田医師:違いますね。随所にこのやり方はあの人、この縫い方はあの人っていうのがありますよ。
瞼板法と挙筋法の比較
てんP:やっぱり瞼板で留めるよりも挙筋で留めたほうがパッチリしてラインもきれいになります?
柴田医師:やっぱり目が開きますよね。あと、やっぱり取れにくいと思います。
てんP:やっぱり瞼板法の術後を見るのと、挙筋法の術後を見るのでは挙筋法の術後のほうが圧倒的に癖がついてる?
柴田医師:ついてると思います。瞼板法もメリットあるんですよね、腫れないっていう。
てんP:でも、腫れない=外れるみたいな印象があるんですけど、合っていますか。
柴田医師:外れやすいかな。
くらぬき:でも、原理が分かれば絶対に挙筋のほうがいいですよね。
柴田医師:そうね。やっぱり結び方にコツが要りますからね。そこは誰でもできるかというとそうじゃないんだろうなと思います。
結び方にコツが必要なため、誰でもできることではない事は事実
くらぬき:逆に、誰でも簡単にできないから他のクリニックだと高く取っているというのもありますよね。
柴田医師:うん。そういうのもあると思うし、あと他のクリニックの二重の名前、なんとかコスメティークとか。あんなのって、僕たちこんなにいっぱい糸を何カ所も通せました、頑張ったでしょ?じゃあ高い金ってなりますよね。あんなのなんだろうって思うんですけどね。
カナカナの施術名で「やってる感」を出しているクリニックには疑問を感じる
てんP:金額的な面で二重のトラブルが本当最近多いんですよ。2万9800円で呼んで80万に持っていく。それがカウンセラーへのノルマと課されているところもあって。実際受けちゃう人もいて、結局すぐ外れるわけですよ。そうすると口コミで散々二重のことを悪く書くので、結果、二重が詐欺治療の温床みたいになっているんですよね。
クイック挙筋法で腫れない、外れない工夫
てんP:柴田先生が腫れない工夫、外れない工夫ってどうされていますか?
柴田医師:一番そこで意識しているのは、出血をなるべくさせないことですかね。
てんP:やっぱり、出血しない=腫れにくい?
柴田医師:腫れにくいと思います。せめて、見えてる血管は刺さないですかね。裏側の結膜は血管が走っているのが見えますから、そこは刺さないでおこうかなと思ってやっています。
てんP:でも、それだけでもずいぶんと出血のリスクは減るということ?
柴田医師:そうですね。分かっていることはやらないというだけでも。
てんP:外れない工夫はいかがでしょう?
柴田医師:挙筋法自体が外れにくいという前提はありますけれども、あとは結び目を小さくしっかり作る。
二重手術は留める箇所を増やせば良いって事ではない
てんP:何点留めというのは、結局、糸のリフトと一緒で何本入っているか分からないから営業しやすいんじゃないですか?
柴田医師:何点留めで増やせば高くなるって本当おかしいですよね。僕も思ってるんです。だって、1点で永久に取れないほうが絶対いいじゃないですか。もうちょっと言っちゃうと、下手くそな若手が3点留めるより、僕が1点留めるほうがたぶん取れないんですよ。でも、僕のほうが高くならないじゃないですか。そこの矛盾は前から思ってるんです。
てんP:若手のお医者さんが3点留めて余計に高く取れるのはどうしてかというと、テレビCMの安心感だったり、ブランディングのうまさなんだろうなと思います。やっぱり、日本人ってCMや広告料の多さに弱いんだろうなと思うんですよね。
柴田医師:そうですね。
てんP:だから、それと同じで二重の治療もテレビCM、雑誌、広告に出ているとうまいんだって刷り込まれる。
くらぬき:安心はするんじゃないですか。やっぱり、それだけ大々的に出しているってことは下手なことしないだろうっていう。
てんP:結構話が脱線をしましたけれども、いろいろ面白い話聞けました、くらちゃん。
くらぬき:はい。
まとめ
てんP:1つは横文字の長い治療法に惑わされないこと。挙筋法は外れにくい。きちんと患者さんの要望を聞いてデザインをして、最初に決めたデザインにだいたい落ち着くわけですよね。
柴田医師:デザインの通りに落ち着きます。
てんP:くらちゃん、10代とか20代前半の患者さんで受けた方たくさんいますが、心配されている親御さんもいらっしゃって、YouTube結構見てらっしゃるようなので、秘書として一言。
くらぬき:10代、20代の方だとアイプチとかで日頃からすごくまぶたに負担をかけているので、逆に20代前半でもまぶたがすでに色素沈着を起こしていたりとか、たるみが出てきている方も結構多くいらっしゃるので、そうなるぐらいだったら早めに埋没法をしたほうが目にも優しいですし、アイメイクの時短にもなるのですごくお勧めです。
てんP:保護者の方にも先生がかなり詳しくお話しますし、無理に勧めることは一切ないですね。なので、若い方もますます来ていただければうれしいです。今回はクイック挙筋法の動画を見ながら柴田先生に解決をしてもらったのと、大手の美容外科の二重の横文字の長い名前には気をつけろ!と、アイプチでかぶれたり、たるんだりしないように気をつけましょうという話をしました。ありがとうございました。
先生・くらぬき:ありがとうございました。
出演者情報
柴田医師:美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰。
くらぬき:美容クリニックの主任カウンセラー。