著者 美容外科医 柴田健了 医療法人社団 フェア 理事長/日本形成外科学会 認定 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
フェイスリフトを中心に、たるみ・しわ改善、二重術や目元の若返り治療など幅広いエイジングケアを専門としています。
日々の診療を通じて感じたことや、美容医療の現場での気づき、ときにはプライベートなことまで、ここで自由に綴っていきます。
より確実な提案を通じて、美容医療をもっと身近に、もっと安心できるものに──その思いを込めて発信しています。
:こんにちは、ドクターの柴田です。
くらぬき:秘書のくらぬきです。
てんP:てんPでーす。上まぶたの脂肪除去、通称脱脂ですが、ずいぶん脱脂という言葉も市民権を得ましたよね?
柴田医師:そうですね!
てんP:昔は患者様に脱脂という言葉を使っても??という顔をされていたんですけれども、今はクリニックがサイトで脱脂法というふうに説明したり、患者様もインスタで「脱脂受けてきた!」と書いていらっしゃいますよね。くらちゃん!二重と一緒に脱脂をされる方は割合的にどう?
くらぬき:非常に多いです!フェアクリニック川口は脱脂が9万円と非常にリーズナブルなので、合わせて受けられる方がとても多くいらっしゃいます。あとは今は眉下切開と合わせて脱脂を受けられる方もとても多くいます!
てんP:今回は上まぶた脱脂の治療について柴田先生自身が行う手術動画と写真を見ながら先生に解説していただこうと思います。まず治療前のお写真ですけれども、画面に出て皆さんも見てもらっている状態です。
:では解説をここからお願いします。では手術動画を見ていきましょう!先生、結構小さい穴しか開けないですよね? 柴田医師:そうですね!埋没法で糸を通すための針穴から取るようにしています。 てんP:ちょっとずつちょっとずつ切開されて、割りと深いところにある? 柴田医師:そうですね!意外と深いという場所にあります! てんP:出てきました!このうにのような感じが脂肪ですね? 柴田医師:これが眼窩脂肪。 くらぬき:これってなんで脂肪に麻酔するんですか? 柴田医師:この脂肪は結構奥まであるので、これを引っ張った時に目の奥が痛い事があるんですよ。なので一旦それを見つけてから奥にも麻酔がいくように麻酔を打ちます。 てんP:だから脂肪に麻酔するんですね。これって量を取れば取っただけスッキリしますか? 柴田医師:取り過ぎると予定のラインより上にラインが出ると言われているので、あとはこのやり方で取る時は限界があるんですよ。これ以上でないというのもあるんですよ。だからそれでやめてます。 てんP:これは結構取りましたが、留めて切って、止血もたまにして? 柴田医師:止血は必ずしています!それは目の奥の脂肪の中でもし出血が起きた場合、失明の可能性があるというのがあって丁寧に留めています。 てんP:脂肪そのものを取っている時間としては今、どんなもんでしょう? 柴田医師:いっぺん脂肪が見つかればものの5分くらいで取れてしまいます。 てんP:その金脈に当たるまでが結構大変ですか? 柴田医師:簡単な時と簡単じゃない時がある。これはもう個人差です、その方の。 てんP:これで脂肪を穴の中に戻しました。そして穴が小さくキュッと縮まりましたけれども、これは糸で縫う必要はないんですね? 柴田医師:ここは糸で縫わなくても大丈夫ですね。
:今動画が終わりましたけれども、僕の印象としては結構ガッツリ取るなぁ!なんですよ。今皆さんには上まぶたから脂肪を出している時の写真を画面に出してもらっているんですけれども、ちょっと私たちも見ましょうか。
てんP:まぶたからニュッと出てますけれども、結構出てるなぁと。私の知ってるドクターで申し訳程度の脂肪しか取らない人がいて、よく患者様から重たい感じが変わってないんだけどって言われ、満足度の低いドクターがいたんですね。やっぱり(脂肪除去は)面倒くさいもんですか?
柴田医師:どうなんでしょうね!分からないんですけど…そこにあるのになんで取らないんだよみたいな…
くらぬき:私も初めて二重留めるところから脂肪が取れるって知りました!他の先生だと別の場所から切れ込み入れて取ってたりもしますよね?一緒に取れるんだったらすごくいいなって。傷が別にできないじゃないですか。
他の先生は別の所から脂肪を取るが、柴田先生は1箇所から取るので傷がすくなくて済む
柴田医師:実は誰にも教わってないんですよ…。ただそういう方法があるらしいと聞いたので1回やってみようと思って、適用のある方に自分なりのやり方で取ったら取れるようになったので、それからずっと二重の縫う場所から取るという方法をしています。 くらぬき:患者さんからしたら絶対に別に傷が出来るよりも二重を留めるところで一緒に取ってもらえた方がいいと思います。 柴田医師:そうですよね!でも実は知らなかった…。それはその方が取りやすいですよね。 てんP:でも患者様からしたら1個の穴で済んだ方がいいから、そこでやっていただきたいです! くらぬき:なのでそこもセールストークとしては使ってます。同じ穴から取れるんですよ!って。 柴田医師:本当に知らなかった。
:先生、腫れはどうですか?埋没法の二重と一緒にやる方が多いから腫れは変わらないですか? 柴田医師:少し1週間くらいちょっとむくんで見えますけど、何もしないよりは。でもパンパンに腫れたりはしていないと思います。 てんP:確かにくらちゃん、柴田先生が二重の手術をしてパンパンに腫れる方は見た事ないですよね? くらぬき:ないですね!二重だけでも全然腫れは出ないですし、脱脂してもそこまで腫れた方は見た事がないです!
:埋没法の二重は受けずに脱脂単独でも受けられますか?
柴田医師:受けられますよね!
てんP:意味はある?
柴田医師:この脱脂の意味はラインを付きやすくするという見た目の話もあるんですけど、どっちかと言うと目の開け閉めが軽くなるみたいなことが言われるので、そのためにやるというメリットがあると思います。
:続いて二重の埋没法と脱脂を一緒にやった方の写真を今皆さんにも見て頂いていますけれども、先生、この方の仕上がりはどうですか?
柴田医師:この外側の線が付きにくいのでちょっと抜いておいてラインを作るというそういった症例だと思います。
てんP:今実際に除去した脂肪の写真を画面に出してもらっているんですけれども、先生、この乗っかっている重たい脂肪を除去すると目の上が軽くなってスッキリする。すごい分かりやすい治療ですよね!
柴田医師:そうですね!
:重い脂肪がなくなるメリットは二重のラインがきれいに出る事、糸が外れにくくなる事、目元がスッキリする事という点でしょうか? 柴田医師:そうですね! てんP:脂肪で重たいままで無理矢理埋没法の二重手術を行うと腫れぼったい感じが、くらちゃん、強調されると思わない? くらぬき:最近の若い子が言うハム目に多分まぶたが厚い方がなりやすいですよね。 柴田医師:なりやすいですね。 てんP:今回は動画と写真を見ながら初めて僕、上まぶたの脂肪でこんなに喋りましたけれども、まとめをお願いします!
:まぶたが厚い方でも埋没法で二重を作ろうとする場合にどうしても邪魔になるのは脂肪なので、その時に切開を増やさずに脂肪を抜いて二重を作る事はできますので埋没法と合わせてやるのはちょうどいい方法だと思います。 てんP:くらちゃん!柴田先生の二重と脱脂の組み合わせだったら推しやすい?すすめやすい? くらぬき:すすめやすいですね!傷も別に出来る事もないので、そういう部分でもメリットは大きいと思います! てんP:今回は柴田先生の手術動画を見ながら上まぶたの脱脂について勉強しました!ありがとうございました。 柴田医師・くらぬき:ありがとうございました。
柴田医師:美容整形の女性の悩みについて本音の情報を発信している「Dr.柴田の美容整形予備校」主宰。
くらぬき:美容クリニックの主任カウンセラー。