切らない眼瞼下垂

「眼瞼下垂」というワードが一般的に知られるようになって久しくなりました。

瞼が下がっている、という状態を眼瞼下垂と呼びますが、よく言われる症状としては、「目が開けにくい」とか、「眠たそうに見える」などと言ったことになりますが、実際は「目を開けるときに眉毛を上げないといけないのでおでこにシワができる」とか「二重のラインが浅くなった」とか「目の上に窪みが出来るようになった」というのも、眼瞼下垂の症状と言えます。

これらは主に後天性眼瞼下垂によると言えるもので、加齢により元々薄い眼瞼挙筋の腱膜が伸びてしまうことが根本的な問題です。ですので、伸びた腱膜を縫縮めるというのが必要な処置となります。

元来、眼瞼下垂の手術とはまつ毛の近くの皮膚を切開する手術がメインでした。皮膚を切開して挙筋腱膜を見つけ、それを縫い縮めます。直視下に腱膜を同定できるので確実さはあるのですが、ダウンタイムの長さやそもそも皮膚にメスを入れることへの抵抗感などの問題があります。

そこで、切らない眼瞼下垂手術と言うものが始められ、改良されて現在に至ります。以前の切らない眼瞼下垂手術は後戻りも多かったようですが、当院で行っている切らない眼瞼下垂手術は後戻りはかなり少なくなっています。先天性眼瞼下垂の方は原則適応としておらず、この数年症状が悪化してきたと言う方を適応としており、効果は上々です。

症例①

ご自身の症状としては瞼が弛んできたと言う感覚でした。診察すると眼瞼下垂と診断できましたので、切らない眼瞼下垂のオペを行いました。目の開きが良くなり、目の上の窪みも改善し、眉毛の位置も左右揃いました。

症例②

見た目が眠たそうに見えるとのことで来院されました。二重幅が浅くかつ広くなって、目の上にくぼみもあります。典型的な後天性眼瞼下垂の症状で、切らない眼瞼下垂オペを行いました。写真にありますように、この治療は直後に効果が現れます。

そして、手術から半年後の写真です。顔全体の印象としても眠たそうな見た目から元気な印象というか若返った印象になりました。

このように見ていただくと、切らない眼瞼下垂でも症状はしっかり改善します。加えて、二重のラインもきれいに整います。切開式の眼瞼下垂手術はダウンタイムが長くて困る、切るのが怖い、そして二重の線もきれいに整えたいというご希望の方はぜひ切らない眼瞼下垂手術をご検討ください。

切らない眼瞼下垂の治療費

眼瞼下垂 非切開法
片目 178,200 円(税込)
両目 297,000 円(税込)
切開法
片目 231,000 円(税込)
両目 385,000 円(税込)

著者 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医

フェイスリフトを中心に、たるみ・しわ改善、二重術や目元の若返り治療など幅広いエイジングケアを専門としています。
日々の診療を通じて感じたことや、美容医療の現場での気づき、ときにはプライベートなことまで、ここで自由に綴っていきます。
より確実な提案を通じて、美容医療をもっと身近に、もっと安心できるものに──その思いを込めて発信しています。

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