オージーカーブを意識した、立体感のある自然なリフトアップへ
このたび当院では、新たな糸リフトメニューとしてDooth threadを導入いたしました。
糸リフトは、皮下に医療用の糸を挿入し、フェイスラインや頬まわりのもたつきを引き上げることで、よりすっきりとした印象を目指す治療です。切開を伴うフェイスリフトとは異なり、比較的ダウンタイムを抑えながら、自然な変化を求める方に選ばれている施術のひとつです。一般に糸リフトは、外科的フェイスリフトのような大きな変化というより、ナチュラルな若返りや輪郭の調整に向いた治療とされています。
さっそく当院スタッフが施術を受けてくれています。こちらは施術前と施術翌日の写真になります。速報ということになります。Dooth threadを左右5本ずつ、合計10本入れています。
斜めからの写真も供覧します。
その前の段階、施術前と右側だけ施術した直後の写真もご覧ください。右頬にオージーカーブ(後で詳述)がキレイにできています。
こちらは右側のみ施術(Dooth thread5本使用)した後の右頬の変化の写真です。
右頬が引き上がり、頬の高さも出たのがお分かりいただけるかと思います。
速報段階なので、写真は翌日のものまでとなりますが、経過は追ってまたご報告します。
さしあたり、腫れもほとんどなく、ダウンタイムも少なめです。
もし受けた実感や感想をお聞きになりたい方はクリニックでスタッフに聞いていただくこともできます。
なぜDooth threadなのか?
私自身、約20年にわたり糸リフト治療を続けてきました。さらに、切開式フェイスリフトやヒアルロン酸によるリフト治療など、顔貌改善のためのさまざまな技術を診療に取り入れてきています。そのため当院では、はじめから一つの治療法に限定するのではなく、その方の骨格、たるみの質、皮下組織の状態、ご希望の変化量に応じて、どの方法が最も自然で美しい仕上がりにつながるかを見極めることを大切にしています。
そのような視点で多くのリフト治療を見てきた中で、今回Dooth threadに注目した最大の理由は、単に「引き上げる力」だけではありません。
当院が特に魅力を感じたのは、頬の丸みから口元、フェイスラインへとつながる若々しい曲線、いわゆるオージーカーブをデザインしやすい点です。
糸リフトというと、「どれだけ上がるか」が注目されがちです。もちろん牽引力は重要ですが、実際の仕上がりを大きく左右するのは、単純な引き上げ量だけではありません。顔が若々しく美しく見えるためには、平面的に皮膚を引っ張るのではなく、中顔面の立体感を意識しながら、頬からフェイスラインにかけての流れをなめらかに整えることが重要です。当院では、糸リフトを単なる“たるみ治療”としてではなく、輪郭の印象そのものを整える治療として考えています。
オージーカーブとは?
オージーカーブとは、頬の自然な高さから口元、下顔面へと続くS字状のやわらかな輪郭ラインのことです。このラインが保たれている顔貌は、平坦に見えにくく、立体感、若々しさ、上品さを印象づけます。反対に、たるみが進行すると頬のトップ位置が下がり、口元からフェイスラインにかけて重たさが出やすくなります。だからこそ、単に上げるだけではなく、どのような曲線を作るかが非常に重要になるのです。
Dooth threadの特徴は、自然なリフトアップを支える独自構造にあります
Dooth threadは、PDO素材を用いた糸リフトで、T字型コグ、Dual Thread構造、そして360°一体コグ構造といった独自の設計が特徴です。従来の鋭いコグは組織を引き寄せやすい一方で、圧が集中しやすく、牽引時の凹凸や不自然さにつながることがあるのに対し、Dooth threadではT字型コグによって圧を分散しながらリフティング力を維持する考え方です。また、異なる方向・形状のコグを1本の糸に組み合わせることで、引き上げと固定の両立を目指した構造となっており、全体にコグが分布する360°一体コグによって、優れた牽引力と固定力が期待される設計です。
図:Dooth threadのT字型コグ、Dual Thread、360°一体コグ構造の概念図
Dooth threadの特徴は、T字コグと360°一体コグという構造にあります。これにより、糸全体で組織を捉えやすく、力を一点に集中させすぎずに牽引力と固定力を出しやすい設計になっています。さらに、特許取得のT字バーブ構造によって、安定した固定と自然な仕上がりの両立を目指しやすい点も、この糸の大きな魅力だと考えています。
私としては、こうした構造上の工夫が、単に強く引き上げるためだけではなく、頬の丸みからフェイスラインへつながるオージーカーブを意識した自然な輪郭形成と相性がよいと考えています。つまりDooth threadは、単に組織を持ち上げるためだけの糸ではなく、“上げること”と“美しく見せること”を両立しやすい糸リフトとして導入価値が高いと判断しました。
もちろん、どの糸リフトにも適応があります。すべての方に同じ方法が最適というわけではありません。たるみの程度が大きい方には切開式フェイスリフトのほうが適している場合がありますし、ボリュームロスが主因であればヒアルロン酸によるリフト設計が有効なこともあります。だからこそ当院では、糸ありきで治療を決めるのではなく、その方にとって最も理にかなった方法を選ぶことを大切にしています。そのうえで、自然なリフトアップと立体的な輪郭形成を両立したい方に、Dooth threadは非常に有力な選択肢になり得ると考えています。
また、糸リフトは比較的低侵襲な治療で、ダウンタイムは少なめの施術ですが、施術後には腫れ、赤み、痛み、内出血、つっぱり感などが生じることがあり、仕上がりや持続期間には個人差があります。一般的な糸リフトの持続は1〜2年程度が目安とされますが、使用する糸の種類、本数、挿入デザイン、組織の状態、生活習慣などによって経過は異なります。Dooth threadを用いた施術についても、診察のうえで適応を慎重に判断し、無理のないデザインをご提案していきます。
当院が目指しているのは、ただ“上がった感じ”を作ることではありません。
頬の位置、口元のもたつき、フェイスラインの重さを全体として捉え、その方本来の骨格や表情になじむ、自然で洗練された若々しさを引き出すことです。Dooth threadは、そのための新しい選択肢のひとつとして、非常に可能性のある糸だと考えています。
こんな方におすすめです
- フェイスラインのたるみが気になる方
- 頬の位置が下がって見える方
- 口横のもたつきが気になる方
- 平面的ではなく、立体感のある若返りを目指したい方
- 切開は避けたいが、自然な引き上がりはほしい方
- 単に上げるだけでなく、輪郭の美しさまで重視したい方
当院では、20年にわたり培ってきた糸リフトの経験に加え、切開式フェイスリフトやヒアルロン酸リフトを含めた総合的な視点から、最適な治療をご提案しています。Dooth threadについても、お顔立ちやご希望に合わせて、オージーカーブを意識した自然なデザインをご提案いたします。
ご興味のある方は、まずはカウンセリングにて現在のお悩みや理想の印象をお聞かせください。適応の有無、必要な本数、ダウンタイム、注意点まで含めて丁寧にご説明いたします。